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2024年8月28日以降
毎月分配投信は悪いか? 第二章「こんな人には毎月分配投信は需要がある」
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投資効率が悪く、長期の資産形成には決して向かない毎月分配投信。
それでも
「毎月お小遣いが定期的に入ってくる感覚が日本人好み?」
なのか最盛期だった2000年代中盤から約20年、未だに設定数は投信の中でも
メジャーな方の毎月分配型。
買う人もいるから続くのだが、果たしてどんな人が買うのが向いているの
だろう?
これは
「60代以上で既に現役ではなく、アルバイト、または年金などを受けながら
ここまでの貯蓄を少しずつ取り崩しながら余生を送るタイプ」
か
「まだ40代、50代であるが一定以上の資産形成をしてあとはセミリタイア
か完全リタイアするために毎月まとまった額の定期収入がない人」
向けである。
事実、20年前は団塊世代の大量退職を見越して1998年橋本龍太郎内閣の
「金融ビッグバン」により銀行でも投資信託は扱えるようになり、ここぞと
ばかり銀行は手数料を稼ぐために大量退職世代向けに毎月分配投信を売り込
んだ。
しかも円定期や外貨預金との抱き合わせセットで売り出そうとする稚拙
ぶりと、おまけに金融商品知識がそれほどない銀行員が会社の命令のため
余り悪気なく熱心に「投信をいいもの」として退職期のおじさんたちを口説く
のだ。
できるだけ見栄えの良い若い女性行員を駆使して、ねw
で、その口説き文句の中に
「分配金と言う、銀行定期預金で言う利息のようなものが、銀行の利息より
遥かに高い利率で毎月受け取れるんです」
というものw
分配金は利息のような者にされちゃあ困るし、その高い利率というよりは
利回りも保証されたものでないし、運用が悪ければただ投資したお金が何も
付かずに返還される(特別分配。後述)もので説明がもうプロではないw
当時は買う際の手数料が無料の「ノーロード」があまりなく、銀行で買うと
まず3.15%まで最初に徴収される。
その投信が仮に信託報酬1.5%なら最初の一年の運用利回りが4.65%で
やっと「チャラ」ですよw
これほど売り手だけが有利で詐欺まがいな金融商品がありますか?ってw
抱き合わせで売られる円定期利息5%だの8%だの(ただし三か月もの)な
んて最初からプラマイでマイナスになるほど雀の涙にもならない特典。
ま、それだけ当時は買い手の素人だけでなく銀行行員ですら金融リテラシー
が低い時代だったんですよ。
おっと、昔の事情はそこまでにして
「2024年現在、毎月分配型の投信を有効活用できる人の利点」
に触れましょう。
人間は定職から離れアルバイトや年金、副業などして生計をたてるとどう
しても
「毎月定収がない」
ことに不安を感じる動物です。
例えば
「Aさんは40歳で貯蓄は1000万円、年収は地方の小さい市の公務員で年収は
500万だが、60歳まで働く意欲はある」
「Bさんは40歳で既に1億5000万円の金融資産を築いて今年会社を辞めて完全
リタイアする。今後は金融資産を運用しながら食っていく」
という同じ40歳の独身男性がいたとします。
Aさんがいくら60歳まで働いて貯金しまくってもBさんにはこのままでは
到底金融資産で勝てません。
しかしAさんは毎月手取りでおよそ27万程度の収入がある。
一方のBさんは1億5000万持っているものの、40歳の自分が何歳まで生きる
かわからないなかでこれ以上勤労収入ではお金が増えない1億5000万が命綱で
生きなくてはならない。
そうすると心理的にお金のことで不安になるのはAさんよりもBさんになりま
す。
1億5000万程度ではもし90歳まで生きてそれまでに大きな病気とか入院と
か特養など良い老後の施設に入居するのにいくらかかるか・・・とか考えると
足りないかもしれないなどと漠然とした不安を抱えやすいんです。
まあ個人的な勘ですが、Bさんみたいな場合、2億5000万とか3億程度は
ないととても安全圏に思えないのが一般的な日本人の心理になるのではないか
なとは思います。
ということで定年退職、または40代50代のアーリーリタイア層が毎月の
アルバイトや年金や副業収入、または無収入だが貯金の取り崩しでは将来
不安な層のためにこそ「毎月分配型投信」は需要があるのです。
ただしこの場合でも注意が必要です。
以下の点をよく読んでください。
①ある程度まとまった額ではないとまともな分配金がもらえない。
仮にその投信の分配金利回りが安定的に年で5%見込めるとしましょう。
長年運用された実績のある投信で運用資金も安定して豊富で今後も債券や
不動産や株などの運用から5%の利回りが十分期待されるものを選んだと
します。
さて毎月分配型のこの答申を買う人がこの投信から
「毎月10万円欲しい」
と考えたらいくら必要でしょうか?
