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第540話 王子様の誕生
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今日は昼食を済ませた後からグレイスの王城に来ています。
夕方にはいよいよグレイスの“誕生の儀”なのです。
さすがにパートナー達も王城には気軽に出入りが出来ないので、“誕生の儀”まではグレイスとホーリー、ミレーヌ三人と過ごすつもりです。
「何だか王城に来るのも久しぶりだよ…」
そう口にすると“シャルルの風”の偽物騒動が思い出されました。
あれ以来だったかな…、ずいぶん前のように感じます。
「シャルル様とゆっくり出来て嬉しいです」
「もっと来ていただけると嬉しいですねっ」
「ハハ…、そうだね…」
ホーリーとミレーヌがそう言いながら両側から密着してきます。
後ここで受精していないのはミレーヌだけか…。
そう思うとついミレーヌのスライムに【接続】して“イケないモード”を発動してしまいました。
「あぅんっ」
「ミレーヌったら、変な声を出してどうしたの?」
「な…何でも無いです…」
(ど…どうしていきなり“女性器観察もーど”に? 止められない…?)
「それに耐えたらその後にセックスをしてあげるよ(ボソッ)」
そうミレーヌの耳元で囁くと、ハッと顔を上げ目を見開くと、気力でリビングから出て行きました。
きっと僕の部屋へ向かったのでしょう。
ホーリーは何かしらスライムのせいだと思っているようで何も言いません。
「ミレーヌ、慌ててどこへ…?」
「……グレイス様、ミレーヌは放っておいてシャルル様にお伝えしておかないと…」
「そうでした。シャルル、公衆浴場の場所を考えておきましたよ」
「あっ、そうだったね」
話を聞くと、王都の南東方向の外周壁の近くにかつての大戦で使われていた補給所があるとのことでした。
気の早い事に、すでにそこまでの道の再整備を指示しているそうです。
王城にある“シャルルの扉”からホーリーに現地へ連れて行ってもらい下見をして戻って来ると、ちょうど一刻が経つ頃だったのでミレーヌの所へ向かいます。
部屋に入ると、「イケ…ない…、イカ…せて…、イキ…たい…」と、つぶやきながらベッドの上で悶えていました。
(あっ、しまった…)
僕が“一刻”と言わなかったせいで、いつまで耐えたら良いのか分からず、肉体的だけじゃなく精神的にも限界だったようです。
約束通りセックスをしてあげるとイキまくって最後はアヘってしまったので、お詫びにアイに頼んで受精させてあげました。
気付いたら喜ぶと思いますが、ちょっとハードだったかな…。
今回受精させたミレーヌにはあれが“イケないモード”だったとは言わないでおきましょう。
XX XY
夕方前に集まったのはローマン帝国内の領主のみとなります。
この王城に“シャルルの扉”を設けたのはシェリー達より後だった為、まだこちらに招いたことが無かったみたいです。
“誕生の儀”が済み、落ち着いたらシェリー達を招待したいそうなので、ちょうどこちらの公衆浴場が完成した後で良いかもしれません。
さて、グレイスの“誕生の儀”も手早く済まそうかな。
ミレーヌも受精した喜びで何とか元に戻っているようです。
「「グレイス様、男の子ですよ!」」
「本当に男の子ですか!?」
「グレイス、希望通りで良かったね」
ホーリー達が処置をしながらそう言うと、僕もグレイスの【治療】と【回復】をしながらそう答えます。
僕にとっては受精時から決めていた事なので驚きませんが、グレイスは少し驚いているようです。
なので、名前も既に考えてあります。
「名前はアーサーにするよ」
偶然にもローマン帝国の王子様だからね。
「アーサーですか…。シャルルの付ける名前はどれも素敵でしっくりきますね」
「そ…そう? 喜んでくれて良かったよ」
「アーサー・ローマン・シャルル、あなたの名前よ」
グレイスが胸元のアーサーの頭を愛おしそうに撫でています。
「あぁ、私にも母乳が…」
アーサーが一方の乳首に吸い付くと、もう片方の乳首から母乳が滲み始めました。
「こんな風に出るのですね…」
「私も6ヶ月後には…」
「さぁシャルル、私の母乳を飲んで下さいな」
「ハハ…、後で二人になった時ね…。アーサーに丈夫な男の子になって欲しいならいっぱい母乳を飲ませてあげてね」
ふぅ~、皆すぐに飲んで欲しいと言うから困るよ。
「そうなのですか!?」
「うん、丈夫になると言われているかな…。でもこの世界の女性で母乳が出せたのはルーシャを始め僕の子供を産んだ者だけだからね。まだ分からないよ…」
「それは…確かに…」
「それに僕と比べてはダメだよ。世代を重ねるごとに改善されていくものだからね」
アーサーの見た目には大きな改変はありませんでした。
男の子なのでアーサーが“男”になった時に何かが起こるのかもしれません。
せめて生殖機能が改善されていればと思います。
「は…い…」
「どうすれば領民も母乳を出せるようになるのでしょうね…」
やはりシャルルに覚醒してもらわないとダメなのかしら…?
