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楽しい魔法教室
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居直り強盗よろしく悪役としての自覚が芽生えた僕は魔術の授業が行われる講堂へと勇んで歩みを進めていた。
いきなり3限目から授業に参加するのはちょっと気まずいけれどそんなこと言ってられない。でも、リッキーとジェシカからしたら急によく分からない理由で教室出ていってしれっと帰ってきたやつなわけで、向こうからしても気まずいわけで。
やっぱり今日のところはサボるべきか。でもでも、やっぱりやっぱり魔術の初授業は受けたい。
あ、着いちゃった。
踵を返して深呼吸してまた扉を向いてやっぱり踵を返してと繰り返している内に落ち着いて扉を開けた。
「魔術ってのはね、論理も大事だけど1番は感覚だよね感覚。使っているうちに慣れるさ。って、あ、フィンリー君かい?よろしくね~~。ジェイコブ・クレイスラー、クレイスラー先生です。席順は普段の教室と一緒ね」
「よろしくお願いします」
「うん。でね~、なんだっけ?まあいいか。君らの前にあるのが杖だよ、持ってみて~」
マイペースそうで優しそうだ。遅れていたことは特に気にしていないその様子に幾分か安心して話し続ける先生の話を聞きながら席に着いた。クレイスラー先生、名前はジェイコブ?何か聞いたことあるような。
「みんな持てた?ふふっいいなぁ~この感じ。初めて魔法使う人も居るのかな?ワクワクするね~。杖の持ち方に決まりは無いから自分の持ちやすい方法で良いよ。それは自分のだからその印を付けるために早速魔法を使おう」
一応屋敷から自分の杖は持ってきたが新しいのを貰ったからそっちを使おうかな。まだ手に馴染んでいない杖を握る感覚に懐かしさを覚えて心が踊るような気がした。
「えーっと、杖と契約するために使う魔法は何でも良いんだけど、どうしようね、何かないかなフィンリー君はどう思う?」
ニコニコと突然話題を振られてびっくりしてしまう。確かにとりあえず魔法を使えば杖との登録は完了するけど誰でもすぐに使えるやつか、うーん、あ、あるじゃん。
「肉体強化とかどうですか」
退屈そうにしていたリッキーを見てそう言った。何か言いたげに見てきたが何だろう。
「ああ、確かに。初めて使う魔法に丁度いいかもね。じゃあそうしよう」
エメラルドの瞳がキラリと光って細められた。大丈夫だったらしい、良かった。突然聞いてくるなんてやっぱり遅れてきたことを根に持っているのだろうか。
「んーと、そうだな、よし。みんな大変!モンスターだ!」
そう言うと周囲はたちまち森の中に変わって目の前の机は 教団は椅子は消えていった。と同時に白くてでっかいモンスターが出現した。本で読んだ魔物とは違うけれど自作キャラなのかな。
初めて見る異様な光景に周りがざわめき出した。幻覚魔法だ。集団に使うと多大な魔力を消費するだろうが大丈夫なのかな。
「リチャード君、助けてー!!!こっち来てー!!」
クレイスラー先生の魔法は凄いのに演技が大根すぎるから台無しだ。ってかリッキーが魔法を使えるのも知ってるんだ。
「はーーーーい!!」
大きな声で返事して先生の方に駆けて行くリッキー。なんかすっごい楽しそうだね?
