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あとはおもいっきり愛でるだけです
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セルチェがふと顔を上げると、バハラットの寝顔があった。部屋の中は薄暗い。夜明けまでもう少しというところか。
体の上に重たくのしかかっているのは、彼の腕だ。胸に抱き込むようにされたまま寝入ったので、あちこちが痛む。脚の間のひりつく痛みに、原因がそれだけじゃないことを思い出した。気恥ずかしくなって、バハラットの顎に額を擦り付けた。
ぞり、と硬い物が皮膚を削った。
「いたっ」
「セルチェ? どうしたの」
「バハラット、起こしてごめん。……あなたヒゲがざりざりしてる。ヤスリみたいだよ。ヒゲってこんなに硬いものなの? もしかして、結構、毛深い?」
目を覚ましたバハラットは、手で顎を撫でた。眠そうな目をしている。
「いや、もしかしなくてもそうなんだけど」
「今まで見たことなかったから、新鮮」
「まあ、不潔に思われたくなくて、君に会う前は必ず剃ってたから……」
「ふうん」
では、これはかなり油断した姿というわけだ。セルチェは、自尊心が満たされ、にんまりした。今更、結婚したんだという実感が湧いてくる。
指先で、そのじょりじょりした感触を楽しんでいると、ひょいと掴みあげられ、中指の第二関節に口付けられた。
「疲れてるだろ、もう一度眠った方がいいんじゃないか?」
「うーん……、目が覚めちゃって。あ、うそ、眠い眠い」
太ももの内側を手で撫でられ、慌ててセルチェは首を横に振った。冗談だったのか、バハラットは喉の奥で笑って、また目をつぶる。すぐに寝息が聞こえだした。安心しきった穏やかな寝顔がまた、セルチェの頬を緩ませる。
そのざらついている頬にキスを落として、バハラットの寝息を子守唄に、セルチェもまた目をつぶった。
× × × × ×
「セルチェ、旦那さん迎えに来てるよ」
同僚に声を掛けられ、セルチェは顔を上げた。すっかり実験に没頭していたらしい。研究室の窓の外は、夕焼け空になっている。
「うっかりしてた。こんな時間」
慌てて片付けをはじめた彼女に、同僚の女性はにやにやする。
「しっかし、仲いいよねぇ、お宅。ほとんど毎日お迎えじゃない」
「毎日じゃないよ、近くに用事がある時だけ。時間が合わないこともあるし」
それは主に城で、国外への魔術式の輸出の打ち合わせがあるときなどだ。現在、まだ公表されてないが、城では過去視の術式の輸出が検討されていて、その権利保護や販路の確保などが連日議題に上げられているらしい。その討論には、各方面の有識者が集められているのだが、諸外国との取引経験もあり、魔術への造詣も深く、そもそも過去視の術の開発自体にも携わっていたバハラットも招集されているのだ。
そのバハラットは今、父親から一部の仕事を分けられるようになって、それなりに忙しくしている。家業の他にも、こうして過去の経験と現在の仕事の関係で、いろいろなところに呼び出されては出向いているのだった。
「それじゃあ、お疲れ様! また明日!」
「はいよー。旦那さんによろしくー」
荷物を掴み、セルチェは研究室を飛び出した。五階。いつもなら自動昇降機を使うのだが、乗り場に長蛇の列ができていたので、階段を降りる。ちょうど、みんな帰り始める時間なのだ。
階段を数段降りたところで、首からかけた水晶片が熱を発した。
「はい、セルチェです。バハラット、ごめんね、待たせちゃって。もう少しで……」
「セルチェ、助けて。僕、バハラットとエルマに搾取されてるんだよ」
「……なんだ兄さんか」
「わーがっかりがあからさまだな。とにかく、君の旦那をなんとかしてほしいんだよ。過去視の魔術の、遡行時間の幅を一・五倍にしてくれ、なんてペロッと言うんだ。そしたら、もっと競争力出るから、初動で稼げる金額が増えるとかなんとか。あれの実験にどれだけ時間と手間と魔力がかかると思ってるんだ、あの筋肉だるまは。それにうちの奥さんも乗っかって、無駄なトラブル起こす魔力余ってるんだからやれば? とか言うんだよ。それが議決されちゃったんだ」
