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僕は兄ちゃんをベッドに押し倒して、馬乗りになると服を脱ぎ捨て、上半身裸になった。
「ちょ!待て!!ダイキッなんだよ!?お前、オイッ!」
「熱下がるの待ってたんだよ」
でなきゃ、兄ちゃん相手してくんないだろ。
僕は、兄ちゃんの顔の横に両手を突いて、兄ちゃんの唇を貪った。
兄ちゃんは、赤く困惑した顔で僕を見上げていたけど、僕を押し返したりしなかった。
けど、抱き締めてもくれない。
そこにイラっとしつつ、僕は兄ちゃんのスウェットのズボンに手を掛けた。
臍の下から真っすぐに手を滑らせると目的のモノがそこにある。
一瞬体をビクリと強ばらせた兄ちゃんが、眉間に皺を寄せて僕を睨んだ。
「ダイキ・・っ」
下着の上からなんてまどろっこしい事はしない。
反応しつつあるソコを掌で包み、軽く上下させると、兄ちゃんの顔がどんどん赤くなっていった。
「な、な、なんで・・っそんな、お前、やる気満々な訳・・?」
どうにも現実を受け入れ難そうに口元を震わせてる兄ちゃんに、僕は淡々と答えた。
「ヤりたいから」
「ダイキ・・ッな、マジか!?お前、だって・・あれだぞ・・!?アレやんだぞ・・!?わかってんのか・・!?」
ある意味、ここまで動揺されると、まるで自分がすげえ淫乱になった気分にさせられて、沸々と怒りが沸いてくる。
「なにが?」
「なにがじゃねえって・・っお前、コレだって・・あの、あれ、お前の・・そこ、アソコに・・これを・・」
最後の言葉が出て来ない兄ちゃんに、本気で腹が立ってくる。
「わかってるっつーの・・」
こっちは、ヤリたいの我慢して毎晩オナってたってのに、なんだこのドン引き感。
僕は自分で自分の指を咥え、たっぷりと唾液を乗せた指を自分の股の間へと潜らせた。
兄ちゃんの上で、僕は自分の中を広げていく。
最初はキツいけど、2本くらいすぐ這入る。
その指を中で広げて出し入れする。
その感覚に、頭の芯が蕩け出す。
「な、に・・してんの・・ダイキ?」
兄ちゃんが赤い顔して、オレの太腿に手を添えてる。
「・・脱がしてよ。にいちゃん」
僕も顔が熱い。
兄ちゃんの勃起を見て、完全にスイッチが入っちゃってる。
兄ちゃんの手がゆっくりと、恐いものでも見るみたいに、僕のスウェットをズリ下げた。
裸にされた僕は、股の間で手を大きく動かして、自分の指を抜き差ししている所を兄ちゃんに見せつけてみた。
兄ちゃんの目が、そこに釘付けになる。
「にいちゃ・・、挿れて・・コレ」
「ダイキ・・」
兄ちゃんがゆっくりと起き上がり、僕の体をそのまま反対側へ押し倒した。
僕の尻に兄ちゃんが体を寄せて来る。
膝に引っかかったスウェットをそのままにしてるから、僕から兄ちゃんのソコが見えなかった。
いつ貫かれるかという緊張に、鼓動が跳ね上がる。
「にいちゃ・・」
兄ちゃんの腕を引き、体を密着させて尻を剥き出しにした。
そこへ、ピトッと熱いモノが押し付けられる。
ビクリと体を震わせると、突如、それが体から離された。
「な、んで・・?」
「いいのかよ・・?ホントにいいのか?痛くても、オレ止めてやれねえぞ」
すごい紳士な発言なのに、僕は全くそれに萌えなかった。
なぜなら、数日前、僕は酔ってる兄ちゃんに、ガンガンに突き上げられ、散々中出しされてたからだ。
「いいんだってば・・」
舌打ちしたくなるのを堪え、僕は兄ちゃんの腰を掴んで引き寄せた。
すぐに兄ちゃんの勃起が僕の尻の間で揺らめき、望みの場所へと当てがわれる。
その感触に、更に心臓が高鳴り、目の前が真っ赤になる。
「やさしくしてやれねえかも知れねえぞ・・?」
そう言いながら、ゆっくりと圧を掛けた。
緋肉を割り開き押し入って来る感覚に、ブルリと身悶えると、兄ちゃんが再び引き返した。
「ちょ・・!」
思わず目を見開き、体を起こすと、兄ちゃんが真っ赤な目で涙を浮かべている。
「は・・?え?なに、なんで、にいちゃ・・」
「やっぱ無理だろ・・っオレ、お前傷つけたくないし!またお前熱出すかも知んないだろうが!」
「ハあ・・?」
ここまでキて、止めるって・・あの晩の兄ちゃんはどこ行ったんだよ・・!?