「でもなーモンスターって多分すっごい強いよね、とても素手じゃ太刀打ち出来ないだろうなー。肉体強化を使えたら倒せそうだよなー」
この茶番いる?と思ったが「すっごい強い」という情報を聞いたリッキーの目がさらに爛々と輝いて元気よく応えた。
「任せてください!……肉体強化!」
「お!!!良いね!良いんじゃない?そのまま殴ってみて!」
「うおおおおお!!!!」
リッキーの咆哮、モンスターよりモンスター。
掛け声とともにリッキーが勢いよく殴るとそのまま魔物は消えた。と思ったらまた出てきてその後さらに数が増えた。
「うおー?!!!!」
「あー!!!倒すと増えるタイプのモンスター!!!これじゃリチャード君でも1人じゃ倒せないよ!!!みんなも助けて!」
この茶番いる?と思ったが、杖を握り直した他の生徒たちは緊張と高揚を抱えた面持ちで大きく頷いた。
「肉体強化!」と次々に叫ぶ声とモンスターが倒れていく音がする。ジェシカも出来たらしく達成感に満ち溢れた顔をしている。良かったね。簡単な魔法と言えどもこんなにすぐ使えるようになるものなのだろうか。クレイスラー先生の授業は凄い。でも、やっぱり出来ない生徒もいるらしく周りを見渡しては悲しそうな表情をしている。なんだか放っておけないので近くに寄って話しかけた。
「大丈夫?」
「フィンリー様……!だ、大丈夫です!モンスターと言っても攻撃してこないので!」
「確かに、弱いもんね。って違う違う!今こいつ力を蓄えてる状況だから襲ってこないだけで段々大きくなるよ!早く倒そう!」
じゃあフィンリー様がやって下さいよ!とは身分差とか授業の趣旨とかを考えた結果言えないのだろう。物言いたげにチラチラと見てきた。
「でも、でも、魔法使えないです!!!」
「使える!!!肉体強化って一緒に唱えて?せーの」
「「肉体強化!」」
杖に魔法が刻まれている。オリバーって名前なんだ。
「殴ってみよう?いけるから!」
「えーーーーい!」
モンスターが倒れた。肩で息をしながらこちらを見てくるオリバー君。
「はあ、はあ。出来ました!!ありがとうございます」
「良かったねオリバー君。ちゃんと杖に名前が刻まれているよ」
「へへっ嬉しいなぁ」
宝物を見るように杖を見るオリバーを見て満足感で胸がいっぱいになる。嬉しさで和んでいると先生が声を上げた。
「みんなー!モンスターが全滅したみたいだよー!!やったね!」
そう言うと周りはまた元の講堂に戻っていた。
キョロキョロザワザワし始めたので先生が叩いた。
「不思議なこともあるもんだねー。あ、どうしよ、時間オーバーしちゃった、理事長には内緒にして!次の授業に遅れないように!ありがとうございました!」
魔法じゃなくて偶然起きたことにするんだ。不思議だ。
楽しいし凄い先生だけど属性魔法について話すのはまだ先らしい。話しかけやすそうだから昼休みになったら質問しに行こうかな。
講堂の扉を開けると丁度クレイスラー先生と話し終わったらしいウィリアム様が扉の方に寄ってきた。
「ウィリアム様、こんにちは」
「フィンリー、こんにちは。クレイスラー先生なら準備室の中にいますよ。あーちょっと待ってください。よし、ではまた。」
「?はい。また」
何だったんだろう。魔力は感じたけど何の魔法かは分からなかった。
「クレイスラー先生ー、質問があって来ました。」
「フィンリー君ごめん!怒ってる?怒ってるよねごめんね何か欲しい物とか無い?」
準備室の中で唸っていたクレイスラー先生に声をかけると開口一番に謝罪された。何で?
「何か謝られるようなことありましたっけ」
「いやっ、あー、ええと。知らなかったかー、謝らなきゃ良かった、ってそれは卑怯か。あの、フィンリー君って他人の魔力を回復出来るじゃない?」
「そうなんですか?」
「えぇ~?!無自覚なんだ。そうなんだよ!それで、本当に申し訳ないけれど魔法でちょちょっといじらせて頂いて魔力を多めに頂戴していました。本当にごめん、具合悪くなったりしていないかい?」
特に何も異変は無い。それで集団に幻覚をかけていても先生は平気そうだったんだ。そんな魔法あるんだな。
「大丈夫です。今も魔力を回復しているんですか?」
「そうだね。あ、ちょっと待ってね。直すから。ってあれ?あ~これは……凄いな。フィンリー君嫌いにならないでね?」
そうエメラルドの瞳に不安を携えて見上げてくるクレイスラー先生。何でも許してしまいそうだ。あ、思い出した。この人攻略対象者だ。闇が深いと噂の。なるほど。
「謝罪なんかよりも答えて欲しいことがあるんですけど」
「ひえっ2人して怖いや。なんだい?」
2人して……?誰のことだろう。まあいいや
「闇属性のことで知っていることを知っているだけ教えて欲しいです。全部」
「んんん、そう来たか。と言っても僕は闇属性が使えないからこれはただの仮説だけど、闇属性は他の人の闇を別の物に変えることが出来るんじゃないかなって」
「他の人の闇」
「そそ、具体的には目に見えないけれどね。風属性は大気の揺れを原動力にするように、炎属性は心の昂りが魔力になるように、なんかこう色々あるじゃん。闇属性にとってのそれは闇かなって。単純すぎ?」
「なるほど。やってみますか?」
「え?」
「クレイスラー先生の闇で試してみましょうよ」
「だめだめ!てか僕に闇なんて無いから!無いよ!」
「えぇー……闇深そうですよ、辛くないですか?」
「闇こそが僕を形作っているから」
……深いな。色んな意味で。
「ちょっとだけ、ちょっとだけですよ」
「だめったらだめ!ほら帰った帰った!」
「うーん、じゃもう1個質問良いですか?」
「ほらほらチャイム鳴るから!今日はありがとうまた今度ね!」
追い出されてしまった。次はもっと早く来よーっと。
いつもより早足で教室まで歩いた。
いきなり3限目から授業に参加するのはちょっと気まずいけれどそんなこと言ってられない。でも、リッキーとジェシカからしたら急によく分からない理由で教室出ていってしれっと帰ってきたやつなわけで、向こうからしても気まずいわけで。
やっぱり今日のところはサボるべきか。でもでも、やっぱりやっぱり魔術の初授業は受けたい。
あ、着いちゃった。
踵を返して深呼吸してまた扉を向いてやっぱり踵を返してと繰り返している内に落ち着いて扉を開けた。
「魔術ってのはね、論理も大事だけど1番は感覚だよね感覚。使っているうちに慣れるさ。って、あ、フィンリー君かい?よろしくね~~。ジェイコブ・クレイスラー、クレイスラー先生です。席順は普段の教室と一緒ね」
「よろしくお願いします」
「うん。でね~、なんだっけ?まあいいか。君らの前にあるのが杖だよ、持ってみて~」
マイペースそうで優しそうだ。遅れていたことは特に気にしていないその様子に幾分か安心して話し続ける先生の話を聞きながら席に着いた。クレイスラー先生、名前はジェイコブ?何か聞いたことあるような。
「みんな持てた?ふふっいいなぁ~この感じ。初めて魔法使う人も居るのかな?ワクワクするね~。杖の持ち方に決まりは無いから自分の持ちやすい方法で良いよ。それは自分のだからその印を付けるために早速魔法を使おう」
一応屋敷から自分の杖は持ってきたが新しいのを貰ったからそっちを使おうかな。まだ手に馴染んでいない杖を握る感覚に懐かしさを覚えて心が踊るような気がした。
「えーっと、杖と契約するために使う魔法は何でも良いんだけど、どうしようね、何かないかなフィンリー君はどう思う?」
ニコニコと突然話題を振られてびっくりしてしまう。確かにとりあえず魔法を使えば杖との登録は完了するけど誰でもすぐに使えるやつか、うーん、あ、あるじゃん。
「肉体強化とかどうですか」
退屈そうにしていたリッキーを見てそう言った。何か言いたげに見てきたが何だろう。
「ああ、確かに。初めて使う魔法に丁度いいかもね。じゃあそうしよう」
エメラルドの瞳がキラリと光って細められた。大丈夫だったらしい、良かった。突然聞いてくるなんてやっぱり遅れてきたことを根に持っているのだろうか。
「んーと、そうだな、よし。みんな大変!モンスターだ!」
そう言うと周囲はたちまち森の中に変わって目の前の机は 教団は椅子は消えていった。と同時に白くてでっかいモンスターが出現した。本で読んだ魔物とは違うけれど自作キャラなのかな。
初めて見る異様な光景に周りがざわめき出した。幻覚魔法だ。集団に使うと多大な魔力を消費するだろうが大丈夫なのかな。
「リチャード君、助けてー!!!こっち来てー!!」
クレイスラー先生の魔法は凄いのに演技が大根すぎるから台無しだ。ってかリッキーが魔法を使えるのも知ってるんだ。
「はーーーーい!!」
大きな声で返事して先生の方に駆けて行くリッキー。なんかすっごい楽しそうだね?
「でもなーモンスターって多分すっごい強いよね、とても素手じゃ太刀打ち出来ないだろうなー。肉体強化を使えたら倒せそうだよなー」
この茶番いる?と思ったが「すっごい強い」という情報を聞いたリッキーの目がさらに爛々と輝いて元気よく応えた。
「任せてください!……肉体強化!」
「お!!!良いね!良いんじゃない?そのまま殴ってみて!」
「うおおおおお!!!!」
リッキーの咆哮、モンスターよりモンスター。
掛け声とともにリッキーが勢いよく殴るとそのまま魔物は消えた。と思ったらまた出てきてその後さらに数が増えた。
「うおー?!!!!」
「あー!!!倒すと増えるタイプのモンスター!!!これじゃリチャード君でも1人じゃ倒せないよ!!!みんなも助けて!」
この茶番いる?と思ったが、杖を握り直した他の生徒たちは緊張と高揚を抱えた面持ちで大きく頷いた。
