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第324話 マイヤの休暇5
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気が付くと目の前にはシャルル様の頭が見えました。
あふぅ~、良い匂い…。
フワァ~っと気持ち良くてまだ意識がハッキリしない中、シャルル様の柔らかくて綺麗な亜麻色の髪を撫でてみます。
あれ? 私どうしてここで寝ているんだっけ…。
「あんっ…」
突然胸の突起部分からジンジンとした気持ち良い感覚が頭の中に伝わってきました。
チュウチュウ…、ハムハム…。
「あぅん…」
(シャ、シャルル様?)
胸元を見るとシャルル様が私の胸の突起部分に吸いついておられました。
あ~ん、突起部分がシャルル様の口の中で舌でコロコロと転がされています。
気持ち…いい…。
昨晩のように強く摘ままれるのも頭の中にビリビリと刺激がきて凄かったけれど、こうやって舌で転がされたり甘噛みされるのも違った気持ち良さがあります。
既に子宮はドクドクと動き出し、女性器から何かがトロッと出てきているのが分かります。
(あっ…)
慌てて股間を触ると太ももはネチャっと濡れており、ベッドもベチャベチャに濡れているのが分かりました。
どうしてこんなに…。
シャルル様のベッドでお漏らししちゃったの…?
これは素直に謝るしかありませんね。
とりあえず、濡らした股間を洗い流さないと…。
私が身じろぎをしたせいで、シャルル様が反対側に寝返りを打たれました。
反対側にはトリスさんが寝ておられるのが見えます。
あの大きなベッドで一緒に寝ていたのね。
この間に浴場へ向かいましょう。
ベッドから静かに抜け出し、歩行感に違和感を感じながらも急いで脱衣場に向かうと、鏡の中から知らない女性がこちらを見ていました。
「えっ、誰!?」
私と同じ格好で驚く鏡の中の女性…。
「私…なの…ね…」
自分の容姿が変貌したことに気付くのに時間が掛かってしまいました。
髪は“シャルルの風”を使っているのとは比べられないほど艶々と輝き、肌もトリスさんのように瑞々しくなっているのです。
「胸も凄いわ…」
揉んでみると、あのゴリゴリと硬かった胸がタプンタプンとまるで中身が液体になったかのように柔らかく、張りもあってプルンとしていて、大き目の突起部分もピンと上を向いているのでした。
それに全身が重さを感じないほど軽くしなやかになり、腰周りは引き締まり、お尻もプリッと形が綺麗になっています。
「もうほとんど別人ね…」
「ト、トリスさん…!?」
突然現れたトリスさんが脱衣場に入ってくると、私の周りを回りながら全身を眺めてきます。
「私の容姿がこんなに変わって…」
「マイヤさんはシャルル様に覚醒させていただいたのです。今では“シャルル様の奇跡”と言われていますけれど…」
「覚醒…? 奇跡…ですか…」
「どう? 若々しくなった感想は…、それに身体の疲れも全く無くなったでしょう?」
「いや…、その…、ちょっと変わりすぎて言葉が…。身体はなんだか新しく造られたような感覚ですよ」
子宮が熱く感じ、活力が漲ってくるようです。
「これでシャルル様がマイヤさんを大切に思われていることが分かったでしょう?」
「は…い…」
「でもトリスさん、私はシャルル様の思いにどう答えていけば良いのでしょう。私はメイドでもありませんからシャルル様のお世話も出来ません」
「マイヤさんは既にシャルル様の為に頑張っておられるではないですか。シャルル様の為に出来ることをしていればそれでいいのです…」
「でも、シャルル様の為にいつも綺麗で女性らしくしていないとダメですよ。私達は女性器の観察と言っていますが、女性器や胸の感度をあげるように努力しておくと日々艶やかで女性らしくいられますよ」
「それに感度を上げておくとシャルル様のしてくださることがもっと気持ち良く感じるようになりますから…」
「あれより気持ち良くなるなんて…」
「私達もシャルル様の為に日々女性器の観察をしているのです。そうやって透明な液体が出てくる感覚やおしっこを噴き出すほどの気持ち良さがどういったものなのかを探求しているのです」
「なるほど…」
それでトリスさんは女性器の各穴や豆を触ってみた感覚や、胸を揉んだり突起部分を摘まんだ時に頭でどう感じるかを確認するようにおっしゃっていたのですね。
なんだか納得できてスッキリしました。
「わ、分かりました。私も日々女性器の観察をしてシャルル様の為に綺麗で女性らしい身体でいられるように頑張りたいと思います」
「ちなみにサマンサ様もシェリー様も“シャルル様の奇跡”を体験されています」
「そ、それで皆さんあんなに若々しくてお綺麗なのですね」
皆さんがシャルル様のことだけを思って行動されているのも納得できました。
「念のために言っておきますが、“シャルル様の奇跡”はシャルル様やルーシャ様から認められないと受けられませんので他言無用ですよ」
「も、もちろんです」
私は今回この機会を得て、あの気持ち良い感覚を知ることが出来て本当に幸運です。
普通の女性なら一生経験することはないでしょうから…。
トリスさんの言うとおり女性に生まれてきて良かったと思います。
「さて、女性器の観察についても説明しましたし、浴場に入って身体を洗い流しましょうか」
「そうでした…」
「あの…、トリスさん、私、シャルル様のベッドでお漏らしを…」
「あぁ…、それは私も同じですよ」
「寝ている間もシャルル様が気持ち良くしてくださっているのですよ」
正確には気を失っている間ですけれど…ね。
「パジャマを着て寝るとベチョベチョになるのでシャルル様と一緒に寝る時は裸で寝ているんですよ」
「フフフ…良かったぁ、私だけじゃなかったのですね」
XX XY
「おはよう、みんな」
「サマンサ様、おはようございます」
「「おはようございます。シャルル様…」」
「シャルル様、おはようござ…います」
「……マ、マイヤさんなのですか?」
「はい…、サマンサ様」
「自分が体験した時にも驚きましたが、“シャルル様の奇跡”は本当に凄いですね」
サンディにローザ、グリシャも唖然としています。
「僕も驚いたよ。マイヤお姉さんがこんなに変わっているなんて…」
年齢的なものじゃなかったけれど、かなり疲れや弱っている所があったからねぇ…。
「あの…シャ、シャルル様…」
「どうしたのグリシャお姉さん」
「私にもその“シャルル様の奇跡”を体験させてもらえないでしょうか…?」
「「わ、私も…」」
「なっ!? グリシャ、あなた達何を言って…」
「……」
サマンサ様が慌ててグリシャお姉さん達に声を掛け制止しています。
オーリエやサマンサ様、それにお姉ちゃん達が目の前で若々しく変貌していくと気にならない方がおかしいよね。
ルージュ領都にいる間はお姉さん達にもお世話になっているし…。
「そう…だねぇ…」
「シャ、シャルル様、もちろん私もグリシャ達が“シャルル様の奇跡”を体験できれば良いと思いますが、この話は少し私の方で預からせてください」
「う、うん…、分かったよ」
XX XY
朝食を食べた後、僕達はエルスタイン領都へ戻ってきました。
「シャルル様、一つ聞いてもいいですか?」
「うん、なに?」
「シャルル様はどうやって【転移】を発動させておられるのですか? エバーミット様のように魔力の魔道具も持っておられませんでしたけれど…」
「うん、僕は魔法は使えないけれどなぜか魔力があってね、魔道具なしで【転移】が発動出来るんだよ」
「そうだったのですか。す…凄い…です」
転移するにはそれ相応の魔力が必要になるはずです。
エバーミット様もかなりの数の魔力の魔道具を使っておられました。
それほどの魔力を男性が持っているだなんて…。
屋敷に戻ると、マイヤお姉さんを見たお母さんやお姉ちゃん達も驚いていました。
『マイヤさんもシャルルに覚醒してもらったのね』
「はい、シャルル様には感謝しております」
「ルーシャ様、何を暢気に…。マイヤさんも変わり過ぎですよ。エバーミット様がマイヤさんに会われたら…」
『そ、そうね、シエラの言うとおりね。上手く誤魔化してもらわないとね』
「マイヤお姉さんはかなり疲れていたみたいだからね」
「シャルル様、私…これからもシャルル様の為に頑張りますからっ!」
「う、うん…。でも無理はしちゃダメだよ」
「マイヤお姉さんも従業員のお姉さんも定期的に休まないとね」
「は、はい! ケープノット領都に戻ったら改善します」
そういえばエマさん達は生き生きとされていました。
私は“シャルルの風”の生産に追われてトイカ達に無理をさせていたのかもしれませんね。
「じゃあ、しばらくはゆっくりしていってね」
「今度岩風呂にも案内するから…」
「はいっ、楽しみです!」
ここにいる間も少しでも女性器の観察について頑張らなくちゃ…。
素敵な休暇になりそうです。
XX XY
「グリシャ、いきなりシャルル様にあんなことをお願いするだなんて…」
「す、すいません。ですが、これまでオーリエ様やサマンサ様、シェリー様や他の方達が若々しく変貌されていくのを見ていると、とうとう我慢が出来なかったのです」
「「私達もです…」」
「それは…分かります…」
シャルル様と一緒にお風呂に入って身体を洗っていただくだけで若返ったようになるのですから、それをただ身近で見ている者にとっては辛い事でしょうね。
私も最初はルーシャ様達の若々しさを羨んでいたのですから…。
「おそらくあのままお願いしていればシャルル様は了承して下さったでしょう」
「では…」
「「どうして…?」」
「ですが、シャルル様が“男”になっておられない以上、ルーシャ様にも認められないと“シャルル様の奇跡”を体験することできません」
「「そ、そんなぁ~」」
「認められるにはどうすれば良いのですか?」
「何かをするのではなく、シャルル様の為に生きる覚悟があるかどうかが大切なのです。あなた達には残りの人生をシャルル様の為に生きる覚悟はありますか?」
「「「そ、それは…」」」
「もしかしたらあなた達は“シャルル様の奇跡”を目にすることが多すぎて、シャルル様の能力を安易に考えているのではありませんか?」
「この奇跡を軽々しい気持ちで体験してもらっては困るのです」
「「「は…い…」」」
「シャルル様に一生尽くしていくぐらいの気構えが無いと…」
シャルル様は天使なのですから…。
まぁ、私も体験出来たからこそ覚悟が出来た訳ですが、ルーシャ様の考えを前もってきちんと伝えておく必要があるのです。
「「「……」」」
「その覚悟があるのなら、私からも機会をみてシャルル様にお願いしてみましょう」
「よく考えておいて下さい」
「「「分かり…ました…」」」
あふぅ~、良い匂い…。
フワァ~っと気持ち良くてまだ意識がハッキリしない中、シャルル様の柔らかくて綺麗な亜麻色の髪を撫でてみます。
あれ? 私どうしてここで寝ているんだっけ…。
「あんっ…」
突然胸の突起部分からジンジンとした気持ち良い感覚が頭の中に伝わってきました。
チュウチュウ…、ハムハム…。
「あぅん…」
(シャ、シャルル様?)
胸元を見るとシャルル様が私の胸の突起部分に吸いついておられました。
あ~ん、突起部分がシャルル様の口の中で舌でコロコロと転がされています。
気持ち…いい…。
昨晩のように強く摘ままれるのも頭の中にビリビリと刺激がきて凄かったけれど、こうやって舌で転がされたり甘噛みされるのも違った気持ち良さがあります。
既に子宮はドクドクと動き出し、女性器から何かがトロッと出てきているのが分かります。
(あっ…)
慌てて股間を触ると太ももはネチャっと濡れており、ベッドもベチャベチャに濡れているのが分かりました。
どうしてこんなに…。
シャルル様のベッドでお漏らししちゃったの…?
これは素直に謝るしかありませんね。
とりあえず、濡らした股間を洗い流さないと…。
私が身じろぎをしたせいで、シャルル様が反対側に寝返りを打たれました。
反対側にはトリスさんが寝ておられるのが見えます。
あの大きなベッドで一緒に寝ていたのね。
この間に浴場へ向かいましょう。
ベッドから静かに抜け出し、歩行感に違和感を感じながらも急いで脱衣場に向かうと、鏡の中から知らない女性がこちらを見ていました。
「えっ、誰!?」
私と同じ格好で驚く鏡の中の女性…。
「私…なの…ね…」
自分の容姿が変貌したことに気付くのに時間が掛かってしまいました。
髪は“シャルルの風”を使っているのとは比べられないほど艶々と輝き、肌もトリスさんのように瑞々しくなっているのです。
「胸も凄いわ…」
揉んでみると、あのゴリゴリと硬かった胸がタプンタプンとまるで中身が液体になったかのように柔らかく、張りもあってプルンとしていて、大き目の突起部分もピンと上を向いているのでした。
それに全身が重さを感じないほど軽くしなやかになり、腰周りは引き締まり、お尻もプリッと形が綺麗になっています。
「もうほとんど別人ね…」
「ト、トリスさん…!?」
突然現れたトリスさんが脱衣場に入ってくると、私の周りを回りながら全身を眺めてきます。
「私の容姿がこんなに変わって…」
「マイヤさんはシャルル様に覚醒させていただいたのです。今では“シャルル様の奇跡”と言われていますけれど…」
「覚醒…? 奇跡…ですか…」
「どう? 若々しくなった感想は…、それに身体の疲れも全く無くなったでしょう?」
「いや…、その…、ちょっと変わりすぎて言葉が…。身体はなんだか新しく造られたような感覚ですよ」
子宮が熱く感じ、活力が漲ってくるようです。
「これでシャルル様がマイヤさんを大切に思われていることが分かったでしょう?」
「は…い…」
「でもトリスさん、私はシャルル様の思いにどう答えていけば良いのでしょう。私はメイドでもありませんからシャルル様のお世話も出来ません」
「マイヤさんは既にシャルル様の為に頑張っておられるではないですか。シャルル様の為に出来ることをしていればそれでいいのです…」
「でも、シャルル様の為にいつも綺麗で女性らしくしていないとダメですよ。私達は女性器の観察と言っていますが、女性器や胸の感度をあげるように努力しておくと日々艶やかで女性らしくいられますよ」
「それに感度を上げておくとシャルル様のしてくださることがもっと気持ち良く感じるようになりますから…」
「あれより気持ち良くなるなんて…」
「私達もシャルル様の為に日々女性器の観察をしているのです。そうやって透明な液体が出てくる感覚やおしっこを噴き出すほどの気持ち良さがどういったものなのかを探求しているのです」
「なるほど…」
それでトリスさんは女性器の各穴や豆を触ってみた感覚や、胸を揉んだり突起部分を摘まんだ時に頭でどう感じるかを確認するようにおっしゃっていたのですね。
なんだか納得できてスッキリしました。
「わ、分かりました。私も日々女性器の観察をしてシャルル様の為に綺麗で女性らしい身体でいられるように頑張りたいと思います」
「ちなみにサマンサ様もシェリー様も“シャルル様の奇跡”を体験されています」
「そ、それで皆さんあんなに若々しくてお綺麗なのですね」
皆さんがシャルル様のことだけを思って行動されているのも納得できました。
「念のために言っておきますが、“シャルル様の奇跡”はシャルル様やルーシャ様から認められないと受けられませんので他言無用ですよ」
「も、もちろんです」
私は今回この機会を得て、あの気持ち良い感覚を知ることが出来て本当に幸運です。
普通の女性なら一生経験することはないでしょうから…。
トリスさんの言うとおり女性に生まれてきて良かったと思います。
「さて、女性器の観察についても説明しましたし、浴場に入って身体を洗い流しましょうか」
「そうでした…」
「あの…、トリスさん、私、シャルル様のベッドでお漏らしを…」
「あぁ…、それは私も同じですよ」
「寝ている間もシャルル様が気持ち良くしてくださっているのですよ」
正確には気を失っている間ですけれど…ね。
「パジャマを着て寝るとベチョベチョになるのでシャルル様と一緒に寝る時は裸で寝ているんですよ」
「フフフ…良かったぁ、私だけじゃなかったのですね」
XX XY
「おはよう、みんな」
「サマンサ様、おはようございます」
「「おはようございます。シャルル様…」」
「シャルル様、おはようござ…います」
「……マ、マイヤさんなのですか?」
「はい…、サマンサ様」
「自分が体験した時にも驚きましたが、“シャルル様の奇跡”は本当に凄いですね」
サンディにローザ、グリシャも唖然としています。
「僕も驚いたよ。マイヤお姉さんがこんなに変わっているなんて…」
年齢的なものじゃなかったけれど、かなり疲れや弱っている所があったからねぇ…。
「あの…シャ、シャルル様…」
「どうしたのグリシャお姉さん」
「私にもその“シャルル様の奇跡”を体験させてもらえないでしょうか…?」
「「わ、私も…」」
「なっ!? グリシャ、あなた達何を言って…」
「……」
サマンサ様が慌ててグリシャお姉さん達に声を掛け制止しています。
オーリエやサマンサ様、それにお姉ちゃん達が目の前で若々しく変貌していくと気にならない方がおかしいよね。
ルージュ領都にいる間はお姉さん達にもお世話になっているし…。
「そう…だねぇ…」
「シャ、シャルル様、もちろん私もグリシャ達が“シャルル様の奇跡”を体験できれば良いと思いますが、この話は少し私の方で預からせてください」
「う、うん…、分かったよ」
XX XY
朝食を食べた後、僕達はエルスタイン領都へ戻ってきました。
「シャルル様、一つ聞いてもいいですか?」
「うん、なに?」
「シャルル様はどうやって【転移】を発動させておられるのですか? エバーミット様のように魔力の魔道具も持っておられませんでしたけれど…」
「うん、僕は魔法は使えないけれどなぜか魔力があってね、魔道具なしで【転移】が発動出来るんだよ」
「そうだったのですか。す…凄い…です」
転移するにはそれ相応の魔力が必要になるはずです。
エバーミット様もかなりの数の魔力の魔道具を使っておられました。
それほどの魔力を男性が持っているだなんて…。
屋敷に戻ると、マイヤお姉さんを見たお母さんやお姉ちゃん達も驚いていました。
『マイヤさんもシャルルに覚醒してもらったのね』
「はい、シャルル様には感謝しております」
「ルーシャ様、何を暢気に…。マイヤさんも変わり過ぎですよ。エバーミット様がマイヤさんに会われたら…」
『そ、そうね、シエラの言うとおりね。上手く誤魔化してもらわないとね』
「マイヤお姉さんはかなり疲れていたみたいだからね」
「シャルル様、私…これからもシャルル様の為に頑張りますからっ!」
「う、うん…。でも無理はしちゃダメだよ」
「マイヤお姉さんも従業員のお姉さんも定期的に休まないとね」
「は、はい! ケープノット領都に戻ったら改善します」
そういえばエマさん達は生き生きとされていました。
私は“シャルルの風”の生産に追われてトイカ達に無理をさせていたのかもしれませんね。
「じゃあ、しばらくはゆっくりしていってね」
「今度岩風呂にも案内するから…」
「はいっ、楽しみです!」
ここにいる間も少しでも女性器の観察について頑張らなくちゃ…。
素敵な休暇になりそうです。
XX XY
「グリシャ、いきなりシャルル様にあんなことをお願いするだなんて…」
「す、すいません。ですが、これまでオーリエ様やサマンサ様、シェリー様や他の方達が若々しく変貌されていくのを見ていると、とうとう我慢が出来なかったのです」
「「私達もです…」」
「それは…分かります…」
シャルル様と一緒にお風呂に入って身体を洗っていただくだけで若返ったようになるのですから、それをただ身近で見ている者にとっては辛い事でしょうね。
私も最初はルーシャ様達の若々しさを羨んでいたのですから…。
「おそらくあのままお願いしていればシャルル様は了承して下さったでしょう」
「では…」
「「どうして…?」」
「ですが、シャルル様が“男”になっておられない以上、ルーシャ様にも認められないと“シャルル様の奇跡”を体験することできません」
「「そ、そんなぁ~」」
「認められるにはどうすれば良いのですか?」
「何かをするのではなく、シャルル様の為に生きる覚悟があるかどうかが大切なのです。あなた達には残りの人生をシャルル様の為に生きる覚悟はありますか?」
「「「そ、それは…」」」
「もしかしたらあなた達は“シャルル様の奇跡”を目にすることが多すぎて、シャルル様の能力を安易に考えているのではありませんか?」
「この奇跡を軽々しい気持ちで体験してもらっては困るのです」
「「「は…い…」」」
「シャルル様に一生尽くしていくぐらいの気構えが無いと…」
シャルル様は天使なのですから…。
まぁ、私も体験出来たからこそ覚悟が出来た訳ですが、ルーシャ様の考えを前もってきちんと伝えておく必要があるのです。
「「「……」」」
「その覚悟があるのなら、私からも機会をみてシャルル様にお願いしてみましょう」
「よく考えておいて下さい」
「「「分かり…ました…」」」
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