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亡者の大森林へ向かえ

LV120 商業都市テクニカ

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フミヤ達が次に到着した町は 商業都市テクニカ。
最先端の技術を開発に最も力を入れる町である。
と言っても 軍事用の兵器などはなく日常生活で
役立つ物の開発が主である。

「今日はここで、皆さん解散しましょう、
夜には宿に戻ってきてくださいね。」
「ファリスはどこいくの?」
「私はひとまず、教会に行ってお祈りして参ります。
イルイルも来ます?」
「いや、そういうのは苦手だから やめとくよ。
フミヤはどこいくの?」

フミヤは自分のお尻を指差した。
「これ、これ。」
「あっ、ズボン・・・ね。」

「私も一緒に行こうかな?」
「いやいや、ヴィオラはゆっくりしてて!
長らく馬車に乗って疲れてるだろうし。」
「んー、大丈夫なんだけどなあ。」
「いいよ、いいよ。一人でズボンぐらい買えるし
すぐ戻るから。」
ヴィオラがついてくると また買い物が長くなるような気がした
フミヤは遠回しに断った。

「じゃあ 我がついて行ってやろう。」
「お前は来るな。」
フミヤはベレッタの誘いを一蹴した。
「おーなんでじゃ、どうしてじゃ、フミヤー。」
「お前が来ると良からぬ事が起こりそうな気がする。」
フミヤはベレッタを置き去りにし、そそくさと一人で
町の中心地へ向かって行った。
「ひどいのだ、フミヤ。」
ベレッタは今にも泣き出しそうだった。

「それじゃあ ベレッタ一緒に美味しい物を探しに行こうよ。」
ベレッタを可哀そうに思ったイルイルが、お出掛けに誘うと、
「おっ 行く!行きたいぞ。お主気が利くのぅ。」
「て、訳だから 少しベレッタ借りていくね、ヴィオラ。」
ベレッタはイルイルと手を繋ぎ、町へ繰り出した。

こうして 一同はその場で解散し、それぞれ自分の好きな場所へ向かう。

ライガとダンは二人で、鍛冶屋に行き装備の手入れをしてもらい
ヴィオラは 少し辺りを散歩した後、宿に帰りメロと遊んだ。
ラオ老は相変わらず、一人で酒場で飲んだくれ
ファリスは教会でお祈り、イルイルとベレッタは 
美味しい物がありそうな店を 片っ端からハシゴしたのだった。

そして フミヤはというと・・・。
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