「肉体強化!」と次々に叫ぶ声とモンスターが倒れていく音がする。ジェシカも出来たらしく達成感に満ち溢れた顔をしている。良かったね。簡単な魔法と言えどもこんなにすぐ使えるようになるものなのだろうか。クレイスラー先生の授業は凄い。でも、やっぱり出来ない生徒もいるらしく周りを見渡しては悲しそうな表情をしている。なんだか放っておけないので近くに寄って話しかけた。
「大丈夫?」
「フィンリー様……!だ、大丈夫です!モンスターと言っても攻撃してこないので!」
「確かに、弱いもんね。って違う違う!今こいつ力を蓄えてる状況だから襲ってこないだけで段々大きくなるよ!早く倒そう!」
じゃあフィンリー様がやって下さいよ!とは身分差とか授業の趣旨とかを考えた結果言えないのだろう。物言いたげにチラチラと見てきた。
「でも、でも、魔法使えないです!!!」
「使える!!!肉体強化って一緒に唱えて?せーの」
「「肉体強化!」」
杖に魔法が刻まれている。オリバーって名前なんだ。
「殴ってみよう?いけるから!」
「えーーーーい!」
モンスターが倒れた。肩で息をしながらこちらを見てくるオリバー君。
「はあ、はあ。出来ました!!ありがとうございます」
「良かったねオリバー君。ちゃんと杖に名前が刻まれているよ」
「へへっ嬉しいなぁ」
宝物を見るように杖を見るオリバーを見て満足感で胸がいっぱいになる。嬉しさで和んでいると先生が声を上げた。
「みんなー!モンスターが全滅したみたいだよー!!やったね!」
そう言うと周りはまた元の講堂に戻っていた。
キョロキョロザワザワし始めたので先生が叩いた。
「不思議なこともあるもんだねー。あ、どうしよ、時間オーバーしちゃった、理事長には内緒にして!次の授業に遅れないように!ありがとうございました!」
魔法じゃなくて偶然起きたことにするんだ。不思議だ。
楽しいし凄い先生だけど属性魔法について話すのはまだ先らしい。話しかけやすそうだから昼休みになったら質問しに行こうかな。
講堂の扉を開けると丁度クレイスラー先生と話し終わったらしいウィリアム様が扉の方に寄ってきた。
「ウィリアム様、こんにちは」
「フィンリー、こんにちは。クレイスラー先生なら準備室の中にいますよ。あーちょっと待ってください。よし、ではまた。」
「?はい。また」
何だったんだろう。魔力は感じたけど何の魔法かは分からなかった。
「クレイスラー先生ー、質問があって来ました。」
「フィンリー君ごめん!怒ってる?怒ってるよねごめんね何か欲しい物とか無い?」
準備室の中で唸っていたクレイスラー先生に声をかけると開口一番に謝罪された。何で?
「何か謝られるようなことありましたっけ」
「いやっ、あー、ええと。知らなかったかー、謝らなきゃ良かった、ってそれは卑怯か。あの、フィンリー君って他人の魔力を回復出来るじゃない?」
「そうなんですか?」
「えぇ~?!無自覚なんだ。そうなんだよ!それで、本当に申し訳ないけれど魔法でちょちょっといじらせて頂いて魔力を多めに頂戴していました。本当にごめん、具合悪くなったりしていないかい?」
特に何も異変は無い。それで集団に幻覚をかけていても先生は平気そうだったんだ。そんな魔法あるんだな。
「大丈夫です。今も魔力を回復しているんですか?」
「そうだね。あ、ちょっと待ってね。直すから。ってあれ?あ~これは……凄いな。フィンリー君嫌いにならないでね?」
そうエメラルドの瞳に不安を携えて見上げてくるクレイスラー先生。何でも許してしまいそうだ。あ、思い出した。この人攻略対象者だ。闇が深いと噂の。なるほど。
「謝罪なんかよりも答えて欲しいことがあるんですけど」
「ひえっ2人して怖いや。なんだい?」
2人して……?誰のことだろう。まあいいや
「闇属性のことで知っていることを知っているだけ教えて欲しいです。全部」
「んんん、そう来たか。と言っても僕は闇属性が使えないからこれはただの仮説だけど、闇属性は他の人の闇を別の物に変えることが出来るんじゃないかなって」
「他の人の闇」
「そそ、具体的には目に見えないけれどね。風属性は大気の揺れを原動力にするように、炎属性は心の昂りが魔力になるように、なんかこう色々あるじゃん。闇属性にとってのそれは闇かなって。単純すぎ?」
「なるほど。やってみますか?」
「え?」
「クレイスラー先生の闇で試してみましょうよ」
「だめだめ!てか僕に闇なんて無いから!無いよ!」
「えぇー……闇深そうですよ、辛くないですか?」
「闇こそが僕を形作っているから」
……深いな。色んな意味で。
「ちょっとだけ、ちょっとだけですよ」
「だめったらだめ!ほら帰った帰った!」
「うーん、じゃもう1個質問良いですか?」
「ほらほらチャイム鳴るから!今日はありがとうまた今度ね!」
追い出されてしまった。次はもっと早く来よーっと。
いつもより早足で教室まで歩いた。
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