女体化ウイルス隔離女学園

女体化編

第33話 女体でお風呂

　今日は朝から女体化したり、オシッコを漏らしたりと変化に富んだ一日だった。
　今日一日の疲れをお風呂で取る。
　大風呂へ行った泰子は脱衣所でブラジャーを外した。
　ポロンッ！
　大きなオッパイが弾け出る。

「ふぅ」

　束縛されていた胸が解放されたことにより大きく息ができた。

（しかし、大きなオッパイだな）

　自分の体ながら大きな二つの塊が不自然な感じだった。
　触ってみると下乳の部分が汗ばんでいた。
　全裸になって浴室へと向かう。
　掛け湯をして湯船にすくむ。
　長い髪の毛がパラパラとお湯に広がった。
　お湯よりも軽い脂肪は浮力を受けてオッパイを浮かす。
　重力から解放されて肩が楽になった。
　立ち上がり、お湯から出るとオッパイは重力に従い下に引っ張られる。
　両肩は再び重さを感じていた。

「ヤスー！　黙って一人でお風呂に行くなんて水臭いぜ」

　和子が入ってきた。
　背中から両手を回し、泰子のオッパイを掴んでモミモミした。

「柔らかいなー」
「やめろよー。僕は男だよ」
「まだ男でいる気なのかな。もう完全に女なのに」

　モミモミモミモミ。

「ああっ、ほんとに……、やめて……」

　泰子の顔が火照ってきた。
　胸の肉を揉まれているだけなのに何故か気持ちよくなっている。
　これが女の体なのかと自分の体を実感した。

「ほんとにイイ女になったなぁ。
　俺が男のままだったらほっとかないぜ」
「だから、いやらしい目で見るなよ」
「エッチしておいて、何を今さらって感じだぜ」
「うん、まぁ、それはそれとして」

　男のときに和子とエッチをしたオチンチンはもうない。
　もはや昔とは同じようにはいられないのだ。
　そうこうするうちに他の生徒達も入ってきた。

「あ、霧山先輩」

　一年の森本里香だ。

「本当に女になったんですね。チンチンもなくなって……。
　オレ、寂しいです」
「まぁ、なっちゃったものは仕方がないよ」
「でも、女の霧山先輩も立派です」

　理香は泰子の胸を見て言った。

「オレも霧山先輩のように立派なオッパイを目指します！」

　理香は自分の胸を揉んで大きくしようとした。
　大きなオッパイに価値がある。
　その事実を目の当たりにした瞬間、オチンチンと共に失ったアイデンティティーがオッパイと共に蘇った気がした。
　すると背筋がシャキっと伸び、胸を張って歩けるようになった。

「そうか、女の子は胸の大きい方がいいんだ」
「あれ？　なんかヤスのオッパイが輝いて見える」
「ふふふ」
「くそう！　オッパイの大きい人には逆らえない……」
「オッパイの前にひれ伏せ！」
「ははー」
「何やっているの？」

　割ってきたのは最大級の巨乳。
　落ち着いた雰囲気の穏やかな人。クラスメイトの梅沢奏だ。
　クラス一の巨乳で、巨乳好きだった泰彦が一目置く存在だった。
　並べて見れば分かる、泰子よりも大きな胸。
　思わず膝をつき、拝みたくなってきた。

「やっぱり、いいものだな……。オッパイ」

　改めて女体のよさを知った泰子であった。