「子宮の機能が衰えているのもあるけれど、きっと受胎方法にも原因があるのかもしれないね」
「やっぱり子宮を使わないとね…」
『シャルルの湯』で子宮が目覚めるきっかけにはなるはずですが、領民はほぼ100%体外受精で容器による育成なのです。
「子宮ですか…」
かつての大戦時、確実に子供を増やすために現在の“誕生の儀”になりましたが見直すべきかもしれませんね…。
XX XY
「皆様、お待たせしました~。なんと初めての男の子ですよ~!」
「「「男の子ですって~!?」」」
『それは凄いですねっ!』
「「「早く見せてください」」」
『名前は何と言うのですか?』
「はい、アーサー君です」
サリー様、エバーミット様、シクスエス様、ルーシャ様に取り囲まれます。
「グレイス様に似ていますね~」
「髪の色も同じです…」
『フフ…、シャルルに似ているところもありますよ。シャルルの産まれた時を思い出しますね~』
「私も早く受精したいですよ。明日はルーシャ様ですよね」
『皆さん、シャルルが言っているように機会が合えば“せっくす”の回数は関係ないのですよ』
『でも…、』
「分かっています。感度を上げてシャルル君に気持ち良くなってもらう身体になる事が大切なのですよね」
フフ…、いつも“すらいむ”で訓練していますからね。
『そうですよ、シクスエス様』
サリー様、エバーミット様、シクスエス様がニコッと見つめ合い、何だか自信ありげな顔をされています。
まぁ、女性器の観察を知ると毎日しないと気が済まないものね。
きっと三人とも頑張っておられるのでしょう。
「では、アーサー君も見たので行きましょうか…」
「そうですね。グレイス様はシャルル君と6ヶ月振りの“せっくす”ですからね」
「お風呂でイッてスッキリしましょう!」
『あっ、私の屋敷へ来られるのですね?』
「「「シャルル君の岩風呂は欠かせませんよ~!」」」
『もう、お風呂だけにしてさっさと帰ってくださいよ』
飲み食いされるとフラン達も大変ですからね…。
XX XY
「これが“すらいむ”ですか…」
「うん、“誕生の儀”が済んだら渡しているんだよ」
浴場でグレイスの身体を洗い終えた後、湯船の中でスライムを取り出し使い方を説明しました。
「もう分かったと思うけれど、スライム風呂にはこれが入っているんだよ」
グレイスは湯船に浮くスライムを手のひらに掬いプニプニと触っています。
「驚きました…」
“すらいむ”にはシャルルのような黒色の瞳の様な物があり、まるで生き物のようだったのです。
「このスライムはグレイス専用だから、使うほどグレイスの気持ち良い事を覚えてくれるからね。さっき説明した色々なモードもグレイスの工夫次第で変えられるから…」
「詳しくはホーリーやミレーヌに聞くと良いよ」
「えっ、あの二人は“すらいむ”を使っていたのですか!?」
「スライムを作った時にはグレイス達はパートナーになっていたか受胎していたからね。後からパートナーになった者の訓練用に渡していたんだよ」
「だから少し前からサリー、エバーミット、シクスエス達もこれで訓練しているんだよ」
