DNAの改修者

kujibiki

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第419話 シャルルの扉

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朝食が済むとマイヤはメロ魔道具製作所へ行きました。

朝食時は左手の小指に三つのリングが嵌められていましたが、出掛ける時には見られなかったので早速着けているようです。

朝はいたずら心が湧いてリングを着けたマイヤとセックスを試してみましたが、僕がリングを【振動】させる度にビュッ、ビュッ…と潮を噴き、身体をビクビクと痙攣させながらイキっぱなしの状態でした。
僕も気持ちが良かったですがセックスで使うのは当分控えておいた方が良さそうです。

シェリーもドナさんと話があるとのことでマイヤと一緒に出掛けています。
きっと王城に招待する話をしに行ったのでしょう。



僕はマイヤから話を聞いて今日はムーランに会いに行こうと思っていますが、先に一度エルスタイン領都の自室に戻ってきました。
“どこでもドア(偽)”の製作に取り掛かるためです。

まずは設置する為の2枚の扉を作って…、色は目立たないように白色にして黒色のドアノブを用意しておきます。

う~ん、【転移門】自体は簡単に魔道具に出来るけれど、これだと使い方を間違えると簡単には帰って来られなくなるんだよね~。
それについては皆に注意しておくしかないかな…。

今は良いけれど、いずれセキュリティーのことを考えておかないといけません。
マオの産み出す属性石と魔法には様々な可能性がありそうなので使い方を研究しておいた方が良さそうです。

とりあえず【転移門】を封じた属性石をドアノブに埋め込んで扉に取り付ければ完成です。

準備が出来るとまずは【転移門】でヴィラに行き、玄関近くの壁に1枚目の扉を設置すると、再び屋敷に戻ってきて同じように2枚目の扉も玄関の側に取り付けます。
玄関付近に設置しておくと屋敷の誰かが出入りを把握し易いと思ったからです。



「シャルル様~、屋敷におられたのですか~」

「うん、ちょっと用事があってね」
思ったとおり、玄関先にいた僕を見つけたヌエットが駆け寄ってきます。

「何ですか、その扉は…?」

「これはねぇ、【転移門】の魔道具なんだよ。“シャルルの扉”ってところかな…」

本当はドアノブが魔道具本体なんだけれどね…。

「シャルル様のあの魔法を魔道具にされたのですか?」

「そうだ、ヌエット試してみてよ。でも転移先はシャルル島だよ。それ以外の所へ転移したら帰って来られなくなるからね」

結局、魔道具同士を“転移の祠”のように繋ぐことはしませんでした。
使い方を間違えると大変ですが、やっぱりどこにでも転移できる方が良いと思ったのです。

「え~っ、そんな~」

「ハハ…、今は僕が一緒だから大丈夫だよ。シャルル島の建物の前を思い浮かべて扉を開いてみて…」

「は…い…」

ガチャリ…。
「あ~っ、壁がシャルル様の魔法と同じようになっています」

「じゃあ、そのまま向こう側へ行ってみようか…」

ヌエットの操作でも問題なく魔法は発動しているようです。
扉が開いている間は【転移門】も発動していますので僕もヌエットの後に続きます。

「シャルル様…、本当にシャルル島の建物の前に転移出来ましたよ~」

「ヌエットが魔道具を発動させたんだよ。これで僕がいなくても皆が好きな時に来て遊べるでしょ」

「凄いです…。でも私はシャルル様と一緒じゃないと嫌ですけれどね」

「ハハ…、じゃあ皆には内緒で少し休憩していこうか?」

「本当ですか~、嬉しい~っ!」



XX XY



「シェリー様、おはようございます」

「おはようドナ…、昨日シャルルと会ったそうね」

「はい、ゆっくりお茶でもと思ったのですがお忙しいようで…、今日はシャルル様はご一緒じゃないのですか?」

「えぇ、今日も用事があるみたい…」

夕食前には戻ってきてくれますけれどね。

「それで今日来たのはこの間言っていたように、シャルルが来ている間にドナを王城へ招待しようと思ってね。明日の夕食前に来てもらえるかしら…」

「はい、喜んで…」

「ところでドナ…、この間あなたの…その…お尻の穴があんなに拡がって、を引きずり出された訳だけれど痛くはなかったの?」

「ウフッ、あれですか…。最初は液体がお腹の中に入ってくるのが不思議な感覚で、お腹の中が液体で一杯になるととっても苦しかったのですが、あの引きずり出される感覚は気持ち良かった…です」
「治療の為にもう一度ウネウネとしたものを入れていただきましたが、言葉では言い表わせないぐらいでしたよ」

「そ…そんなに…」

やはり一度体験しておいた方が…。

「シェリー様もお腹の調子が悪いのですか? もしそうなら早く治していただいた方が良いですよ」
「今は本当に快調で、もうシャルル様にどうやってお礼をすればいいか…」

あの気持ち良さがもう体験できないのはちょっと残念ですが…。

「フフ…、明日あなたの人生が変わるから、お礼を考えるのはそれからね」

「どういう意味ですか?」

「それは明日のお楽しみですよ…」



今朝はマイヤさんだけではなく、シェリー様もお母さんに話があるからと魔道具製作所に来られています。
残念ながらシャルル様はいらっしゃらないようです。

昨日、クララ達がシャルル様に話しかけてもらえたと喜んでいました。
休憩時間にはマイヤさんとシャルル様の話題で談笑していたぐらいです。
皆が男性の話をするだなんて…、シャルル様と知り合えてからこの魔道具製作所もずいぶん雰囲気が明るくなった気がします。
私もゆっくりお話ししてみたいなぁ~。

「マイヤさん、大丈夫ですか? こちらに来られてから何度も身震いをされているようですが…」

くふぅ…。
「だ…大丈夫です、メロさん…」

くりは紐で縛っているよりも締め付け感があるのに痛くなくて、乳首は摘ままれているような感覚が気持ち良すぎです。
剥き出しになったくりが下着に擦れる度に、胸は揺れる度にそれぞれからビリビリとした刺激が身体の中を通って頭の中に伝わってくるのです。
間違って【振動】を発動させないようにしないと…。

「そうですか…、顔も赤いですよ」

それにしても今日のマイヤさんはなんて艶めかしいのかしら…。
前から艶やかで若々しいのは分かっていますが、輪をかけて綺麗で女性らしいのです。
以前こちらに来られたキルシッカさんという方のように瑞々しい肌になる為にはどうしたら良いのかしら…。
私もあんな風になれたら良いのに…。

「き…気にしないで…、作業を進めましょう…」

もう下着がグチョグチョで気を許すとイッてしまいそうになります。
お昼まで耐えられるかな…。



XX XY



あれから【時空】を使って数十分、この間は出来ませんでしたが湖でボートに乗りながら、ジェットバスに入りながら、水辺の長椅子でもセックスを堪能しました。

人目を気にせず屋外でするのも気持ち良い~っと思ったのは言うまでもありません。
プライベートリゾートってこんな感じなのかな…、ちょっと癖になりそうです。

「ヌエット、大丈夫?」

意識はハッキリしていても身体からセックスの余韻が無くなる訳ではないので、腰はフラフラで時々身体がビクビクッと震えています。

「は…い…、あまりに気持ち良かったもので…」

いつものように一晩中“せっくす”をしてもらった感覚です。
新たに女性器内の気持ち良い所を教えてもらったり、色んな場所で色んな風に“せっくす”をしてもらいました。
シャルル様の精液を口にしているので全く疲れたりはしていませんが、頭の中はまだボーっとしていて子宮もトロトロです。

島でシャルル様と二人っきりだとまるでこの世界に私達だけしかいないと思えるぐらい幸せな時間でした。

ハッ…。
「シャルル様、時間が…?」

「うん、ヌエットも気が付いた? 僕の魔法でね、実際にはヌエットと島に来てからまだ四半刻ぐらいしか経っていないんだよ」

「そんなことが…。シャルル様、この間のグリシャさんも…?」

「そうなんだ、二人で休憩していたことは秘密だからこの魔法についてもまだ内緒だよ」

「は…い…」

四半刻あれば一晩分の“せっくす”をしてもらえるのね。

「シャルル様、いつでも声を掛けて下さい。また外でしましょうねっ!」

「もうヌエットは~」

ヌエットも屋外でセックスするのが気に入ったようです。



帰りはヴィラの玄関内から同じように“シャルルの扉”を使って屋敷に戻ってくると、ヌエットにオーリエ達と手の空いている皆を呼んできてもらい、さっきと同じようにシャルル島と行き来しながら“シャルルの扉”について説明しておきます。

「どう、分かった? これでオーリエもシャルル島の探索が出来るよ」
「他のみんなも時間があれば自由に行って良いからね」

「すごいです…、いつでもシャルル島に行けるだなんて…」

『シャルル、本当にどこへでも転移できるのですか?』

「うん、でもこの“シャルルの扉”は今は屋敷とシャルル島にしかないからね。この扉から行った事のある所へならどこへでも行けるけれど、行った先に“シャルルの扉”が無ければ帰って来られなくなるから気を付けてね」

「例えば、オーリエがルージュ領都のお屋敷に転移してしまったら僕が行くまで戻ってこられないよ」

「そ…それは嫌です。気を付けますっ!」

「ここにいないお姉ちゃん達にも必ず伝えておいてね」

属性石には限りがあるので“シャルルの扉”ばかりを作るわけにはいきませんが、いずれシェリー達の所にも用意できればユナ達も里帰りがし易くなるでしょう。

オーリエの要望から“シャルルの扉”を作る事になりましたが、とりあえずこれで解決です。
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