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第468話 【閑話】クーシアのお願い
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「ふぅ~、パレス領都の領主会議もなんとか終わったな…」
シェリー達を【収納】と【転移門】を使って送り届けた後、エルスタイン領都の屋敷に戻って来ると自然とそんな言葉が出てきます。
マーガレット様やエリカ、デイジーお姉さんには見せたことのある魔法ですが、ビオラお姉さんだけが初めての【転移門】体験だったので一瞬にしてフリーノース領都の屋敷まで戻ったときは声が出せないほど驚いていました。
マーガレット様とエリカが名残惜しそうにしていましたが来年は魔道具製作所の件もあるので顔を合わせる機会も多いことでしょう。
「フフ…、シャルル、お疲れ様です」
「さて、私達もこれからが大変ですよね~」
「でも正式にシャルルのパートナーとして公表できてスッキリしましたよ~」
「ユナ達もお疲れ様…」
オーリエの言うようにこれからしばらくはそれぞれの屋敷と頻繁に行き来し、都市長様達に僕のパートナーになったことの報告や領民へ発表をしていくそうです。
母娘揃って同じ男性のパートナーになるだけではなく、エンターシャとアデル以外は受胎している訳ですからね、都市長様達の驚く姿が想像できますよ。
ちなみに僕がバルトリア王国で面識のある都市長様はルージュ領キアルのライラお姉さん、ジャトワン領バージンのリリスお姉さん、フリーノース領コロビアのカーミラお姉さんだけです。
ローマン帝国同様に各領には領主を除いて最低4人は都市長様がいるそうなので、いずれ会う機会もあるでしょう。
さてと…、ルーシャに報告を済ませておこうかな…。
XX XY
コンコン、コン。
「は~い」
ガチャ…。
「やっぱり、ここにいたんだね」
「シャ…ルル様、お帰りだったのですね~」
「うん、さっき戻って来たんだよ。それでルーシャ達と話していたらクーシアの訓練が終わったって聞いてね。おめでとう、クーシア。これで一人前のメイドだね」
「ありがとうございます。これでようやく胸を張ってシャルル様のお側にいられます…」
「そんな風に思っていたの…、でも僕も嬉しいよ…」
僕と誕生日が同じで同郷で唯一の幼馴染み…、出会った頃から見ていますが本当に頑張り屋さんです。
こうして日々着る物に困っていないのもクーシアのおかげでしょう。
「あの~、シャルル様…、お願いがあるのですが…」
「うん、どうしたの改まって…。クーシアのお願いなら出来る事なら何でも聞くよ」
「実は私も…、私もアシュリさん達と同じようにシャルル様のメイドにしていただきたいのです。ずっとそれが夢でしたから…」
ルーシャ様に認められお屋敷に入れた後に、シャルル様が直接雇われるクリスさん達がいる事を知ったのです。
「ハハ…、なんだそんな事…。じゃあ、クーシアも僕が直接雇うことにするね」
「ほ…本当ですか!? 嬉しい~っ!」
「でも仕事の内容は今と変わらないと思うけれどね。これからも服を作ってくれると嬉しいかな」
「もちろんです。ルーシャ様に服作りを認めていただいてお屋敷に入れていただいたのですから…。それにシャルル様の服は私が作りたいのです」
クーシアはそう答えると安心したのか緊張していた表情が和らいでいきました。
いつからそう思っていたのでしょう。
僕としてはどちらであってもクーシアに対する想いは同じなのですが、クーシアがそう願っているのなら叶えてあげたいと思うのです。
「そうそう、シエラにも新しいメイド服?をありがとう。ユナも欲しいって言っていたからまた来ると思うよ」
ルーシャの執務室でシエラを見ると、シャツはこれまでと同じでしたが、その上からミニのキャミソールワンピースを着ていたのです。
スカート部分もフレアになっていて確かにお腹は楽そうですがなかなか刺激的な恰好でした。
「驚きましたよ…、その…まさか……なんて…」
シエラ先輩の説明によると、左眼がシャルル様と同じ黒色に変わった皆さんはシャルル様と“誕生の儀”をされたのだそうです。
それも領主様達と同じ受精卵を胎内に戻すなんて…。
それに男性の精子は一度しか採取出来ないと聞いていたのですが、この屋敷だけでもルーシャ様、シエラ先輩、メンテール先輩、ユナ様、メルモア先輩、それに少し前にオーリエ様が受胎されているのです。
やっぱりシャルル様の男性器は他の男性よりも大きいのかしら…、“男”になられ採寸させていただいた時の光景が目に浮かびます。
「まぁ色々と驚くことがあるかもしれないけれど、これからクーシアも知っていくと思うよ。まずはメイドになったご褒美にクーシアの疲れや弱っているところをなくしてあげようと思っているんだ。う~ん…、明日の夕食が済んだら僕の部屋へ来てくれるかな」
「まさか…、私にも“シャルル様の奇跡”を…?」
「クーシアは知っていたの?」
「いえ、その…、これまで皆さんの身体の変化を見てきましたし、そのような言葉も聞いたことがありましたので…」
アシュリさんやフラネルさんが変貌された時も驚きましたし、他の皆さんも体型が変わるだけではなく、若返ったようになられているのですよね…。
「ハハ…、そう言えばそうか…。クーシアほど皆の身体を知っている者はいないよね」
よく一緒にいるアデルの変化にも気付いているでしょう…。
「そうだ、今晩はアデル達と一緒にお風呂に入って色々と教えてもらっておくといいよ」
「は…い…?」
XX XY
ガチャ…。
「ロッキ、フラン、いるかな~?」
クーシアと話をした後、久しぶりに厨房に向かいます。
「「シャルル様~!」」
「シャルル様、お戻りだったのですか~?」
「トリスもここにいたんだね…」
なんだかんだと言いつつ仲の良い三人です。
三人とも手に“チョコレートばななん”を持って話をしていたようです。
「シャルル様、トリスはよく“ちょこれーとばななん”を食べに来るのですよ~」
「ちょっとフラン…、二人も一緒に食べてるじゃない…。これはシャルル様の事を想ってですよ。そう…訓練の一環なのです」
トリスはそう言うと持ち手の方から“ばななん”をゆっくり丁寧に舐め上げ、先の方を口に含みながらペロペロして綺麗にチョコレートを舐め尽すと満足そうな表情をしています。
「そ…、そうなんだ…」
トリスは本当にこういう事には熱心と言うか…、目の前で見せられるとちょっと引きますが気持ちは伝わってきます。
まだメンテールやキルシッカのようにきちんと教えていないんだけれどね…。
確かに訓練みたいなので放っておこう…。
「それで、シャルル様何かご用でしたか?」
「そうそう、ロッキ…。この間バルトリア王国でエリカ達を救出した時に飲んでみたい物が見つかったんだよ」
「飲み物ですか…?」
「これくらいの緑から赤色がかった実でおそらく少し高地で見かけられると思うんだ」
指で実の大きさを示しながら話をします。
「食べ物ですか…?」
「実も食べられるけれど種を煎ってから飲み物にするんだよ」
「うぅ~、またしてもシャルル様のご質問に答える事が出来ません。ですがエルスタイン領で高地と言えばスローキとリコッタの中間あたり、又はタイロンやナモアイから王領の方面ですね」
「確かにスローキ辺りは岩山も多かったし、エルスタイン領と王領の間には山脈があるよね…」
今度領主会議が終わったら都市長の皆も来るそうだからその時に聞いてみようかな。
おそらくフリーノース領のコロビアより陽の昇る方角に山脈が見えていたのであちらの方で飲まれているのかもしれません。
先にそちらへ行って実際に調べてみてもいいかな…。
「ありがとう、ロッキ。ところで今晩どうかな?」
「えっ…? あっ…、も…もちろん大丈夫です! お願いします! したいです!」
「ロッキ、ずるい~」
「シャルル様~」
「トリスはまた今度ね。フランは…二日後でどうかな。明日はクーシアなんだ。今晩アデル達に色々と教えておいてもらおうかと思っているんだよ」
「え~っ、そんなぁ~」
フランの隣でトリスがふくれていますがロッキやフランは他の皆と違ってなかなか表に出てくることがないので気になっていたのです。
「そうですか~、クーシアさんも正式なメイドになりましたからね。それにここへ来てから一気に成長しましたものね」
「フランもそう思う? きっとフランの作る料理が美味しいからだよ」
エリシアやオーリエもこちらに住むようになってからかなり女性らしい肉付きになりました。アデルやジェシカも短期間で成長しているように見えますが、ここの食事を早く口にしていた分アデルよりも成長は早いようです。
「シャルル様、では私がクーシアさんに教えても良いですか? 私もクーシアさんとは最初からの知り合いですから…」
フフ…、先輩として威厳を見せておかないと…。それにクーシアさんの女性器も見ておきたいですからね。
「……、そう言えばそうだね。メイド服も一緒に考えて作ったわけだし…。うん、じゃあトリスに任せるよ」
トリスが教えるというのは少し心配ですが、その情報量は確かです。
「はいっ、フランの後には私ともせっくすして下さいね~」
「ハハ…、考えておくよ…」
領主会議に出掛ける前にエリシアやヌエット、エリオンも放っておけません。
留守番する者から優先していかないとダメかな…。
シェリー達を【収納】と【転移門】を使って送り届けた後、エルスタイン領都の屋敷に戻って来ると自然とそんな言葉が出てきます。
マーガレット様やエリカ、デイジーお姉さんには見せたことのある魔法ですが、ビオラお姉さんだけが初めての【転移門】体験だったので一瞬にしてフリーノース領都の屋敷まで戻ったときは声が出せないほど驚いていました。
マーガレット様とエリカが名残惜しそうにしていましたが来年は魔道具製作所の件もあるので顔を合わせる機会も多いことでしょう。
「フフ…、シャルル、お疲れ様です」
「さて、私達もこれからが大変ですよね~」
「でも正式にシャルルのパートナーとして公表できてスッキリしましたよ~」
「ユナ達もお疲れ様…」
オーリエの言うようにこれからしばらくはそれぞれの屋敷と頻繁に行き来し、都市長様達に僕のパートナーになったことの報告や領民へ発表をしていくそうです。
母娘揃って同じ男性のパートナーになるだけではなく、エンターシャとアデル以外は受胎している訳ですからね、都市長様達の驚く姿が想像できますよ。
ちなみに僕がバルトリア王国で面識のある都市長様はルージュ領キアルのライラお姉さん、ジャトワン領バージンのリリスお姉さん、フリーノース領コロビアのカーミラお姉さんだけです。
ローマン帝国同様に各領には領主を除いて最低4人は都市長様がいるそうなので、いずれ会う機会もあるでしょう。
さてと…、ルーシャに報告を済ませておこうかな…。
XX XY
コンコン、コン。
「は~い」
ガチャ…。
「やっぱり、ここにいたんだね」
「シャ…ルル様、お帰りだったのですね~」
「うん、さっき戻って来たんだよ。それでルーシャ達と話していたらクーシアの訓練が終わったって聞いてね。おめでとう、クーシア。これで一人前のメイドだね」
「ありがとうございます。これでようやく胸を張ってシャルル様のお側にいられます…」
「そんな風に思っていたの…、でも僕も嬉しいよ…」
僕と誕生日が同じで同郷で唯一の幼馴染み…、出会った頃から見ていますが本当に頑張り屋さんです。
こうして日々着る物に困っていないのもクーシアのおかげでしょう。
「あの~、シャルル様…、お願いがあるのですが…」
「うん、どうしたの改まって…。クーシアのお願いなら出来る事なら何でも聞くよ」
「実は私も…、私もアシュリさん達と同じようにシャルル様のメイドにしていただきたいのです。ずっとそれが夢でしたから…」
ルーシャ様に認められお屋敷に入れた後に、シャルル様が直接雇われるクリスさん達がいる事を知ったのです。
「ハハ…、なんだそんな事…。じゃあ、クーシアも僕が直接雇うことにするね」
「ほ…本当ですか!? 嬉しい~っ!」
「でも仕事の内容は今と変わらないと思うけれどね。これからも服を作ってくれると嬉しいかな」
「もちろんです。ルーシャ様に服作りを認めていただいてお屋敷に入れていただいたのですから…。それにシャルル様の服は私が作りたいのです」
クーシアはそう答えると安心したのか緊張していた表情が和らいでいきました。
いつからそう思っていたのでしょう。
僕としてはどちらであってもクーシアに対する想いは同じなのですが、クーシアがそう願っているのなら叶えてあげたいと思うのです。
「そうそう、シエラにも新しいメイド服?をありがとう。ユナも欲しいって言っていたからまた来ると思うよ」
ルーシャの執務室でシエラを見ると、シャツはこれまでと同じでしたが、その上からミニのキャミソールワンピースを着ていたのです。
スカート部分もフレアになっていて確かにお腹は楽そうですがなかなか刺激的な恰好でした。
「驚きましたよ…、その…まさか……なんて…」
シエラ先輩の説明によると、左眼がシャルル様と同じ黒色に変わった皆さんはシャルル様と“誕生の儀”をされたのだそうです。
それも領主様達と同じ受精卵を胎内に戻すなんて…。
それに男性の精子は一度しか採取出来ないと聞いていたのですが、この屋敷だけでもルーシャ様、シエラ先輩、メンテール先輩、ユナ様、メルモア先輩、それに少し前にオーリエ様が受胎されているのです。
やっぱりシャルル様の男性器は他の男性よりも大きいのかしら…、“男”になられ採寸させていただいた時の光景が目に浮かびます。
「まぁ色々と驚くことがあるかもしれないけれど、これからクーシアも知っていくと思うよ。まずはメイドになったご褒美にクーシアの疲れや弱っているところをなくしてあげようと思っているんだ。う~ん…、明日の夕食が済んだら僕の部屋へ来てくれるかな」
「まさか…、私にも“シャルル様の奇跡”を…?」
「クーシアは知っていたの?」
「いえ、その…、これまで皆さんの身体の変化を見てきましたし、そのような言葉も聞いたことがありましたので…」
アシュリさんやフラネルさんが変貌された時も驚きましたし、他の皆さんも体型が変わるだけではなく、若返ったようになられているのですよね…。
「ハハ…、そう言えばそうか…。クーシアほど皆の身体を知っている者はいないよね」
よく一緒にいるアデルの変化にも気付いているでしょう…。
「そうだ、今晩はアデル達と一緒にお風呂に入って色々と教えてもらっておくといいよ」
「は…い…?」
XX XY
ガチャ…。
「ロッキ、フラン、いるかな~?」
クーシアと話をした後、久しぶりに厨房に向かいます。
「「シャルル様~!」」
「シャルル様、お戻りだったのですか~?」
「トリスもここにいたんだね…」
なんだかんだと言いつつ仲の良い三人です。
三人とも手に“チョコレートばななん”を持って話をしていたようです。
「シャルル様、トリスはよく“ちょこれーとばななん”を食べに来るのですよ~」
「ちょっとフラン…、二人も一緒に食べてるじゃない…。これはシャルル様の事を想ってですよ。そう…訓練の一環なのです」
トリスはそう言うと持ち手の方から“ばななん”をゆっくり丁寧に舐め上げ、先の方を口に含みながらペロペロして綺麗にチョコレートを舐め尽すと満足そうな表情をしています。
「そ…、そうなんだ…」
トリスは本当にこういう事には熱心と言うか…、目の前で見せられるとちょっと引きますが気持ちは伝わってきます。
まだメンテールやキルシッカのようにきちんと教えていないんだけれどね…。
確かに訓練みたいなので放っておこう…。
「それで、シャルル様何かご用でしたか?」
「そうそう、ロッキ…。この間バルトリア王国でエリカ達を救出した時に飲んでみたい物が見つかったんだよ」
「飲み物ですか…?」
「これくらいの緑から赤色がかった実でおそらく少し高地で見かけられると思うんだ」
指で実の大きさを示しながら話をします。
「食べ物ですか…?」
「実も食べられるけれど種を煎ってから飲み物にするんだよ」
「うぅ~、またしてもシャルル様のご質問に答える事が出来ません。ですがエルスタイン領で高地と言えばスローキとリコッタの中間あたり、又はタイロンやナモアイから王領の方面ですね」
「確かにスローキ辺りは岩山も多かったし、エルスタイン領と王領の間には山脈があるよね…」
今度領主会議が終わったら都市長の皆も来るそうだからその時に聞いてみようかな。
おそらくフリーノース領のコロビアより陽の昇る方角に山脈が見えていたのであちらの方で飲まれているのかもしれません。
先にそちらへ行って実際に調べてみてもいいかな…。
「ありがとう、ロッキ。ところで今晩どうかな?」
「えっ…? あっ…、も…もちろん大丈夫です! お願いします! したいです!」
「ロッキ、ずるい~」
「シャルル様~」
「トリスはまた今度ね。フランは…二日後でどうかな。明日はクーシアなんだ。今晩アデル達に色々と教えておいてもらおうかと思っているんだよ」
「え~っ、そんなぁ~」
フランの隣でトリスがふくれていますがロッキやフランは他の皆と違ってなかなか表に出てくることがないので気になっていたのです。
「そうですか~、クーシアさんも正式なメイドになりましたからね。それにここへ来てから一気に成長しましたものね」
「フランもそう思う? きっとフランの作る料理が美味しいからだよ」
エリシアやオーリエもこちらに住むようになってからかなり女性らしい肉付きになりました。アデルやジェシカも短期間で成長しているように見えますが、ここの食事を早く口にしていた分アデルよりも成長は早いようです。
「シャルル様、では私がクーシアさんに教えても良いですか? 私もクーシアさんとは最初からの知り合いですから…」
フフ…、先輩として威厳を見せておかないと…。それにクーシアさんの女性器も見ておきたいですからね。
「……、そう言えばそうだね。メイド服も一緒に考えて作ったわけだし…。うん、じゃあトリスに任せるよ」
トリスが教えるというのは少し心配ですが、その情報量は確かです。
「はいっ、フランの後には私ともせっくすして下さいね~」
「ハハ…、考えておくよ…」
領主会議に出掛ける前にエリシアやヌエット、エリオンも放っておけません。
留守番する者から優先していかないとダメかな…。
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