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雨のち雨が上がれば晴れ
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適当に音楽を流し、三浦さんは窓の外を流れていく景色を少し眉間に皺を寄せて眺める。八代さんともこうしてドライブに出かけただろうか。そうだとしたら、思い出を引きずり出すことをして申し訳ない。目的が少しでも三浦さんの心を軽く出来たらいいと思う。如何せん、早朝でも危うい行為だったのだ。この時間であればなるべく人気の無い所を選択するしかない。
「良い風だわ~」
「地元からそんなに離れてなくても、こういう所あるんですね」
国道から横道に逸れ、都内の割に夏休みにはカブト虫でも出てきそうな木々に囲われながら進む。山が見えてきた。入口すぐのパーキングに車を停め、降りてくる三浦さんを見て眉根が下がる。
「当たり前ですけど……三浦さんパンプスですね。なんか申し訳ないです」
「そりゃ最初っから山行くって言われてないんだから。すぐ登れる山なんだし気にしない気にしない!」
「姐御!」
「お姉さまと呼びなさぁい」
「お姉さま!」
どこまで男前なのか。気が利く八代さんに格好良い三浦さん、二人とも完璧過ぎて、家でごろごろしたり休みの日にまったりする姿が想像出来ない。
――二人でいてもキビキビ動いてたのか? さすがにそれじゃ疲れちゃうか。
きっと二人なりの過ごし方があったのだろう。二人きりの時だけの合図があって、ダラダラする日もあるとか。結婚を決めるくらい、相性の良いカップルだったのだから。
パンプスが土に埋まることも気にせず歩く三浦さんの後ろを、小走りに付いていく。後ろ姿がまるで八代さんだった。高校時代に戻った錯覚に陥る。どこへ行くのでも八代さんが前で、計画を立てるのも八代さんで、俺は付いていく側だった。
途中、道と言うには雑な段差があった時に先に登って手を伸ばして手助けをしたくらいで、本当に平気そうにすたすた登り切ってしまった。うん、俺、完全に負けている。
とりあえず、日を改めて靴をプレゼントしよう。三浦さんは遠慮するに違いないが、意地でも贈らせてもらう。初対面である女性の靴を自分の我儘でダメにしたら、自分自身もダメになる気がする。
「三浦さん、ワイルドです」
「可愛げないでしょ。大学時代はテニスばりばりやってたし、冬休みになるとサークル仲間で登山もしてたの」
「流石」
「ここなんて、散歩よ散歩。朝のジョギングと同じ」
ともすればこちらの方が体力が下かもしれない事実にショックを受けつつ、山頂に設けられたベンチに腰を下ろす。慎重にきょろきょろ辺りを窺うが、思った通り誰もいない。呼吸を整えて立ち上がり、柵に手をかけて景色を堪能する三浦さんに声をかける。
「三浦さん、自然に癒されるのも良いですけど、山に来たのは他に目的があるんです」
「何? 私を口説いてくれるの?」
冗談が言える距離にはいてくれている三浦さんに、「八代さんに怒られますので」もっともらしい断り文句を告げる。俺にはもったいない女性だ、というより万が一億が一そういう話になったとしても、方向性が違いすぎてこうして付いていくのがやっとな気がする。俺は崖に沿って設置されている柵に体を預け、両手で口の周りを覆った。
「俺はもう、負けない!」
「はぁ!?」
山から僅かな木霊が俺と三浦さんの分をきっちり返してくる。三浦さんの言い分は、今の一言でよく伝わった。
「何。それ」
不躾な視線に構わず、俺は叫んだ。
「もう、俺は雨なんか気にしない! 八代さん、見ててください! びっくりさせてやります!」
思い付いたことをとにかく当たり散らす俺を見て、合点がいった三浦さんが横までやってきて生温い笑みを贈ってきた。
「高田君、学生みたい」
暗に幼稚だと言われても、全然問題無い。これは必要な儀式なのだから。湿気まみれだった自分を投げ捨てる、俺なりの。
