新カニバリズム物語集 ～美女達が美味しい御馳走になっていく～

同じ人間の男性に食される編

2024年世界のパラレルワールド世界の「大繁盛の特別な肉料理屋」 第一話「はにかみやの少女」

　俺健太が、二時間後の開店と同時に今日の目玉商品として考えているのが俺
の目の前にいる
「瀬里奈（せりな）」
という10歳の女の子である。
　この娘はアジア系とのハーフ（俺は肉扱いの職人なので俺は交雑種と呼んで
しまうが）であり、純日本産と比べやはり顔のパーツの作りや肌の色など幾
らか違いがみられるが寧ろエキゾチックな感じで美人の素材である。
「この目、鼻の形、鼻腔の愛らしい大きさや形状や角度、唇・・・。間違い
ない」

　俺は自ら手を尽くして政府ルートからこの娘を入荷させたのは30日前であ
った。
　この時代の常であるが女の子は生存競争に勝てるように早期から熱心な教育
を受ける。
　しかし数人いる姉妹のなかでこの瀬里奈は、ダンスも教養も、ピアノも今一
つ女子平均より劣ると親に見切られてこの時代の女の子にありがちなコースに
入った。
　素材はいいのに瀬里奈は周りの大人、特に男の目を気にして何かに怯え、
不安を感じているような表情であった。
（このままでは本当の価値では売れない）
　この道10年、色々な素材を扱い、客の好みを見てきた俺にはこの仕事を
する男の目で女を見抜く目利きがあると思っている。
（10歳でこの顔立ちだからもう数年すればとんでもない美女になるが、む
白商売的には今が旬の素材だ）
　肌を見ると色黒く汚れているようにも見える。
　親から大事に育てられてない証拠の一つである。
　俺は瀬里奈と風呂に入り、体を綺麗に洗った。
　瀬里奈は恐縮しているようだったが、やがて腕を出し、首筋を出して素直
に俺に体を洗わせると表情が徐々に微笑みを見せてきた。
（やはりな）
　俺は思う。
（この娘に足りなさ過ぎたのは親のような大人からの包み込むような優しさ
と愛情。愛情に飢えていたのだ。そして承認要求）
　店の方は少し部下達に任せながら瀬里奈を良い素材、今最高のセールスが
出来るように仕込んでいく。
　五日後には俺に抱かれながら浴槽に入った。
　まだ申し訳程度の胸の肉の塊だがそこを手で包んで湯船で抱っこすると
身を任せて俺の胸に背中を預ける。
「来た時よりずいぶんきれいで可愛くなってきたよ」
「可愛いなんて言われたり褒められたことないから嬉しいです」
と瀬里奈は言う。
「お前は同じ年頃の女の子でも断トツで可愛いさ」
「本当ですか？ちょっとほめ過ぎですよｗ」
段々、柔和になっていく。
「ここどう？俺に触れられて嫌だ？」
　と瀬里奈の股間を優しくなぞる。
　一瞬ビクンとしたが
「嫌でないです。でも瀬里奈のそこ、触って気持ちいですか？」
「いいよ。俺のも触って」
「はい」
　この調子で徐々に瀬里奈を「女に仕立て、自覚させ、心得を仕込む」
　段々表情も作れて愛嬌や豊かな笑顔も自然に作れてきた。
　

