【完結】私の愛した聖人君子

三浦の一の姫は華々しく江間頼時へと嫁いだ。でも彼は駄目男。優しくて正直な男は、今の鎌倉じゃあ生き抜いていけないのよ。北条義時の長男、泰時とその妻の恋物語。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,196 位 / 192,196件 歴史・時代 2,386 位 / 2,386件

あなたにおすすめの小説

藤と涙の後宮 〜愛しの女御様〜

蒼キるり
歴史・時代
藤は帝からの覚えが悪い女御に仕えている。長い間外を眺めている自分の主人の女御に勇気を出して声をかけると、女御は自分が帝に好かれていないことを嘆き始めて──

秦宜禄の妻のこと

N2
歴史・時代
秦宜禄(しんぎろく)という人物をしっていますか? 三国志演義(ものがたりの三国志)にはいっさい登場しません。 正史(歴史の三国志)関羽伝、明帝紀にのみちょろっと顔を出して、どうも場違いのようなエピソードを提供してくれる、あの秦宜禄です。 はなばなしい逸話ではありません。けれど初めて読んだとき「これは三国志の暗い良心だ」と直感しました。いまでも認識は変わりません。 たいへん短いお話しです。三国志のかんたんな流れをご存じだと楽しみやすいでしょう。 関羽、張飛に思い入れのある方にとっては心にざらざらした砂の残るような内容ではありましょうが、こういう夾雑物が歴史のなかに置かれているのを見て、とても穏やかな気持ちになります。 それゆえ大きく弄ることをせず、虚心坦懐に書くべきことを書いたつもりです。むやみに書き替える必要もないほどに、ある意味清冽な出来事だからです。

平治の乱が初陣だった落武者

竜造寺ネイン
歴史・時代
平治の乱。それは朝廷で台頭していた平氏と源氏が武力衝突した戦いだった。朝廷に謀反を起こした源氏側には、あわよくば立身出世を狙った農民『十郎』が与していた。 なお、散々に打ち破られてしまい行く当てがない模様。

愛を伝えたいんだ

el1981
歴史・時代
戦国のIloveyou #1 愛を伝えたいんだ 12,297文字24分 愛を伝えたいんだは戦国のl loveyouのプロローグ作品です。本編の主人公は石田三成と茶々様ですが、この作品の主人公は於次丸秀勝こと信長の四男で秀吉の養子になった人です。秀勝の母はここでは織田信長の正室濃姫ということになっています。織田信長と濃姫も回想で登場するので二人が好きな方もおすすめです。秀勝の青春と自立の物語です。

要塞少女

水城洋臣
歴史・時代
蛮族に包囲され孤立した城を守り抜いた指揮官は、十四歳の少女であった。  三国時代を統一によって終わらせた西晋王朝の末期。  かつて南中と呼ばれた寧州で、蛮族の反乱によって孤立した州城。今は国中が内紛の只中にあり援軍も望めない。絶体絶命と思われた城を救ったのは、名将である父から兵法・武芸を学んだ弱冠十四歳の少女・李秀であった……。  かの『三國志』で、劉備たちが治めた蜀の地。そんな蜀漢が滅びた後、蜀がどんな歴史を辿ったのか。  東晋時代に編纂された史書『華陽國志』(巴蜀の地方史)に記された史実を元にした伝奇フィクションです。

平安の終焉、鎌倉の始まり

Ittoh
歴史・時代
 平安時代から鎌倉時代というのは、何年で切り替わりましたというモノではなかったのだと思います。平安時代を象徴する律令制度が、新たな制度に呑み込まれていった流れが、平安から鎌倉の流れを作ったのだと思います。 史上初めて武家として、天下を統一した源頼朝を宵闇鎌倉にて描きます。  平安の終焉を迎え、新たな日ノ本の始まりについてちょっと描いてみました。時間的な関係が、話の都合上史実とは異なります。 最初は、蛭ヶ小島で暮らしていた頼朝の話となります。

たれやも通ふ萩の下道(したみち)

鈴木 了馬
歴史・時代
 平和憲法のもと、象徴天皇として即位された今上天皇(明仁)の御代、平成の世は終わろうとしている。  歴史を紐解けば、日本という国は、天皇とともに歩んで来た、と言っていい。  しかし、その天皇も、順風だけで続いてきたわけではない。  幾度となく、天皇家は苦難の時代を経験してきた。  あるいは、今の時代こそ、まさにその時かもしれない。  順徳天皇の生涯を追っていくと、そのことを考えずにはいられなかった。  いや、そう思わないでも、なんと不遇な生涯であったことか。  筆者は、第八十四代天皇、順徳院に捧げる哀悼の物語として、これを書き上げた。

海将・九鬼嘉隆の戦略

谷鋭二
歴史・時代
織田水軍にその人ありといわれた九鬼嘉隆の生涯です。あまり語られることのない、海の戦国史を語っていきたいと思います。