アドベンチャーブック

悲鳴の女性を助けに行く。10ページ

　おれは行くぜっ

　私は念の為この宿に居ます。あと曖昧なイメージのテレパシーは送れます。ピンチの時は従ってください

　分かった。

　おれはワンフーを宿に残し、声の主を探す。

　ワンフーは気配を探り注意深く周囲を仙人技で探っている。

　ミツルギさん、、北の倉庫に怪我をした女性が座ってます、、北に、、

　おれは、、北が分からなかったが倉庫らしいところを発見し地図の看板を見て走っていく。

　すると怪我をした女性が足をくじいて座っていた。

　あ、貴方は？

　あ、おれは、、、えっと、なんか悲鳴が聞こえたからつい、、、

　貴方は大丈夫そうね、、私は船の持ち主の娘ジーナ。実は黒胡椒はこの倉庫にたくさんあるのよ。
父は渡すのを反対してるけど、、私はこのままではよくないと思って、この街を危険にさらすのは反対なの。

おれはそれもそうかもと思ったりもした、
正解は無いかもしれない。

あ、おれはミツルギ、ユミナリの城の城主に頼まれて旅をしている。おれもあんたを信用する。だから俺の事も信用してくれ。
おれの仲間が黒胡椒は持ってくるから、、

後ろから気配がした。おれは身構える‼️

大丈夫だ、私だ。船の持ち主イドーンだ。
君たち心配は無用だ。黒胡椒は渡さん。キリがないのだ、これで海賊達の要求は3度目だからな。
、、
俺たちも少しは戦える。水軍を呼んである。友好国のザブーンに手紙をだしてある、明日の到着だ。
君たちは隠れててくれたまえ。

ミツルギといったね、街の女子供を防空壕に避難させてほしいのだ。
これは今から君たちに言いに行こうとしたのだがね。

おれはそういうことなら、、と賛同した。
サクヤとは作戦がズレるが仕方ない。

おれは違和感を感じる、、ワンフーが声を頭に直接イメージを送ってくる。

遅かった。北西のほうから手斧が飛んできた。
俺には当たってないが、、

イドーンは俺を庇って左肩を負傷した。

倉庫の影から海賊が10人はわいてくる。

イドーンは殺せ、倉庫には金になるものが入っている、この娘尾行して正解だったぜ 

、、、イドーンは誤算だったと呟いた


娘だけなら助ける事が出来たのだが、、、、

おれは後悔した。実力がなければ足でまといになるのだ。

おれは倉庫の上の2人の弓矢海賊の矢を避けられずに出血が激しくなり

イドーンは後ろ前から2人の斧を食らって倒れた。

おれは意識が無くなっていく。

ワンフーの駆けつけた音はうっすら聞こえた。

そして闇に包まれていく。

バッドエンド。