「何とでも言ってください。人間、乗り越えなきゃいけない時ってのは、行動しなきゃ進まないんです。蹲ってる自分を超えなきゃ、それは単純であればある程良い。腹から声出して好き勝手言うの、結構気持ち良いですよ。普段大声なんか出さないでしょ」
「そりゃね、変なこと思い付くじゃないの」
そう言いながらも、辺りをぐるりと見渡して、また目の前の景色に瞳を預ける。考えがまとまったのか、一つ息を吐いた三浦さんが両手を顔まで挙げた。
「おーい!」
「ははっすげぇ声」
「うっさいわねー! 高田ァー!」
「ええ……俺ェ?」
「叫ぶ内容は何でもいいんでしょ? こんなとこまで連れて来て! 何をするかと思えば、山びこごっことかぁー!」
声がどんどん大きくなる。負けじと俺も競う。
「だって、こういうとこじゃないと本音言えないじゃないか!」
「当たり前でしょ! どんだけ我慢してると思ってんの! 寂しいの!」
ふいに突いて出た言葉を、聞かない振りをして前を向いたままゆっくりと瞬く山々を見つめる。三浦さんは、一歩前に出て大きく息を吸い込んだ。
「寂しいのよ!」
「大好き!」
「今だって、これからだって、清一君が大好きなんだから!」
はあ、息切れを起こしてしゃがみ込む。俺の耳に小さな咽びが風に乗って届いた。
「……嫌いだったら忘れられるのに、清一君みたいな良い人忘れられるはずないじゃない」
俺は、垂れていた両腕に力を入れて拳を作った。
八代さんは良い人だ。
良い人なんだ。
声を大にして言いたい。
過去なんかに出来るはずがない。
あんなに自慢したい先輩はいなかった。これからだっていない。三浦さんだって同じだ。きっと、十年経っても二十年経っても、いつか別の人と結婚しても、忘れないのだろう。
「当たり前だ! 八代さんは最高だ!」
語彙力の乏しい俺に、下から三浦さんが吹き出す。
仕方がない、どれだけ仕事が上手くいったところで、俺は俺なのだから。仕事をしていない時の自分は、こんなものだ。立ち上がる音がして横を向く。やはり彼女は背が高い。もしかして、俺と十センチも変わらないのではないか。何故だろう、少し悔しい。
「高田君より清一君のこと分かってるのは私!」
「高校時代と会社では俺の方が」
「ていうか、彼女だし!」
「そりゃそうだ……何で争ってたんでしたっけ」
脱力して膝に手を置く。訳の分からないことを言い合って気が抜けた。「知らない」けらけら笑う三浦さんが羨ましい。まだ続ける気の三浦さんが、俺に背を向けておもむろに地面に手を付いて何かを拾う。
「ばっかやろー!」
叫ぶだけでは物足りなくなったのか、足元に落ちていた小石を柵にぶつける。「いいぞ」煽った俺が馬鹿だった。
「清一君のアホー! 私を置いてくなんて、幸せになろうって言ったのに嘘つきッ!」
「え、あ、ダメッ! 三浦、さんっ?」
がつん!
制止の言葉も思い付かず、しどろもどろに狼狽える俺の目の前でパンプスを片方脱ぎ出した三浦さんが、それを大きな岩目がけて思い切り投げつける。土に汚れた上叩きつけられたパンプスが、無残にもヒールが折れ散々な状態で転げ落ちた。
元々帰りに新しい靴を買って渡すつもりではいたが、汚れはもちろん履けなくなるまでボロボロだと、自分の所為で犠牲になったパンプスに何だか申し訳ない気持ちになって三浦さんの顔を窺う。風呂上りにビールをかっ込んだ、完全にすっきりした顔をしており、男らし過ぎてゾッとした。
「あの……三浦さん」
三浦さんが両腕を目一杯伸ばして背伸びをする。
「……んあー! お終い!」
額に汗を滲ませて思い切り言ってのけるので、後半の出来事は自分だけの中で留めておくことにした。
「ああ、お終いって叫びごっこ」
急な展開に頭が付いてこず、マヌケな顔で答えたら三浦さんが腹を抱えた。
「叫びごっこって! あは、子どもの遊びみたい。まあ、ストレス発散にはもってこいだったね」
「でも、パンプス片方ダメにしちゃってどうするんですか」
