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第二章 強くなろう
新たな仲間と強くなりたい(7)
しおりを挟む「ギルド内での喧嘩はやめてください! 出入りを禁止しますよ」
うぇ、出禁!? それは嫌だ! お金が稼げなくなる……。
「すみません。今すぐやめます! ついつい本当のことを言ってしまいまして……」
「あん?」
エキストラボンバー達が凄んでくるけど無視無視。そもそもあんたらが絡んできたのが原因でしょ?
「冒険者でもないぺちゃんこが偉そうに……」
「あん?」
つんつん男が漏らした言葉で私は低い低い声を出す。胸を見るんじゃねーよ。
バチバチと火花を散らす私達。そんな私達を見て、ギルドのお姉さんの1人は大きなため息をついて話した。
「それであれば、バトルを致しますか?」
「バトル?」
私は首を傾げる。お姉さんは説明してくれる。
「冒険者同士で意見が噛み合った時や、素材の取り合いなどを収束させるための戦いです。我々ギルドが管理しております」
ほほう。
「じゃあバトルします」
「勝手に決めてるんじゃねぇよ!」
「へー、怖いんだ、私達に負けるのが」
「お前みたいなガキ共誰が怖いんだよ。俺らが圧勝して地面に這いつくばって謝るお前の姿を見てみたいな」
ああ言えばこう言う状態。思わず掴みかかりそうになった私をホムラが止める。
「では、バトルは2日後に行います。会場は、迷宮近くの闘技場です」
「2日後なのですか?」
「こちらにも準備があるので。その間に話し合って収束した場合はバトルはなしになります」
収束……しそうにないな。こいつらと仲良くなれそうにない。
「へっ、精々謝罪の言葉を考えておくことだな」
「あんたらこそ、負けた時の言い訳を考えておいてね」
最後にエキストラーボンバー全員をひと睨みしてから、みんなと一緒にギルドを出た。
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