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第534話 ユナの“誕生の儀”
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今日はユナの“誕生の儀”です。
マーガレット達は滞在したままですし、お昼前に突然サリー、エバーミット、シクスエス達が示し合わせたようにやって来て屋敷内は賑やかを通り越して騒々しいくらいです。
そしてサリー達にマーガレットを紹介する上で、とうとうバルトリア王国の事を話す事になりました。
以前に紹介していたユナとオーリエが、実はバルトリア王国の王女と領主の娘であることを知って驚いていたのが面白かったです。
“誕生の儀”が始まる前にはシェリー達もこちらへやって来るのでどういった反応になるのか気になる所です。
昨日はバルトリア王国の王城から帰ってくると、夕食前にデイジーとビオラを二人一緒にパートナーにしてあげたので、今日は初めて会うパートナーの皆とも積極的に話をしているようです。
ようやく皆の話している内容が分かったと喜んでいました。
本来ならタバサと同じようにセックスは女性器の観察をして感度が上がってからにしても良かったのですが、今となってはもう誰がパートナー候補か覚えているのが面倒だったのです。
いつものように【治療】で二人のクリを剥き、ビオラは陥没乳首だったのでそれも治してあげました。
ビオラはシエラ達の授乳を見たりお風呂で皆の胸を見て、自分の乳首が無い事に焦っていたそうです。
胸を搾るように強く掴むと、なぜ出ていないのかと思うほどの乳首がピョコっと飛び出て来たのにはビオラ自身も驚いていたようです。
外に生まれでたばかりの薄いピンク色の乳首を潰れるほど弄ってイカせてあげました。
もちろん二人にもスライムを渡しています。
モードなど一通り説明はしてありますが、ルチアかマリンがこちらへ来たら詳しい使い方を聞いてもらい、当分は女性器の観察を頑張るように言っておきました。
XX XY
おやつの時間前にシェリーとサマンサ、エンターシャ達やグレイス達も揃いました。
サリー達も来てしまっているので両国でいないのはローレンだけになります。
もうパートナーの一人ですし仲間外れにする訳にはいかないので急遽ローレンの執務室へ転移し、ローレンとその場にいたタバサも連れてくることにしました。
ルーシャ達はもう一度全員で顔合わせをする為に会議室へ向かうようです。
「ナーナとメラニーも皆と挨拶をしたの?」
(……あっ、モナミのことをすっかり忘れていたよ…。まぁ、後で良いか…)
「もう、驚いたわよ。ユナさんとオーリエさんがバルトリア王国の王女様と領主のご息女だったなんて…。それにアデルさんやエリカさんも…」
くっ…、皆すでに“女”になっていてシャルルのパートナーだなんて…。
「シャーロットちゃんとテレサちゃん、かわいかった~」
「一番年下のメラニーがお姉さんみたいだね~」
あっ、いずれ本当にお姉さんになるか…。
エバーミットが受精すれば本当の弟か妹が出来るのです。
もうすぐ僕にも妹と娘が同時に出来るのですから複雑な気分です。
その後、また少し艶やかで若々しくなったネルやフィル、べリンダ達とも話をしました。
べリンダにとってはカリーナがまだ受精していなくて安心していたようですが、ホーリーが受精していて驚いていました。
少し前にロイスとラランにはしてあげたので、こちらに来ている間に魔道具を交換し、セックスもしてあげたいと思います。
XX XY
おやつを食べ一息つくと、夕方前にいよいよユナの“誕生の儀”を行う為に僕の部屋へ移動します。
今回の付き添いはルーシャ達ではなく、ユナの母親でもあるシェリーとルチアとスージーになります。
「ユナ、いよいよですね」
「お母様…。この時が待ち遠しかったですが、私の子宮に繋がる穴から子供が出てくるのですよね。緊張しますよ…」
「ユナ、多少苦しいかもしれないけれど僕が出来るだけ早く取り上げるからね」
「それからすぐに【治療】と【回復】をしてあげるから安心して…」
「はい…」
ユナのお腹に手を当てると、中の子供も出てくるのが待ち遠しいのかグニグニと動いているように感じます。
浴場内にあるベッドに寝かせると脚を広げさせます。
ルチアとスージーが自然とユナの左右に分かれ、開かれた脚に手を添えると、シェリーも僕の後ろでユナの股間が見える位置に移っています。
なんだか大層な手術をするみたいだな…。
「じゃあユナ、始めるよ…」
“シャルルの眼”も準備万端です。
「はい…」
僕は両手の指先から【触手】を発動させると、片方をクスコの様に変形させ子宮に繋がる穴に挿入し、子宮口が良く見えるように出来る限り大きく開きます。
それを僕の後ろから見てるシェリーが「あんなに拡がって…」とか「子宮口って初めて見ました…」などと驚きの声をあげています。
「【触手】はそんなに細い管にも出来るのですね…」
「そうだよ…」
「ルチア、シャルルの【触手】を知っているの?」
「はい、私が受精した時に教えていただきました」
「シェリー、ルチアとスージーもお尻の穴の中を綺麗にしてあげたんだよ…」
僕はルチアとスージーに目配せをしてスライムの事を言わないように伝えます。
セックスをしている時にお尻の穴に入れていたのは【触手】ではなくスライムですが…。
二人は黙って頷いたのでちゃんと理解しているようです。
「そう、二人も知ってしまったのね…」
(お母様…?)
「シャルル、触手って…?」
「ユナにも今晩教えてあげるからね」
今はそう答えると、もう片方の指先から生えているいくつもの管を子宮口に挿入していきます。
「うぐっ、あはぁ~っ」
痛みはそれほど感じませんが、子宮口が拡げられているのが分かります。
その感覚によって頭の中で子宮の位置がはっきり分かります。
「よし、これから子供を取り出すよ」
子宮口を拡げながら【触手】を膜状にし、胎内の子供を包み込んでいきます。
グニュ…、ズルッ…。
「ハァハァ、ヒィ~、ハァハァ、フゥ~」
「う~~~んっ」
ヌリュ…、グポッ…。
「うん、良いよ。ユナ、もうちょっと我慢だよ…」
もう三回目なのでコツも分かり、すんなり肩まで子宮口から出てきました。
後はゆっくりスルンと出てくるように…。
「シャルル、頭が…。ユナの子宮に繋がる穴がはち切れそうですよ」
「大丈夫。少し切れても元通りに治せるからね」
「ハァハァ、ヒィ~、ハァハァ、フゥ~」
「う~んっ、うっく…、あはっ…」
子宮口が開く…。
子宮に繋がる穴から出てくる…。
ヌルッ…、グチャ…、ズルッ…。
「よし、肩も外に出たよ。スージー、産まれてきたら必要な処置を頼むね」
「はい、お任せください!」
「もう少しだよ…」
両肩が子宮に繋がる穴から出てくれば後は簡単です。
クスコ状にしていた【触手】も膜状に変化させ、胎児を滑り易く掬い出していきます。
グニュ~~~ッ。
「あぁ~ん、子宮が引き摺り出されそう~!?」
ブリュッ…、ズポンッ!
