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第66話 トリスとヌエットの情報交換2
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「あっ、トリス先輩」
「あら、ヌエット。今から食事?」
メイド用の食堂に向かうとヌエットがいました。
「はい、ちょっと午前中の用事が長引いちゃって…」
「トリス先輩は?」
「ええ、ちょうどシャルル様の昼食も終わって、しばらくはラルク様のお部屋で本を読んだりお話されたりするそうです。その間に私も食事をとろうかと…」
私の昼食はシャルル様が昼食をとられた後になるのでいつも通りです。
「では私達だけなんで、観察について話をしても…?」
「いいわね~、ヌエットとその話をするのは久しぶりね」
「トリス先輩はどのくらいの頻度で観察をされているのですか?」
「気分が向けば連日観察することもあるけれど、3~5日に一回ぐらいかな」
「え~っ、そんなに~!?」
「あなたも胸を毎日触っているって言っていたんじゃ…?」
「それはそうですけど…、個室じゃないので女性器の観察は難しくって…」
「個室のあるトリス先輩が羨ましいです。いつでも観察ができるじゃないですか~」
「ヌエットももう手鏡がなくても観察できるでしょ?」
「出来ますが、声が抑えられなくて…」
「私もそんなに大きな声は出していないわよ。シャルル様に聞こえてしまっては困りますからね」
(……、たぶん聞こえていないわよね…)
「それでも気兼ねなく観察が出来るのが良いですよねぇ。私も小さくても個室がもらえるようになったらなぁ」
「それで、どうなの? 女性器の方の感覚は?」
「はい、トリス先輩に教えてもらったように触っているので、女性器もかなり敏感になってきましたよ。透明の液体が出てくる感覚も分かってきました」
「それにしても、あの液体はどこから出てくるのでしょうね?」
「たぶん、子宮に繋がる穴? 子宮…からかしら…?」
「そうそう、私もヌエットが言っていたように胸の感覚も上げましたよ。ちゃんと女性器と頭の中にも繋がるようになりました」
「胸の突起部分を弄っても透明の液体が出るような感覚にもなりましたしね。もうヌエットにも負けませんよ」
「フッフ~ン…、トリス先輩。それでもシャルル様に吸ったり甘噛みされたり、舐められたりするのは特別なんですからね~っ!」
「くっ、悔しい~ぃ!」
さすがに吸われたりする感覚だけは自分だけでは知ることも出来ません。
今度、バルゼ領に行く時に機会があれば…。
「そういえば、トリス先輩。外が暖かくなってきたら、シャルル様が外に浴場を作られるとか…?」
「ヌエット、情報が早いですね~」
「カプランド領でシエラ先輩がシャルル様と一緒に泊まった部屋には外にも浴槽があったらしいのです」
「ちょうど私がヌエットに秘密を教えた日です」
「そういえば…、そんな話を聞いたような」
「その時にずいぶん外にある浴槽が気に入られたそうなんです」
「ルーシャ様もカプランド領都から戻ってきてからもよくシャルル様と一緒にお風呂に入られていますから、きっと許可されると思うのです」
「もしかしたら、屋敷でもまた私達と入ってくださるかもしれませんよ~」
「……」
「どうしましたヌエット、嬉しくないんですか?」
「ひどいです。私はまだシャルル様と一緒にお風呂に入れていないですよ!」
「ププッ、そうでしたね。一巡目の宿は浴槽が無く、それに二巡目は確か大浴場でしたね…」
「ルーシャ様がお泊りになる宿は小さな町でも客室は浴槽完備にして欲しいですね」
ヌエットが本当に残念そうにプンプン怒っています。
「もしかしたら、土属性の魔法を使えるメンテール先輩とヌエットはシャルル様の助けになるかもしれませんから、頑張れば褒めてもらえるかもしれませんよ…」
「私、頑張ります!」
頑張って今度こそ一緒にお風呂に入ってもらおうと思うのでした。
「あら、ヌエット。今から食事?」
メイド用の食堂に向かうとヌエットがいました。
「はい、ちょっと午前中の用事が長引いちゃって…」
「トリス先輩は?」
「ええ、ちょうどシャルル様の昼食も終わって、しばらくはラルク様のお部屋で本を読んだりお話されたりするそうです。その間に私も食事をとろうかと…」
私の昼食はシャルル様が昼食をとられた後になるのでいつも通りです。
「では私達だけなんで、観察について話をしても…?」
「いいわね~、ヌエットとその話をするのは久しぶりね」
「トリス先輩はどのくらいの頻度で観察をされているのですか?」
「気分が向けば連日観察することもあるけれど、3~5日に一回ぐらいかな」
「え~っ、そんなに~!?」
「あなたも胸を毎日触っているって言っていたんじゃ…?」
「それはそうですけど…、個室じゃないので女性器の観察は難しくって…」
「個室のあるトリス先輩が羨ましいです。いつでも観察ができるじゃないですか~」
「ヌエットももう手鏡がなくても観察できるでしょ?」
「出来ますが、声が抑えられなくて…」
「私もそんなに大きな声は出していないわよ。シャルル様に聞こえてしまっては困りますからね」
(……、たぶん聞こえていないわよね…)
「それでも気兼ねなく観察が出来るのが良いですよねぇ。私も小さくても個室がもらえるようになったらなぁ」
「それで、どうなの? 女性器の方の感覚は?」
「はい、トリス先輩に教えてもらったように触っているので、女性器もかなり敏感になってきましたよ。透明の液体が出てくる感覚も分かってきました」
「それにしても、あの液体はどこから出てくるのでしょうね?」
「たぶん、子宮に繋がる穴? 子宮…からかしら…?」
「そうそう、私もヌエットが言っていたように胸の感覚も上げましたよ。ちゃんと女性器と頭の中にも繋がるようになりました」
「胸の突起部分を弄っても透明の液体が出るような感覚にもなりましたしね。もうヌエットにも負けませんよ」
「フッフ~ン…、トリス先輩。それでもシャルル様に吸ったり甘噛みされたり、舐められたりするのは特別なんですからね~っ!」
「くっ、悔しい~ぃ!」
さすがに吸われたりする感覚だけは自分だけでは知ることも出来ません。
今度、バルゼ領に行く時に機会があれば…。
「そういえば、トリス先輩。外が暖かくなってきたら、シャルル様が外に浴場を作られるとか…?」
「ヌエット、情報が早いですね~」
「カプランド領でシエラ先輩がシャルル様と一緒に泊まった部屋には外にも浴槽があったらしいのです」
「ちょうど私がヌエットに秘密を教えた日です」
「そういえば…、そんな話を聞いたような」
「その時にずいぶん外にある浴槽が気に入られたそうなんです」
「ルーシャ様もカプランド領都から戻ってきてからもよくシャルル様と一緒にお風呂に入られていますから、きっと許可されると思うのです」
「もしかしたら、屋敷でもまた私達と入ってくださるかもしれませんよ~」
「……」
「どうしましたヌエット、嬉しくないんですか?」
「ひどいです。私はまだシャルル様と一緒にお風呂に入れていないですよ!」
「ププッ、そうでしたね。一巡目の宿は浴槽が無く、それに二巡目は確か大浴場でしたね…」
「ルーシャ様がお泊りになる宿は小さな町でも客室は浴槽完備にして欲しいですね」
ヌエットが本当に残念そうにプンプン怒っています。
「もしかしたら、土属性の魔法を使えるメンテール先輩とヌエットはシャルル様の助けになるかもしれませんから、頑張れば褒めてもらえるかもしれませんよ…」
「私、頑張ります!」
頑張って今度こそ一緒にお風呂に入ってもらおうと思うのでした。
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