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第三章:肉便器の恋
出張レイプ⑦
しおりを挟む「次はこっちだ!」
畳の上を両腕で這って進む椿の髪を、待ちかまえていた男がぐいっと引っぱり上げる。
「ちゃんとケツ上げてこいよ。酒こぼしたら承知しないぞ」
「は……はいっ……」
尻を上げながら、進んだ椿は、盃を手に笑う男の顔の前に、尻を突き出す。
そのケツ穴には、酒杯の天狗の鼻が深々と突き刺さっていた。
――無様なケツオナのあと、天狗の面の鼻を尻に入れられた椿はその面に酒を注がれた。
「アッ……! あふっ……!」
腹の奥深くディルドのように潜りこんだ天狗の鼻と、注がれた酒の重みに、腹這いになった椿は緊張する。
「やけどしないように冷・や・にしておいてやったからの。感謝しろよ」
トクッ、トクッ、とギリギリまで注がれる酒。
「いまから酌をして回れ。『ケツマンお酌失礼します』としっかりあいさつするんやぞ。わかったな?」
「おっ、お待たせしましたっ……。ケッ、ケツマンお酌ッ! 失礼いたしますぅっ♡」
天狗の鼻の刺さった酒杯を、男が差し出したおちょこむけてゆっくりとかたむけていく。
杯の端にある注ぎ口からトプトプ落ちていく日本酒。
「おっと……あぶない。もう少しでこぼれるところだったじゃないか!」
おちょこを手にした男が、椿の尻を思いきりひっぱたく。
「うっ! うぐっ……! もっ! 申し訳ありませんッ!」
尻の天狗の中で揺れ動く酒。
「次はこっちや」
隣の男が、椿の胸の下でヨレヨレになったブラジャーを引っぱる。
プルルンッ、と揺れる大ぶりな尻を顔の前で抱え、
「かわいそうに、よく見ると傷だらけやないか。あの変態クラブでたくさん鞭打ちされてるんやろうな」
尻を撫で回してから、
「おー、だいぶタマタマ膨らんどるな。ザーメン、せり上がってきたんやな」
膨らんだタマ袋を、ぐいっとわしづかむ。
「おっ! ほぉっ……!」
「おいおい動くな。酒がこぼれるやろ。ほら――おちょこはここや」
男は、テーブルの端におちょこを置く。
牛の乳しぼりのようにタマをモミモミされながら、四つん這いになり、尻を突き出した椿は、
「ケッ、ケツマンお酌ッ、ですっ♡ おまたせしましたぁっ♡」
ヘラヘラ笑いながら尻をおちょこの上に落とす。
「だいぶケツマン酌もうまくなったのう」
西村は満足げな笑みを浮かべる。
「見てみぃ。ケツに天狗突っ込まれながら、乳首もチンポコもピンコ勃ちや。こんなスケベな芸者はなかなかおらんぞ」
「あっ、あうっ! あはっ♡ あぁっ……!」
チンポに突き刺さった椿の花のあいだから、せりだしたガマン汁が落ちる。
「おいおい酒にスケベ汁が入るやないか」
「天狗が大揺れだ。落とすなよ、おマンコ野郎」
「ぐぅ――ッ……!」
酒杯を持たれ、天狗の鼻をグリグリ入れ直される。
「そのくらいにせい。次は――銀か」
――橘 銀一郎は、周囲の享楽をよそに、ひとり席で静かにタバコを吸っていた。
「早う行け。色男が待っとるぞ」
銀のところまで這っていった椿は、
「し……失礼します……」
下を向きながら、銀に尻を向けた。
「ケ……ケツマンお酌です……」
「ん? なんや。耳まで真っ赤になっとるぞ」
それまでとはちがう椿の様子に首をかしげる男たち。
「……顔を上げろ」
西村が命じる。
目のきわまで真っ赤に染めた椿が、おずおずと顔を上げる。
わななく赤い唇と、ヒクヒクと膨らむ小さな鼻梁。
――乙女のような恥じらいに色めきたった男たちは、
「この子もしかして……」
「銀に惚れとるんか?」
とざわつく。
「ち……ちがいますっ……」
ブンブン首を振る椿に、
「ホンマか?」
「あやしいな」
「おい、銀。ちょっとこのコの前に来てみい」
灰皿でタバコをひねりつぶした銀は、椿の前に立った。
四つん這いで尻を突き出した格好を正面から見られ、椿は「いっ……やっ……」と目をつむる。
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