「あの三人も…ですか…」
「ルーシャには明日渡すつもりだけれど、パートナーの中には渡していない者もいるから絶対に知られないようにね。そうそう、シェリーとサマンサも持っていないから…」
「わ…分かりました」
「じゃあ、最後にこっちも教えておくね…」
スライムに【接続】し、グレイスのお尻の穴に侵入させます。
「シャ…シャルル、“すらいむ”がお尻の穴にぃ~!?」
「それで良いんだよ」
僕は湯船の中で脚の間に座っているグレイスの両膝裏に手を掛け、湯船の中で股間を水面に向けるように開脚させます。
「シャルル、こんな格好恥ずかしい…」
「ハハ…、良く見えるよ…」
浮力があるから簡単だね。
「あぁ~ん、“すらいむ”がお尻の穴の奥に入ってくるぅ~」
ヌルヌル、グニグニとお尻の穴を拡げながら入ってきます。
「そんな…、お腹が…膨らんで…、また受胎したみたいに…」
うっく、苦しい…。
排泄物を吸収しているのかお腹の中を蠢きながら上ってきます。
「じゃあ、このままセックスをしてみようか」
僕がグレイスを放し湯船の縁に腰を掛けると、湯船の中で膝を付いたグレイスが大きくなった男性器をうっとりとした目で見ています。
「グレイス、男性器を舐めたり咥えてみて…」
そう言うと一瞬戸惑った顔をしましたが、すぐに理解したようです。
ペロペロ…、ハムハム…。
「これは体位じゃないけれどフェラチオって言うんだよ。略してフェラね」
(“ふぇら”…?)
ハムハム…、ペロペロ…。
(シャルルの男性器はこんなに大きくて固かったのですね~)
太くて長い男性器を両手で握り、舐めたり咥えたりしている間に“すらいむ”が入り切ったようです。
お腹が破裂しそう…。
でも苦しいのに嬉しくて、子宮がドクドクして気持ち良い~。
「じゃあ、次はそのまま僕の男性器に座ってみて…」
「こ…このままですか…!?」
“すらいむ”のせいでお腹はパンパンに膨れているのです。
シャルルに促されると私は片手で男性器を軽く握り、跨りながら子宮に繋がる穴にあてがい、そのまま腰を降ろしていきます。
クチョ…、ヌルッ、ズププ…。
「あぁ~んっ、す・ご・い…」
6ヶ月振りの男性器…。
シャルルの【治療】と【回復】のおかげで子宮に繋がる穴が元通りになったとはいえ、まだ子供が通った感覚が残っています。
その感覚に加え、子宮に繋がる穴の中を拡げられていく感覚が身体を貫いていくのです。
もう言葉に出来ない気持ち良さだわ…。
グニッ、ズップリ…。
「おぉ…奥にぃ~。子宮口に当たってるぅ~っ!」
「あはぁ~っ!」
ハッキリ分かります。
子宮口を拡げられていた感覚も残っているのですから…。
ズブッ、グッチョ…、ズブッ、グニュ…。
「あぁ~ん、子宮が潰れちゃう~」
男性器で子宮口をグニグニされながらゴリゴリと押し潰されそうな感触が頭の中に伝わってきます。
「お腹が苦しい~、おかしくなりそう…」
「ハハ…、じゃあスライムを取り出すよ」
スライムに指示を出すと、僕の両太ももの上に跨った状態のグレイスのお尻の穴から乳白色の太いスライムが湯船に垂れていきます。
クチャ…、ヌロッ、ズルルッ…。
「あぐはぁ~。“すらいむ”が…お尻の穴から…、拡がって…、出てくるぅ~!」
ズブッ、グッチョ、ズブッ、グッチャ…。
グレイスはお尻の穴に力を入れようとしていますが、僕は太ももを広げ、グレイスの股間を閉じさせないようにしながらグレイスの腰を動かし男性器を抜き差ししていきます。
「うひっ、あはっ、両方の穴から身体の中が擦られて…、もう…ダメ…」
子宮の裏側を“すらいむ”が波打つように刺激し、その動きに合わせてシャルルが子宮を表側から突いてきます。
それに両穴の出入り口ではそれらが擦り合い、まるで二つの穴が繋がった様にも感じるのです。
「さぁ、そろそろ出すよ」
僕は左腕でグレイスの腰を抱き直すと、目の前で揺れるグレイスの右の乳首に吸い付き、右手で左胸をギュッと掴みます。
その拍子に左胸からは勢いよく母乳が噴き出されますがお構いなしに男性器の抜き差しを速めます。
グニュ、ズッポ、グニュ、ズプッ…。
「あんっ、うぐっ、あはっ、いぃ~っ!」
シャルルが母乳を吸ってくれてる…。
それに母乳があんなに噴き出て…。
あぁ、もう何もかも出ちゃう…。
(そろそろ、スライムも出てくるな…)
更に抜き差しを激しく続けます。
ヌッチャ、ズブッ、クッチャ、ズボッ…。
ヌルヌルッ、ズポンッ…。
「イックぅ~~~っ!!」
久しぶりと言うか、経験したことの無い強烈な快感に身体が仰け反ってしまいました。
お腹が空っぽになった感覚の後に、今度は男性器がお腹を突き破ってくるんじゃないかと思ったほど子宮を奥深くまで突き動かされ、熱い精液が勢いよく子宮に流れ込んでくるのがはっきり分かったのです。
そして、そのまま本当に逝ってしまうんじゃないかと思うほど意識が遠くなっていくのでした。
(おっとっと…)
グレイスがイクと同時に仰け反ったので湯船の中へ落としてしまう所でした。
「グレイス…?」
(あれ、気を失ってる?)
ビクビクと痙攣しながら白目を剥いているようにも見えます。
久しぶりだから刺激が強すぎたかな…?
まぁ、夜は始まったばかりです。
少し湯船に浸かって温まったら、身体を拭いてベッドに運んであげましょう。
夕方にはいよいよグレイスの“誕生の儀”なのです。
さすがにパートナー達も王城には気軽に出入りが出来ないので、“誕生の儀”まではグレイスとホーリー、ミレーヌ三人と過ごすつもりです。
「何だか王城に来るのも久しぶりだよ…」
そう口にすると“シャルルの風”の偽物騒動が思い出されました。
あれ以来だったかな…、ずいぶん前のように感じます。
「シャルル様とゆっくり出来て嬉しいです」
「もっと来ていただけると嬉しいですねっ」
「ハハ…、そうだね…」
ホーリーとミレーヌがそう言いながら両側から密着してきます。
後ここで受精していないのはミレーヌだけか…。
そう思うとついミレーヌのスライムに【接続】して“イケないモード”を発動してしまいました。
「あぅんっ」
「ミレーヌったら、変な声を出してどうしたの?」
「な…何でも無いです…」
(ど…どうしていきなり“女性器観察もーど”に? 止められない…?)
