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言えない言葉
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いつの間にか流れていた涙を拭われ、視線が上に君臨する嘉納へと向かう。
能面のような端整な顔に飛び散ったオレのはしたない液が、何があったかをありありと物語る。
「量も多いし、濃いように思えます。───」
一瞬、間があった。
「───感じましたか?」
耳元で囁かれた言葉に、かぁっと顔が赤くなるのを感じた。
視線で口の中のネクタイを取れと脅すと、緩く首が傾げられた。
「取ってもいいですが、貴方は情事の際の声が大きい。廊下に漏れてしまう可能性がありますよ?」
「ん゙っ…!!」
割り開かれたままの足をばたつかせ、抗議とばかりに睨み付ける。
睨み付けたが…頬を擽られた。
「ねだる顔をしても駄目ですよ。次は私も一緒にイかせて下さい」
嘉納の表情はやはり変わらず、欲情した素振りも見えない。
「んっ────!!」
「足をもっと開いて下さい」
射精後の余韻で引くつく腿を撫でられて身体中がわななく。
過ぎた快感に自然とまた涙が零れた。
「うん?嬉しいですか?」
───貴方は本当に好き者だ
そう訳の分からない言葉を吐いた嘉納が自分のパンツの前を寛げる。
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いつの間にか流れていた涙を拭われ、視線が上に君臨する嘉納へと向かう。
能面のような端整な顔に飛び散ったオレのはしたない液が、何があったかをありありと物語る。
「量も多いし、濃いように思えます。───」
一瞬、間があった。
「───感じましたか?」
耳元で囁かれた言葉に、かぁっと顔が赤くなるのを感じた。
視線で口の中のネクタイを取れと脅すと、緩く首が傾げられた。
「取ってもいいですが、貴方は情事の際の声が大きい。廊下に漏れてしまう可能性がありますよ?」
「ん゙っ…!!」
割り開かれたままの足をばたつかせ、抗議とばかりに睨み付ける。
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「ねだる顔をしても駄目ですよ。次は私も一緒にイかせて下さい」
嘉納の表情はやはり変わらず、欲情した素振りも見えない。
「んっ────!!」
「足をもっと開いて下さい」
射精後の余韻で引くつく腿を撫でられて身体中がわななく。
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「うん?嬉しいですか?」
───貴方は本当に好き者だ
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