7 / 82
薔薇摘む人
7
しおりを挟む施設から持ってきた少ない荷物の中から、タオルを取り出す。
保さんが言っていたバスルームへと入り、服を脱ぎ捨てて湯船の方へ行こうとして立ち止まる。
滑らかな陶器の洗面台に映る自分の姿に、一瞬ぎょっとなってしまったから。
大きくて、ギョロっとした印象の目は気持ちが悪かったし、血色の悪い肌は血管が浮いて見えそうで不気味だ。
『気味ノ悪イ』
そう言ったのは誰だったか…
俺は急いで鏡から目を逸らし、延び放題の髪で顔を隠した。
「ええと…」
手早く服を脱ぎ捨ててタイルではなく、大理石でできた浴室に入って辺りを見渡す。
今まで入った風呂がなんだったのか…そんな事を思いながらシャワーを外した。
これで、ナカを綺麗にしておかないといけない。
『イイカイ?次カラハ自分デ準備シテ来ルンダヨ?』
手を煩わせないように…
ヤりやすいように…
片足を湯船に掛け、湯の温さを確認してからシャワーベッドを尻の窪みへと押し当てる。
気張るように尻に力を込めると、ずじゅ…と音がして直腸がほんのりと温かくなるのを感じた。
繰り返し洗い、汚れた水が出なくなったのを確認してから指を這わす。
『狭クテきつクテ…楷ノ中ハ蕩ケル様デ本当ニ具合ガ良イヨ』
背後で荒い息と共に言われた感想に、なんの感情も沸かなかった。毛の生えた脂ぎった汚い手が身体中を這いずり回り、ぬたぬたと舌がそれを追いかけて舐め回す。
犬の様な格好をさせて後ろから突くのが好きだったその男は、毎晩毎晩俺の中に沢山の精を吐き出した。
『ぴんくデ可愛イナァ…マダ女ヲ知ランノダロ?ナァニ、コチラガコレダケ具合ガ良インダ。俺ガ可愛ガッテヤル』
俺の小さなモノを扱き上げ、ベロリと煙草臭い口で吸い上げる。
気持ち悪くて…仕方がなかった…
けれど、夜毎他の家人の目を盗んで繰り返し犯される度に、最初は萎えたままだった俺のモノは立ち上がる様になり、やがて男に攻められればとろとろと先端から白い液を溢す様になっていた。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
スイート・スパイシースイート
鈴紐屋 小説:恋川春撒 絵・漫画:せつ
BL
佐藤裕一郎は経営してるカレー屋から自宅への帰り道、店の近くの薬品ラボに勤める研究オタクの竹川琢を不良から助ける。そしたら何か懐かれちまって…? ※大丈夫っ(笑)この小説はBLです。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる