上 下
3 / 3

第3話 お役目

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

笹目いく子
2022.09.04 笹目いく子

ついつい涙ぐんでしまいました。「姫の前」の番外編、どれもしみじみと切ないです…(涙)本格的な時代物にコメディ、風景描写に心理描写にと全方位に筆力がおありで感嘆するばかりなんですが、男性の造形が特に魅力的で好きです。
苦悩を抱えながらも瑞々しく清潔で、凛々しい(頼家さえも憎めない…!)。
私は掌編を書くのが苦手なんですが、やまの様は構成が巧みで見事に引きずり込まれます。
いやーもう、この文字数で泣かされるなんて!と思いつつ読み返しては涙ぐんでおります。

笹目いく子

やまの龍
2022.09.04 やまの龍

笹目いく子様、番外編にももったいないくらいの感想をいただき、ありがとうございます。それに他の作品も読んで下さった上に身に余るばかりのお言葉を頂いて本当に恐縮です。(まさか頼家の名が出てくるとは)私こそが笹目様の描かれる、懐が深くて、優しさ強さに溢れた登場人物たちに憧れて止みません。人も、また人でないものたち、ガラクタたちにも、どこか少しだけ抜けがあるというか絶妙な隙があったりして、どのキャラクターも(最近のお気に入りは泥徳さん)可愛くて愛おしくなります。
お忙しい中と思いますが、また新作楽しみにしております。本当にありがとうございました。

解除

あなたにおすすめの小説

終わりを迎える日

渚乃雫
歴史・時代
鎌倉幕府設立者、源頼朝に「師父」と呼ばれた「千葉常胤」の最期の時を綴った話 時は1180年 平清盛により伊豆に流されていた源頼朝。 34歳で挙兵するも、石橋山(神奈川県小田原市)での戦いで平氏に敗れ、命からがら安房国に逃れたことから、歴史は動き出した。 鎌倉幕府設立に尽力をした千葉常胤氏が挙兵を決めた時のことにスポットライトを当てた話 登場人物 源頼朝 千葉常胤 千葉胤正 千葉胤頼 千葉成胤 藤九郎盛長 2017年 千葉文学賞応募作 同タイトルで長編 【終わりを迎える日(長編)】も執筆中!

【完結】私の愛した聖人君子

やまの龍
歴史・時代
三浦の一の姫は華々しく江間頼時へと嫁いだ。でも彼は駄目男。優しくて正直な男は、今の鎌倉じゃあ生き抜いていけないのよ。北条義時の長男、泰時とその妻の恋物語。

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

あづま日記(頼朝と政子の出逢い

やまの龍
歴史・時代
平治の乱で敗れて伊豆に流された まだうら若き頼朝が、初めて政子と会った話。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

お狐長屋の両隣り [完結]

BBやっこ
歴史・時代
四軒の長屋がポツンとある。そこには大家さんと、一人暮らしの娘っ子がいて、二つの空いた部屋を貸し出すが、なかなか居付かない。なぜだろうと思いつつのんびり過ごしている人情もの

王が気づいたのはあれから十年後

基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。 妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。 仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。 側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。 王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。 王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。 新たな国王の誕生だった。

ich rede nichts 赤い皇女は語らない

悠井すみれ
歴史・時代
一九六一年、ウィーン郊外に住まう老婦人をひとりの記者が訪ねる。 老婦人の名はエリザベート・マリー・ペツネック。 オーストリア=ハンガリー帝国の実質的な最後の皇帝、フランツ・ヨーゼフの孫娘であり、後に社会民主主義者と結婚したため「赤い皇女」とも呼ばれる女性だった。 取材に対して「私は何も語らない(ich rede nichts)」、すべては終わったことだと言いながら、彼女は過ぎた時代に思いを馳せる── 表紙画像はぱくたそより。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。