11 / 125
本編
姪の友達事情
しおりを挟む
新型中二病に感染中の姪こと神田メイは人の想像を軽く超えてくる女の子です。
「そういえば、二年になったとたんに中二病になって友達へらないの?」
「へってないよ。むしろ増えた」
「増えた!?」
普通に考えるなら新型中二病とはいえ中二病は中二病だ。いくら、社会が受け入れ態勢ばっちりだったとしても相当なマイナス点のはずだ。
「おじさん落ち着いて。どうどうどう」
馬をなだめるようにされたのは傷つくが、たしかに一度落ち着こう。
「どうやったんだ。どうして友達が減らなかったんだ、僕の時は半径1m以内に近づいてくる人はほとんどいなかったというのに」
「えーっとねえ、説明したから大丈夫だったよ」
「説明!?」
「うん、始業式の日に明日から中二病になるって言ったら大丈夫だった」
「それだけ?」
「うん、そうだけど」
なん・・・・だと・・・。いくら、中二病を題材にしたコンテンツが多いからってそんな簡単に受け入れられるものなのか。
もしそうだとするなら、現代っ子の包容力は半端ない。
「そういえば、二年になったとたんに中二病になって友達へらないの?」
「へってないよ。むしろ増えた」
「増えた!?」
普通に考えるなら新型中二病とはいえ中二病は中二病だ。いくら、社会が受け入れ態勢ばっちりだったとしても相当なマイナス点のはずだ。
「おじさん落ち着いて。どうどうどう」
馬をなだめるようにされたのは傷つくが、たしかに一度落ち着こう。
「どうやったんだ。どうして友達が減らなかったんだ、僕の時は半径1m以内に近づいてくる人はほとんどいなかったというのに」
「えーっとねえ、説明したから大丈夫だったよ」
「説明!?」
「うん、始業式の日に明日から中二病になるって言ったら大丈夫だった」
「それだけ?」
「うん、そうだけど」
なん・・・・だと・・・。いくら、中二病を題材にしたコンテンツが多いからってそんな簡単に受け入れられるものなのか。
もしそうだとするなら、現代っ子の包容力は半端ない。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
機械娘の機ぐるみを着せないで!
ジャン・幸田
青春
二十世紀末のOVA(オリジナルビデオアニメ)作品の「ガーディアンガールズ」に憧れていたアラフィフ親父はとんでもない事をしでかした! その作品に登場するパワードスーツを本当に開発してしまった!
そのスーツを娘ばかりでなく友人にも着せ始めた! そのとき、トラブルの幕が上がるのであった。
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
アルファちゃんと秘密の海岸 第1話 根も葉もない話
たいら一番
青春
少女ミチと、謎の少女アルファちゃん達の徒然なるお喋り。7000字程度の短いストーリーなので、暇な時に、暇つぶし、話しのタネになるかも。女の子たちがあーだこーだ話してるだけ。
アナタはイケメン達に囲まれた生活を望みますか? ▶はい いいえ
山法師
青春
私立紅蘭(こうらん)高校二年生の如月結華(きさらぎゆいか)。その結華の親友二人に、最近恋人が出来たらしい。恋人が出来たのは喜ばしいと思う。だが自分は、恋人──彼氏どころか、小中高とここまでずっと、恋愛といったものとは縁遠い生活を送っている。悲しい。そんなことを思っていた結華は、家の近所に恋愛成就の神社があることを思い出す。どうせ何もならないだろうと思いながらも、結華はそこにお参りをして、彼氏が欲しいと願った。そして、奇妙な夢を見る。
結華は、起きても鮮明に覚えている意味不明な内容のその夢を不思議に思いながらも、まあ夢だし、で、片付けようとした。
が、次の日から、結華の周りで次々と妙なことが起こり始めたのだった──
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
深海の星空
柴野日向
青春
「あなたが、少しでも笑っていてくれるなら、ぼくはもう、何もいらないんです」
ひねくれた孤高の少女と、真面目すぎる新聞配達の少年は、深い海の底で出会った。誰にも言えない秘密を抱え、塞がらない傷を見せ合い、ただ求めるのは、歩む深海に差し込む光。
少しずつ縮まる距離の中、明らかになるのは、少女の最も嫌う人間と、望まれなかった少年との残酷な繋がり。
やがて立ち塞がる絶望に、一縷の希望を見出す二人は、再び手を繋ぐことができるのか。
世界の片隅で、小さな幸福へと手を伸ばす、少年少女の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる