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女装編
第28話 ブラジルからの出稼ぎ
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その日、木俣先生に呼び出されて保健室に来た泰彦は謎のドリンクを勧められた。
「これって、女体化ウイルス入りだったりします?」
「そのとおり、B型女体化ウイルス入りだ」
「B型の抗体を持っている生徒が見つかったんですね」
「いや生徒には一人も居なかった」
「じゃあ先生ですか」
「いや、先生方も私を除けば皆さんC型だ」
「じゃあ一体誰が?」
「失礼します」
「ちょうど来たようだ。彼女がB型女体化ウイルスの抗体保持者だ」
「寮母の伊村さん!?」
伊村さんは寮の中で食事を作ったりしてくれる寮母さんだ。
年の頃なら五十ほどの中年女性だ。
「伊村さんも元男だったんですか?」
「あら恥ずかしいわ」
「えーと、伊村さんにはどうやって抗体を僕に移すかの説明はしてあるんですか?」
「もちろん説明済みだ」
「若い子とエッチするなんて照れるわね」
白髪が交じった髪の毛、産後の肥立ちが良すぎたのか弛んだお腹。
オッパイは、昔は大きかったことが分かるが張りを失い、だらんと垂れている。
「えー、ちょっと待ってください。僕から見れば母親みたいなものですよ」
「ウチの子供と同じ年の子とエッチするなんてね。人生何が起こるか分からないわね」
「伊村さんにもお子さんが居るんですか?」
「息子が……居たの……」
伊村さんは悲しそうにうつむいた。
「ウチの息子も、本当だったら霧山君とお友達になってたかもしれないわね」
「すみません。息子さん亡くなられていたんですね」
「あら、生きているわよ」
「はい!?」
「女体化病に感染して女の子になっちゃったの。だから息子はもう居なくて代わりに娘がいるの。
ウチはお祖父さんが移民でブラジルに渡って、日系三世のウチは日本の自動車工場へ出稼ぎに来たの。
工場で女体化病の集団感染が発生してウチは女体化。
息子もウチから感染して女の子になっちゃったの。
一年生の時はこの女学園に居たのよ」
「じゃあ息子さん、もとい娘さん、今は女体化ウイルスチェック陰性なんですね」
「そういうことになるわね」
「だったら、伊村さんより伊村さんの娘さんの方がいいです」
「霧山さん、より好みをしてはいけないよ」
「イヤだって、母親と同じ年代ですよ。母親を見て勃ちますか!?」
「ウチは若い子の方が濡れるけど」
「イヤイヤイヤ、つり合い取れないですよ。親子ほどの歳の差なんて」
「まぁそう言うなら、ウチの娘を呼んでもいいですけど」
「やったー!」
こうして次の土曜日に伊村さんの娘さんが学園に来ることになった。
金曜日に女体化ウイルスを取り込み、一日かけて培養した。
しかし、肝心の土曜日になっても娘さんは現れなかった。
「遅い! ひょっとして事故にでも巻き込まれたのかも」
「このまま現れなかったら霧山さんも明日の朝には女になっているね」
「困ります!」
娘さんが学園に到着したのは夜になってからだった。
「サッカーの試合を見に行ってて遅くなっちゃったよ。
初めまして。ラファエラ・ミノリ・イムラです。
ラファと呼んでよ」
現れたのは彫りの深い顔の女の子。
ホットパンツにタンクトップ姿。
「霧山泰彦です。今日はよろしくお願いします」
「オーケー、ヤスヒコ! ウチに任せておきなよ」
「あとは若いもん同士で……」
寮母の伊村さんは去っていった。
二人は泰彦の部屋で抗体作りをすることにした。
ラファがタンクトップとブラを脱ぐと寮母さんゆずりのはち切れんばかりのオッパイが出てきた。
大きなお尻がムッチリと詰まったホットパンツは脱ぐのに一苦労していた。
穿いていたのはTバックで、それも脱ぐと毛の無い股間。
「パイパンが珍しい?
