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第二章
わたしの日常⑥
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さてさて本日の、精霊さんどこまで認識してるの問題もひとまず落ち着き、今は夜のおやすみ準備中です。
ここはおとしゃまとかぁしゃまの寝室。まだまだひとりで寝るのはさみしいので、おとしゃまとかぁしゃまに挟まれて眠るのです。
おとしゃまは今日は帰りが遅かったので、ひとりでごはんを食べて、ただいま入浴中。
この家ねぇ、流石お貴族さまっていうか、各々の部屋にお風呂が付いているんだよ。それに家族みんなで入る事のできる大浴場もあるの。
今日は大浴場だったんだけど、流石にひとりでは入れないから、ウィルにぃと一緒に入りました。そりゃあもう丁寧に丁寧に洗われました。疲れた…。
体もポカポカだし、もうね、わたしはネムネムなのですよ。
今はかぁしゃまが添い寝してくれて、お腹をぽんぽんってリズムよく優しくてたたいてくれている。
ああ、かぁしゃま。それをされるとエルはすぐに寝てしまうのです。
おとしゃまのお顔が見れないのは残念だけど、もう限界…。うとうとしてきました…。
「エルちゃん。おやすみ。いい夢を」
とかぁしゃまが、おでこにチュってしてくれる。
おやすみなさい…。かぁしゃま…。
「エル、エル。おはよう。朝だよ」
うみゅ~っ…。わたしはまだまだ眠いですよ。
イヤイヤをしながらお布団の中でゴソゴソする。
ん??このわたしに巻き付いている太い腕は…
段々と覚醒してきて、ハッと目を覚ますと眩しい笑顔を浮かべたテライケメン。
笑顔が眩し過ぎて目がぁ~っ目が~っ…。
あっ、おとしゃまでしたか…。こりゃ失礼…。
「さぁ、エル。起きようね」
おとしゃまがわたしのふくふくほっぺにチュッとおはようのあいさつをしてきます。
そして今度は期待に満ちた目でわたしを見てきます。コレはアレですね。
わたしも朝のあいさつをしないと逃げられないやつ…。ここは気合いを入れて、
「とーしゃ はーよ」
と声をかけながら、おとしゃまのほっぺにチュッとします。
すると何ということでしょう…。おとしゃまの顔がデロデロに崩れるのです。
おとしゃま…。顔面がスゴイ事になってますよ。
「あら。エルちゃん。起きたのね。おはよう」
かぁしゃまも、チュッとふくふくほっぺにおはようのあいさつをしてくれます。
「かぁしゃ はーよ」
わたしも、かぁしゃまにチュッと朝のごあいさつ。
「フィリー。あなたも、おはよう」
「ああ、おはよう。ハリー」
『フィリー』はおとしゃまの愛称で、『ハリー』はかぁしゃまの愛称。
愛称で呼び合いながら、チュッチュッとお互いに朝のごあいさつ。
うひゃ~っ!!見ているこっちが照れますなぁ。
まぁ、これがおとしゃまとかぁしゃまの日課で通常運転らしいけど。
夫婦仲がいい事は、良き事かな。
「さぁ、エルちゃん。お顔を洗って、お洋服に着替えましょうね」
そう言いながら、かぁしゃまが濡らしたタオルで優しく顔を拭ってくれる。そして、かぁしゃまに手伝ってもらいながらお着替えです。
わたしがかぁしゃまに着替えさせてもらっている間に、おとしゃまは自分の専属従者を呼んで着替える。
「さぁ、エル。お母さまがお着替えする間、お父さまとお喋りしようか」
かぁしゃまは自分のお部屋でお着替えです。
その間、寝室にあるソファーに座った、おとしゃまの膝の上。
「エルは今日いち日、何をして過ごすんだい?」
「う? うんしょ おしょと いきゅ」
「そっか。エルはお外で遊ぶのが好きなんだね。ただ、ケガをしない様にお母さま達の言う事をよく聞くんだよ」
「うん わきゃる したっ!!」
「そうかい?エルはお利口さんだし、可愛いなぁ~」
あっ…。
さっきまで優しく話かけてくれていた、おとしゃまがデロデロモードになった。
おとしゃま、一見すると冷たく見えるのに、ギャップが激しいな。
「あらあら。あなたったら。
エルちゃん、お母さまのお着替えも終わったから、朝ごはんを食べに行きましょうか」
おとしゃまの様子を見て、かぁしゃまがくすくすと笑っています。
かぁしゃま、朝から美人で可愛いですね。
わたしも成長したら、かぁしゃまみたいになれるかな?
ここはおとしゃまとかぁしゃまの寝室。まだまだひとりで寝るのはさみしいので、おとしゃまとかぁしゃまに挟まれて眠るのです。
おとしゃまは今日は帰りが遅かったので、ひとりでごはんを食べて、ただいま入浴中。
この家ねぇ、流石お貴族さまっていうか、各々の部屋にお風呂が付いているんだよ。それに家族みんなで入る事のできる大浴場もあるの。
今日は大浴場だったんだけど、流石にひとりでは入れないから、ウィルにぃと一緒に入りました。そりゃあもう丁寧に丁寧に洗われました。疲れた…。
体もポカポカだし、もうね、わたしはネムネムなのですよ。
今はかぁしゃまが添い寝してくれて、お腹をぽんぽんってリズムよく優しくてたたいてくれている。
ああ、かぁしゃま。それをされるとエルはすぐに寝てしまうのです。
おとしゃまのお顔が見れないのは残念だけど、もう限界…。うとうとしてきました…。
「エルちゃん。おやすみ。いい夢を」
とかぁしゃまが、おでこにチュってしてくれる。
おやすみなさい…。かぁしゃま…。
「エル、エル。おはよう。朝だよ」
うみゅ~っ…。わたしはまだまだ眠いですよ。
イヤイヤをしながらお布団の中でゴソゴソする。
ん??このわたしに巻き付いている太い腕は…
段々と覚醒してきて、ハッと目を覚ますと眩しい笑顔を浮かべたテライケメン。
笑顔が眩し過ぎて目がぁ~っ目が~っ…。
あっ、おとしゃまでしたか…。こりゃ失礼…。
「さぁ、エル。起きようね」
おとしゃまがわたしのふくふくほっぺにチュッとおはようのあいさつをしてきます。
そして今度は期待に満ちた目でわたしを見てきます。コレはアレですね。
わたしも朝のあいさつをしないと逃げられないやつ…。ここは気合いを入れて、
「とーしゃ はーよ」
と声をかけながら、おとしゃまのほっぺにチュッとします。
すると何ということでしょう…。おとしゃまの顔がデロデロに崩れるのです。
おとしゃま…。顔面がスゴイ事になってますよ。
「あら。エルちゃん。起きたのね。おはよう」
かぁしゃまも、チュッとふくふくほっぺにおはようのあいさつをしてくれます。
「かぁしゃ はーよ」
わたしも、かぁしゃまにチュッと朝のごあいさつ。
「フィリー。あなたも、おはよう」
「ああ、おはよう。ハリー」
『フィリー』はおとしゃまの愛称で、『ハリー』はかぁしゃまの愛称。
愛称で呼び合いながら、チュッチュッとお互いに朝のごあいさつ。
うひゃ~っ!!見ているこっちが照れますなぁ。
まぁ、これがおとしゃまとかぁしゃまの日課で通常運転らしいけど。
夫婦仲がいい事は、良き事かな。
「さぁ、エルちゃん。お顔を洗って、お洋服に着替えましょうね」
そう言いながら、かぁしゃまが濡らしたタオルで優しく顔を拭ってくれる。そして、かぁしゃまに手伝ってもらいながらお着替えです。
わたしがかぁしゃまに着替えさせてもらっている間に、おとしゃまは自分の専属従者を呼んで着替える。
「さぁ、エル。お母さまがお着替えする間、お父さまとお喋りしようか」
かぁしゃまは自分のお部屋でお着替えです。
その間、寝室にあるソファーに座った、おとしゃまの膝の上。
「エルは今日いち日、何をして過ごすんだい?」
「う? うんしょ おしょと いきゅ」
「そっか。エルはお外で遊ぶのが好きなんだね。ただ、ケガをしない様にお母さま達の言う事をよく聞くんだよ」
「うん わきゃる したっ!!」
「そうかい?エルはお利口さんだし、可愛いなぁ~」
あっ…。
さっきまで優しく話かけてくれていた、おとしゃまがデロデロモードになった。
おとしゃま、一見すると冷たく見えるのに、ギャップが激しいな。
「あらあら。あなたったら。
エルちゃん、お母さまのお着替えも終わったから、朝ごはんを食べに行きましょうか」
おとしゃまの様子を見て、かぁしゃまがくすくすと笑っています。
かぁしゃま、朝から美人で可愛いですね。
わたしも成長したら、かぁしゃまみたいになれるかな?
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