「それに耐えたらその後にセックスをしてあげるよ(ボソッ)」
そうミレーヌの耳元で囁くと、ハッと顔を上げ目を見開くと、気力でリビングから出て行きました。
きっと僕の部屋へ向かったのでしょう。
ホーリーは何かしらスライムのせいだと思っているようで何も言いません。
「ミレーヌ、慌ててどこへ…?」
「……グレイス様、ミレーヌは放っておいてシャルル様にお伝えしておかないと…」
「そうでした。シャルル、公衆浴場の場所を考えておきましたよ」
「あっ、そうだったね」
話を聞くと、王都の南東方向の外周壁の近くにかつての大戦で使われていた補給所があるとのことでした。
気の早い事に、すでにそこまでの道の再整備を指示しているそうです。
王城にある“シャルルの扉”からホーリーに現地へ連れて行ってもらい下見をして戻って来ると、ちょうど一刻が経つ頃だったのでミレーヌの所へ向かいます。
部屋に入ると、「イケ…ない…、イカ…せて…、イキ…たい…」と、つぶやきながらベッドの上で悶えていました。
(あっ、しまった…)
僕が“一刻”と言わなかったせいで、いつまで耐えたら良いのか分からず、肉体的だけじゃなく精神的にも限界だったようです。
約束通りセックスをしてあげるとイキまくって最後はアヘってしまったので、お詫びにアイに頼んで受精させてあげました。
気付いたら喜ぶと思いますが、ちょっとハードだったかな…。
今回受精させたミレーヌにはあれが“イケないモード”だったとは言わないでおきましょう。
XX XY
夕方前に集まったのはローマン帝国内の領主のみとなります。
この王城に“シャルルの扉”を設けたのはシェリー達より後だった為、まだこちらに招いたことが無かったみたいです。
“誕生の儀”が済み、落ち着いたらシェリー達を招待したいそうなので、ちょうどこちらの公衆浴場が完成した後で良いかもしれません。
さて、グレイスの“誕生の儀”も手早く済まそうかな。
ミレーヌも受精した喜びで何とか元に戻っているようです。
「「グレイス様、男の子ですよ!」」
「本当に男の子ですか!?」
「グレイス、希望通りで良かったね」
ホーリー達が処置をしながらそう言うと、僕もグレイスの【治療】と【回復】をしながらそう答えます。
僕にとっては受精時から決めていた事なので驚きませんが、グレイスは少し驚いているようです。
なので、名前も既に考えてあります。
「名前はアーサーにするよ」
偶然にもローマン帝国の王子様だからね。
「アーサーですか…。シャルルの付ける名前はどれも素敵でしっくりきますね」
「そ…そう? 喜んでくれて良かったよ」
「アーサー・ローマン・シャルル、あなたの名前よ」
グレイスが胸元のアーサーの頭を愛おしそうに撫でています。
「あぁ、私にも母乳が…」
アーサーが一方の乳首に吸い付くと、もう片方の乳首から母乳が滲み始めました。
「こんな風に出るのですね…」
「私も6ヶ月後には…」
「さぁシャルル、私の母乳を飲んで下さいな」
「ハハ…、後で二人になった時ね…。アーサーに丈夫な男の子になって欲しいならいっぱい母乳を飲ませてあげてね」
ふぅ~、皆すぐに飲んで欲しいと言うから困るよ。
「そうなのですか!?」
「うん、丈夫になると言われているかな…。でもこの世界の女性で母乳が出せたのはルーシャを始め僕の子供を産んだ者だけだからね。まだ分からないよ…」
「それは…確かに…」
「それに僕と比べてはダメだよ。世代を重ねるごとに改善されていくものだからね」
アーサーの見た目には大きな改変はありませんでした。
男の子なのでアーサーが“男”になった時に何かが起こるのかもしれません。
せめて生殖機能が改善されていればと思います。
「は…い…」
「どうすれば領民も母乳を出せるようになるのでしょうね…」
やはりシャルルに覚醒してもらわないとダメなのかしら…?
「子宮の機能が衰えているのもあるけれど、きっと受胎方法にも原因があるのかもしれないね」
「やっぱり子宮を使わないとね…」
『シャルルの湯』で子宮が目覚めるきっかけにはなるはずですが、領民はほぼ100%体外受精で容器による育成なのです。
「子宮ですか…」
かつての大戦時、確実に子供を増やすために現在の“誕生の儀”になりましたが見直すべきかもしれませんね…。
XX XY
「皆様、お待たせしました~。なんと初めての男の子ですよ~!」
「「「男の子ですって~!?」」」
『それは凄いですねっ!』
「「「早く見せてください」」」
『名前は何と言うのですか?』
「はい、アーサー君です」
サリー様、エバーミット様、シクスエス様、ルーシャ様に取り囲まれます。
「グレイス様に似ていますね~」
「髪の色も同じです…」
『フフ…、シャルルに似ているところもありますよ。シャルルの産まれた時を思い出しますね~』
「私も早く受精したいですよ。明日はルーシャ様ですよね」
『皆さん、シャルルが言っているように機会が合えば“せっくす”の回数は関係ないのですよ』
『でも…、』
「分かっています。感度を上げてシャルル君に気持ち良くなってもらう身体になる事が大切なのですよね」
フフ…、いつも“すらいむ”で訓練していますからね。
『そうですよ、シクスエス様』
サリー様、エバーミット様、シクスエス様がニコッと見つめ合い、何だか自信ありげな顔をされています。
まぁ、女性器の観察を知ると毎日しないと気が済まないものね。
きっと三人とも頑張っておられるのでしょう。
「では、アーサー君も見たので行きましょうか…」
「そうですね。グレイス様はシャルル君と6ヶ月振りの“せっくす”ですからね」
「お風呂でイッてスッキリしましょう!」
『あっ、私の屋敷へ来られるのですね?』
「「「シャルル君の岩風呂は欠かせませんよ~!」」」
『もう、お風呂だけにしてさっさと帰ってくださいよ』
飲み食いされるとフラン達も大変ですからね…。
XX XY
「これが“すらいむ”ですか…」
「うん、“誕生の儀”が済んだら渡しているんだよ」
浴場でグレイスの身体を洗い終えた後、湯船の中でスライムを取り出し使い方を説明しました。
「もう分かったと思うけれど、スライム風呂にはこれが入っているんだよ」
グレイスは湯船に浮くスライムを手のひらに掬いプニプニと触っています。
「驚きました…」
“すらいむ”にはシャルルのような黒色の瞳の様な物があり、まるで生き物のようだったのです。
「このスライムはグレイス専用だから、使うほどグレイスの気持ち良い事を覚えてくれるからね。さっき説明した色々なモードもグレイスの工夫次第で変えられるから…」
「詳しくはホーリーやミレーヌに聞くと良いよ」
「えっ、あの二人は“すらいむ”を使っていたのですか!?」
「スライムを作った時にはグレイス達はパートナーになっていたか受胎していたからね。後からパートナーになった者の訓練用に渡していたんだよ」
「だから少し前からサリー、エバーミット、シクスエス達もこれで訓練しているんだよ」
「あの三人も…ですか…」
「ルーシャには明日渡すつもりだけれど、パートナーの中には渡していない者もいるから絶対に知られないようにね。そうそう、シェリーとサマンサも持っていないから…」
「わ…分かりました」
「じゃあ、最後にこっちも教えておくね…」
スライムに【接続】し、グレイスのお尻の穴に侵入させます。
「シャ…シャルル、“すらいむ”がお尻の穴にぃ~!?」
「それで良いんだよ」
僕は湯船の中で脚の間に座っているグレイスの両膝裏に手を掛け、湯船の中で股間を水面に向けるように開脚させます。
「シャルル、こんな格好恥ずかしい…」
「ハハ…、良く見えるよ…」
浮力があるから簡単だね。
「あぁ~ん、“すらいむ”がお尻の穴の奥に入ってくるぅ~」
ヌルヌル、グニグニとお尻の穴を拡げながら入ってきます。
「そんな…、お腹が…膨らんで…、また受胎したみたいに…」
うっく、苦しい…。
排泄物を吸収しているのかお腹の中を蠢きながら上ってきます。
「じゃあ、このままセックスをしてみようか」
僕がグレイスを放し湯船の縁に腰を掛けると、湯船の中で膝を付いたグレイスが大きくなった男性器をうっとりとした目で見ています。
「グレイス、男性器を舐めたり咥えてみて…」
そう言うと一瞬戸惑った顔をしましたが、すぐに理解したようです。
ペロペロ…、ハムハム…。
「これは体位じゃないけれどフェラチオって言うんだよ。略してフェラね」
(“ふぇら”…?)
