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第382話 初めての受精
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「ふぅ~、朝から激しかったなぁ~」
僕はベッドの上で気を失って横たわっているシエラを眺めます。
普段はメイド長としてしっかり者で大人しいですが、僕と二人の時は感情も豊かですし、セックスは献身的でとてもかわいい女性です。
昨晩はシャルルカード大会で勝ったシエラが僕とセックスすることになりました。
もう少しでヌエットが二日続けてというところでしたが、シエラが“シャルルカード”を守ったのです。
まさかしばらくシャルルカードで順番を決めるんじゃないよね…。
《ご主人様…》
《お…おはよう、アイ》
《朝から激しかったですねぇ~》
《マスター、後で私にもお願いしますよ~。口からばかりでは精液の蓄積ができませんよ~》
《そうだった…、夜にお姉ちゃん達とするなら、マオ達とは日中に少しでもしておかないといけないよね…》
《う~ん、体力や精力は問題ないけれど身体と時間が足りない…》
《マスター、マスター本人を増やすことは出来ませんが、時間を増やすことは出来るかもしれませんよ》
《本当!?》
《正確に言うと一定範囲の時間の流れを変えるのです》
《マオ…、そんなことが出来たの?》
《いえ…、するのはマスターですよ。私はマスターが創った魔法をサポートするだけです》
《あぁ、そういうことね…。でもそういう考え方が出来るのをすっかり忘れていたよ》
《そういえば収納魔法は時間を止められるのが定番だものね…》
《後で試してみるよ》
《ご主人様がその魔法を創ってくれれば私達も毎日楽しみながら精液が蓄積できますねっ》
「シャルル…様」
「あっ、シエラ気が付いた?」
「は…い…、もう気持ち良くって身体が蕩けました…」
「えっ!? シエラの眼が…」
そう言いながら身体を起こし、僕を見たシエラに驚きました。
《ご、ご主人様、このシエラさんという方受精されています…》
「えっ、そんな…」
「ど…どうしたのですかシャルル様? 私の眼が何か…?」
「えっ…、いや…、その…」
「シエラ、驚かないでね…。実はシエラのお腹の中に僕の子供が出来たんだ…」
「……」
シエラはそのまま再びベッドに横たわってしまいました。
《ご主人様、この方また気を失われましたよ…》
「やっぱりびっくりするよね…、僕もびっくりしたよ。受精したらシエラの左眼が…」
XX XY
『シャルル、説明をお願いします』
「う…うん…」
僕達が食堂に行った後、シエラの異変について皆に説明する為に、急遽朝食前にルーシャの執務室に集まってもらうことにしました。
ルーシャが僕の隣に、シエラも反対側で僕に寄り添うように立っていて、目の前にはロッキやフランも含めセックスをした屋敷の皆が揃っています。
「実は…、シエラが受精したみたいなんだ…」
「え~っ!(×11)」
『それって…、まさか本当に…?』
「うん、僕の子供が出来たんだ…。それで理由は分からないけれど受精したら左眼が僕と同じ黒色になったんだよ…」
そう、あの綺麗だったカラードの証でもある青色系の左眼が黒色になってしまいました。
あれからシエラが意識を取り戻し、眼の事を話すと脱衣場で自分の眼を確認していましたが、予想外にも本人は大喜びしていました。
僕としてはシエラの青色系の瞳が気に入っていたのですが…。
「「「シャルルとの子供…」」」
『“誕生の儀”以外での受精が本当に…』
「まさかシエラが一番初めに受精するとはね」
「まぁ受精するのは機会にもよるからね。メンテールも二回目で受精するかもしれないし、何度セックスをしても受精しないこともあるんだよ」
「そうなのですか…。私も早くシャルル様の精子で受精してみたいです」
そういえば初めての時はアイに避妊するように言っていたけれど、二回目以降は自然に任せていたんだよね。
この分だと今年中に何人か受精するかもしれません。
「もしかしてカラードじゃない私も受精すれば眼が黒色に変わるのでしょうか…」
「エリオンの言うようにその可能性は高いかも…」
受精したタイミングが分かり易くて良いけれど、変化することに何か理由があるのかな…。
『とにかくこれで“せっくす”をすることによって“誕生の儀”と同じように受精が出来ることが分かりました』
残念ながら私が最初に受精することは出来ませんでしたが安心できました。
私も早くシャルルの子供をお腹の中で育てたいわ。
『シエラも施設の容器ではなく自分のお腹で子供を育てていくことになるのです。あなたは大戦後初の“生殖行為”とそれによる出産を経験することになるのですよ』
「はい、シャルル様との子供ですもの…、自分のお腹の中で育てられるのが本当に嬉しいです」
私のお腹もいずれルーシャ様がシャルル様を出産された時の様に大きくなっていくのね。
6ヶ月後が待ち遠しいです。
XX XY
遅めの朝食の後は自分の部屋でマオの言っていた魔法の創造をしてみます。
「マオが言っていた魔法は一定範囲の時間の流れを変化させれば良いんだよね」
「考え方はそうですね」
「この部屋ぐらいの大きさなら規模も大きくありませんし、今のマスターでも簡単に発動できると思いますよ」
「良かったよ。マオとセックスをしていかないと大規模な魔法は使えないからね…」
「でもこの魔法が使えるようになると、二人の食事と精液の蓄積も問題なくなるし、マオと親和性も高められるし一石三鳥だよ」
「じゃあ、ちょっとイメージしてみるよ…」
一定範囲だけ時の流れを速める…、又は遅くする、表現は難しいけれどまずはこちらの世界の10分で4時間を体感出来る空間にしてみようか…。
実はこちらの世界も一日が約24時間です。
単位はなぜか『刻』でしたが…。
これまでの生活では気にも留めなかったけれど記憶が戻ってから他にも気付いたことが色々あります。
例えば年月、この世界の一年は10ヶ月で考えられていて、一月は40日です。
ですからこのローマン帝国は前の世界と比べると四季感は若干ずれています。
まぁ、もう気にもしていないけれどね…。
それでも何の冗談か僕の誕生日が5の月の5日で男の子の日とは面白いものです。
さて、言葉にする必要はないけれど一応【時空】という魔法にしておこうかな…。
「マスター、魔法が発動していますよ。この部屋の時の流れが変わっています」
「うん、まずは10分を4時間にしてみたから、この中で4時間過ごしても外では10分しか経っていないことになるよ」
「ではマスター、せっかくですからこのままお願いできますか…?」
「そ…そうだね、試してみようかな…」
「ご…ご主人様、私もお願いします」
「じゃあ、アイは後でね…。マオの様子を見てアイにも10分用意するから」
「それは楽しみです!」
「マスター、いっぱい出してくださいねっ!」
そうだった、セックスするだけじゃなく射精しないと精液の蓄積が出来ないんだったよ…。
XX XY
『シエラ、お腹はどんな感じ?』
「ルーシャ様…、受精したからといってすぐに分かりませんよ」
『そ…そうよね。でも本当に羨ましいわ…』
「ルーシャ様…」
ルーシャ様はシャルル様が天使じゃないかと思われた頃からシャルル様とのお子様を望んでおられましたからお気持ちは良く分かります。
「でもシャルル様がおっしゃっていたように受精は機会が合わないといくら“せっくす”をしてもダメだそうですから…」
「ヌエットも一番最初に二回目をしてもらいましたが受精はしていませんし…」
『昨晩がシエラなら、今晩は私が順番で良いですよね?』
「それは私に聞かれても…、また皆がシャルルカードで決めようと言うかもしれませんよ」
残念ながら受精した私は、子供が産まれるまで“せっくす”は出来ないそうです。
しばらく我慢ですね…。
『それにしてもシエラの左眼がシャルルと同じように黒色になったのはどうしてかしら…?』
『もしかしたらシャルルと同じように属性に捉われなくなったのかもしれませんね』
「まさか…そんなこと…」
「【火球】」…、なんてね…。
手のひらを上に向け冗談でそうつぶやくと、シャルル様のような綺麗な【火球】ではありませんがユラユラっと火の玉が形成されました。
「なっ……」
『ちょ……』
「『え~~~っ!!』」
『シ、シエラ…、あなた…、やっぱりその眼は…』
「は…はい…、シャルル様の能力を授かったようです…」
「ま…魔法自体は練度が低いみたいですが属性には捉われなくなったのかも…」
【火球】の後に【砂球】とつぶやくと手のひらに小さな【砂球】も作れました。
『シエラ、凄いわ! シャルルの精子で受精するとそんな効果もあるだなんて…』
「きっとシャルル様と繋がった証なのでしょう。シャルル様はなぜか分からないとおっしゃっていましたが、シャルル様のお役に立てることが出来るようになったのだと思います」
『これは後で皆に報告しないとね。益々私も早く受精したくなって来たわ…』
「それよりルーシャ様、シャルル様が“男”になられた事の領民へのお披露目や各都市長様への報告はどうされますか?」
「すっかり日が経ってしまいましたが…」
『そうねぇ、領民へのお披露目はとりあえず保留にしておきましょう。各都市長への報告も私が受精するまで保留よ』
「ル、ルーシャ様…」
『今、知らせたらきっと無理やり集まってくるわ。特にリリアンとマドリーンは“シャルルの奇跡”を体験しているわけだし、こちらに来ればシャルルが“せっくす”をしてあげると思うの』
『順番待ちが増えても困りますからね…』
「“シャルル様の奇跡”を体験しているのは、クリス達四人とサマンサ様の所のグリシャさん達四人を除けば後はマイヤさんとムーランさんだけですね」
シャルル様は今度マイヤさんとバルトリア王国の王都へ行かれるおつもりですからマイヤさんも近い内に“せっくす”を体験されるでしょう。
『そうね、そしていずれはシャルルの為に頑張っている“シャルル巻き”のお店の従業員達も“シャルルの奇跡”を体験することになるのでしょうね』
「今年の領主会議で私達がシャルル様のパートナーになったことを各領主様に報告すれば大変な騒ぎになるでしょうね」
『サリー様やシクスエス様を驚かせたいのでそれまでには私も受精しておきたいところですよ…』
僕はベッドの上で気を失って横たわっているシエラを眺めます。
普段はメイド長としてしっかり者で大人しいですが、僕と二人の時は感情も豊かですし、セックスは献身的でとてもかわいい女性です。
昨晩はシャルルカード大会で勝ったシエラが僕とセックスすることになりました。
もう少しでヌエットが二日続けてというところでしたが、シエラが“シャルルカード”を守ったのです。
まさかしばらくシャルルカードで順番を決めるんじゃないよね…。
《ご主人様…》
《お…おはよう、アイ》
《朝から激しかったですねぇ~》
《マスター、後で私にもお願いしますよ~。口からばかりでは精液の蓄積ができませんよ~》
《そうだった…、夜にお姉ちゃん達とするなら、マオ達とは日中に少しでもしておかないといけないよね…》
《う~ん、体力や精力は問題ないけれど身体と時間が足りない…》
《マスター、マスター本人を増やすことは出来ませんが、時間を増やすことは出来るかもしれませんよ》
《本当!?》
《正確に言うと一定範囲の時間の流れを変えるのです》
《マオ…、そんなことが出来たの?》
《いえ…、するのはマスターですよ。私はマスターが創った魔法をサポートするだけです》
《あぁ、そういうことね…。でもそういう考え方が出来るのをすっかり忘れていたよ》
《そういえば収納魔法は時間を止められるのが定番だものね…》
《後で試してみるよ》
《ご主人様がその魔法を創ってくれれば私達も毎日楽しみながら精液が蓄積できますねっ》
「シャルル…様」
「あっ、シエラ気が付いた?」
「は…い…、もう気持ち良くって身体が蕩けました…」
「えっ!? シエラの眼が…」
そう言いながら身体を起こし、僕を見たシエラに驚きました。
《ご、ご主人様、このシエラさんという方受精されています…》
「えっ、そんな…」
「ど…どうしたのですかシャルル様? 私の眼が何か…?」
「えっ…、いや…、その…」
「シエラ、驚かないでね…。実はシエラのお腹の中に僕の子供が出来たんだ…」
「……」
シエラはそのまま再びベッドに横たわってしまいました。
《ご主人様、この方また気を失われましたよ…》
「やっぱりびっくりするよね…、僕もびっくりしたよ。受精したらシエラの左眼が…」
XX XY
『シャルル、説明をお願いします』
「う…うん…」
僕達が食堂に行った後、シエラの異変について皆に説明する為に、急遽朝食前にルーシャの執務室に集まってもらうことにしました。
ルーシャが僕の隣に、シエラも反対側で僕に寄り添うように立っていて、目の前にはロッキやフランも含めセックスをした屋敷の皆が揃っています。
「実は…、シエラが受精したみたいなんだ…」
「え~っ!(×11)」
『それって…、まさか本当に…?』
「うん、僕の子供が出来たんだ…。それで理由は分からないけれど受精したら左眼が僕と同じ黒色になったんだよ…」
そう、あの綺麗だったカラードの証でもある青色系の左眼が黒色になってしまいました。
あれからシエラが意識を取り戻し、眼の事を話すと脱衣場で自分の眼を確認していましたが、予想外にも本人は大喜びしていました。
僕としてはシエラの青色系の瞳が気に入っていたのですが…。
「「「シャルルとの子供…」」」
『“誕生の儀”以外での受精が本当に…』
「まさかシエラが一番初めに受精するとはね」
「まぁ受精するのは機会にもよるからね。メンテールも二回目で受精するかもしれないし、何度セックスをしても受精しないこともあるんだよ」
「そうなのですか…。私も早くシャルル様の精子で受精してみたいです」
そういえば初めての時はアイに避妊するように言っていたけれど、二回目以降は自然に任せていたんだよね。
この分だと今年中に何人か受精するかもしれません。
「もしかしてカラードじゃない私も受精すれば眼が黒色に変わるのでしょうか…」
「エリオンの言うようにその可能性は高いかも…」
受精したタイミングが分かり易くて良いけれど、変化することに何か理由があるのかな…。
『とにかくこれで“せっくす”をすることによって“誕生の儀”と同じように受精が出来ることが分かりました』
残念ながら私が最初に受精することは出来ませんでしたが安心できました。
私も早くシャルルの子供をお腹の中で育てたいわ。
『シエラも施設の容器ではなく自分のお腹で子供を育てていくことになるのです。あなたは大戦後初の“生殖行為”とそれによる出産を経験することになるのですよ』
「はい、シャルル様との子供ですもの…、自分のお腹の中で育てられるのが本当に嬉しいです」
私のお腹もいずれルーシャ様がシャルル様を出産された時の様に大きくなっていくのね。
6ヶ月後が待ち遠しいです。
XX XY
遅めの朝食の後は自分の部屋でマオの言っていた魔法の創造をしてみます。
「マオが言っていた魔法は一定範囲の時間の流れを変化させれば良いんだよね」
「考え方はそうですね」
「この部屋ぐらいの大きさなら規模も大きくありませんし、今のマスターでも簡単に発動できると思いますよ」
「良かったよ。マオとセックスをしていかないと大規模な魔法は使えないからね…」
「でもこの魔法が使えるようになると、二人の食事と精液の蓄積も問題なくなるし、マオと親和性も高められるし一石三鳥だよ」
「じゃあ、ちょっとイメージしてみるよ…」
一定範囲だけ時の流れを速める…、又は遅くする、表現は難しいけれどまずはこちらの世界の10分で4時間を体感出来る空間にしてみようか…。
実はこちらの世界も一日が約24時間です。
単位はなぜか『刻』でしたが…。
これまでの生活では気にも留めなかったけれど記憶が戻ってから他にも気付いたことが色々あります。
例えば年月、この世界の一年は10ヶ月で考えられていて、一月は40日です。
ですからこのローマン帝国は前の世界と比べると四季感は若干ずれています。
まぁ、もう気にもしていないけれどね…。
それでも何の冗談か僕の誕生日が5の月の5日で男の子の日とは面白いものです。
さて、言葉にする必要はないけれど一応【時空】という魔法にしておこうかな…。
「マスター、魔法が発動していますよ。この部屋の時の流れが変わっています」
「うん、まずは10分を4時間にしてみたから、この中で4時間過ごしても外では10分しか経っていないことになるよ」
「ではマスター、せっかくですからこのままお願いできますか…?」
「そ…そうだね、試してみようかな…」
「ご…ご主人様、私もお願いします」
「じゃあ、アイは後でね…。マオの様子を見てアイにも10分用意するから」
「それは楽しみです!」
「マスター、いっぱい出してくださいねっ!」
そうだった、セックスするだけじゃなく射精しないと精液の蓄積が出来ないんだったよ…。
XX XY
『シエラ、お腹はどんな感じ?』
「ルーシャ様…、受精したからといってすぐに分かりませんよ」
『そ…そうよね。でも本当に羨ましいわ…』
「ルーシャ様…」
ルーシャ様はシャルル様が天使じゃないかと思われた頃からシャルル様とのお子様を望んでおられましたからお気持ちは良く分かります。
「でもシャルル様がおっしゃっていたように受精は機会が合わないといくら“せっくす”をしてもダメだそうですから…」
「ヌエットも一番最初に二回目をしてもらいましたが受精はしていませんし…」
『昨晩がシエラなら、今晩は私が順番で良いですよね?』
「それは私に聞かれても…、また皆がシャルルカードで決めようと言うかもしれませんよ」
残念ながら受精した私は、子供が産まれるまで“せっくす”は出来ないそうです。
しばらく我慢ですね…。
『それにしてもシエラの左眼がシャルルと同じように黒色になったのはどうしてかしら…?』
『もしかしたらシャルルと同じように属性に捉われなくなったのかもしれませんね』
「まさか…そんなこと…」
「【火球】」…、なんてね…。
手のひらを上に向け冗談でそうつぶやくと、シャルル様のような綺麗な【火球】ではありませんがユラユラっと火の玉が形成されました。
「なっ……」
『ちょ……』
「『え~~~っ!!』」
『シ、シエラ…、あなた…、やっぱりその眼は…』
「は…はい…、シャルル様の能力を授かったようです…」
「ま…魔法自体は練度が低いみたいですが属性には捉われなくなったのかも…」
【火球】の後に【砂球】とつぶやくと手のひらに小さな【砂球】も作れました。
『シエラ、凄いわ! シャルルの精子で受精するとそんな効果もあるだなんて…』
「きっとシャルル様と繋がった証なのでしょう。シャルル様はなぜか分からないとおっしゃっていましたが、シャルル様のお役に立てることが出来るようになったのだと思います」
『これは後で皆に報告しないとね。益々私も早く受精したくなって来たわ…』
「それよりルーシャ様、シャルル様が“男”になられた事の領民へのお披露目や各都市長様への報告はどうされますか?」
「すっかり日が経ってしまいましたが…」
『そうねぇ、領民へのお披露目はとりあえず保留にしておきましょう。各都市長への報告も私が受精するまで保留よ』
「ル、ルーシャ様…」
『今、知らせたらきっと無理やり集まってくるわ。特にリリアンとマドリーンは“シャルルの奇跡”を体験しているわけだし、こちらに来ればシャルルが“せっくす”をしてあげると思うの』
『順番待ちが増えても困りますからね…』
「“シャルル様の奇跡”を体験しているのは、クリス達四人とサマンサ様の所のグリシャさん達四人を除けば後はマイヤさんとムーランさんだけですね」
シャルル様は今度マイヤさんとバルトリア王国の王都へ行かれるおつもりですからマイヤさんも近い内に“せっくす”を体験されるでしょう。
『そうね、そしていずれはシャルルの為に頑張っている“シャルル巻き”のお店の従業員達も“シャルルの奇跡”を体験することになるのでしょうね』
「今年の領主会議で私達がシャルル様のパートナーになったことを各領主様に報告すれば大変な騒ぎになるでしょうね」
『サリー様やシクスエス様を驚かせたいのでそれまでには私も受精しておきたいところですよ…』
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