（よし！通の常連客の前にお出ししたり、お勧めにして断られても、俺の
沽券に関わるレベルは越えた！）


　客らはメニューを見ながら
「マスター、最近は新入りの入荷はないのかね？」
と聞いてくる。
　彼らのうちの一人が四日前に来た時と女の子達の顔や画像が変わってない
というのである。
「いいえ、数人おりますが皆様には本日お勧めの生体が一人おります。さあ、
瀬里奈、ここへ」
と瀬里奈を呼ぶと、上下の下着姿になった瀬里奈が初々しく
「せ・・瀬里奈といいます。不束者ではありますが、皆様のお気に召せば・・
と・・頑張ります」
と控えめに俺を脇で指を突いてお辞儀をする。
　客たちは瀬里奈の顔から全身を食い入るように見ていたが
「おお、これは何という柔らかくて旨そうな肉をした・・・」
「しかも綺麗で顔立ちも可愛らしくエンジェルのような邪気の無い透明感！」
「今日のお勧めはラム肉か！！」
　とどよめき、評価は良いようだ。
「では瀬里奈、お前の踊りを・・・」
と俺が瀬里奈のお尻に尻尾、頭に長い耳を付けるともともとダンスを習って
いた瀬里奈は可愛らしいウサギダンスを披露した。
「おおお～♪」
　常連客らは身を乗り出している。
　瀬里奈が客を見ながらウィンクしたり腰を振ったり、少し、胸を突き出し
て客に向けながら向けて水着をずらしてつぼみのような乳房を一瞬見せたり、
見えそうでギリギリ見えないビキニパンツの水着を少しづらして股間の大事
なとこを微かに見せたりしながらウサギのように跳ねたり愛嬌を振りまいて
躍る。
　そこに俺が陰から
「美味そうなウサギだ！このオオカミが食べてやる、ガオーっ！」
と踊っている瀬里奈に襲い掛かると瀬里奈はびっくりして跳ねながら逃げる
所作をするが、俺に
「逃がすもんか、捕まえたぞ！」
と腕を掴まれると床に倒れて手足をもがく、その瀬里奈の首をガブっと噛む
ような振りをするともがいてた瀬里奈の動きは鈍くなり動かなくなる。
「ではこのウサギの肉の味は？」
と俺が瀬里奈のお尻や太ももを齧って肉を食い千切って食べているように
見せてから
「うんまい！今まで食べたウサギの中で最も旨い若いメスのウサギの肉だ！」
と言えば瀬里奈は倒れたまま動かないが
「食べて・・・このウサギの肉、全部好きな食べ方で味わってください」
と懇願する声で言う。
　その瀬里奈の踊りや演出に客たちは拍手喝さい。
「マスター。今日はその瀬里奈を堪能しよう」
「実に美味しそうなセクシーうさちゃんだ」
「マスターの要求通りに払うぞ」
「この目利きと仕込み料にサービス料、お召し上がり高にもよりますがコー
スによっては技術料の差を込めてAコース480万、Bコース520万、Cコース
は600万、スペシャルコースは1000万になりますが・・」
　常連らはコース内容を見てから
「うむ！スペシャルコースでも割り勘で一人あたり250万か！」
「決して高くはないな！」
「スペシャルコースで！」
　瀬里奈は顔を赤らめて
「ああん、嬉しいです」
と嬉しいけど恥ずかしいというように体をよじってセクシーポーズする。
　そして常連客の一番偉そうな人物の膝に
「失礼いたします」
と言ってから乗っかりいきなりディープキスをして抱いた貰い、客も瀬里奈
を抱っこして水着を脱がそうとすると自ら脱いで
「おっぱい、まだちっちゃいけど触ってみてください」
と客の腕に手を当てて言う。
　そしてタイミングを見て即尺を始めた。
　勿論瀬里奈が最初にしゃぶったのはこの俺のが最初である。

　俺は満足げにそれを見てから
「では皆さん一通りお楽しみいただいていよいよディナーを召しあがりたい
という頃合いになったらこの呼び出しベルを押してください」

　常連客達を楽しませた瀬里奈は俺の腕によって美しい姿造りとしゃぶしゃぶ
など10種のコース料理となって食通客らの舌鼓を打たせたのである。
「マスター、今日はここに通って一、二を争うくらいの食事だったよ」
「またいい素材探したらマスターの趣向で楽しませてくれ」
「また取引先連れて近々セッティングさせてもらうよ」
と大満足して帰っていった。

　俺は瀬里奈の遺骨を数本、きちんと俺が売り上げから投じて由緒ある寺に慰
霊の供養場を作ってあるのでそこに埋葬し祈りをささげる。
　俺は自分の店に貢献した獣肉の持ち主を慰め尊び、休店日に必ずお参りして
いるのが習慣である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜完＞