一直線に人差し指を向けられる。荒田といい三浦さんといい、人差し指は人に向けてはいけないのではなかっただろうか。嫌な予感がひしひしと伝わってくる。へらり、気の抜けた顔をされて、さも当たり前に三浦さんが言った。
「いやだぁ、適任がいるでしょ」
両手を胸の前で広げて白旗を上げた。
「良い風だわ~」
「地元からそんなに離れてなくても、こういう所あるんですね」
国道から横道に逸れ、都内の割に夏休みにはカブト虫でも出てきそうな木々に囲われながら進む。山が見えてきた。入口すぐのパーキングに車を停め、降りてくる三浦さんを見て眉根が下がる。
「当たり前ですけど……三浦さんパンプスですね。なんか申し訳ないです」
「そりゃ最初っから山行くって言われてないんだから。すぐ登れる山なんだし気にしない気にしない!」
「姐御!」
「お姉さまと呼びなさぁい」
「お姉さま!」
どこまで男前なのか。気が利く八代さんに格好良い三浦さん、二人とも完璧過ぎて、家でごろごろしたり休みの日にまったりする姿が想像出来ない。
――二人でいてもキビキビ動いてたのか? さすがにそれじゃ疲れちゃうか。
きっと二人なりの過ごし方があったのだろう。二人きりの時だけの合図があって、ダラダラする日もあるとか。結婚を決めるくらい、相性の良いカップルだったのだから。
パンプスが土に埋まることも気にせず歩く三浦さんの後ろを、小走りに付いていく。後ろ姿がまるで八代さんだった。高校時代に戻った錯覚に陥る。どこへ行くのでも八代さんが前で、計画を立てるのも八代さんで、俺は付いていく側だった。
途中、道と言うには雑な段差があった時に先に登って手を伸ばして手助けをしたくらいで、本当に平気そうにすたすた登り切ってしまった。うん、俺、完全に負けている。
とりあえず、日を改めて靴をプレゼントしよう。三浦さんは遠慮するに違いないが、意地でも贈らせてもらう。初対面である女性の靴を自分の我儘でダメにしたら、自分自身もダメになる気がする。
「三浦さん、ワイルドです」
「可愛げないでしょ。大学時代はテニスばりばりやってたし、冬休みになるとサークル仲間で登山もしてたの」
「流石」
「ここなんて、散歩よ散歩。朝のジョギングと同じ」
ともすればこちらの方が体力が下かもしれない事実にショックを受けつつ、山頂に設けられたベンチに腰を下ろす。慎重にきょろきょろ辺りを窺うが、思った通り誰もいない。呼吸を整えて立ち上がり、柵に手をかけて景色を堪能する三浦さんに声をかける。
「三浦さん、自然に癒されるのも良いですけど、山に来たのは他に目的があるんです」
「何? 私を口説いてくれるの?」
冗談が言える距離にはいてくれている三浦さんに、「八代さんに怒られますので」もっともらしい断り文句を告げる。俺にはもったいない女性だ、というより万が一億が一そういう話になったとしても、方向性が違いすぎてこうして付いていくのがやっとな気がする。俺は崖に沿って設置されている柵に体を預け、両手で口の周りを覆った。
「俺はもう、負けない!」
「はぁ!?」
山から僅かな木霊が俺と三浦さんの分をきっちり返してくる。三浦さんの言い分は、今の一言でよく伝わった。
「何。それ」
不躾な視線に構わず、俺は叫んだ。
「もう、俺は雨なんか気にしない! 八代さん、見ててください! びっくりさせてやります!」
思い付いたことをとにかく当たり散らす俺を見て、合点がいった三浦さんが横までやってきて生温い笑みを贈ってきた。
「高田君、学生みたい」
暗に幼稚だと言われても、全然問題無い。これは必要な儀式なのだから。湿気まみれだった自分を投げ捨てる、俺なりの。
「何とでも言ってください。人間、乗り越えなきゃいけない時ってのは、行動しなきゃ進まないんです。蹲ってる自分を超えなきゃ、それは単純であればある程良い。腹から声出して好き勝手言うの、結構気持ち良いですよ。普段大声なんか出さないでしょ」
「そりゃね、変なこと思い付くじゃないの」