ブラジルではみんなブラジリアンワックスで脱毛してるよ」
ラファは慣れた手つきで泰彦のパンツを降ろすとチンチンを口へ咥えた。
レロレロレロ。
皮と亀頭の間を舌で舐めまわす。
その刺激が血液を亀頭に集中させる。
口いっぱいに広がったチンチン。
チュバチュバ。
顔を前後させてチンチンを出し入れする。
ラファの分厚い唇が亀頭に張り付きヌルヌルとした感触を受ける。
舌で上顎に押し付けられ、デコボコとした刺激が走る。
自分の腰を動かさないで済む快楽が陰茎をビンビンに固くする。
唇が名残惜しむように亀頭から離れ、ラファはベッドへ入り込み、M字に脚を開いて座った。
「ピルを持ってきているから、生でいいよ。
さあ、二人で抗体作りを始めましょ」
泰彦はラファの足首を掴み自分の腰をツルツルの恥ずかしい丘の中に押し込んだ。
♥♂♀♥
精も根も尽きた泰彦は疲れからかそのまま眠りについてしまった。
チュン、チュン。
スズメの鳴き声が眠りを妨げる。
朝、目を覚ますと女になって……いなかった。
B型女体化ウイルスの抗体獲得に成功したのだ。
隣では全裸の女性が眠っている。
「うーん。おはよー」
両手を上げ、伸びをするラファ。
食堂へ行くと寮母さんが食事の準備をしていた。
日曜日なのでみんなの起きる時間は遅めだ。
「おはよーさん。二人とも夕べは楽しめたかい?」
「はい」
「よかったよー」
「うんうん。霧山君、これからも娘をよろしくね」
「えっ、ええ……」
「大丈夫よ。木俣先生からお金貰ったらすぐ帰るよ」
どうやらラファにとって抗体作りはアルバイト感覚だったらしい。
ラファの私生活指導員だった幹江先輩と懐かしい顔合わせをしたあと、お礼のお金を受け取ったラファは帰っていった。
こうして泰彦は人類の脅威――女体化ウイルス――の現在認識されている四つの種類の抗体をすべて手に入れた。
これによりワクチンの開発も進められ、早いうちに実用化されることだろう。
しかし、まだ泰彦も木俣先生も気がついていなかった。女体化ウイルスは今も進化し続けているということに。
泰彦の体の中で、A型ともB型ともC型ともD型とも異なる新たな型の女体化ウイルスが伊吹を始めていた。
「これって、女体化ウイルス入りだったりします?」
「そのとおり、B型女体化ウイルス入りだ」
「B型の抗体を持っている生徒が見つかったんですね」
「いや生徒には一人も居なかった」
「じゃあ先生ですか」
「いや、先生方も私を除けば皆さんC型だ」
「じゃあ一体誰が?」
「失礼します」
「ちょうど来たようだ。彼女がB型女体化ウイルスの抗体保持者だ」
「寮母の伊村さん!?」
伊村さんは寮の中で食事を作ったりしてくれる寮母さんだ。
年の頃なら五十ほどの中年女性だ。
「伊村さんも元男だったんですか?」
「あら恥ずかしいわ」
「えーと、伊村さんにはどうやって抗体を僕に移すかの説明はしてあるんですか?」
「もちろん説明済みだ」
「若い子とエッチするなんて照れるわね」
白髪が交じった髪の毛、産後の肥立ちが良すぎたのか弛んだお腹。
オッパイは、昔は大きかったことが分かるが張りを失い、だらんと垂れている。
「えー、ちょっと待ってください。僕から見れば母親みたいなものですよ」
「ウチの子供と同じ年の子とエッチするなんてね。人生何が起こるか分からないわね」
「伊村さんにもお子さんが居るんですか?」
「息子が……居たの……」
伊村さんは悲しそうにうつむいた。
「ウチの息子も、本当だったら霧山君とお友達になってたかもしれないわね」
「すみません。息子さん亡くなられていたんですね」
「あら、生きているわよ」
「はい!?」
「女体化病に感染して女の子になっちゃったの。だから息子はもう居なくて代わりに娘がいるの。
ウチはお祖父さんが移民でブラジルに渡って、日系三世のウチは日本の自動車工場へ出稼ぎに来たの。
工場で女体化病の集団感染が発生してウチは女体化。
息子もウチから感染して女の子になっちゃったの。
一年生の時はこの女学園に居たのよ」