エルマが、ソーアンの補佐に入ったのは、二ヶ月前だ。城の弁償の件で、財産をかなり使ってしまったからと、下の子が五歳になったのをきっかけに就職した。はじめは、通常勤務の予定だったのに、ソーアンの押し付け先を探していた人たちに、あれよあれよという間に担ぎ上げられ、今の役職になってしまった。
ソーアンも相変わらずで、日々、なにかしらやらかしている。それでも、彼が関わる時間操作や過去視の術式――結婚式でバハラットがセルチェに仕掛けた、過去の記憶を見せるあれである――は、『魔術史を百年推し進める』と評価されているらしい。
時間操作の術式も、後追いで研究の許可を得て、今ではかなり小さな質量・単純な組成の物体に関しては安定して行使できるように改良を重ねたらしい。植物の生育促進などの限定的対象への応用を検討しているとか。その術式研究で得た利益を、バハラットへの返済の足しにしているようだ。
「うーん、それのどこに問題が?」
「冷たい! あの二人に囲まれてたら、僕、毎日魔力枯渇しておじいちゃんになっちゃうよ」
「だってみんなが得する話だもん、反対する理由ないわ」
「僕は損しかないじゃないっ」
「兄さんはそもそも勘定に入ってないよ。ちょっと壊れた魔術式生産機みたいなアレだと思ってるよみんな。あ、ごめん、これからバハラットとデートなの、切るね」
喚くソーアンを無視して、水晶片の魔力を遮断し、ソーアンからの連絡は拒否するように特定魔力波を弾く結界を仕掛けた。
退勤者でごった返す研究所の玄関を出ると、前庭にある噴水の縁に腰を下ろしている大きな人が見えた。夕日のなか、堂々とした体を仕立てのいいコートに押し込んで、携帯水晶で話している。しかし、彼は肩をすくめるとさっと水晶を撫でて通話を終了し、セルチェと同じように結界を張った。
「バハラット、ごめんなさい、おまたせ」
セルチェの声に反応して、バハラットは顔をあげた。笑顔になって立ち上がり、小走りに近寄った妻を抱擁する。
力強く抱きしめられて、セルチェは一日の疲れが軽くなる気がした。
「お疲れ様。もう仕事の方は大丈夫なのかな?」
「うん、なんとか。それより、今日はどこへ行くの? この前行ったところも美味しかったよ、魚介類得意じゃなかったけれど、あそこのは好き」
「特に決めてないから、歩きながら探そう」
手を繋いで、目抜き通りに向かう。これから書き入れ時を迎える飲食店は、すでに賑わい始めていた。このあたりのお店は、かなりの割合、バハラットと開拓した。それだけ一緒に出歩いているのだ。
「セルチェ、話があるんだけど」
「……どうしたの?」
バハラットは、ちょっと困った顔で、見下ろしてくる。
「実は、仕事の都合で、来週から三週間ほど、出張することになった。国外だから、ちょっとね、延長の可能性もある」
「わかった」
「うーん、ドライだね」
セルチェは、苦笑する彼の腕に自分のものを絡める。そしてにやりとする。
「寂しいの?」
「そりゃね。こうしてデートするのもしばらくお預けになるわけだし、そんなに長い期間ひとりで寝るのなんて、久々だからね」
「大した距離じゃないよ。子育て時代エルマが使ってたソーアンの試作品の移動魔法陣を、ちょっと分けてもらえば、いつでも会いに行ける」
「そんな便利なもの、ソーアンは隠してたのか。ふうん……、完成させたら売れるかな」
あ、またソーアンがバハラットに小突かれる原因を作ったかも、とセルチェは気付いたが、まあいいかと深く考えなかった。
「ひとり寝が寂しいって言うなら、添い寝してあげてもいいよ」
「それは夜這い宣言とみなしていいのかな、セルチェ」
挑発的に笑われて、セルチェは唇を尖らせた。
「そんなつもりはありません」
「残念。だったらその分、出発までじっくり君と一緒に過ごしたいね」
「お土産期待してますよ、旦那さん」
「はいはい、わかりましたよ、奥さん」
見覚えのある看板の前で、セルチェは足を止めた。あまり上品とは言えない酒場だ。昔はよくこういうところに世話になっていたが、最近は来ていない。バハラットの好みにあわせると、ちょっと高いお店になってしまうから。でも、こういう酒場で出す庶民的な、香辛料増し増しの料理が恋しくもある。
「久しぶりにここはどう?」
「懐かしいな。君がそうしたければ、いいよ」
「じゃあここで。もうやけ酒はしないから、呑んでもいい?」
「いいよ、潰れたら担いで帰るしね。どうせ帰る家は一緒だし」
ソーアンが城を壊した日にも来た酒場に、二人は腕を組んで踏み込んだ。くだらない冗談を言い合って、笑い合いながら。
<了>
体の上に重たくのしかかっているのは、彼の腕だ。胸に抱き込むようにされたまま寝入ったので、あちこちが痛む。脚の間のひりつく痛みに、原因がそれだけじゃないことを思い出した。気恥ずかしくなって、バハラットの顎に額を擦り付けた。
ぞり、と硬い物が皮膚を削った。
「いたっ」
「セルチェ? どうしたの」
「バハラット、起こしてごめん。……あなたヒゲがざりざりしてる。ヤスリみたいだよ。ヒゲってこんなに硬いものなの? もしかして、結構、毛深い?」
目を覚ましたバハラットは、手で顎を撫でた。眠そうな目をしている。
「いや、もしかしなくてもそうなんだけど」
「今まで見たことなかったから、新鮮」
「まあ、不潔に思われたくなくて、君に会う前は必ず剃ってたから……」
「ふうん」
では、これはかなり油断した姿というわけだ。セルチェは、自尊心が満たされ、にんまりした。今更、結婚したんだという実感が湧いてくる。
指先で、そのじょりじょりした感触を楽しんでいると、ひょいと掴みあげられ、中指の第二関節に口付けられた。
「疲れてるだろ、もう一度眠った方がいいんじゃないか?」
「うーん……、目が覚めちゃって。あ、うそ、眠い眠い」
太ももの内側を手で撫でられ、慌ててセルチェは首を横に振った。冗談だったのか、バハラットは喉の奥で笑って、また目をつぶる。すぐに寝息が聞こえだした。安心しきった穏やかな寝顔がまた、セルチェの頬を緩ませる。
そのざらついている頬にキスを落として、バハラットの寝息を子守唄に、セルチェもまた目をつぶった。
× × × × ×
「セルチェ、旦那さん迎えに来てるよ」
同僚に声を掛けられ、セルチェは顔を上げた。すっかり実験に没頭していたらしい。研究室の窓の外は、夕焼け空になっている。
「うっかりしてた。こんな時間」
慌てて片付けをはじめた彼女に、同僚の女性はにやにやする。
「しっかし、仲いいよねぇ、お宅。ほとんど毎日お迎えじゃない」
「毎日じゃないよ、近くに用事がある時だけ。時間が合わないこともあるし」
それは主に城で、国外への魔術式の輸出の打ち合わせがあるときなどだ。現在、まだ公表されてないが、城では過去視の術式の輸出が検討されていて、その権利保護や販路の確保などが連日議題に上げられているらしい。その討論には、各方面の有識者が集められているのだが、諸外国との取引経験もあり、魔術への造詣も深く、そもそも過去視の術の開発自体にも携わっていたバハラットも招集されているのだ。
そのバハラットは今、父親から一部の仕事を分けられるようになって、それなりに忙しくしている。家業の他にも、こうして過去の経験と現在の仕事の関係で、いろいろなところに呼び出されては出向いているのだった。
「それじゃあ、お疲れ様! また明日!」
「はいよー。旦那さんによろしくー」
荷物を掴み、セルチェは研究室を飛び出した。五階。いつもなら自動昇降機を使うのだが、乗り場に長蛇の列ができていたので、階段を降りる。ちょうど、みんな帰り始める時間なのだ。
階段を数段降りたところで、首からかけた水晶片が熱を発した。
「はい、セルチェです。バハラット、ごめんね、待たせちゃって。もう少しで……」
「セルチェ、助けて。僕、バハラットとエルマに搾取されてるんだよ」
「……なんだ兄さんか」
「わーがっかりがあからさまだな。とにかく、君の旦那をなんとかしてほしいんだよ。過去視の魔術の、遡行時間の幅を一・五倍にしてくれ、なんてペロッと言うんだ。そしたら、もっと競争力出るから、初動で稼げる金額が増えるとかなんとか。あれの実験にどれだけ時間と手間と魔力がかかると思ってるんだ、あの筋肉だるまは。それにうちの奥さんも乗っかって、無駄なトラブル起こす魔力余ってるんだからやれば? とか言うんだよ。それが議決されちゃったんだ」
エルマが、ソーアンの補佐に入ったのは、二ヶ月前だ。城の弁償の件で、財産をかなり使ってしまったからと、下の子が五歳になったのをきっかけに就職した。はじめは、通常勤務の予定だったのに、ソーアンの押し付け先を探していた人たちに、あれよあれよという間に担ぎ上げられ、今の役職になってしまった。
