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第271話 神様の子供
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「うはぁ…、くふぅ…、ぅく…っ」
なんだかとっても温かくて…、気持ち良くて…、意識が薄ら戻ってくると目の前にはシャルル様の頭があるのが分かりました。
(うふ~ん、良い匂い…)
「あんっ…」
胸の突起部分から優しい刺激が頭の中に響いてくるので胸を見ると、シャルル様が私の胸を揉みながら突起部分に吸い付かれていました。
チュウ~、チュウ~、ペロペロ…。
(うひぃ~、き…気持ち…いい…)
声が出そうになるのを必死でこらえます。
胸の突起部分に吸い付かれるだなんて…、でもなんだかとっても癒されるわ。
まるで胸の突起部分は吸い付く為にあるみたい…。
私はシャルル様の頭を優しく撫でます。
シャルル様の向こう側にサマンサ様が寝ておられるのが見えました。
そうだわ。
昨晩浴場で気を失って…、ようやく裸で寝ていることが理解できました。
どうやってベッドに運ばれたのかしら…。
それにしても、なんだか身体の内側がとっても熱く感じます。
シャルル様が私の胸の突起部分を吸っておられるからかしら…?
身体を少し動かすと、下半身のところのベッドがベチョベチョに濡れているのに気付きました。
やだ…私…、サマンサ様のベッドでお漏らししちゃったのかしら…。
恥かしいけれど後で謝らないと…。
私が身じろぎをしてしまったのでシャルル様はサマンサ様の方へ向かれました。
見ていると、シャルル様は同じようにサマンサ様の胸を揉みながら突起部分を吸われているようです。
まさか、寝返りの度にシャルル様に胸を弄っていただいていたのかしら…。
そう思うと一晩中気持ち良かった気もします。
今のうちに浴場でお湯を浴びようとベッドから降り立つと、身体がフワフワしているように感じました。
(あれ? 立っている感覚がない…)
そう言えばいつものように立ち上がる時のあの身体の重さを感じませんでした。
私は一歩一歩身体の感覚を確かめながら脱衣場へ向かいます。
「誰!? 私じゃない…私なの…?」
鏡に映った姿は昨日までの記憶にあるものでなく、驚きで後ずさりしてしまいます。
鏡に再び近づき覗き込んで見ると、輝きを失っていた髪がキラキラと輝き、肌はとても瑞々しく透明感もあり、皺やシミがまったく見当たりません。
重々しく垂れていた胸もサマンサ様のように一番綺麗に見えるところまで持ち上がり、今では重さを感じませんでした。
「こんなことって…」
その綺麗になった胸を一揉みしてみると、今までに感じた事のない柔らかさなのにムッチリと張りや弾力があるのです。
それから腰回りはギュッと締まり、鏡に映したお尻は垂れや余計なお肉が無くなったことでプリッとしており、一回り以上小さくなったように感じます。
太ももの後ろ側からお尻を撫で上げ、お尻を叩くとパチンっと気持ち良い音が聞こえてきます。
「ほ…本当に若返ったの…?」
鏡越しにふと違和感のあった下腹部に目をやると、子宮から活力が漲ってきているのが感じられてきました。
「子宮が熱くてドクドクしてる…。まるで身体の中身も若返ったようだわ」
そんなことありえるわけがないと思いながらもそう口にしてしまいました。
「シェリー様…?」
「サ、サマンサ様…?」
「こ、これはいったいどういう事なのですか?」
先日自分も体験したところですが、シェリー様も元の姿を知らないと他人だと思えるほど変貌されています。
「お忘れですか…? ルーシャ様もおっしゃっていたでしょう。ユナ様が神様の子供と思われていたシャルル様の能力を体験されたのですよ」
「これが“シャルル様の奇跡”です!」
「“シャルル様の奇跡”…?」
「私が若返ったようになったのもシャルル様のおかげなんですよ」
そう言われるサマンサ様も昨日より一段と若々しくお綺麗になられています。
「ルーシャ様達は昔からシャルル様の事を天使だと言われていたそうですが…」
「もちろん、今では私もそれに疑いはありませんよ」
「神様の子供…、天使…、シャルル様…」
そんなことって…。
「私がどうしてシャルル様を名誉領民にしてまでオーリエをシャルル様に付いて行かせるのかはシェリー様ならもうお分かりですよね」
「ええ…」
“シャルル様の奇跡”…。
サマンサ様の話を聞きながら鏡に映った自分をもう一度眺めます。
「どうですか、シェリー様のご懸念も払拭されたのではないですか?」
「私はルージュ領都の後継者について何も心配していませんよ」
私もルーシャ様と同じようにシャルル様の子供を産んでみたいと思っているのですから…。
「ユナ様がシャルル様を探されなかったらシェリー様はシャルル様とお会いすることは出来ませんでしたよ」
「ユナの言葉が正しかったのですね。本当に幸運です…」
「ルーシャ様達ももうすぐエルスタイン領に戻られるおつもりでしたから、シェリー様も間に合って良かったですよ」
「えっ、シャルル様とはもう会えなくなるのですか!?」
「私はオーリエの母として、一人の女性として会いに行くつもりですし、シャルル様はルージュ領の名誉領民ですから…」
「好きな時に来ていただいてルージュ領都の施設や私の屋敷も自由に使ってもらって良いと伝えています」
「そ、それで名誉領民なのですか…」
「でもそんな簡単に行き来出来るわけが…」
「……」
そうでした。
ルーシャ様に“転移の祠”について許可をとらないといけませんね。
XX XY
「ルーシャ様、朝食前にお呼びして申し訳ありません」
『いえ…、それにしてもシェリー様も驚くほど変貌されましたね。そのお姿を見たらユナ様も驚かれるでしょうね』
「ルーシャ様のおかげです。機会を与えてくださってありがとうございます」
『機会は確かにそうですが、お礼はシャルルに言ってください』
「もちろん先ほどシャルル様にはお礼を言いました」
変貌に驚いておられましたが、綺麗になった身体をじっくり見ていただきました。
裸を見せるのを恥ずかしがっていたのが嘘のようです。
『私が口を出すのもシャルルが“男”になるまでです。シャルルが“男”になれば私も母ではなく、一人の女性としてシャルルの側にいるつもりですからもう何も言いませんよ』
「ルーシャ様、私もですよ!」
『サマンサ様もまだ2回目ですのに一段と艶やかになられましたね』
「シャルル様が女性器のプックリしたところを触られているのが分かってきたからだと思います」
『……』
そういえば先日の覚醒時はサマンサ様も少し触られただけで気を失われましたしね。
あの時にはシャルルも豆の位置を分かっていたはずですし…。
「昨晩は立っていられませんでしたよ。透明な液体もおしっこも出っ放しでした…」
「……」
なんだかルーシャ様とサマンサ様が女性器について話されていますが意味が分かりません。
『それでシェリー様、ユナ様がシャルルのことを神様の子供とおっしゃっていたのは分かりましたか?』
「聞かないで下さいよ…」
「“シャルル様の奇跡”を体験させていただいたら、私にもはや懸念はありません」
「シャルル様さえ良ければユナの好きなようにさせてやりたいと思います」
「それに…私もお二人と同じように一人の女性としてシャルル様の為に生きていきたいのです」
「それなのに会えなくなるのが辛くて…」
『サマンサ様、それについてはまだお話されていないのですか?』
「それはさすがにルーシャ様の許可を取らないと勝手にお教えすることは出来ませんよ…」
「どういうことですか?」
「シェリー様、ルージュ領都とエルスタイン領都はすでに“転移の祠”で行き来が出来るようになっているんです」
「なっ、なんですって…」
「やはり“転移の祠”で他国に行けるのですか!?」
「ルーシャ様、ぜひ王都とも行き来が出来るようにしてもらえないでしょうか」
「シャルル様には王都にもいつでも来ていただきたいのです」
「そ、そうだわ。ユナの事もありますから、シャルル様には王領の名誉領民にもなっていただきましょう」
「サマンサ様のところと同じように、好きな時に来ていただいて王領の施設や私の屋敷も自由に使ってもらってかまいませんから…」
『シャルルは喜ぶでしょうね』
シェリー様、必死ですね…。
「そうでしょ。では、ぜひに…」
『では、今日はエルスタイン領都と王都の“転移の祠”をシャルルに繋いでもらいましょうか』
「シャルル様に…ですか…?」
なんだかとっても温かくて…、気持ち良くて…、意識が薄ら戻ってくると目の前にはシャルル様の頭があるのが分かりました。
(うふ~ん、良い匂い…)
「あんっ…」
胸の突起部分から優しい刺激が頭の中に響いてくるので胸を見ると、シャルル様が私の胸を揉みながら突起部分に吸い付かれていました。
チュウ~、チュウ~、ペロペロ…。
(うひぃ~、き…気持ち…いい…)
声が出そうになるのを必死でこらえます。
胸の突起部分に吸い付かれるだなんて…、でもなんだかとっても癒されるわ。
まるで胸の突起部分は吸い付く為にあるみたい…。
私はシャルル様の頭を優しく撫でます。
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そうだわ。
昨晩浴場で気を失って…、ようやく裸で寝ていることが理解できました。
どうやってベッドに運ばれたのかしら…。
それにしても、なんだか身体の内側がとっても熱く感じます。
シャルル様が私の胸の突起部分を吸っておられるからかしら…?
身体を少し動かすと、下半身のところのベッドがベチョベチョに濡れているのに気付きました。
やだ…私…、サマンサ様のベッドでお漏らししちゃったのかしら…。
恥かしいけれど後で謝らないと…。
私が身じろぎをしてしまったのでシャルル様はサマンサ様の方へ向かれました。
見ていると、シャルル様は同じようにサマンサ様の胸を揉みながら突起部分を吸われているようです。
まさか、寝返りの度にシャルル様に胸を弄っていただいていたのかしら…。
そう思うと一晩中気持ち良かった気もします。
今のうちに浴場でお湯を浴びようとベッドから降り立つと、身体がフワフワしているように感じました。
(あれ? 立っている感覚がない…)
そう言えばいつものように立ち上がる時のあの身体の重さを感じませんでした。
私は一歩一歩身体の感覚を確かめながら脱衣場へ向かいます。
「誰!? 私じゃない…私なの…?」
鏡に映った姿は昨日までの記憶にあるものでなく、驚きで後ずさりしてしまいます。
鏡に再び近づき覗き込んで見ると、輝きを失っていた髪がキラキラと輝き、肌はとても瑞々しく透明感もあり、皺やシミがまったく見当たりません。
重々しく垂れていた胸もサマンサ様のように一番綺麗に見えるところまで持ち上がり、今では重さを感じませんでした。
「こんなことって…」
その綺麗になった胸を一揉みしてみると、今までに感じた事のない柔らかさなのにムッチリと張りや弾力があるのです。
それから腰回りはギュッと締まり、鏡に映したお尻は垂れや余計なお肉が無くなったことでプリッとしており、一回り以上小さくなったように感じます。
太ももの後ろ側からお尻を撫で上げ、お尻を叩くとパチンっと気持ち良い音が聞こえてきます。
「ほ…本当に若返ったの…?」
鏡越しにふと違和感のあった下腹部に目をやると、子宮から活力が漲ってきているのが感じられてきました。
「子宮が熱くてドクドクしてる…。まるで身体の中身も若返ったようだわ」
そんなことありえるわけがないと思いながらもそう口にしてしまいました。
「シェリー様…?」
「サ、サマンサ様…?」
「こ、これはいったいどういう事なのですか?」
先日自分も体験したところですが、シェリー様も元の姿を知らないと他人だと思えるほど変貌されています。
「お忘れですか…? ルーシャ様もおっしゃっていたでしょう。ユナ様が神様の子供と思われていたシャルル様の能力を体験されたのですよ」
「これが“シャルル様の奇跡”です!」
「“シャルル様の奇跡”…?」
「私が若返ったようになったのもシャルル様のおかげなんですよ」
そう言われるサマンサ様も昨日より一段と若々しくお綺麗になられています。
「ルーシャ様達は昔からシャルル様の事を天使だと言われていたそうですが…」
「もちろん、今では私もそれに疑いはありませんよ」
「神様の子供…、天使…、シャルル様…」
そんなことって…。
「私がどうしてシャルル様を名誉領民にしてまでオーリエをシャルル様に付いて行かせるのかはシェリー様ならもうお分かりですよね」
「ええ…」
“シャルル様の奇跡”…。
サマンサ様の話を聞きながら鏡に映った自分をもう一度眺めます。
「どうですか、シェリー様のご懸念も払拭されたのではないですか?」
「私はルージュ領都の後継者について何も心配していませんよ」
私もルーシャ様と同じようにシャルル様の子供を産んでみたいと思っているのですから…。
「ユナ様がシャルル様を探されなかったらシェリー様はシャルル様とお会いすることは出来ませんでしたよ」
「ユナの言葉が正しかったのですね。本当に幸運です…」
「ルーシャ様達ももうすぐエルスタイン領に戻られるおつもりでしたから、シェリー様も間に合って良かったですよ」
「えっ、シャルル様とはもう会えなくなるのですか!?」
「私はオーリエの母として、一人の女性として会いに行くつもりですし、シャルル様はルージュ領の名誉領民ですから…」
「好きな時に来ていただいてルージュ領都の施設や私の屋敷も自由に使ってもらって良いと伝えています」
「そ、それで名誉領民なのですか…」
「でもそんな簡単に行き来出来るわけが…」
「……」
そうでした。
ルーシャ様に“転移の祠”について許可をとらないといけませんね。
XX XY
「ルーシャ様、朝食前にお呼びして申し訳ありません」
『いえ…、それにしてもシェリー様も驚くほど変貌されましたね。そのお姿を見たらユナ様も驚かれるでしょうね』
「ルーシャ様のおかげです。機会を与えてくださってありがとうございます」
『機会は確かにそうですが、お礼はシャルルに言ってください』
「もちろん先ほどシャルル様にはお礼を言いました」
変貌に驚いておられましたが、綺麗になった身体をじっくり見ていただきました。
裸を見せるのを恥ずかしがっていたのが嘘のようです。
『私が口を出すのもシャルルが“男”になるまでです。シャルルが“男”になれば私も母ではなく、一人の女性としてシャルルの側にいるつもりですからもう何も言いませんよ』
「ルーシャ様、私もですよ!」
『サマンサ様もまだ2回目ですのに一段と艶やかになられましたね』
「シャルル様が女性器のプックリしたところを触られているのが分かってきたからだと思います」
『……』
そういえば先日の覚醒時はサマンサ様も少し触られただけで気を失われましたしね。
あの時にはシャルルも豆の位置を分かっていたはずですし…。
「昨晩は立っていられませんでしたよ。透明な液体もおしっこも出っ放しでした…」
「……」
なんだかルーシャ様とサマンサ様が女性器について話されていますが意味が分かりません。
『それでシェリー様、ユナ様がシャルルのことを神様の子供とおっしゃっていたのは分かりましたか?』
「聞かないで下さいよ…」
「“シャルル様の奇跡”を体験させていただいたら、私にもはや懸念はありません」
「シャルル様さえ良ければユナの好きなようにさせてやりたいと思います」
「それに…私もお二人と同じように一人の女性としてシャルル様の為に生きていきたいのです」
「それなのに会えなくなるのが辛くて…」
『サマンサ様、それについてはまだお話されていないのですか?』
「それはさすがにルーシャ様の許可を取らないと勝手にお教えすることは出来ませんよ…」
「どういうことですか?」
「シェリー様、ルージュ領都とエルスタイン領都はすでに“転移の祠”で行き来が出来るようになっているんです」
「なっ、なんですって…」
「やはり“転移の祠”で他国に行けるのですか!?」
「ルーシャ様、ぜひ王都とも行き来が出来るようにしてもらえないでしょうか」
「シャルル様には王都にもいつでも来ていただきたいのです」
「そ、そうだわ。ユナの事もありますから、シャルル様には王領の名誉領民にもなっていただきましょう」
「サマンサ様のところと同じように、好きな時に来ていただいて王領の施設や私の屋敷も自由に使ってもらってかまいませんから…」
『シャルルは喜ぶでしょうね』
シェリー様、必死ですね…。
「そうでしょ。では、ぜひに…」
『では、今日はエルスタイン領都と王都の“転移の祠”をシャルルに繋いでもらいましょうか』
「シャルル様に…ですか…?」
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