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STEP 14 「何回も、すんだよ。知らなかった?」
しおりを挟む「ん、……っもっと気持ちいいんですか」
「すっげえ気持ちいいよ、たぶん。尽くすから」
「ふふ、春海さんがですか?」
「そう」
指先はずっと邪に動いているのに、八城の口から出る声のトーンはすこし私を笑わせようとしている。流されるままに笑っていれば、抱きしめる力を緩めた八城が顔を見せてきて、唇にキスされた。
「ふふ」
「何笑ってんの」
「春海さんが、ご飯作ってくれたりするところをイメージしておかしくなっちゃいました」
「あー、そっち方面は、ごめん、頼ることになるかも。……がんばるけど」
「うん、私はお料理いっぱい食べてくれる春海さんが好きなので、それでいいです」
「はは、お料理いっぱい食べまーす」
「あ、また真似してる」
「バレた?」
「ばれちゃってます」
八城が話を茶化しながら、ぷつりと私の下着のホックを外してしまった。服の中で、ほとんど意味をなくしてしまったランジェリーが八城の手に弄ばれている。
「うん、じゃあ俺はやっぱ明菜が俺に抱かれて気持ち良くなれるように頑張る」
「この手、やっぱ、り、そういう、意味です?」
「どういう意味だと思われてんの」
八城は意地悪に問いかけて、衣服の中で胸に触れてきていた。柔らかい手つきで、焦らしながら誘惑してくる。不埒な瞳をじっと見つめていれば、爪先で左胸の先を弾かれ、思わず上ずった声が鳴った。八城は私の反応に笑いながら、大胆に肌を蹂躙してくる。
止めさせようと俯いて八城の手を掴んでも、少しもやめてくれない。
「ん、ごはん、つくってほしい、とか、ですか」
「はは、そんな躱し方覚えたんだ」
「っん、言わせよう、と、しない、で……ください」
私にとっては、八城が全部、初めてだ。どうしたらいいのか、分かるはずもない。乞うように八城の瞳を見上げれば、満足そうな笑みが映った。あまりにもうれしそうだから、抵抗する気がなくなってしまう。
「明菜、すげえ好き」
「ん、私、も、です」
「明菜のエロい顔見んのは、今後もずっと俺だけ」
「ず、っと?」
「ずーっと。飯作るのも、一緒に風呂入んのも、抱かれんのも、寝るのも、俺以外とは禁止」
「……春海さんしか、いないです」
「うん、それならいい」
「はるうみさんも、これからは、ずっと、私だけ?」
そうだと言ってほしくて顔を覗き込めば、不敵な笑みを浮かべた八城に、優しい力でシーツに押し倒された。言葉なく顔を寄せて、口づけてくる。今までの遊びのようなキスとは違って、情熱を覚え込ませるような深いキスだ。溺れて、戻れなくなる。
「とっくに明菜だけだから、そろそろ全部、食わせて」
囁きながら私の服を捲り上げて、脱がせてくる。すでに腕に引っかかっているだけのランジェリーを奪われかけて、やんわりと阻止した。私の行動に、八城が大げさに片眉をあげる。芝居がかった仕草ですこし笑ってしまった。
「あきなちゃん?」
「まだ、ご飯も食べてないです」
「たしかに。腹ペコ」
「作りますよ」
「……魅力的な待ったをかけてくるから、明菜は悪い子だわ」
「ええ? わるく、ないです」
「ここまで素直に脱がされといて、待てると思ってんの?」
出張終わりでくたくたのはずなのに、八城が私の下着を剥がそうとする手に力を込めてくる。じゃれあいのような曖昧な力加減に、胸が痺れた。あまくて、やさしくて、こころがいっぱいだ。
「腹減ってるけど、俺は明菜にもめちゃくちゃ飢えてます」
「あはは」
「今日泊ってく?」
「うん?」
「泊まってって」
「ええ?」
さすがに今日は疲れているだろうからご飯を作ってお暇しようと思っていたはずが、私の頭を見透かすような提案をされてしまった。ぽかんと見上げたら「やっぱ帰ろうとしてんのか」と不機嫌そうな顔をされる。