毎月10万と言うことは一年で120万円です。
すると120万÷0.05=2400万円もこの投信一本に投資しなくてはなりま
せん。
勿論10万円じゃあ、まだ年金を貰っていない人なら、仮にアルバイトや
副業で月5万ほど収入があっても併せて15万円。
ちょっと生活が不安じゃありませんか?w
じゃあ、毎月20万円もらうつもりなら丁度倍なので投資額はなんと4800万!
この人がどれほど資金を持っているかによりますが、一本の毎月分配投信に
4800万円もつぎ込むのはクレージーですよw
②毎月分配金を貰った場合でそこに利益があると「毎月税金が抜かれる」とい
う落とし穴。
毎月分配投信型でも運用成績が良ければ分配金落ちがあってもなお「キャピ
タル利益」を狙うことも出来ます。しかしキャピタル利益が出ている状態で
分配金を貰うとそこから20.315%+森林税の税金が徴収されます。貰える
分配金が減る上に毎月運用が好調だとそのたびにいちいち税金が引かれると
いう悪循環とも戦わなくてはなりませんw
逆に運用成績が下がって「特別分配金」になると税金がかかりませんが、
これは元本割れしている(つまり初期投資額が目減りしている)なかで自分
の投資したお金の一部が強制返還されているだけに過ぎないので全然儲かって
ないどころかこれなら最初から銀行普通預金に置いといて自分が好きな時に
おろしているほうがずっとマシです。
毎月分配投信は運用側にも手間暇かかるためにコストが高い上にさらに
(運用成績が良ければ)毎月税金まで抜かれるというドンデモ仕組み何です
よ~w
ではこれらを少しでも解決する方法をお教えしましょう。
まず①については
「良く調べて、信託報酬のコスト面、投信の運用先と過去の成績の優秀さ
から数本候補を選んで分散させること」
投信でも分散が必要です。
仕組みが複雑なほど信託報酬も高い傾向がありますが、仕組みが複雑なの
は顧客によろしくない投信が多いのでシンプルに
「新興国株式」「先進国株式」「先進国REAT」「新興国債券」「金鉱株
ファンド」「公社債ファンド」「先進国インフラファンド(例としてピクテ
グロインなど)」「高配当米国株」「日本成長株」など何に投資している
か?運用先が明快でわかりやすいものを選び、そこから数本に分けて分散投資
するといいです。
投信でも分散する方が効果が良いことが多いですよ。
「一つの籠に全ての卵を乗せるな」
って奴ですw
②については①とも関連しますが、何も「毎月分配投信」にこだわる必要は
ない。
例えば毎月分配投信一本に集中するのと、「四半期分配型(1・4・7・10
月」「同2・5・8・11月)」「同3・6・9・12」に分配する三本の投信に
分散して投資するのでは後者の方が成績や投資効率は良いことが多い。
毎月分配金がもらえるのは一緒であり、かつ三か月ごとの分配型の方が再投資
効果も節税対策的にも毎月分配より良い。
他にも奇数月分配型(二か月に一回の分配)とか「半年に一回分配するタイプ」
などもあるのでこれらを組み合わせれば、同じ内容の投資先の投信でも分配回数
が少ないために信託報酬などのコストが削れて安くなったり、またこちらも貰う
たびにいちいち税金の影響や税金が引かれることでそのうち特別分配ばかり
になりがちなリスクを低減することができます。
まあ最初から投資資金が1億以上もある人は細かい芸をあんまり考えなくても
いいですが、そもそも1億以上の金融資産がある人は全部を毎月分配型投信に
つぎ込むのは明らかに不利な投資方法なので、結局毎月分配型投信に大きく
生活資金を頼ることは基本的に多くの人は当てはまらないのですが、上手く
使いこなせば毎月分配型投信も悪いだけではないということも伝えておきたい
と思います。
<完>
それでも
「毎月お小遣いが定期的に入ってくる感覚が日本人好み?」
なのか最盛期だった2000年代中盤から約20年、未だに設定数は投信の中でも
メジャーな方の毎月分配型。
買う人もいるから続くのだが、果たしてどんな人が買うのが向いているの
だろう?
これは
「60代以上で既に現役ではなく、アルバイト、または年金などを受けながら
ここまでの貯蓄を少しずつ取り崩しながら余生を送るタイプ」
か
「まだ40代、50代であるが一定以上の資産形成をしてあとはセミリタイア
か完全リタイアするために毎月まとまった額の定期収入がない人」
向けである。
事実、20年前は団塊世代の大量退職を見越して1998年橋本龍太郎内閣の
「金融ビッグバン」により銀行でも投資信託は扱えるようになり、ここぞと
ばかり銀行は手数料を稼ぐために大量退職世代向けに毎月分配投信を売り込
んだ。
しかも円定期や外貨預金との抱き合わせセットで売り出そうとする稚拙
ぶりと、おまけに金融商品知識がそれほどない銀行員が会社の命令のため
余り悪気なく熱心に「投信をいいもの」として退職期のおじさんたちを口説く
のだ。
できるだけ見栄えの良い若い女性行員を駆使して、ねw
で、その口説き文句の中に
「分配金と言う、銀行定期預金で言う利息のようなものが、銀行の利息より
遥かに高い利率で毎月受け取れるんです」
というものw
分配金は利息のような者にされちゃあ困るし、その高い利率というよりは
利回りも保証されたものでないし、運用が悪ければただ投資したお金が何も
付かずに返還される(特別分配。後述)もので説明がもうプロではないw
当時は買う際の手数料が無料の「ノーロード」があまりなく、銀行で買うと
まず3.15%まで最初に徴収される。
その投信が仮に信託報酬1.5%なら最初の一年の運用利回りが4.65%で
やっと「チャラ」ですよw
これほど売り手だけが有利で詐欺まがいな金融商品がありますか?ってw
抱き合わせで売られる円定期利息5%だの8%だの(ただし三か月もの)な
んて最初からプラマイでマイナスになるほど雀の涙にもならない特典。
ま、それだけ当時は買い手の素人だけでなく銀行行員ですら金融リテラシー
が低い時代だったんですよ。
おっと、昔の事情はそこまでにして
「2024年現在、毎月分配型の投信を有効活用できる人の利点」
に触れましょう。
人間は定職から離れアルバイトや年金、副業などして生計をたてるとどう
しても
「毎月定収がない」
ことに不安を感じる動物です。
例えば
「Aさんは40歳で貯蓄は1000万円、年収は地方の小さい市の公務員で年収は
500万だが、60歳まで働く意欲はある」
「Bさんは40歳で既に1億5000万円の金融資産を築いて今年会社を辞めて完全
リタイアする。今後は金融資産を運用しながら食っていく」
という同じ40歳の独身男性がいたとします。
Aさんがいくら60歳まで働いて貯金しまくってもBさんにはこのままでは
到底金融資産で勝てません。
しかしAさんは毎月手取りでおよそ27万程度の収入がある。
一方のBさんは1億5000万持っているものの、40歳の自分が何歳まで生きる
かわからないなかでこれ以上勤労収入ではお金が増えない1億5000万が命綱で
生きなくてはならない。
そうすると心理的にお金のことで不安になるのはAさんよりもBさんになりま
す。
1億5000万程度ではもし90歳まで生きてそれまでに大きな病気とか入院と
か特養など良い老後の施設に入居するのにいくらかかるか・・・とか考えると
足りないかもしれないなどと漠然とした不安を抱えやすいんです。
まあ個人的な勘ですが、Bさんみたいな場合、2億5000万とか3億程度は
ないととても安全圏に思えないのが一般的な日本人の心理になるのではないか
なとは思います。
ということで定年退職、または40代50代のアーリーリタイア層が毎月の
アルバイトや年金や副業収入、または無収入だが貯金の取り崩しでは将来
不安な層のためにこそ「毎月分配型投信」は需要があるのです。
ただしこの場合でも注意が必要です。
以下の点をよく読んでください。
①ある程度まとまった額ではないとまともな分配金がもらえない。
仮にその投信の分配金利回りが安定的に年で5%見込めるとしましょう。
長年運用された実績のある投信で運用資金も安定して豊富で今後も債券や
不動産や株などの運用から5%の利回りが十分期待されるものを選んだと
します。
さて毎月分配型のこの答申を買う人がこの投信から
「毎月10万円欲しい」
と考えたらいくら必要でしょうか?
