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しおりを挟む私はその血の味わいに、唯々うっとりしながら…。
今まで飲んできた血と比べられないほど甘く、ひと舐めしただけで、
ずっと飲んでいたくなるような味わいの、それを…。
極上のご褒美と、思いながら…。
健気に血をくれるアキツシマに、心の底から感謝をして…。
『…これほどまで穢れを知らない生の味わいを出せるのは、アキが誰よりも聖人で、
どんなに汚れても、穢れない心を持っているから、なのだろうな…』と褒めながら…。
ーーこの極上のご褒美をもっと沢山味わいたくて。
私はアキツシマの乳首を、赤子が、母親の母乳を求めるかのように…。
何振り構わず強く吸えば。
「アァァアっ…!!」とアキツシマの口から、甘い叫声が上がった。
ーーその叫声はとても甘く、そして淫らで…。
ここ最近アキツシマとした、情事の中でも。
一番と言える程の声で、私は少し複雑な、気持ちになりながらも…。
アキツシマの、桜色よりも赤く色づくそれを強く吸っては、弱くと繰り返し…。
優しく愛撫をするかのような動きで、乳首を攻めるように舌を動かし吸えば、
アキツシマの口からひどく感じたような声が、とめどなく溢れ…。
ーーまるで、声を抑えるという行為を忘れたかのような甘い声を、
部屋中に撒き散らかしながら。
アキツシマは内股をビクビクと震わせ、強すぎる快楽に耐えようと努力して努力出来ず、
口からよだれをだらだらと、垂らしながら…。
「らぁああにゃ…。それきもちいぃいいっ…!!アキ、らめぇになっちゃうっ…」
とまるで媚薬でも飲まされたかのような、甘い言葉を口からとめどなく溢れさせていた。
私はそんなひどく乱れるアキツシマを見て、さらに興奮し…。
ふと、気がつけば。
知らぬ間に、アキツシマの股間に手を伸ばしており。
彼の可愛くて愛らしいそれを、優しく掴んでやると…。
どうやら、私に胸を吸われたことがだいぶ気持ちが良かったらしく…。
アキツシマのそれは精液でぐっしょりと濡れており、少し萎えた先端からはだらだらと白い液体を零していたのを見て…。
ーーまさか、自分の恋人が乳首を弄られると、
すぐにイってしまうタイプだったということが分かり…。
少しショックを覚えながら、すかさず。
私が最も気に入っている部分でもある。
形の良い臀部へと手をやりながら、
さわさわと撫でるようにアキツシマの柔らかな尻を強く揉んだ。
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