「おつかれじゃ、ないですか」
「疲れた。明菜に振られたと思ってたし」
「そ、れは、……ごめんなさい」
「明菜の飯しかうまいと思わなくなってるし」
「それ、本当の話、だったんです、か」
「めちゃくちゃ可愛くて、抱き着かれるだけで色々ヤバかったくらい、かなりお預け食らったし」
私の知らない事情を一つひとつ数えながら、八城がぴったりと身体を寄せて、抱き着いてくる。寝そべった私の背中とシーツの間に腕を入れて、きつく抱き寄せられた。ほとんど剥がれかけの下着しか身に着けていない素肌に、八城のシャツの熱が交わる。
「はるうみ、さん」
「あー、もう、マジで抱きてえ、ばっか考えさせられて、狂うかと思った」
「そん、なふうには」
「無防備すぎんだわ」
「……わたし、ですか」
「ん、もう触り放題襲い放題で、何やっても明菜、教えてくださいって上目遣いで囁いてくるから、花岡に惚れてるって思うたびにめちゃくちゃにしそうになった」
「め、ちゃくちゃ」
「マジで、絶対俺のものにしたくて、必死になった」
八城がぐりぐりと私の首筋に頭を押し付けて、すこしだけ腕の拘束を緩める。天井だけが見えていた視界の真ん中に顔を出した八城が、私の目をじっと見下ろした。
「早く俺に落ちねえかなってずっと、狙ってた」
囁かれる言葉が、燃えそうなほどに熱い。瞳も、言葉と同じくらい熱い。
「一回なんて無理だろ。俺は明菜の全部が欲しい」
この目を見るだけで、八城が私に欲情しているのだと、分かるようになってしまった。もうずっと前から、八城はよく、この瞳で私を見おろしていた。
「もう、ぜんぶ、春海さんのもの、です」
「ふは。いや、明菜ちゃんは明菜ちゃんのもんなんだけどね」
「ふふ、そういうところも、かっこいいですね」
「いや、明菜のそういうとこ、ほんと煽られるから困るわ」
「あおられる?」
「俺のことめちゃくちゃ好きになってくれてんだって分かるから、ヤバい」
「やばい、ですか」
「いちいち欲情する」
「なる、ほど」
私が八城のことを好きでいることだけで、そういう気持ちになるのだとは知らなかった。おどろいて見つめていれば、小さく笑われてしまう。
「キスしていい?」
今更なことを聞いてくる。上機嫌な八城に魅了されて、静かにうなずいた。
八城は私の反応をじっとりと見下ろしてから、唇に噛みついてくる。食んで、下唇を丁寧に舐める。隙間なく抱き着かれて、ただ、誑かされるままに溺れていた。
「おさまんねえわ」
「はる、」
「やっぱ今日は泊まりな」
「ん、用意し、て、な」
「化粧? とかはコンビニで落とすやつ買ってきますんで」
「はるうみさん、手、が」
シーツと背中の間にもぐっていた手がスカートの留め具をぱちりと外した。ジッパーを下ろせば、簡単に脱げてしまう。一人焦っているうちに、八城がとんとん拍子で今日の予定を決めてしまう。
「お洋服は俺のやつ着て」
「おようふく……、じゃ、なく……て、あっ」
熱い指先が、わざとらしく臍をなぞった。くすぐったさとは違った熱のある刺激に耐えられずに声をあげれば、八城の喉仏がゆっくりと上下するのが見える。
「飯食ったら、一緒にゆっくり風呂入って、またベッドでイチャイチャしよう」
「ん、ごは、ん、つくり」
「まず一回、俺に抱かれた後で、な」
「いっか、い? っん、ぅ……」
吃驚している暇もなく、スカートのジッパーが下ろされる。問いを立てることもできずに八城の唇に邪魔されて、ただじゃれるようなキスを贈られていた。両腕からするりとランジェリーを抜き取られて、下半身だけ、ほとんど脱がされかけた衣服が身体に引っかかっている。
「あーきな、腰上げて」
「……ぬげ、ちゃ、う」
「脱がしてんの」
「……こいびと、は」
「うん?」
「えっち、一日に、なんかい、する、んですか」