毎月10万と言うことは一年で120万円です。
すると120万÷0.05=2400万円もこの投信一本に投資しなくてはなりま
せん。
勿論10万円じゃあ、まだ年金を貰っていない人なら、仮にアルバイトや
副業で月5万ほど収入があっても併せて15万円。
ちょっと生活が不安じゃありませんか?w
じゃあ、毎月20万円もらうつもりなら丁度倍なので投資額はなんと4800万!
この人がどれほど資金を持っているかによりますが、一本の毎月分配投信に
4800万円もつぎ込むのはクレージーですよw
②毎月分配金を貰った場合でそこに利益があると「毎月税金が抜かれる」とい
う落とし穴。
毎月分配投信型でも運用成績が良ければ分配金落ちがあってもなお「キャピ
タル利益」を狙うことも出来ます。しかしキャピタル利益が出ている状態で
分配金を貰うとそこから20.315%+森林税の税金が徴収されます。貰える
分配金が減る上に毎月運用が好調だとそのたびにいちいち税金が引かれると
いう悪循環とも戦わなくてはなりませんw
逆に運用成績が下がって「特別分配金」になると税金がかかりませんが、
これは元本割れしている(つまり初期投資額が目減りしている)なかで自分
の投資したお金の一部が強制返還されているだけに過ぎないので全然儲かって
ないどころかこれなら最初から銀行普通預金に置いといて自分が好きな時に
おろしているほうがずっとマシです。
毎月分配投信は運用側にも手間暇かかるためにコストが高い上にさらに
(運用成績が良ければ)毎月税金まで抜かれるというドンデモ仕組み何です
よ~w
ではこれらを少しでも解決する方法をお教えしましょう。
まず①については
「良く調べて、信託報酬のコスト面、投信の運用先と過去の成績の優秀さ
から数本候補を選んで分散させること」
投信でも分散が必要です。
仕組みが複雑なほど信託報酬も高い傾向がありますが、仕組みが複雑なの
は顧客によろしくない投信が多いのでシンプルに
「新興国株式」「先進国株式」「先進国REAT」「新興国債券」「金鉱株
ファンド」「公社債ファンド」「先進国インフラファンド(例としてピクテ
グロインなど)」「高配当米国株」「日本成長株」など何に投資している
か?運用先が明快でわかりやすいものを選び、そこから数本に分けて分散投資
するといいです。
投信でも分散する方が効果が良いことが多いですよ。
「一つの籠に全ての卵を乗せるな」
って奴ですw
②については①とも関連しますが、何も「毎月分配投信」にこだわる必要は
ない。
例えば毎月分配投信一本に集中するのと、「四半期分配型(1・4・7・10
月」「同2・5・8・11月)」「同3・6・9・12」に分配する三本の投信に
分散して投資するのでは後者の方が成績や投資効率は良いことが多い。
毎月分配金がもらえるのは一緒であり、かつ三か月ごとの分配型の方が再投資
効果も節税対策的にも毎月分配より良い。
他にも奇数月分配型(二か月に一回の分配)とか「半年に一回分配するタイプ」
などもあるのでこれらを組み合わせれば、同じ内容の投資先の投信でも分配回数
が少ないために信託報酬などのコストが削れて安くなったり、またこちらも貰う
たびにいちいち税金の影響や税金が引かれることでそのうち特別分配ばかり
になりがちなリスクを低減することができます。
まあ最初から投資資金が1億以上もある人は細かい芸をあんまり考えなくても
いいですが、そもそも1億以上の金融資産がある人は全部を毎月分配型投信に
つぎ込むのは明らかに不利な投資方法なので、結局毎月分配型投信に大きく
生活資金を頼ることは基本的に多くの人は当てはまらないのですが、上手く
使いこなせば毎月分配型投信も悪いだけではないということも伝えておきたい
と思います。
<完>
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