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第221話 オーリエの本心
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コンコン、コン。
「はい…」
ガチャ…。
「ルーシャ様、お呼びでしょうか?」
『オーリエさん、いらっしゃい。どうぞこちらへ…』
『今はシエラが席を外していますので、お茶の用意も出来ませんが…』
(何でしょう?)
ルーシャ様が私だけを呼ばれるなんて…。
『オーリエさん、エルスタイン領都は楽しめていますか?』
「は、はい…、毎日がとっても楽しいです」
『オーリエさんもなんだかふっくらされてきましたね』
うぐぅ…。
「お屋敷の食べ物はどれも美味しくて食べ過ぎてしまいます」
私もサンディやローザのことを言えませんね。
『昔はね…そんなことはなかったのですよ。シャルルがお肉が好きだというのが分かってからですね』
『それ以来、シャルルはお菓子を初め色々な食べ物に興味を持ち始めて、うちの食材管理責任者のロッキや調理責任者のフランがシャルルのために頑張ってくれているのですよ』
「そうですよね。初めてシャルルがお肉をたくさん食べているのを見た時は驚きました」
男性があんなに美味しそうにお肉を食べるだなんて…。
「あっ、それから私達もルーシャ様やシャルルと一緒に食事をとらせてくださってありがとうございます」
『いいえ、予想以上に滞在されていましたので、シャルルがそれなら一緒にと言ってきたのです』
『エリシアさんもおられますしね』
「……本当に長々と滞在してしまって、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
『それで本題なのですが、これからどうされるおつもりですか?』
「やはりこれ以上滞在するのはご迷惑ですよね…」
『いえ、そういう話ではありませんよ』
『オーリエさんがエルスタイン領都に来られたことで、ルージュ領が親交を再び深めたいというのは分かりました』
「ありがとうございます…」
『それでも、一度サマンサ様とも親書のやり取りをしなければなりませんが…』
『私が聞きたいのはオーリエさんがエルスタイン領都に来た本当の目的です』
「……」
『シャルルですか…?』
「……はい」
「実は自領にも形だけのパートナー候補はいるのですが、女性を物としか見ない男性ばかりなのです」
「それにローマン帝国ではどうか分かりませんが、バルトリア王国全体で見ても生命力のある男性が少なくなってきているように感じられるのです」
「そんな時にエルスタイン領都の後継者が男性だと噂で聞き、お母様から聞いた昔話を理由にしてこちらに旅をしにきたのです」
『そうでしたか…』
見かけによらず行動力がありますね。
それにこちらに来られた当初はなんだかお嬢様って感じでしたが、今では嫌味なところが無くなって身体と一緒に性格も少し丸くなられたようです。
「町でシャルルに出会って、こちらに来てルーシャ様のご子息と知った時は驚きましたが、とても嬉しくて…」
「今では何かをするわけでもないのに、シャルルの傍にいるとなぜだかとても幸せに感じるのです」
『そうですか…』
『自慢するわけではありませんが、シャルルはかわいくて、格好良くて、たくましい男の子です…』
「フフ…、大丈夫です。誰も否定する者はいませんよ」
『ですから、シャルルと出会う女性のほとんどがシャルルに興味を持ちます』
「そうでしょうねぇ」
『私はこれまで興味本位でシャルルには近づいてほしくないと思っていました』
「……」
『しかし、昨年の領主会議に行ってから、シャルルと縁が出来るのは偶然ではないと思えるようになったのです』
行く先々で女性を助け、それが繋がって今に至っているわけですから…。
『シャルルにとって出会いは必然、しかし出会ったからと言ってシャルルの側にいられるわけではないのも確かです』
『オーリエさんに分かり易く言うと、シャルルにとってオーリエさんは出会うべき女性だったのでしょう』
『出会ったことで、シャルルが望んでいる海の向こう側へ行ける可能性が大きくなったのですから…』
『しかしオーリエさんがシャルルの側にいることを望むのなら、エリシアさんのように覚悟が出来ないとシャルルの側にはいられないのです』
まぁ、エリシアさんの場合は、グレイス様もこれからの人生をシャルルの為に生きると決心されたからでもあるのですが…。
「はい…、それが分かるからこそ胸が苦しくなります」
『私とシャルルは雨季が終わるとリコッタへ領内会議に向かう予定でいます』
『その時に一度ルージュ領へ戻られてはどうですか?』
『シャルルに海を見せたいですし、魔動力船が出るところまでお送りしますよ』
『オーリエさんの気持ちをサマンサ様にお話しする必要もあるのではないでしょうか?』
「ルーシャ様のおっしゃるとおりですね」
「私はシャルルといたいのです…が、ルージュ領のことを考えると頭がモヤモヤしてしまって…」
『後継者という責任感も伴いますしね』
エリシアさんはグレイス様に応援されているわけですから、本当に幸運と言えるでしょう。
「でも、ルーシャ様はなぜ私にそんなことをお話し下さるのですか?」
「“誕生の儀”のことを考えると、王女様であるエリシアさんがシャルルのパートナーになればこれ以上のことはないのではないでしょうか?」
『普通は当然そう思いますよね』
『でも、シャルルですから…』
『なんの根拠もありませんが、私はそのことについて気にする必要はないと思っているのです』
「それってどういう…」
XX XY
「シャルル様、どうですかぁ~?」
「すごいよエリオンお姉ちゃん。いつの間にここまで小さく出来るようになったの…」
「前にシャルル様に教えてもらってからちょっとずつ練習したんですよ」
「もうメルモアお姉ちゃんと同じくらいなんじゃない?」
「悔しいですが、圧縮することに関してはかなり練達していますね」
「次はどれだけ上手に操作できるかだね」
「そうですね。ケープノット領都のマイヤさんが言っていたように魔法の種類より一つ一つの精度や制御が大切ですね」
「エリオン、【火球】の精度と圧縮に関しては問題ありません。次の練習に入りますよ」
「はいっ!」
「メルモアお姉ちゃん、前に僕に向かって放ってくれた【火矢】だっけ、あれは放った後に方向を変えるなどの操作は出来ないの?」
「えっ…、あっ、考えたこともありません。すいません」
「ごめん、ごめん。聞いてみただけだから気にしないで…」
「どうしてそんなことを聞かれたのですか?」
「いや、もし【火矢】を放つほどの相手がいたとして、その相手はこの間の僕のようにじっとしていないわけだから、放った瞬間に躱されそうになっても操作できると当たる確率が良くなるかなぁって思ってね」
「なるほど…、それはすごい考えですね…」
「制御の練習にも良いかもしれません」
「エリオン、今シャルル様がおっしゃっていたことを聞いていましたか?」
「はい。【火矢】を放った後に軌道を修正するという事ですね」
「まずは的を作って、思い通りの箇所に【火矢】を飛ばせるようになってからだけどね」
XX XY
ルーシャ様の執務室からリビングに戻る時に、庭でメルモアさんとエリオンさんがシャルルと何かを話しているのが見えました。
結局、ルーシャ様ははっきりした事はおっしゃいませんでしたが、あの話の流れからすると、シャルルの精子に関しては気にしないで良いともとれます。
そんなことがあるのでしょうか…。
シャルルの側にはいつものようにトリスさんもいらっしゃいますし、少し離れた所にはエリシア様とキルシッカさんが木材の製材をして魔法の練習をしているのが見えました。
シャルルが火属性の魔法を見学しているのかしら…。
私も急いで庭に向かってみます。
ハァ、フゥ、ハァ、フゥ…。
ちょっと急いだだけで息が上がるだなんて、私もちょっと運動不足のようです。
「シャルル~」
「あっ、オーリエ…。お母さんとの話は終わったの?」
「ええ、それよりシャルルは何をしているのですか? エリオンさん達の練習を見学ですか?」
「うん、そうだよ」
「オーリエ様、私達はシャルル様に魔法の使い方を教わっているんですよ」
「えっ、だって、シャルルは男の子…」
「エリオン、オーリエ様にシャルル様から教えていただいた成果を見せてあげなさい」
「はいっ! では、行きますよ~」
エリオンお姉ちゃんは自分の胸くらいある大きな【火球】を手のひらの上に作り出しました。
「す、すごいです。エリオンさんはカラードじゃないのに大きい【火球】ですね」
「えっ、それにとっても綺麗な球だわ…」
炎自体が渦を巻いて球を形取っています。
「オーリエ様、まだまだこれからですよ~」
エリオンさんがそう言うと、【火球】の中に見える炎が回転しながらどんどん小さくなって、握りつぶせるんじゃないかと思えるほど小さくなっていきます。
「こんなに小さな球になったのに消滅しないで、反対に威圧を感じるなんて…」
「じゃあエリオンお姉ちゃん、あの岩に目がけて放ってみてよ」
「はい!」
エリオンお姉ちゃんが手首を返し【火球】を押し出すように放つと、【火球】はまっすぐに岩に向かって飛び、触れた瞬間にガコーン!!と岩の一部を砕いてしまいました。
「えっ…!?」
「どうでした、シャルル様…」
「エリオンお姉ちゃん完璧だよ」
「エリオン頑張りましたね」
「はいっ!」
「す、すごいわ。これをシャルルが…?」
「そうですよ。【火球】も上手く出来なかったのに、シャルル様に教えてもらってここまで出来るようになったのですよ」
「……」
本当にシャルルには何もかもが敵わないわね。
皆がシャルルを信頼し、シャルルの為に頑張っている…。
私も一人の女性としてシャルルの為に生きてみたい…。
きっとエリシア様も、他の皆さんもそんな想いなんでしょうね。
「はい…」
ガチャ…。
「ルーシャ様、お呼びでしょうか?」
『オーリエさん、いらっしゃい。どうぞこちらへ…』
『今はシエラが席を外していますので、お茶の用意も出来ませんが…』
(何でしょう?)
ルーシャ様が私だけを呼ばれるなんて…。
『オーリエさん、エルスタイン領都は楽しめていますか?』
「は、はい…、毎日がとっても楽しいです」
『オーリエさんもなんだかふっくらされてきましたね』
うぐぅ…。
「お屋敷の食べ物はどれも美味しくて食べ過ぎてしまいます」
私もサンディやローザのことを言えませんね。
『昔はね…そんなことはなかったのですよ。シャルルがお肉が好きだというのが分かってからですね』
『それ以来、シャルルはお菓子を初め色々な食べ物に興味を持ち始めて、うちの食材管理責任者のロッキや調理責任者のフランがシャルルのために頑張ってくれているのですよ』
「そうですよね。初めてシャルルがお肉をたくさん食べているのを見た時は驚きました」
男性があんなに美味しそうにお肉を食べるだなんて…。
「あっ、それから私達もルーシャ様やシャルルと一緒に食事をとらせてくださってありがとうございます」
『いいえ、予想以上に滞在されていましたので、シャルルがそれなら一緒にと言ってきたのです』
『エリシアさんもおられますしね』
「……本当に長々と滞在してしまって、ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
『それで本題なのですが、これからどうされるおつもりですか?』
「やはりこれ以上滞在するのはご迷惑ですよね…」
『いえ、そういう話ではありませんよ』
『オーリエさんがエルスタイン領都に来られたことで、ルージュ領が親交を再び深めたいというのは分かりました』
「ありがとうございます…」
『それでも、一度サマンサ様とも親書のやり取りをしなければなりませんが…』
『私が聞きたいのはオーリエさんがエルスタイン領都に来た本当の目的です』
「……」
『シャルルですか…?』
「……はい」
「実は自領にも形だけのパートナー候補はいるのですが、女性を物としか見ない男性ばかりなのです」
「それにローマン帝国ではどうか分かりませんが、バルトリア王国全体で見ても生命力のある男性が少なくなってきているように感じられるのです」
「そんな時にエルスタイン領都の後継者が男性だと噂で聞き、お母様から聞いた昔話を理由にしてこちらに旅をしにきたのです」
『そうでしたか…』
見かけによらず行動力がありますね。
それにこちらに来られた当初はなんだかお嬢様って感じでしたが、今では嫌味なところが無くなって身体と一緒に性格も少し丸くなられたようです。
「町でシャルルに出会って、こちらに来てルーシャ様のご子息と知った時は驚きましたが、とても嬉しくて…」
「今では何かをするわけでもないのに、シャルルの傍にいるとなぜだかとても幸せに感じるのです」
『そうですか…』
『自慢するわけではありませんが、シャルルはかわいくて、格好良くて、たくましい男の子です…』
「フフ…、大丈夫です。誰も否定する者はいませんよ」
『ですから、シャルルと出会う女性のほとんどがシャルルに興味を持ちます』
「そうでしょうねぇ」
『私はこれまで興味本位でシャルルには近づいてほしくないと思っていました』
「……」
『しかし、昨年の領主会議に行ってから、シャルルと縁が出来るのは偶然ではないと思えるようになったのです』
行く先々で女性を助け、それが繋がって今に至っているわけですから…。
『シャルルにとって出会いは必然、しかし出会ったからと言ってシャルルの側にいられるわけではないのも確かです』
『オーリエさんに分かり易く言うと、シャルルにとってオーリエさんは出会うべき女性だったのでしょう』
『出会ったことで、シャルルが望んでいる海の向こう側へ行ける可能性が大きくなったのですから…』
『しかしオーリエさんがシャルルの側にいることを望むのなら、エリシアさんのように覚悟が出来ないとシャルルの側にはいられないのです』
まぁ、エリシアさんの場合は、グレイス様もこれからの人生をシャルルの為に生きると決心されたからでもあるのですが…。
「はい…、それが分かるからこそ胸が苦しくなります」
『私とシャルルは雨季が終わるとリコッタへ領内会議に向かう予定でいます』
『その時に一度ルージュ領へ戻られてはどうですか?』
『シャルルに海を見せたいですし、魔動力船が出るところまでお送りしますよ』
『オーリエさんの気持ちをサマンサ様にお話しする必要もあるのではないでしょうか?』
「ルーシャ様のおっしゃるとおりですね」
「私はシャルルといたいのです…が、ルージュ領のことを考えると頭がモヤモヤしてしまって…」
『後継者という責任感も伴いますしね』
エリシアさんはグレイス様に応援されているわけですから、本当に幸運と言えるでしょう。
「でも、ルーシャ様はなぜ私にそんなことをお話し下さるのですか?」
「“誕生の儀”のことを考えると、王女様であるエリシアさんがシャルルのパートナーになればこれ以上のことはないのではないでしょうか?」
『普通は当然そう思いますよね』
『でも、シャルルですから…』
『なんの根拠もありませんが、私はそのことについて気にする必要はないと思っているのです』
「それってどういう…」
XX XY
「シャルル様、どうですかぁ~?」
「すごいよエリオンお姉ちゃん。いつの間にここまで小さく出来るようになったの…」
「前にシャルル様に教えてもらってからちょっとずつ練習したんですよ」
「もうメルモアお姉ちゃんと同じくらいなんじゃない?」
「悔しいですが、圧縮することに関してはかなり練達していますね」
「次はどれだけ上手に操作できるかだね」
「そうですね。ケープノット領都のマイヤさんが言っていたように魔法の種類より一つ一つの精度や制御が大切ですね」
「エリオン、【火球】の精度と圧縮に関しては問題ありません。次の練習に入りますよ」
「はいっ!」
「メルモアお姉ちゃん、前に僕に向かって放ってくれた【火矢】だっけ、あれは放った後に方向を変えるなどの操作は出来ないの?」
「えっ…、あっ、考えたこともありません。すいません」
「ごめん、ごめん。聞いてみただけだから気にしないで…」
「どうしてそんなことを聞かれたのですか?」
「いや、もし【火矢】を放つほどの相手がいたとして、その相手はこの間の僕のようにじっとしていないわけだから、放った瞬間に躱されそうになっても操作できると当たる確率が良くなるかなぁって思ってね」
「なるほど…、それはすごい考えですね…」
「制御の練習にも良いかもしれません」
「エリオン、今シャルル様がおっしゃっていたことを聞いていましたか?」
「はい。【火矢】を放った後に軌道を修正するという事ですね」
「まずは的を作って、思い通りの箇所に【火矢】を飛ばせるようになってからだけどね」
XX XY
ルーシャ様の執務室からリビングに戻る時に、庭でメルモアさんとエリオンさんがシャルルと何かを話しているのが見えました。
結局、ルーシャ様ははっきりした事はおっしゃいませんでしたが、あの話の流れからすると、シャルルの精子に関しては気にしないで良いともとれます。
そんなことがあるのでしょうか…。
シャルルの側にはいつものようにトリスさんもいらっしゃいますし、少し離れた所にはエリシア様とキルシッカさんが木材の製材をして魔法の練習をしているのが見えました。
シャルルが火属性の魔法を見学しているのかしら…。
私も急いで庭に向かってみます。
ハァ、フゥ、ハァ、フゥ…。
ちょっと急いだだけで息が上がるだなんて、私もちょっと運動不足のようです。
「シャルル~」
「あっ、オーリエ…。お母さんとの話は終わったの?」
「ええ、それよりシャルルは何をしているのですか? エリオンさん達の練習を見学ですか?」
「うん、そうだよ」
「オーリエ様、私達はシャルル様に魔法の使い方を教わっているんですよ」
「えっ、だって、シャルルは男の子…」
「エリオン、オーリエ様にシャルル様から教えていただいた成果を見せてあげなさい」
「はいっ! では、行きますよ~」
エリオンお姉ちゃんは自分の胸くらいある大きな【火球】を手のひらの上に作り出しました。
「す、すごいです。エリオンさんはカラードじゃないのに大きい【火球】ですね」
「えっ、それにとっても綺麗な球だわ…」
炎自体が渦を巻いて球を形取っています。
「オーリエ様、まだまだこれからですよ~」
エリオンさんがそう言うと、【火球】の中に見える炎が回転しながらどんどん小さくなって、握りつぶせるんじゃないかと思えるほど小さくなっていきます。
「こんなに小さな球になったのに消滅しないで、反対に威圧を感じるなんて…」
「じゃあエリオンお姉ちゃん、あの岩に目がけて放ってみてよ」
「はい!」
エリオンお姉ちゃんが手首を返し【火球】を押し出すように放つと、【火球】はまっすぐに岩に向かって飛び、触れた瞬間にガコーン!!と岩の一部を砕いてしまいました。
「えっ…!?」
「どうでした、シャルル様…」
「エリオンお姉ちゃん完璧だよ」
「エリオン頑張りましたね」
「はいっ!」
「す、すごいわ。これをシャルルが…?」
「そうですよ。【火球】も上手く出来なかったのに、シャルル様に教えてもらってここまで出来るようになったのですよ」
「……」
本当にシャルルには何もかもが敵わないわね。
皆がシャルルを信頼し、シャルルの為に頑張っている…。
私も一人の女性としてシャルルの為に生きてみたい…。
きっとエリシア様も、他の皆さんもそんな想いなんでしょうね。
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