「やめよ。マジ、止めらんなくなったら、ヤバい。オレ、自分自制する自信ねえから。ダイキ、もう煽るなよ。ちょっと自分で抜いてくるワ」
「待て!!ちょっとおかしいだろ!」
オレは慌てて起き上がり、ベッドから立ち上がる兄ちゃんの腰に抱きついて引き留めた。
「あのさ、オレら初めてじゃないんだけど・・?」
「オレにとっては初めてなんだよ・・!どうせ童貞だっつーの!挿れた事なんか、女にも男にも一回もねえよ!」
いや、あるっつーの・・!めっちゃくちゃ突っ込んでヤリまくったじゃねえかよ・・っ
「ちょと、落ち着こ・・兄ちゃんっあの、僕がヤリたいんだけ、ど?」
ベッドから既に片足を下ろしてる兄ちゃんの勃起をそっと手で掴んでみる。
その瞬間、兄ちゃんの体に力が入る。
「ダイキ・・わりい・・オレ、ダイキがすげえ好き。すっげえ好き。だから、痛いコト絶対ヤラせたくない。こんな・・」
体を少し震えさせながら、兄ちゃんが僕を振り返った。
「こんな、ちっちゃい穴に、絶対入らねえよ・・。やっぱ男同士とかって無理なんだろ・・。ネットで見たのとか・・きっと全部作りもんなんだ。無理して血とか出たら、ヤバい」
ワナワナと涙目になってる兄ちゃんの顔を見て、僕は内心焦った。
マテマテマテマテ・・!!
なに、童貞丸出しのナイーブさ全開にしてんだよ・・ッ
ヤル直前になって・・何ビビってやがんだ!?
っつーか、マジで全部忘れてやがる・・コイツ・・!
痛いって言ってもヤリまくっただろうが・・!
一晩中だぞ・・?ずっとヤってたクセに・・?
なんだよ・・そのヘタレっぷりは・・!!
「にいちゃ・・」
僕は自分を落ち着かせるために、一旦目を閉じ、深呼吸をしてから、兄ちゃんと向き合った。
ベッドの上に膝立ちになってる兄ちゃんの勃起が目の前にある。
それは全く硬さを失っていない。
口ではなんだかんだと言ってても、絶対ヤリたい筈だ。
僕は兄ちゃんの勃起を両手で掴み大きく口を開けた。
「ダイキ!!」
口の中で、兄ちゃんを舐めて吸う。
先端は柔らかいけど、幹の部分はすごい硬いし太い。
これが、自分の中に這入ってたのかって思うと、腰がブルッと震えた。
「ダイキ・・っやめろって・・マジで・・ヤリたくなるっ」
ヤリたくなるように、してるんだっつーの・・!
兄ちゃんの手が、僕の髪を強く柔く撫でたり掴んだりした。
本当に、酒の力が無いとここまでヘタレるって・・!
ここまで来て、逃がすか・・!
僕が何日待ったと思って・・!
咥えられるところまで兄ちゃんのモノをしゃぶって、頭を前後に動かした。
「ダイキ・・っ」
苦しそうな兄ちゃんの声に、自分も煽られて、つい手を伸ばしていた。
出来るだけ・・やさしく挿れさせてあげよう・・。
目一杯広げて、簡単に挿入出来れば、兄ちゃんだってもうダメだって言わない筈だ。
「あ・・あ・・っにいちゃ・・っにいちゃ・・」
硬過ぎて、口の中から飛び出してしまった兄ちゃんの勃起をベロで舐めしゃぶりながら、僕は自分の中で指を増やした。
「これ・・っこれ・・挿れて・・っ」
喘ぎながら兄ちゃんの顔を見上げると、目を眇めた兄ちゃんの視線とぶつかった。
「知らねえからな・・!どうなっても・・っ」
どうなるかって・・?
そんな事わかってる。
僕は兄ちゃんに突き上げられてイキまくって、それで、兄ちゃんは1日中、僕を抱く。
「いいよ・・どうにでも、して」
体をうつ伏せにさせられ、尻を高く持ち上げられた。
来るだろう衝撃に瞼を半分落とすと、尻の中に違うものが這入った。
「な、に・・?」
その感覚に内股が震え、足が開いてしまう。
素早くねっとりと熱いものがソコを伝っていく。
「にいちゃッ・・!!」
「待ってろ、ダイキ・・っ」
メチャクチャに尻の中と玉までしゃぶられ、僕は軽くイキ掛けた。
「ヒッ・・・出ちゃう・・出ちゃうよぉ・・ッにいちゃ・・」
「絶対痛くしないようにするから・・待ってろって」
口を付けたソコで兄ちゃんに喋られて、身悶えた僕はシーツの上で膝を滑らせた。
「や・・っやだ・・っ出ちゃうぅ・・っ」
「なあ、気持ちいいか?これ・・大丈夫か?」
丹念に調べ上げるように弄られ、僕はシーツの上に頭を擦り付けた。
「いい、よ・・す、ごい・・気持ちいいから・・っ」
喉が震えて、声がよく出ない。
けど、兄ちゃんはそれを聞き逃さず覚悟を決め「挿れるぞ」と僕の尻たぶを手で広げた。
熱いモノが、願っていた場所にやっと押し当てられた。
ゾクゾクと背中が泡立ち、僕はあの夜を思い出す。
自分の中へ兄ちゃんがヌルリと這入ってくる。
堪らない射精感に身体が震えた。
何をどこまで我慢すればいいのかわからなかったけれど、兄ちゃんを全部受け入れるまでは・・と自分を制した。
「あ、あ、イキそ・・にいちゃ、僕・・イっちゃうかも・・っ」
「オレも・・イキそうだ・・!ダイキの中が・・熱くて、柔らかくて・・こんなの初めてだ・・チンポ溶ける・・っ」
これ以上は這入らないくらいに腰を密着させた兄ちゃんが、僕の中でビクビクと震える。
「やっべ・・挿れただけで・・持ってかれる」
それでも、兄ちゃんは動き出した。
ズルリと奥から引き抜くと、もう一度ゆっくり、押し入ってくる。
腹の奥に当たる兄ちゃんが愛しくて、僕は強請るように腰を上げた。
その腰を兄ちゃんの手が引き付ける。
「ダイキ・・ダイキと繋がってんだな・・ダイキの中に、オレ、這入ってる・・」
そう呟くと、兄ちゃんは力強く僕を突き上げた。
「アア!!」
パタパタッと音がして、僕は達してしまった。
シーツの上には糸を引いた精液が飛び散り、濃い粘液が水たまりを作る。
ズンッズンッと奥まで犯してくる兄ちゃんの突き上げに、目に涙を浮かべ、僕は更なる快感に身を委ねた。
「好きだ・・っダイキ・・!好きだ・・っ」
あの夜と一緒だ・・。
何度も何度も僕を抱いた兄ちゃんと一緒・・。
僕を好きだと言いながら、兄ちゃんが僕の中で果てる。
その蜜を奥に注がれて、僕は啼く。
「にいちゃ・・もっと・・」
「ああ、もう、やめられねえよ・・ダイキッ」
そうして僕達は、日が沈むまで、絶えず身体を繋げ続けた。
そのせいか、僕の身体は兄ちゃんの形を覚え、いつでも兄ちゃんを欲しがるようになる。
そう、朝だろうが昼だろうが構わない。
そこが、家だろうが、学校だろうが、僕達は身体を重ね続けたのだった。
普通じゃないって事はわかってる。
だけど、もうそんな事はどうでも良かった。
僕は、兄ちゃんが僕の中で達するのを見るのが、すごく好きになってた。
「ちょ!待て!!ダイキッなんだよ!?お前、オイッ!」
「熱下がるの待ってたんだよ」
でなきゃ、兄ちゃん相手してくんないだろ。
僕は、兄ちゃんの顔の横に両手を突いて、兄ちゃんの唇を貪った。
兄ちゃんは、赤く困惑した顔で僕を見上げていたけど、僕を押し返したりしなかった。
けど、抱き締めてもくれない。