そう言いながらも、辺りをぐるりと見渡して、また目の前の景色に瞳を預ける。考えがまとまったのか、一つ息を吐いた三浦さんが両手を顔まで挙げた。
「おーい!」
「ははっすげぇ声」
「うっさいわねー! 高田ァー!」
「ええ……俺ェ?」
「叫ぶ内容は何でもいいんでしょ? こんなとこまで連れて来て! 何をするかと思えば、山びこごっことかぁー!」
声がどんどん大きくなる。負けじと俺も競う。
「だって、こういうとこじゃないと本音言えないじゃないか!」
「当たり前でしょ! どんだけ我慢してると思ってんの! 寂しいの!」
ふいに突いて出た言葉を、聞かない振りをして前を向いたままゆっくりと瞬く山々を見つめる。三浦さんは、一歩前に出て大きく息を吸い込んだ。
「寂しいのよ!」
「大好き!」
「今だって、これからだって、清一君が大好きなんだから!」
はあ、息切れを起こしてしゃがみ込む。俺の耳に小さな咽びが風に乗って届いた。
「……嫌いだったら忘れられるのに、清一君みたいな良い人忘れられるはずないじゃない」
俺は、垂れていた両腕に力を入れて拳を作った。
八代さんは良い人だ。
良い人なんだ。
声を大にして言いたい。
過去なんかに出来るはずがない。
あんなに自慢したい先輩はいなかった。これからだっていない。三浦さんだって同じだ。きっと、十年経っても二十年経っても、いつか別の人と結婚しても、忘れないのだろう。
「当たり前だ! 八代さんは最高だ!」
語彙力の乏しい俺に、下から三浦さんが吹き出す。
仕方がない、どれだけ仕事が上手くいったところで、俺は俺なのだから。仕事をしていない時の自分は、こんなものだ。立ち上がる音がして横を向く。やはり彼女は背が高い。もしかして、俺と十センチも変わらないのではないか。何故だろう、少し悔しい。
「高田君より清一君のこと分かってるのは私!」
「高校時代と会社では俺の方が」
「ていうか、彼女だし!」
「そりゃそうだ……何で争ってたんでしたっけ」
脱力して膝に手を置く。訳の分からないことを言い合って気が抜けた。「知らない」けらけら笑う三浦さんが羨ましい。まだ続ける気の三浦さんが、俺に背を向けておもむろに地面に手を付いて何かを拾う。
「ばっかやろー!」
叫ぶだけでは物足りなくなったのか、足元に落ちていた小石を柵にぶつける。「いいぞ」煽った俺が馬鹿だった。
「清一君のアホー! 私を置いてくなんて、幸せになろうって言ったのに嘘つきッ!」
「え、あ、ダメッ! 三浦、さんっ?」
がつん!
制止の言葉も思い付かず、しどろもどろに狼狽える俺の目の前でパンプスを片方脱ぎ出した三浦さんが、それを大きな岩目がけて思い切り投げつける。土に汚れた上叩きつけられたパンプスが、無残にもヒールが折れ散々な状態で転げ落ちた。
元々帰りに新しい靴を買って渡すつもりではいたが、汚れはもちろん履けなくなるまでボロボロだと、自分の所為で犠牲になったパンプスに何だか申し訳ない気持ちになって三浦さんの顔を窺う。風呂上りにビールをかっ込んだ、完全にすっきりした顔をしており、男らし過ぎてゾッとした。
「あの……三浦さん」
三浦さんが両腕を目一杯伸ばして背伸びをする。
「……んあー! お終い!」
額に汗を滲ませて思い切り言ってのけるので、後半の出来事は自分だけの中で留めておくことにした。
「ああ、お終いって叫びごっこ」
急な展開に頭が付いてこず、マヌケな顔で答えたら三浦さんが腹を抱えた。
「叫びごっこって! あは、子どもの遊びみたい。まあ、ストレス発散にはもってこいだったね」
「でも、パンプス片方ダメにしちゃってどうするんですか」
一直線に人差し指を向けられる。荒田といい三浦さんといい、人差し指は人に向けてはいけないのではなかっただろうか。嫌な予感がひしひしと伝わってくる。へらり、気の抜けた顔をされて、さも当たり前に三浦さんが言った。
「いやだぁ、適任がいるでしょ」
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