『まず一回』なんて、恐ろしい言葉が聞こえた。三週間前の夜、たっぷり時間をかけてしてもらったことを、一日に何度もするのだとしたら、世の恋人たちの体力は、どうなっているのだろうか。
思わず身体が震えてしまった。
八城のシャツに縋りついて、こわごわと瞳を見つめている。私を見おろす八城は、楽しそうに笑っていた。
「何回も、すんだよ。知らなかった?」
「なんかい、も?」
「そ。もう、明菜がぐちゃぐちゃになって、俺にただ食われるしかなくなるまで、ずーっと」
「……そ、んなに、したら、身体、溶けちゃいます」
「はは、かわいいのな」
「かわい、くないです」
どう考えてもおそろしい回答だった。可憐からは、こんなに大変なものだなんて、聞いていない。
「ビビってんの」
「びびって、る」
「あー、マジでかわいい。……とりあえず手加減するから、できるとこまで頑張ろうな」
「頑張ったら、ずっと好きで、いてくれる?」
たくさん、できるだろうか。すでにどきどきしっぱなしで壊れてしまいそうだ。真剣に問うてみたら、八城の目がまるく見開かれて、すぐにとろけた笑みに変わった。
「ほんと、俺に惚れてくれてんだ」
「……だいすき、です」
「ん、俺もめちゃくちゃ大好きっす」
笑いながらも丁寧に囁いてくれた。腰をあげられずにいれば、優しい手に抱き起されて、八城の足の上を跨ぐように座らされてしまう。もちろん、引っかかっていただけのスカートも簡単に暴かれてしまった。
八城が、隠しもせずに私の胸を見おろして静かに笑った。左胸に手を寄せられる。胸の鼓動を聞くための手つきではない、誘うような手で触れて、顔を寄せてはふくらみに優しく口づけた。
「ドキドキ言ってんの、わかんねえや」
「口じゃ、わかんな、いです」
「はは、うん。ただめちゃくちゃ柔らかくて、食いたくなっただけ」
胸をぺろりと舐めて、下から見上げてくる。何も分からない私が闇雲に頑張っても、八城を満足させることなんてできなさそうだ。
「が、んばるから……、春海さんが気持ち良くなる、方法? 教えてください」
「でた、教えてください攻撃」
「あ……、攻撃?」
「俺以外から教わるの禁止だから」
「……うん」
「一回やって、風呂入ってから、明菜ちゃんに体力が残ってたら、飯にしようか」
「……残っていなかったら?」
「一緒に布団で寝て、明日朝食う。で、昼から風呂」
「ぜったい、おふろ、一緒だ」
「明菜抱きながら入るの、気持ちいいから。……風呂でもいろいろ教えたいし?」
たぶん、手で水を飛ばす遊びのようなものを教えてくれるわけではないだろう。さすがに理解できてゆっくり頷いたら、八城が満足そうに笑ってくれた。
「……どきどきする、提案ですね」
「はは、ちょっと照れなくなってきた?」
愛でるように頭を撫でられて、目を細めてしまう。八城が相手でなければ、こんなふしだらなところを見せられる気はしない。どうして、一番かわいいと思われたい人にこんなに曝け出せるのか不思議だけれど、八城はいつも大事にしてくれると知っているから、当然なのかもしれないとも思った。
こんなにも大事にしてくれる人なら、私も精いっぱい大事にしたい。
「なんか、大好きって気持ちのほうが勝ちました」
正直に伝えて、八城の頬を包むように手のひらで触れて、唇にキスをする。一度触れさせて、すこしだけ離れて、視線でもう一度を訴えてくる八城に応えて何度も口づける。
好きな人に、好きになってもらえるなんて、どうしてこんなにすてきなことが起きてくれたのだろうか。夢みたいだ。うれしくて抱き着いたら、八城の肩が上ずった。調子に乗って、八城にされたように背中の皮膚を爪先でなぞったら、耳元で、低い笑い声が響いた。
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