ハムハム…、ペロペロ…。
(シャルルの男性器はこんなに大きくて固かったのですね~)
太くて長い男性器を両手で握り、舐めたり咥えたりしている間に“すらいむ”が入り切ったようです。
お腹が破裂しそう…。
でも苦しいのに嬉しくて、子宮がドクドクして気持ち良い~。
「じゃあ、次はそのまま僕の男性器に座ってみて…」
「こ…このままですか…!?」
“すらいむ”のせいでお腹はパンパンに膨れているのです。
シャルルに促されると私は片手で男性器を軽く握り、跨りながら子宮に繋がる穴にあてがい、そのまま腰を降ろしていきます。
クチョ…、ヌルッ、ズププ…。
「あぁ~んっ、す・ご・い…」
6ヶ月振りの男性器…。
シャルルの【治療】と【回復】のおかげで子宮に繋がる穴が元通りになったとはいえ、まだ子供が通った感覚が残っています。
その感覚に加え、子宮に繋がる穴の中を拡げられていく感覚が身体を貫いていくのです。
もう言葉に出来ない気持ち良さだわ…。
グニッ、ズップリ…。
「おぉ…奥にぃ~。子宮口に当たってるぅ~っ!」
「あはぁ~っ!」
ハッキリ分かります。
子宮口を拡げられていた感覚も残っているのですから…。
ズブッ、グッチョ…、ズブッ、グニュ…。
「あぁ~ん、子宮が潰れちゃう~」
男性器で子宮口をグニグニされながらゴリゴリと押し潰されそうな感触が頭の中に伝わってきます。
「お腹が苦しい~、おかしくなりそう…」
「ハハ…、じゃあスライムを取り出すよ」
スライムに指示を出すと、僕の両太ももの上に跨った状態のグレイスのお尻の穴から乳白色の太いスライムが湯船に垂れていきます。
クチャ…、ヌロッ、ズルルッ…。
「あぐはぁ~。“すらいむ”が…お尻の穴から…、拡がって…、出てくるぅ~!」
ズブッ、グッチョ、ズブッ、グッチャ…。
グレイスはお尻の穴に力を入れようとしていますが、僕は太ももを広げ、グレイスの股間を閉じさせないようにしながらグレイスの腰を動かし男性器を抜き差ししていきます。
「うひっ、あはっ、両方の穴から身体の中が擦られて…、もう…ダメ…」
子宮の裏側を“すらいむ”が波打つように刺激し、その動きに合わせてシャルルが子宮を表側から突いてきます。
それに両穴の出入り口ではそれらが擦り合い、まるで二つの穴が繋がった様にも感じるのです。
「さぁ、そろそろ出すよ」
僕は左腕でグレイスの腰を抱き直すと、目の前で揺れるグレイスの右の乳首に吸い付き、右手で左胸をギュッと掴みます。
その拍子に左胸からは勢いよく母乳が噴き出されますがお構いなしに男性器の抜き差しを速めます。
グニュ、ズッポ、グニュ、ズプッ…。
「あんっ、うぐっ、あはっ、いぃ~っ!」
シャルルが母乳を吸ってくれてる…。
それに母乳があんなに噴き出て…。
あぁ、もう何もかも出ちゃう…。
(そろそろ、スライムも出てくるな…)
更に抜き差しを激しく続けます。
ヌッチャ、ズブッ、クッチャ、ズボッ…。
ヌルヌルッ、ズポンッ…。
「イックぅ~~~っ!!」
久しぶりと言うか、経験したことの無い強烈な快感に身体が仰け反ってしまいました。
お腹が空っぽになった感覚の後に、今度は男性器がお腹を突き破ってくるんじゃないかと思ったほど子宮を奥深くまで突き動かされ、熱い精液が勢いよく子宮に流れ込んでくるのがはっきり分かったのです。
そして、そのまま本当に逝ってしまうんじゃないかと思うほど意識が遠くなっていくのでした。
(おっとっと…)
グレイスがイクと同時に仰け反ったので湯船の中へ落としてしまう所でした。
「グレイス…?」
(あれ、気を失ってる?)
ビクビクと痙攣しながら白目を剥いているようにも見えます。
久しぶりだから刺激が強すぎたかな…?
まぁ、夜は始まったばかりです。
少し湯船に浸かって温まったら、身体を拭いてベッドに運んであげましょう。
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転生して魔法があったからそっちを楽しんで生きてます!
って、あれまあ私悪役令嬢だったんですか(笑)
フワッと設定、ざまあなし、落ちなし、軽〜く読んでくださいな。
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