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日経平均の今後

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 今年に入り日経平均の最安値と最高値の差が半年で約7000円もあった。
 ここ数年はボックス形成でそこで拾って上で売り抜ければそこそこ儲けがあっ
たが、果たして失われた20年、ないしは30年を取り戻し、バブル期最高値を
上回る動きのスタートになっているのか?
 私自身はイエスと考える。
 楽観的なものでなく、長い間デフレに慣れてきた日本人や日本企業の経済感
覚がようやくまたもや外部的理由でリセットされてインフレが当たり前の時代
に回帰したと思うからだ。
 企業の無駄な内部留保の傾向も止んで、株主還元優先、従業員の賃金に廻し
商品価値をあげて値上げするのが当然なら堂々と値上げする時代に来た。
 当たり前になっただけである。
 ただし、世界的にリセッションの中で短期的に、順風満帆に右肩上がりはない。
 短期的な強烈な下げも局地的には見せながら数年単位かけてバブル期最高値に
辿っていくことであろう。
 リスクとしては中国やロシアといったものでなく国内の災害リスクになると
私は考える。
 政治的なものは一切触れない。
 経済的な理由だけで考えれば中国と米国が均衡をとって両者ともまずまずな
経済成長を見せることは日経平均上昇にも非常に好ましい。
 ただかつてのアベノミクスのように
「何を買っても儲かる」
というわけでなく銘柄選別は重要である。


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