2 / 9
シャワーを浴びる
しおりを挟む
オレのアパートの部屋の前まで来た。
ポケットから鍵を取り出そうとしたがない。
そりゃそうだ。この体は女子高生の体だから。
「ポケットに鍵があるから」
オレの体の女子高生に鍵を開けてもらい部屋へ入る。
さて、これからどうすればいいんだ?
「私の体、汗臭いからシャワー浴びてきて」
「ちょっと待て、オレがか?」
「この体はお風呂入ったばかりでしょ?」
オレの体の女子高生が自分の体の匂いをクンクンと嗅いでいる。
確かに風呂上りでビールを切らしていたからコンビニまで買いに行ったところだ。
さっき風呂に入ったばかりなのにもう一度入るのか。
「し、仕方がないな……」
着替えを持って脱衣所へ行く。
裸になるのか。女子高生の体で……。
まずはブレザーを脱ぐ。ブラウスにリボンが付いている。どうやって取るんだ? フックのようなところを発見したので外すことができた。
スカートはどうやって脱ぐんだ? 腰のあたりを見ようとしたら大きな胸が邪魔になった。腰を曲げて覗き込む。見たところファスナーもボタンもないし、ゴムじゃないからお尻に引っかかって下りないし。
悪戦苦闘していたら腰の左側にホックとファスナーを見つけた。こんなところにあったのか。
ファスナーを下ろしたらスカートがストンと床に落ちた。
次にブラウスだが、なんか変だぞ。ああそうか、ボタンが左右違うのか。
なんとか下着姿にまでなることができた。
いよいよブラジャーを外すのか。
えーと確か、背中にホックがあるんだよな。
うーん、うーん、届いた。
ホックを外すと、抑圧されていた胸がぷるんと解放された。
これが女子高生のオッパイ……。
改めて揉んでみた。服越しよりも柔らかい。
最後にパンツを脱ぐ。
やはり無い。あるべきものが無いのは違和感がある。
自分が女の子になってしまったことを実感した。
シャワーを浴び、風呂場から出て、自分のボクサーパンツを穿く。ブラジャーを着けるのはめんどくさそうだったので、そのままTシャツを着た。自分の服なのにブカブカだ。
部屋に戻るとオレの体の女子高生がトレーナーを脱いでTシャツにパンツ一丁で座っていた。
あまりに部屋に馴染んでいるからなんとも思わないけど、よく考えたら女子高生がTシャツにパンツ一丁なんだよな。
「とりあえず、今晩は家に泊まれ。明日医者に診てもらおう」
「医者に行っても頭がおかしくなったって言われるだけじゃない?」
「むぅ、そうかもしれんが……」
「それに私、保険証持ってないよ」
「む、それだと診療費が高くなってしまうかもしれんな」
「私はこのままでいいから、しばらく様子を見ましょうよ」
「オレが困る!」
「それよりも、まだおじさんの名前聞いてなかったね」
「そうだったな。オレの名は、山口真人だ」
「私は若菜音夢。ネムって呼んでね」
「男の恰好のヤツにネムって呼ぶのは抵抗があるな。ワカナさんって名字で呼ぶからお前も名字呼べよ」
「分かった、ヤマグチさん」
「とりあえずもう寝ろ」
「一緒に寝る?」
「はぁ、何で?」
「泊めてくれたら好きにしていいって言ったでしょ」
「ちょっと待て、今の体だとオレの方が身を差し出すことになるんだぞ」
「私は構わないわ」
「オレが構う。男と寝る趣味はない!」
「私はちょっと興味があるけどね」
「いいから寝ろ」
ポケットから鍵を取り出そうとしたがない。
そりゃそうだ。この体は女子高生の体だから。
「ポケットに鍵があるから」
オレの体の女子高生に鍵を開けてもらい部屋へ入る。
さて、これからどうすればいいんだ?
「私の体、汗臭いからシャワー浴びてきて」
「ちょっと待て、オレがか?」
「この体はお風呂入ったばかりでしょ?」
オレの体の女子高生が自分の体の匂いをクンクンと嗅いでいる。
確かに風呂上りでビールを切らしていたからコンビニまで買いに行ったところだ。
さっき風呂に入ったばかりなのにもう一度入るのか。
「し、仕方がないな……」
着替えを持って脱衣所へ行く。
裸になるのか。女子高生の体で……。
まずはブレザーを脱ぐ。ブラウスにリボンが付いている。どうやって取るんだ? フックのようなところを発見したので外すことができた。
スカートはどうやって脱ぐんだ? 腰のあたりを見ようとしたら大きな胸が邪魔になった。腰を曲げて覗き込む。見たところファスナーもボタンもないし、ゴムじゃないからお尻に引っかかって下りないし。
悪戦苦闘していたら腰の左側にホックとファスナーを見つけた。こんなところにあったのか。
ファスナーを下ろしたらスカートがストンと床に落ちた。
次にブラウスだが、なんか変だぞ。ああそうか、ボタンが左右違うのか。
なんとか下着姿にまでなることができた。
いよいよブラジャーを外すのか。
えーと確か、背中にホックがあるんだよな。
うーん、うーん、届いた。
ホックを外すと、抑圧されていた胸がぷるんと解放された。
これが女子高生のオッパイ……。
改めて揉んでみた。服越しよりも柔らかい。
最後にパンツを脱ぐ。
やはり無い。あるべきものが無いのは違和感がある。
自分が女の子になってしまったことを実感した。
シャワーを浴び、風呂場から出て、自分のボクサーパンツを穿く。ブラジャーを着けるのはめんどくさそうだったので、そのままTシャツを着た。自分の服なのにブカブカだ。
部屋に戻るとオレの体の女子高生がトレーナーを脱いでTシャツにパンツ一丁で座っていた。
あまりに部屋に馴染んでいるからなんとも思わないけど、よく考えたら女子高生がTシャツにパンツ一丁なんだよな。
「とりあえず、今晩は家に泊まれ。明日医者に診てもらおう」
「医者に行っても頭がおかしくなったって言われるだけじゃない?」
「むぅ、そうかもしれんが……」
「それに私、保険証持ってないよ」
「む、それだと診療費が高くなってしまうかもしれんな」
「私はこのままでいいから、しばらく様子を見ましょうよ」
「オレが困る!」
「それよりも、まだおじさんの名前聞いてなかったね」
「そうだったな。オレの名は、山口真人だ」
「私は若菜音夢。ネムって呼んでね」
「男の恰好のヤツにネムって呼ぶのは抵抗があるな。ワカナさんって名字で呼ぶからお前も名字呼べよ」
「分かった、ヤマグチさん」
「とりあえずもう寝ろ」
「一緒に寝る?」
「はぁ、何で?」
「泊めてくれたら好きにしていいって言ったでしょ」
「ちょっと待て、今の体だとオレの方が身を差し出すことになるんだぞ」
「私は構わないわ」
「オレが構う。男と寝る趣味はない!」
「私はちょっと興味があるけどね」
「いいから寝ろ」
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
男子中学生から女子校生になった僕
葵
大衆娯楽
僕はある日突然、母と姉に強制的に女の子として育てられる事になった。
普通に男の子として過ごしていた主人公がJKで過ごした高校3年間のお話し。
強制女装、女性と性行為、男性と性行為、羞恥、屈辱などが好きな方は是非読んでみてください!
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる