DNAの改修者

kujibiki

文字の大きさ
上 下
169 / 567

第169話 能力の可能性

しおりを挟む
「シャルル様、今日はお疲れ様でした。すぐにお風呂の用意をしますね」

「うん、ありがとう」

夕食の後、シエラお姉ちゃんと部屋に戻ってきています。

「シャルル様、お風呂の準備中に歯を磨いておいてくださいね」

「分かったよ…」

歯を磨きながら思い返すと、今日は初めて自分から新しい何かを探そうとして能力が使えることが分かりました。
まだまだ分からないことが多いけれど、魔法が使えない僕には便利な能力だと実感します。

「シャルル様、お風呂の準備ができましたよ~」

「は~い」

僕とシエラお姉ちゃんは服を脱ぎ浴場に入ります。

「しばらく大きめの浴場だったからなんだか小さく感じるね」

「そうですね」

かかり湯をしてから湯船に入ると、シエラお姉ちゃんはすぐに湯船の中で脚を広げ、僕を抱き寄せてもたれさせてくれます。

「あ~、シャルル様と二人っきりで入れるのが嬉しいです」

「そういえばシエラお姉ちゃんと二人でお風呂に入るのは久しぶりだよね」

「屋敷でももっと一緒に入ってくださいねっ」

「そ、そうだね…」

「シャルル様、一つ聞いても良いですか?」

「どうしたの?」

「今日、水が出た場所などはシャルル様にはどういう風に見えているんですか?」

「言ってなかった…よね…。実は光が教えてくれるんだよ」
「例えば今日の水が出たところは大きく光っていて、水の枯れた穴は光が消えかけていたよ」

「そうだったのですか…」
不思議な話ですが、シャルル様の言葉に疑念は全くありません。



「じゃや、そろそろ身体を洗おうかな」

「はい、任せてください」

シャルル様の頭を洗い終えると、胸にいっぱい泡を載せてシャルル様の背中に抱き付きます。
今日は慌てなくても良いし、全身をゆっくり洗って差し上げられるわ。

胸をギュッと押し付けたり、少し浮かせたりして泡で上下左右に滑らせながら洗っていきます。

「シャルル様、立っていただけますか」

「うん」

私はそのままシャルル様の腰やお尻、脚を胸で丁寧に洗っていきます。

「どうですか? 上手に洗えていますか?」

「うん、とっても気持ち良いよ」

続けて私はシャルル様の前に立ち、まずは少し屈みながらゆっくりと抱き締めます。
あ~、裸でシャルル様に抱き付けるなんて至福の時です。

出来るだけ全身で密着できるように、脚を少しシャルル様に絡めながら上下に動きます。

気が付けばシャルル様も私が泡で滑らないように軽く腰を抱いて支えてくださっています。
本当に優しくて素敵な方です。

胸板からお腹、脚を洗い、シャルル様の男性器も優しく挟んで丁寧に洗います。

胸の突起部分がシャルル様の身体に触れながらクニクニと上下左右に動くたびに洗っている私も気持ち良くなっていくのです。

あ~、洗い終えてしまいました。
もっと触れていたい…、そう思いながらをシャルル様の身体に付いている泡を洗い流していきます。

「ありがとう。シエラお姉ちゃん。洗ってもらう度に上手になっているよね」

「そうですかぁ。良かったです」

「じゃあ、シエラお姉ちゃんが髪を洗ったら僕が身体を洗ってあげるね」

「はいっ、お願いします」



僕は密かにシエラお姉ちゃんの血流の流れが分かるか試していましたが、さすがに水脈と違い細かいところまで分かりませんでした。
もしかしたら目的が無いからかもしれません。

そこで、水が出るところを調べたように、シエラお姉ちゃんのところがないか考えてみたのです。

すると、今度は予想していた以上にはっきりと光が見えたのです。
(うわぁ~、これは便利!)
自分で試しておきながら驚いてしまいます。

僕は光って見えるところを重点的に揉んでいくことにしたのです。
これでシエラお姉ちゃんも喜んでくれるかな…。



なんだろう、今日のシャルル様の洗い方はいつもとちょっと違う気がします。
洗っていかれる順番は同じなのに、力を入れられるところが少し違うような…。

胸は前からも背中からもたっぷり揉みしだかれ、すでに頭の中と子宮は蕩けてしまいそうな感覚です。
突起部分も形がなくなるんじゃないかと思えるほどクニュクニュと揉み潰され、強く摘ままれる度におしっこの穴から勢い良く何かを噴き出してしまっています。

シャルル様に言われて立ち上がると、いつものように脚を洗っていかれます。

じっくり丁寧に、今日は全体と言うよりも何かを思われて集中的に揉みほぐされているようです。

あっ、気持ち良い…。
シャルル様に身を委ねておけば間違いはありません。

お尻を力いっぱい掴まれ左右に広げながら揉み上げられると、私はお尻の穴と女性器をシャルル様に晒してしまう事になります。

見られていると思う度に腰がビクビクし、身震いさせながら透明な液体をトロトロと垂れ流してしまうのです。

「あふぅ…、うひぃ…、うん…っ、くひぃ…」

シャルル様の両親指がお尻の穴のところから女性器の縁を擦っていく度に声が出てしまいます。

「シャ、シャルル様、いぃ~っ、もっとぉ~」

そう伝えた瞬間、私は恥ずかしげもなくビュッ、ビュッとおしっこの穴から何かを噴き出してしまいました。



ハァ~、フゥ~、ハァ~、フゥ~。

前を向くと同じように脚を洗われ、いつものように手が股間にたどり着きます。

「シエラお姉ちゃんのここ、毛がなくなったから本当にツルツルになったね」と、シャルル様が手のひらで股間を撫でられます。

「あんっ」
優しく何度も撫でられると、指がプックリしたところに触る度に子宮から頭の中に強烈な刺激がビリビリと伝わってくるのです。

(あっ、またビュッて出た~)
もう自分の意思では止められません。

股間を撫でておられたと思うと、シャルル様はそのまま腕で女性器を擦るようにズブッとお尻まで突き入れられました。
ヌポッと手を引き抜かれる時にシャルル様の指がお尻の穴と女性器の割れ目を擦り、最後にプックリしたところに触れていきます。

「あがっ…、うくっ…、いぃ~っ!」

何度も抜き差ししながら擦られると、なんだか全身が弾けそうに感じた後、頭の中が真っ白になり気を失ってしまうのでした。



翌朝、目を覚ますとシャルル様に抱き付かれていました。
あふぅ~、一晩中気持ち良かった気がします。

シャルル様…、いつもご自分はきちんとパジャマを着られているんですね。
本当にかわいくて、格好良くて、たくましくて素敵です。

いつもの様に股間とベッドを確認すると、ヌルヌルでベチョベチョでした。

本当におねしょしたみたい…。
昨日は気を失う前に本当におしっこを漏らしてしまった気がしますが、シャルル様に見られてしまったでしょうか。
恥ずかしくて聞けませんね…。

さて、早く浴場に行って身体を洗い流しておかないと…。
私はシャルル様からそうっと離れ脱衣場へ向かいます。

あれ、身体が変…?

これまでにも軽く感じることはあったけれど、立った感触も歩く感覚も今まで体感したことがない感じでした。
それに、身体中の隅々まで血が巡っているような温かさ、下腹部から力が溢れてくるような感覚なのです。

脱衣場の鏡を見ると驚きました。
今までに見たこともない自分がそこに立っているのです。

私は顔、肩、胸、腰、お尻と上から順に触って確かめていきます。

髪は艶々、肌も瑞々しく、胸は重さを感じないほどプルプルと弾み、腰周りが締まりつつお尻の位置も高くなっている気がします。

もしかして、昨日のシャルル様の洗い方が少し違ったのは…。
今にもシャルル様に飛びつきたくなりましたが、ぐっとこらえて浴場に入るのでした。



「シャルル様、朝ですよ。起きてください…」

「う~ん、もう朝~?」
「えっ、誰!?」

「嫌ですね。寝ぼけないでくださいよ、シャルル様~」

「シエラお姉ちゃん…? でも…、本当に…綺麗だよ…」

「ありがとうございます。シャルル様のおかげです!」

(あれ?)
昨日、シエラお姉ちゃんの光っていたところはところだよね…。
そこを揉んであげたらこんなに変わるだなんて…。

これは、お母さん達も驚くだろうなぁ…。



XX XY



「お母さん、皆おはよう~」

『おはよう、シャル…ル…』
「「「「シャルル様、おはようございま…す…」」」」

「おはようございます、ルーシャ様。みんな…」

『シ、シエラなの!?』
「「シエラせ・ん・ぱ・い…?」」
「シエラ…」

「ルーシャ様まで…、私に決まっているじゃないですか」

『シエラ、あなた鏡を見ましたか?』

「もちろん、朝身体を洗い流す時に…」

『信じられませんが、本当に若返っているように見えますよ』

「はい…。でも若々しくなったというより、身体が新しくなったような気分ですね」

『シャルル…?』

お母さんがこちらを向いて何かを言いたそうでしたが、僕は黙って首を左右に振ることしか出来ませんでした。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

外道魔法で異世界旅を〜女神の生まれ変わりを探しています〜

農民ヤズ―
ファンタジー
投稿は今回が初めてなので、内容はぐだぐだするかもしれないです。 今作は初めて小説を書くので実験的に三人称視点で書こうとしたものなので、おかしい所が多々あると思いますがお読みいただければ幸いです。 推奨:流し読みでのストーリー確認( 晶はある日車の運転中に事故にあって死んでしまった。 不慮の事故で死んでしまった晶は死後生まれ変わる機会を得るが、その為には女神の課す試練を乗り越えなければならない。だが試練は一筋縄ではいかなかった。 何度も試練をやり直し、遂には全てに試練をクリアする事ができ、生まれ変わることになった晶だが、紆余曲折を経て女神と共にそれぞれ異なる場所で異なる立場として生まれ変わりることになった。 だが生まれ変わってみれば『外道魔法』と忌避される他者の精神を操る事に特化したものしか魔法を使う事ができなかった。 生まれ変わった男は、その事を隠しながらも共に生まれ変わったはずの女神を探して無双していく

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました

久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。 魔法が使えるようになった人類。 侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。 カクヨム公開中。

ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ

高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。 タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。 ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。 本編完結済み。 外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。

力は弱くて魔法も使えないけど応援なら出来る。~俺を散々こき使ってきたパーティの人間に復讐しながら美少女ハーレムを作って魔王をぶっ倒します

水無土豆
ファンタジー
 ──大勇者時代。  誰も彼もが勇者になり、打倒魔王を掲げ、一攫千金を夢見る時代。  そんな時代に、〝真の勇者の息子〟として生を授かった男がいた。  名はユウト。  人々は勇者の血筋に生まれたユウトに、類稀な魔力の才をもって生まれたユウトに、救世を誓願した。ユウトもまた、これを果たさんと、自身も勇者になる事を信じてやまなかった。  そんなある日、ユウトの元へ、ひとりの中性的な顔立ちで、笑顔が爽やかな好青年が訪ねてきた。 「俺のパーティに入って、世界を救う勇者になってくれないか?」  そう言った男の名は〝ユウキ〟  この大勇者時代にすい星のごとく現れた、〝その剣技に比肩する者なし〟と称されるほどの凄腕の冒険者である。 「そんな男を味方につけられるなんて、なんて心強いんだ」と、ユウトはこれを快諾。  しかし、いままで大した戦闘経験を積んでこなかったユウトはどう戦ってよいかわからず、ユウキに助言を求めた。 「戦い方? ……そうだな。なら、エンチャンターになってくれ。よし、それがいい。ユウトおまえはエンチャンターになるべきだ」  ユウトは、多少はその意見に疑問を抱きつつも、ユウキに勧められるがまま、ただひたすらに付与魔法(エンチャント)を勉強し、やがて勇者の血筋だという事も幸いして、史上最強のエンチャンターと呼ばれるまでに成長した。  ところが、そればかりに注力した結果、他がおろそかになってしまい、ユウトは『剣もダメ』『付与魔法以外の魔法もダメ』『体力もない』という三重苦を背負ってしまった。それでもエンチャンターを続けたのは、ユウキの「勇者になってくれ」という言葉が心の奥底にあったから。  ──だが、これこそがユウキの〝真の〟狙いだったのだ。    この物語は主人公であるユウトが、持ち前の要領の良さと、唯一の武器である付与魔法を駆使して、愉快な仲間たちを強化しながら成り上がる、サクセスストーリーである。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

異世界でもプログラム

北きつね
ファンタジー
 俺は、元プログラマ・・・違うな。社内の便利屋。火消し部隊を率いていた。  とあるシステムのデスマの最中に、SIer の不正が発覚。  火消しに奔走する日々。俺はどうやらシステムのカットオーバの日を見ることができなかったようだ。  転生先は、魔物も存在する、剣と魔法の世界。  魔法がをプログラムのように作り込むことができる。俺は、異世界でもプログラムを作ることができる! ---  こんな生涯をプログラマとして過ごした男が転生した世界が、魔法を”プログラム”する世界。  彼は、プログラムの知識を利用して、魔法を編み上げていく。 注)第七話+幕間2話は、現実世界の話で転生前です。IT業界の事が書かれています。   実際にあった話ではありません。”絶対”に違います。知り合いのIT業界の人に聞いたりしないでください。   第八話からが、一般的な転生ものになっています。テンプレ通りです。 注)作者が楽しむ為に書いています。   誤字脱字が多いです。誤字脱字は、見つけ次第直していきますが、更新はまとめてになります。

破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。

大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。 ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。 主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。 マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。 しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。 主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。 これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。

処理中です...