「出たよ!」
「……オ…オギャ~、フギャ~!」
「ユナ、産まれましたよ!」
「ユナ様~!」
「お…女の子のようです!」
僕はそのまま【触手】で子供の体表を綺麗にすると、必要な処置をしてもらう為にスージーに預けます。
「ユナ、そのまま動かないでね…」
そう言いながら【触手】を再び子宮に繋がる穴に挿入すると、肥大して弛んだ子宮から順番に【治療】と【回復】で最良の状態に治していきます。
「凄い…。シャルル様、本当に何もなかったように元通りになりました」
「シャルルの【治療】は凄いのよ」
訓練し過ぎて弛んだお尻の穴を治してあげた事のあるシェリーがなぜか自慢げにそう言っています。
あれ以来見ていないけれど大丈夫だよね…。
「ほら、ユナ…、僕達の子供だよ」
スージーが必要な処置を終えたので子供を受け取ると、そのままユナの胸元に運んであげます。
「嬉しい~、シャルルとの子供です…」
「ユナも女の子だったね…」
髪色はユナと同じ空色と言う訳ではなく、僕の今の髪色が少し混ざったような灰色か銀色のように見えます。
「シャルル、この子の名前は何ですか…?」
「うん、今回は前もって決めておいたんだよ。女の子だったからユリアかな…」
「ユリア・バルトリア・シャルルですね」
「ちなみに男の子だったら何と言う名前だったのですか?」
「男の子だったらユーノスにしていたよ」
「そちらの名前も素敵です。次はきっと男の子を産みますよ」
「ハハ…、ユナ、気が早いよ…」
そうか、次は男の子が良いのか…。
二人目は自然に任せず一人目と違う性別にした方が良いのかな…。
「私が先に男の子を産んだらその名前を貰います!」
「ちょっとお母様、止めてくださいよね!」
「じょ…冗談よ。それでユナも母乳が…?」
「そうでした!」
受胎期間中にパンパンに大きく張った胸を見ると、いつの間にか両方の乳首から母乳が滲み出て来ているのが分かります。
シエラさん達はもっと出ていたわよね…。
片方の胸を下から持ち上げるように揉んでみます。
ピュウゥゥ~~~ッ!
「うっぷ、ちょっとユナ…」
「で…出ました。いっぱい!?」
「す…凄いね~」
覗き込んでいたシェリーの顔に掛かるほど勢いよく噴き出ました。
「シャルル、早く吸って下さい!」
「あ…後でね…。母乳はユリアにいっぱい飲ませてあげてね」
「ユリアが飲み終わったら身体を洗ってあげるから…」
「はいっ」
ユリアの顔を見ていると改めて幸せを感じます。
最初はパートナー候補としてエリシアさんやオーリエさんと三人の中で誰が“誕生の儀”が出来るかと思っていたけれど、シャルルに“せっくす”をしてもらう事によって誰でも受胎出来る事が分かったのです。
シエラさんとメンテールさんが先に子供を産んだけれど、私も無事に“誕生の儀”が済み、気持ちが楽になった気がします。
それにようやく解禁ですからね…。
XX XY
「皆さ~ん、ユナの“誕生の儀”が終わりましたよ~」
『シェリー様、おめでとうございます』
「おめでとうございます(×全員)」
「この子がユリア、女の子ですよ~!」
あまりに人が多いので順番にユリアを見せていきます。
「お腹を見て分かっていましたが、本当にユナ様のお腹から子供が産まれてくると驚きますね」
いつか私のお腹にもあれぐらいの子供が入るのよね…。
シャルルの男性器を入れるだけでもいっぱいだったのに…。
「そうね、エリカ…」
シェリー様、サマンサ様、エンターシャ様まで受胎しているのですから私もいずれ…。
「私も早くパートナーにして欲しいですよ~」
「あら、モナミさん、いたのですか?」
「オーリエさんは本当にひどいわね。さっきからいるじゃない」
「シャルルに忘れられていたみたいだけれどね」
くっ…。
「お母様もタバサも一声掛けてくだされば良かったのに…。屋敷にいたのですから…」
「馬鹿ですね。あの時はローマン帝国の領主様達とマーガレット様も揃われたから急遽連れて来ていただくことになったのよ」
「そうですよ…」
(残念ながらテラとナンシーは呼ばれなかったみたいですね)
まさか二国の女王様と領主様がお揃いだとは思いもしませんでしたからね…。
それにしてもローマン帝国の女王様や領主様達、そのメイドの方達も艶やかで若々しい方ばかりです。
私も頑張って追い付かないと…。
又、デイジーさんとビオラさんがいきなりパートナーになっているとは思いもしませんでした。
それにルチアさんとスージーさんまでいつの間にか受精されているので驚く事ばかりです。
「いよいよ次は私の番ですね」
確か私が受精したのはユナさんの8日後だったと思います。
『フフ…、グレイス様の翌日が私ですからね!』
「それにしても女性が子宮を使って二人目の子供を産むのは大戦後初めてではないですか?」
「ルーシャ様もご子息の精子ですからね。前代未聞ですよ」
『シャルルのしてくれることは何でも初めてですからね~』
サマンサ様とエバーミット様がそんな風に言っています。
「そうですね…(×全員)」
「ジェシカはまだ受精していなかったのね」
カリーナもまだのようです。
「パートナーになったばかりですからね。それにシャルルは忙しくしているみたいだから…」
今年に入ってからもゆっくり屋敷にいることはありません。
「お母様こそ、シャルルに喜んでもらえるような身体になったのですか?(ボソッ)」
「な…なったわよ…、多分…」
『まぁまぁ、サリー様達もせっかく来られたのですから…。夕食の後は新しくなったお風呂にでも入ってゆっくりしていってください…』
「「「あのお風呂が新しくなったのですか!?」」」
『あっ、ナーナルンさんとメラニーさんはまだ“女”になっていないから部屋の浴場で我慢してくださいね』
「そんなぁ~。私もシャルルの作ったお風呂に入りたかったです~」
「皆とお風呂に入れないのです…?」
『二人ともごめんなさいね。シャルルが新しく改修してしまってそうなってしまったのよ…』
「……と言う事は、私は入れるのですね?」
「フフッ…、モナミさんがどんな痴態を晒すのか楽しみね」
「オーリエさん?」
「あのお風呂ならモナミさんの小さな乳首とくりでも効果は絶大ですね」
「エリカさんまで何を…?」
お風呂で痴態を晒す?
ふとお母様とタバサを見ると、悲哀感のこもった目で私を見ていたのでした。
マーガレット達は滞在したままですし、お昼前に突然サリー、エバーミット、シクスエス達が示し合わせたようにやって来て屋敷内は賑やかを通り越して騒々しいくらいです。
そしてサリー達にマーガレットを紹介する上で、とうとうバルトリア王国の事を話す事になりました。
以前に紹介していたユナとオーリエが、実はバルトリア王国の王女と領主の娘であることを知って驚いていたのが面白かったです。
“誕生の儀”が始まる前にはシェリー達もこちらへやって来るのでどういった反応になるのか気になる所です。
昨日はバルトリア王国の王城から帰ってくると、夕食前にデイジーとビオラを二人一緒にパートナーにしてあげたので、今日は初めて会うパートナーの皆とも積極的に話をしているようです。
ようやく皆の話している内容が分かったと喜んでいました。
本来ならタバサと同じようにセックスは女性器の観察をして感度が上がってからにしても良かったのですが、今となってはもう誰がパートナー候補か覚えているのが面倒だったのです。
いつものように【治療】で二人のクリを剥き、ビオラは陥没乳首だったのでそれも治してあげました。
ビオラはシエラ達の授乳を見たりお風呂で皆の胸を見て、自分の乳首が無い事に焦っていたそうです。
胸を搾るように強く掴むと、なぜ出ていないのかと思うほどの乳首がピョコっと飛び出て来たのにはビオラ自身も驚いていたようです。
外に生まれでたばかりの薄いピンク色の乳首を潰れるほど弄ってイカせてあげました。
もちろん二人にもスライムを渡しています。
モードなど一通り説明はしてありますが、ルチアかマリンがこちらへ来たら詳しい使い方を聞いてもらい、当分は女性器の観察を頑張るように言っておきました。
XX XY
おやつの時間前にシェリーとサマンサ、エンターシャ達やグレイス達も揃いました。
サリー達も来てしまっているので両国でいないのはローレンだけになります。
もうパートナーの一人ですし仲間外れにする訳にはいかないので急遽ローレンの執務室へ転移し、ローレンとその場にいたタバサも連れてくることにしました。
ルーシャ達はもう一度全員で顔合わせをする為に会議室へ向かうようです。
「ナーナとメラニーも皆と挨拶をしたの?」
(……あっ、モナミのことをすっかり忘れていたよ…。まぁ、後で良いか…)
「もう、驚いたわよ。ユナさんとオーリエさんがバルトリア王国の王女様と領主のご息女だったなんて…。それにアデルさんやエリカさんも…」
くっ…、皆すでに“女”になっていてシャルルのパートナーだなんて…。
「シャーロットちゃんとテレサちゃん、かわいかった~」
「一番年下のメラニーがお姉さんみたいだね~」
あっ、いずれ本当にお姉さんになるか…。
エバーミットが受精すれば本当の弟か妹が出来るのです。
もうすぐ僕にも妹と娘が同時に出来るのですから複雑な気分です。
その後、また少し艶やかで若々しくなったネルやフィル、べリンダ達とも話をしました。
べリンダにとってはカリーナがまだ受精していなくて安心していたようですが、ホーリーが受精していて驚いていました。
少し前にロイスとラランにはしてあげたので、こちらに来ている間に魔道具を交換し、セックスもしてあげたいと思います。
XX XY
おやつを食べ一息つくと、夕方前にいよいよユナの“誕生の儀”を行う為に僕の部屋へ移動します。
今回の付き添いはルーシャ達ではなく、ユナの母親でもあるシェリーとルチアとスージーになります。
「ユナ、いよいよですね」
「お母様…。この時が待ち遠しかったですが、私の子宮に繋がる穴から子供が出てくるのですよね。緊張しますよ…」
「ユナ、多少苦しいかもしれないけれど僕が出来るだけ早く取り上げるからね」
「それからすぐに【治療】と【回復】をしてあげるから安心して…」
「はい…」
ユナのお腹に手を当てると、中の子供も出てくるのが待ち遠しいのかグニグニと動いているように感じます。
浴場内にあるベッドに寝かせると脚を広げさせます。
ルチアとスージーが自然とユナの左右に分かれ、開かれた脚に手を添えると、シェリーも僕の後ろでユナの股間が見える位置に移っています。
なんだか大層な手術をするみたいだな…。
「じゃあユナ、始めるよ…」
“シャルルの眼”も準備万端です。
「はい…」
僕は両手の指先から【触手】を発動させると、片方をクスコの様に変形させ子宮に繋がる穴に挿入し、子宮口が良く見えるように出来る限り大きく開きます。
それを僕の後ろから見てるシェリーが「あんなに拡がって…」とか「子宮口って初めて見ました…」などと驚きの声をあげています。
「【触手】はそんなに細い管にも出来るのですね…」
「そうだよ…」
「ルチア、シャルルの【触手】を知っているの?」
「はい、私が受精した時に教えていただきました」
「シェリー、ルチアとスージーもお尻の穴の中を綺麗にしてあげたんだよ…」
僕はルチアとスージーに目配せをしてスライムの事を言わないように伝えます。
セックスをしている時にお尻の穴に入れていたのは【触手】ではなくスライムですが…。
二人は黙って頷いたのでちゃんと理解しているようです。
「そう、二人も知ってしまったのね…」
(お母様…?)
「シャルル、触手って…?」
「ユナにも今晩教えてあげるからね」
今はそう答えると、もう片方の指先から生えているいくつもの管を子宮口に挿入していきます。
「うぐっ、あはぁ~っ」
痛みはそれほど感じませんが、子宮口が拡げられているのが分かります。
その感覚によって頭の中で子宮の位置がはっきり分かります。
「よし、これから子供を取り出すよ」
子宮口を拡げながら【触手】を膜状にし、胎内の子供を包み込んでいきます。
グニュ…、ズルッ…。
「ハァハァ、ヒィ~、ハァハァ、フゥ~」
「う~~~んっ」
ヌリュ…、グポッ…。
「うん、良いよ。ユナ、もうちょっと我慢だよ…」
もう三回目なのでコツも分かり、すんなり肩まで子宮口から出てきました。
後はゆっくりスルンと出てくるように…。
「シャルル、頭が…。ユナの子宮に繋がる穴がはち切れそうですよ」
「大丈夫。少し切れても元通りに治せるからね」
「ハァハァ、ヒィ~、ハァハァ、フゥ~」
「う~んっ、うっく…、あはっ…」
子宮口が開く…。
子宮に繋がる穴から出てくる…。
ヌルッ…、グチャ…、ズルッ…。
「よし、肩も外に出たよ。スージー、産まれてきたら必要な処置を頼むね」
「はい、お任せください!」
「もう少しだよ…」
両肩が子宮に繋がる穴から出てくれば後は簡単です。
クスコ状にしていた【触手】も膜状に変化させ、胎児を滑り易く掬い出していきます。
グニュ~~~ッ。
「あぁ~ん、子宮が引き摺り出されそう~!?」
ブリュッ…、ズポンッ!
「出たよ!」
「……オ…オギャ~、フギャ~!」
「ユナ、産まれましたよ!」
「ユナ様~!」
「お…女の子のようです!」
僕はそのまま【触手】で子供の体表を綺麗にすると、必要な処置をしてもらう為にスージーに預けます。
「ユナ、そのまま動かないでね…」
そう言いながら【触手】を再び子宮に繋がる穴に挿入すると、肥大して弛んだ子宮から順番に【治療】と【回復】で最良の状態に治していきます。
「凄い…。シャルル様、本当に何もなかったように元通りになりました」
「シャルルの【治療】は凄いのよ」
訓練し過ぎて弛んだお尻の穴を治してあげた事のあるシェリーがなぜか自慢げにそう言っています。
あれ以来見ていないけれど大丈夫だよね…。
「ほら、ユナ…、僕達の子供だよ」
スージーが必要な処置を終えたので子供を受け取ると、そのままユナの胸元に運んであげます。
「嬉しい~、シャルルとの子供です…」
「ユナも女の子だったね…」
髪色はユナと同じ空色と言う訳ではなく、僕の今の髪色が少し混ざったような灰色か銀色のように見えます。
「シャルル、この子の名前は何ですか…?」
「うん、今回は前もって決めておいたんだよ。女の子だったからユリアかな…」
「ユリア・バルトリア・シャルルですね」
「ちなみに男の子だったら何と言う名前だったのですか?」
「男の子だったらユーノスにしていたよ」
「そちらの名前も素敵です。次はきっと男の子を産みますよ」
「ハハ…、ユナ、気が早いよ…」
そうか、次は男の子が良いのか…。
二人目は自然に任せず一人目と違う性別にした方が良いのかな…。
「私が先に男の子を産んだらその名前を貰います!」
「ちょっとお母様、止めてくださいよね!」
「じょ…冗談よ。それでユナも母乳が…?」
「そうでした!」
受胎期間中にパンパンに大きく張った胸を見ると、いつの間にか両方の乳首から母乳が滲み出て来ているのが分かります。
シエラさん達はもっと出ていたわよね…。
片方の胸を下から持ち上げるように揉んでみます。
ピュウゥゥ~~~ッ!
「うっぷ、ちょっとユナ…」
「で…出ました。いっぱい!?」
「す…凄いね~」
覗き込んでいたシェリーの顔に掛かるほど勢いよく噴き出ました。
「シャルル、早く吸って下さい!」
「あ…後でね…。母乳はユリアにいっぱい飲ませてあげてね」
「ユリアが飲み終わったら身体を洗ってあげるから…」
「はいっ」
ユリアの顔を見ていると改めて幸せを感じます。
最初はパートナー候補としてエリシアさんやオーリエさんと三人の中で誰が“誕生の儀”が出来るかと思っていたけれど、シャルルに“せっくす”をしてもらう事によって誰でも受胎出来る事が分かったのです。
シエラさんとメンテールさんが先に子供を産んだけれど、私も無事に“誕生の儀”が済み、気持ちが楽になった気がします。
それにようやく解禁ですからね…。
XX XY
「皆さ~ん、ユナの“誕生の儀”が終わりましたよ~」
『シェリー様、おめでとうございます』
「おめでとうございます(×全員)」
「この子がユリア、女の子ですよ~!」
あまりに人が多いので順番にユリアを見せていきます。
「お腹を見て分かっていましたが、本当にユナ様のお腹から子供が産まれてくると驚きますね」
いつか私のお腹にもあれぐらいの子供が入るのよね…。
シャルルの男性器を入れるだけでもいっぱいだったのに…。
「そうね、エリカ…」
シェリー様、サマンサ様、エンターシャ様まで受胎しているのですから私もいずれ…。
「私も早くパートナーにして欲しいですよ~」
「あら、モナミさん、いたのですか?」
「オーリエさんは本当にひどいわね。さっきからいるじゃない」
「シャルルに忘れられていたみたいだけれどね」
くっ…。
「お母様もタバサも一声掛けてくだされば良かったのに…。屋敷にいたのですから…」
「馬鹿ですね。あの時はローマン帝国の領主様達とマーガレット様も揃われたから急遽連れて来ていただくことになったのよ」
「そうですよ…」
(残念ながらテラとナンシーは呼ばれなかったみたいですね)
まさか二国の女王様と領主様がお揃いだとは思いもしませんでしたからね…。
それにしてもローマン帝国の女王様や領主様達、そのメイドの方達も艶やかで若々しい方ばかりです。
私も頑張って追い付かないと…。
又、デイジーさんとビオラさんがいきなりパートナーになっているとは思いもしませんでした。
それにルチアさんとスージーさんまでいつの間にか受精されているので驚く事ばかりです。
「いよいよ次は私の番ですね」
確か私が受精したのはユナさんの8日後だったと思います。
『フフ…、グレイス様の翌日が私ですからね!』
「それにしても女性が子宮を使って二人目の子供を産むのは大戦後初めてではないですか?」
「ルーシャ様もご子息の精子ですからね。前代未聞ですよ」
『シャルルのしてくれることは何でも初めてですからね~』
サマンサ様とエバーミット様がそんな風に言っています。
「そうですね…(×全員)」
「ジェシカはまだ受精していなかったのね」
カリーナもまだのようです。
「パートナーになったばかりですからね。それにシャルルは忙しくしているみたいだから…」
今年に入ってからもゆっくり屋敷にいることはありません。
「お母様こそ、シャルルに喜んでもらえるような身体になったのですか?(ボソッ)」
「な…なったわよ…、多分…」
『まぁまぁ、サリー様達もせっかく来られたのですから…。夕食の後は新しくなったお風呂にでも入ってゆっくりしていってください…』
「「「あのお風呂が新しくなったのですか!?」」」
『あっ、ナーナルンさんとメラニーさんはまだ“女”になっていないから部屋の浴場で我慢してくださいね』
「そんなぁ~。私もシャルルの作ったお風呂に入りたかったです~」
「皆とお風呂に入れないのです…?」
『二人ともごめんなさいね。シャルルが新しく改修してしまってそうなってしまったのよ…』
「……と言う事は、私は入れるのですね?」
「フフッ…、モナミさんがどんな痴態を晒すのか楽しみね」
「オーリエさん?」
「あのお風呂ならモナミさんの小さな乳首とくりでも効果は絶大ですね」
「エリカさんまで何を…?」
お風呂で痴態を晒す?
ふとお母様とタバサを見ると、悲哀感のこもった目で私を見ていたのでした。
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「そんな男を味方につけられるなんて、なんて心強いんだ」と、ユウトはこれを快諾。
しかし、いままで大した戦闘経験を積んでこなかったユウトはどう戦ってよいかわからず、ユウキに助言を求めた。
「戦い方? ……そうだな。なら、エンチャンターになってくれ。よし、それがいい。ユウトおまえはエンチャンターになるべきだ」
ユウトは、多少はその意見に疑問を抱きつつも、ユウキに勧められるがまま、ただひたすらに付与魔法(エンチャント)を勉強し、やがて勇者の血筋だという事も幸いして、史上最強のエンチャンターと呼ばれるまでに成長した。
ところが、そればかりに注力した結果、他がおろそかになってしまい、ユウトは『剣もダメ』『付与魔法以外の魔法もダメ』『体力もない』という三重苦を背負ってしまった。それでもエンチャンターを続けたのは、ユウキの「勇者になってくれ」という言葉が心の奥底にあったから。
──だが、これこそがユウキの〝真の〟狙いだったのだ。
この物語は主人公であるユウトが、持ち前の要領の良さと、唯一の武器である付与魔法を駆使して、愉快な仲間たちを強化しながら成り上がる、サクセスストーリーである。
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