そこにイラっとしつつ、僕は兄ちゃんのスウェットのズボンに手を掛けた。
臍の下から真っすぐに手を滑らせると目的のモノがそこにある。
一瞬体をビクリと強ばらせた兄ちゃんが、眉間に皺を寄せて僕を睨んだ。
「ダイキ・・っ」
下着の上からなんてまどろっこしい事はしない。
反応しつつあるソコを掌で包み、軽く上下させると、兄ちゃんの顔がどんどん赤くなっていった。
「な、な、なんで・・っそんな、お前、やる気満々な訳・・?」
どうにも現実を受け入れ難そうに口元を震わせてる兄ちゃんに、僕は淡々と答えた。
「ヤりたいから」
「ダイキ・・ッな、マジか!?お前、だって・・あれだぞ・・!?アレやんだぞ・・!?わかってんのか・・!?」
ある意味、ここまで動揺されると、まるで自分がすげえ淫乱になった気分にさせられて、沸々と怒りが沸いてくる。
「なにが?」
「なにがじゃねえって・・っお前、コレだって・・あの、あれ、お前の・・そこ、アソコに・・これを・・」
最後の言葉が出て来ない兄ちゃんに、本気で腹が立ってくる。
「わかってるっつーの・・」
こっちは、ヤリたいの我慢して毎晩オナってたってのに、なんだこのドン引き感。
僕は自分で自分の指を咥え、たっぷりと唾液を乗せた指を自分の股の間へと潜らせた。
兄ちゃんの上で、僕は自分の中を広げていく。
最初はキツいけど、2本くらいすぐ這入る。
その指を中で広げて出し入れする。
その感覚に、頭の芯が蕩け出す。
「な、に・・してんの・・ダイキ?」
兄ちゃんが赤い顔して、オレの太腿に手を添えてる。
「・・脱がしてよ。にいちゃん」
僕も顔が熱い。
兄ちゃんの勃起を見て、完全にスイッチが入っちゃってる。
兄ちゃんの手がゆっくりと、恐いものでも見るみたいに、僕のスウェットをズリ下げた。
裸にされた僕は、股の間で手を大きく動かして、自分の指を抜き差ししている所を兄ちゃんに見せつけてみた。
兄ちゃんの目が、そこに釘付けになる。
「にいちゃ・・、挿れて・・コレ」
「ダイキ・・」
兄ちゃんがゆっくりと起き上がり、僕の体をそのまま反対側へ押し倒した。
僕の尻に兄ちゃんが体を寄せて来る。
膝に引っかかったスウェットをそのままにしてるから、僕から兄ちゃんのソコが見えなかった。
いつ貫かれるかという緊張に、鼓動が跳ね上がる。
「にいちゃ・・」
兄ちゃんの腕を引き、体を密着させて尻を剥き出しにした。
そこへ、ピトッと熱いモノが押し付けられる。
ビクリと体を震わせると、突如、それが体から離された。
「な、んで・・?」
「いいのかよ・・?ホントにいいのか?痛くても、オレ止めてやれねえぞ」
すごい紳士な発言なのに、僕は全くそれに萌えなかった。
なぜなら、数日前、僕は酔ってる兄ちゃんに、ガンガンに突き上げられ、散々中出しされてたからだ。
「いいんだってば・・」
舌打ちしたくなるのを堪え、僕は兄ちゃんの腰を掴んで引き寄せた。
すぐに兄ちゃんの勃起が僕の尻の間で揺らめき、望みの場所へと当てがわれる。
その感触に、更に心臓が高鳴り、目の前が真っ赤になる。
「やさしくしてやれねえかも知れねえぞ・・?」
そう言いながら、ゆっくりと圧を掛けた。
緋肉を割り開き押し入って来る感覚に、ブルリと身悶えると、兄ちゃんが再び引き返した。
「ちょ・・!」
思わず目を見開き、体を起こすと、兄ちゃんが真っ赤な目で涙を浮かべている。
「は・・?え?なに、なんで、にいちゃ・・」
「やっぱ無理だろ・・っオレ、お前傷つけたくないし!またお前熱出すかも知んないだろうが!」
「ハあ・・?」
ここまでキて、止めるって・・あの晩の兄ちゃんはどこ行ったんだよ・・!?