「じゃあ息子さん、もとい娘さん、今は女体化ウイルスチェック陰性なんですね」
「そういうことになるわね」
「だったら、伊村さんより伊村さんの娘さんの方がいいです」
「霧山さん、より好みをしてはいけないよ」
「イヤだって、母親と同じ年代ですよ。母親を見て勃ちますか!?」
「ウチは若い子の方が濡れるけど」
「イヤイヤイヤ、つり合い取れないですよ。親子ほどの歳の差なんて」
「まぁそう言うなら、ウチの娘を呼んでもいいですけど」
「やったー!」
こうして次の土曜日に伊村さんの娘さんが学園に来ることになった。
金曜日に女体化ウイルスを取り込み、一日かけて培養した。
しかし、肝心の土曜日になっても娘さんは現れなかった。
「遅い! ひょっとして事故にでも巻き込まれたのかも」
「このまま現れなかったら霧山さんも明日の朝には女になっているね」
「困ります!」
娘さんが学園に到着したのは夜になってからだった。
「サッカーの試合を見に行ってて遅くなっちゃったよ。
初めまして。ラファエラ・ミノリ・イムラです。
ラファと呼んでよ」
現れたのは彫りの深い顔の女の子。
ホットパンツにタンクトップ姿。
「霧山泰彦です。今日はよろしくお願いします」
「オーケー、ヤスヒコ! ウチに任せておきなよ」
「あとは若いもん同士で……」
寮母の伊村さんは去っていった。
二人は泰彦の部屋で抗体作りをすることにした。
ラファがタンクトップとブラを脱ぐと寮母さんゆずりのはち切れんばかりのオッパイが出てきた。
大きなお尻がムッチリと詰まったホットパンツは脱ぐのに一苦労していた。
穿いていたのはTバックで、それも脱ぐと毛の無い股間。
「パイパンが珍しい?
ブラジルではみんなブラジリアンワックスで脱毛してるよ」
ラファは慣れた手つきで泰彦のパンツを降ろすとチンチンを口へ咥えた。
レロレロレロ。
皮と亀頭の間を舌で舐めまわす。
その刺激が血液を亀頭に集中させる。
口いっぱいに広がったチンチン。
チュバチュバ。
顔を前後させてチンチンを出し入れする。
ラファの分厚い唇が亀頭に張り付きヌルヌルとした感触を受ける。
舌で上顎に押し付けられ、デコボコとした刺激が走る。
自分の腰を動かさないで済む快楽が陰茎をビンビンに固くする。
唇が名残惜しむように亀頭から離れ、ラファはベッドへ入り込み、M字に脚を開いて座った。
「ピルを持ってきているから、生でいいよ。
さあ、二人で抗体作りを始めましょ」
泰彦はラファの足首を掴み自分の腰をツルツルの恥ずかしい丘の中に押し込んだ。
♥♂♀♥
精も根も尽きた泰彦は疲れからかそのまま眠りについてしまった。
チュン、チュン。
スズメの鳴き声が眠りを妨げる。
朝、目を覚ますと女になって……いなかった。
B型女体化ウイルスの抗体獲得に成功したのだ。
隣では全裸の女性が眠っている。
「うーん。おはよー」
両手を上げ、伸びをするラファ。
食堂へ行くと寮母さんが食事の準備をしていた。
日曜日なのでみんなの起きる時間は遅めだ。
「おはよーさん。二人とも夕べは楽しめたかい?」
「はい」
「よかったよー」
「うんうん。霧山君、これからも娘をよろしくね」
「えっ、ええ……」
「大丈夫よ。木俣先生からお金貰ったらすぐ帰るよ」
どうやらラファにとって抗体作りはアルバイト感覚だったらしい。
ラファの私生活指導員だった幹江先輩と懐かしい顔合わせをしたあと、お礼のお金を受け取ったラファは帰っていった。
こうして泰彦は人類の脅威――女体化ウイルス――の現在認識されている四つの種類の抗体をすべて手に入れた。
これによりワクチンの開発も進められ、早いうちに実用化されることだろう。
しかし、まだ泰彦も木俣先生も気がついていなかった。女体化ウイルスは今も進化し続けているということに。
泰彦の体の中で、A型ともB型ともC型ともD型とも異なる新たな型の女体化ウイルスが伊吹を始めていた。
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