ソーアンも相変わらずで、日々、なにかしらやらかしている。それでも、彼が関わる時間操作や過去視の術式――結婚式でバハラットがセルチェに仕掛けた、過去の記憶を見せるあれである――は、『魔術史を百年推し進める』と評価されているらしい。
時間操作の術式も、後追いで研究の許可を得て、今ではかなり小さな質量・単純な組成の物体に関しては安定して行使できるように改良を重ねたらしい。植物の生育促進などの限定的対象への応用を検討しているとか。その術式研究で得た利益を、バハラットへの返済の足しにしているようだ。
「うーん、それのどこに問題が?」
「冷たい! あの二人に囲まれてたら、僕、毎日魔力枯渇しておじいちゃんになっちゃうよ」
「だってみんなが得する話だもん、反対する理由ないわ」
「僕は損しかないじゃないっ」
「兄さんはそもそも勘定に入ってないよ。ちょっと壊れた魔術式生産機みたいなアレだと思ってるよみんな。あ、ごめん、これからバハラットとデートなの、切るね」
喚くソーアンを無視して、水晶片の魔力を遮断し、ソーアンからの連絡は拒否するように特定魔力波を弾く結界を仕掛けた。
退勤者でごった返す研究所の玄関を出ると、前庭にある噴水の縁に腰を下ろしている大きな人が見えた。夕日のなか、堂々とした体を仕立てのいいコートに押し込んで、携帯水晶で話している。しかし、彼は肩をすくめるとさっと水晶を撫でて通話を終了し、セルチェと同じように結界を張った。
「バハラット、ごめんなさい、おまたせ」
セルチェの声に反応して、バハラットは顔をあげた。笑顔になって立ち上がり、小走りに近寄った妻を抱擁する。
力強く抱きしめられて、セルチェは一日の疲れが軽くなる気がした。
「お疲れ様。もう仕事の方は大丈夫なのかな?」
「うん、なんとか。それより、今日はどこへ行くの? この前行ったところも美味しかったよ、魚介類得意じゃなかったけれど、あそこのは好き」
「特に決めてないから、歩きながら探そう」
手を繋いで、目抜き通りに向かう。これから書き入れ時を迎える飲食店は、すでに賑わい始めていた。このあたりのお店は、かなりの割合、バハラットと開拓した。それだけ一緒に出歩いているのだ。
「セルチェ、話があるんだけど」
「……どうしたの?」
バハラットは、ちょっと困った顔で、見下ろしてくる。
「実は、仕事の都合で、来週から三週間ほど、出張することになった。国外だから、ちょっとね、延長の可能性もある」
「わかった」
「うーん、ドライだね」
セルチェは、苦笑する彼の腕に自分のものを絡める。そしてにやりとする。
「寂しいの?」
「そりゃね。こうしてデートするのもしばらくお預けになるわけだし、そんなに長い期間ひとりで寝るのなんて、久々だからね」
「大した距離じゃないよ。子育て時代エルマが使ってたソーアンの試作品の移動魔法陣を、ちょっと分けてもらえば、いつでも会いに行ける」
「そんな便利なもの、ソーアンは隠してたのか。ふうん……、完成させたら売れるかな」
あ、またソーアンがバハラットに小突かれる原因を作ったかも、とセルチェは気付いたが、まあいいかと深く考えなかった。
「ひとり寝が寂しいって言うなら、添い寝してあげてもいいよ」
「それは夜這い宣言とみなしていいのかな、セルチェ」
挑発的に笑われて、セルチェは唇を尖らせた。
「そんなつもりはありません」
「残念。だったらその分、出発までじっくり君と一緒に過ごしたいね」
「お土産期待してますよ、旦那さん」
「はいはい、わかりましたよ、奥さん」
見覚えのある看板の前で、セルチェは足を止めた。あまり上品とは言えない酒場だ。昔はよくこういうところに世話になっていたが、最近は来ていない。バハラットの好みにあわせると、ちょっと高いお店になってしまうから。でも、こういう酒場で出す庶民的な、香辛料増し増しの料理が恋しくもある。
「久しぶりにここはどう?」
「懐かしいな。君がそうしたければ、いいよ」
「じゃあここで。もうやけ酒はしないから、呑んでもいい?」
「いいよ、潰れたら担いで帰るしね。どうせ帰る家は一緒だし」
ソーアンが城を壊した日にも来た酒場に、二人は腕を組んで踏み込んだ。くだらない冗談を言い合って、笑い合いながら。
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