「やめよ。マジ、止めらんなくなったら、ヤバい。オレ、自分自制する自信ねえから。ダイキ、もう煽るなよ。ちょっと自分で抜いてくるワ」
「待て!!ちょっとおかしいだろ!」
オレは慌てて起き上がり、ベッドから立ち上がる兄ちゃんの腰に抱きついて引き留めた。
「あのさ、オレら初めてじゃないんだけど・・?」
「オレにとっては初めてなんだよ・・!どうせ童貞だっつーの!挿れた事なんか、女にも男にも一回もねえよ!」
いや、あるっつーの・・!めっちゃくちゃ突っ込んでヤリまくったじゃねえかよ・・っ
「ちょと、落ち着こ・・兄ちゃんっあの、僕がヤリたいんだけ、ど?」
ベッドから既に片足を下ろしてる兄ちゃんの勃起をそっと手で掴んでみる。
その瞬間、兄ちゃんの体に力が入る。
「ダイキ・・わりい・・オレ、ダイキがすげえ好き。すっげえ好き。だから、痛いコト絶対ヤラせたくない。こんな・・」
体を少し震えさせながら、兄ちゃんが僕を振り返った。
「こんな、ちっちゃい穴に、絶対入らねえよ・・。やっぱ男同士とかって無理なんだろ・・。ネットで見たのとか・・きっと全部作りもんなんだ。無理して血とか出たら、ヤバい」
ワナワナと涙目になってる兄ちゃんの顔を見て、僕は内心焦った。
マテマテマテマテ・・!!
なに、童貞丸出しのナイーブさ全開にしてんだよ・・ッ
ヤル直前になって・・何ビビってやがんだ!?
っつーか、マジで全部忘れてやがる・・コイツ・・!
痛いって言ってもヤリまくっただろうが・・!
一晩中だぞ・・?ずっとヤってたクセに・・?
なんだよ・・そのヘタレっぷりは・・!!
「にいちゃ・・」
僕は自分を落ち着かせるために、一旦目を閉じ、深呼吸をしてから、兄ちゃんと向き合った。
ベッドの上に膝立ちになってる兄ちゃんの勃起が目の前にある。
それは全く硬さを失っていない。
口ではなんだかんだと言ってても、絶対ヤリたい筈だ。
僕は兄ちゃんの勃起を両手で掴み大きく口を開けた。
「ダイキ!!」
口の中で、兄ちゃんを舐めて吸う。
先端は柔らかいけど、幹の部分はすごい硬いし太い。
これが、自分の中に這入ってたのかって思うと、腰がブルッと震えた。
「ダイキ・・っやめろって・・マジで・・ヤリたくなるっ」
ヤリたくなるように、してるんだっつーの・・!
兄ちゃんの手が、僕の髪を強く柔く撫でたり掴んだりした。
本当に、酒の力が無いとここまでヘタレるって・・!
ここまで来て、逃がすか・・!
僕が何日待ったと思って・・!
咥えられるところまで兄ちゃんのモノをしゃぶって、頭を前後に動かした。
「ダイキ・・っ」
苦しそうな兄ちゃんの声に、自分も煽られて、つい手を伸ばしていた。
出来るだけ・・やさしく挿れさせてあげよう・・。
目一杯広げて、簡単に挿入出来れば、兄ちゃんだってもうダメだって言わない筈だ。
「あ・・あ・・っにいちゃ・・っにいちゃ・・」
硬過ぎて、口の中から飛び出してしまった兄ちゃんの勃起をベロで舐めしゃぶりながら、僕は自分の中で指を増やした。
「これ・・っこれ・・挿れて・・っ」
喘ぎながら兄ちゃんの顔を見上げると、目を眇めた兄ちゃんの視線とぶつかった。
「知らねえからな・・!どうなっても・・っ」
どうなるかって・・?
そんな事わかってる。
僕は兄ちゃんに突き上げられてイキまくって、それで、兄ちゃんは1日中、僕を抱く。
「いいよ・・どうにでも、して」
体をうつ伏せにさせられ、尻を高く持ち上げられた。
来るだろう衝撃に瞼を半分落とすと、尻の中に違うものが這入った。
「な、に・・?」
その感覚に内股が震え、足が開いてしまう。
素早くねっとりと熱いものがソコを伝っていく。
「にいちゃッ・・!!」
「待ってろ、ダイキ・・っ」
メチャクチャに尻の中と玉までしゃぶられ、僕は軽くイキ掛けた。
「ヒッ・・・出ちゃう・・出ちゃうよぉ・・ッにいちゃ・・」
「絶対痛くしないようにするから・・待ってろって」
口を付けたソコで兄ちゃんに喋られて、身悶えた僕はシーツの上で膝を滑らせた。
「や・・っやだ・・っ出ちゃうぅ・・っ」
「なあ、気持ちいいか?これ・・大丈夫か?」
丹念に調べ上げるように弄られ、僕はシーツの上に頭を擦り付けた。
「いい、よ・・す、ごい・・気持ちいいから・・っ」
喉が震えて、声がよく出ない。
けど、兄ちゃんはそれを聞き逃さず覚悟を決め「挿れるぞ」と僕の尻たぶを手で広げた。
熱いモノが、願っていた場所にやっと押し当てられた。
ゾクゾクと背中が泡立ち、僕はあの夜を思い出す。
自分の中へ兄ちゃんがヌルリと這入ってくる。
堪らない射精感に身体が震えた。
何をどこまで我慢すればいいのかわからなかったけれど、兄ちゃんを全部受け入れるまでは・・と自分を制した。
「あ、あ、イキそ・・にいちゃ、僕・・イっちゃうかも・・っ」
「オレも・・イキそうだ・・!ダイキの中が・・熱くて、柔らかくて・・こんなの初めてだ・・チンポ溶ける・・っ」
これ以上は這入らないくらいに腰を密着させた兄ちゃんが、僕の中でビクビクと震える。
「やっべ・・挿れただけで・・持ってかれる」
それでも、兄ちゃんは動き出した。
ズルリと奥から引き抜くと、もう一度ゆっくり、押し入ってくる。
腹の奥に当たる兄ちゃんが愛しくて、僕は強請るように腰を上げた。
その腰を兄ちゃんの手が引き付ける。
「ダイキ・・ダイキと繋がってんだな・・ダイキの中に、オレ、這入ってる・・」
そう呟くと、兄ちゃんは力強く僕を突き上げた。
「アア!!」
パタパタッと音がして、僕は達してしまった。
シーツの上には糸を引いた精液が飛び散り、濃い粘液が水たまりを作る。
ズンッズンッと奥まで犯してくる兄ちゃんの突き上げに、目に涙を浮かべ、僕は更なる快感に身を委ねた。
「好きだ・・っダイキ・・!好きだ・・っ」
あの夜と一緒だ・・。
何度も何度も僕を抱いた兄ちゃんと一緒・・。
僕を好きだと言いながら、兄ちゃんが僕の中で果てる。
その蜜を奥に注がれて、僕は啼く。
「にいちゃ・・もっと・・」
「ああ、もう、やめられねえよ・・ダイキッ」
そうして僕達は、日が沈むまで、絶えず身体を繋げ続けた。
そのせいか、僕の身体は兄ちゃんの形を覚え、いつでも兄ちゃんを欲しがるようになる。
そう、朝だろうが昼だろうが構わない。
そこが、家だろうが、学校だろうが、僕達は身体を重ね続けたのだった。
普通じゃないって事はわかってる。
だけど、もうそんな事はどうでも良かった。
僕は、兄ちゃんが僕の中で達するのを見るのが、すごく好きになってた。
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