480 / 604
第479話【クローンの能力】
しおりを挟む
俺は長い一本道の廊下を進んで歩いていた。
周りは石造りの壁だ。
床も天井も石造りである。
ここは湿っぽかった死海エリアと違って乾燥した空気が流れている。
それにしても──。
畜生、なんて日だ……。
まさか自分のクローンとご対面するとは思っても居なかったぜ。
しかも成長すると悪魔の姿に変貌しやがる。
前の部屋で遭遇した二体のクローンからして、他にもクローンは居そうだぞ。
おそらくダンジョンの奥に進めばクローンの巣に到着するだろう。
俺が歩いている石造りの床を見てみれば、溜まった埃の上を歩行した足跡が幾つも残されていた。
足跡の数は複数種類有る。
子供サイズから大人サイズと様々だ。
これは多分だが、繁殖しているな。
いや、クローンは男だけだろう。
だから繁殖での交配はないだろうさ。
先程出会ったクローンの反応からして女が居ないと思われる。
だからヒルダやプロ子を見ただけで、押し倒そうと飛び掛かったのだろうさ。
マジで飢えてたもんな。
ならば、繁殖では無く、クローンを製造して仲間を増やしているのかな?
まあ、少なくともこのエリアには俺のクローンが複数体巣くっているのは間違いないだろうさ。
あー、もー、ウザイな~。
なんでここまで来て自分のクローンを退治せにゃあならんのだ。
でも、あいつらは、ほっておけないよな。
もしもクローンどもが地上にでも出たら大変なことになりそうだ。
間違いなく町の女性に飛び掛かって、人前だろうと何だろうと問答無用で無理矢理にカクカクと腰を振りまくるのは間違いないだろうさ。
たぶん女性を見ただけで羞恥心なんて木っ端微塵に吹き飛んでしまうのだろう。
絶対に強姦罪で捕まるような恥さらしを繰り広げることだろうさ。
しかも万が一にそうなってから、あいつらがお縄について俺のクローンだとゲロったら大変だ。
それだけは避けなければならない最悪なストーリーだぞ。
そんな下品な方向に話が進む前にすべてのクローンを処分しなければなるまい。
地上に謝った誤解をばら撒くわけには行かないのだ。
今まで地道に積み上げてきた俺の名誉と誇りが傷付いてしまう。
テイアーが産み出した産物だが、俺自らがどうにかせにゃあならんだろうさ。
「殺すっ!」
俺は心に強い決意を抱きながら廊下を進んだ。
自分のクローンだろうが容赦はしないぞ。
慈悲も掛けてやらん。
詰まらない恥を晒すぐらいなら皆殺しにしてやるんだから!
「んん?」
扉だ。
木製の古い扉だ。
その扉の隙間から明かりが漏れ出ている。
扉の向こう側にクローンたちが居るのだろうか?
俺はランタンの明かりを絞ると、忍び足と気配消しを駆使して扉に近付いた。
そして聞き耳を立てる。
耳を当てた扉の向こうから声が聞こえてきた。
「なぁ~、アスノベ。新作は書けたか?」
「あー、もー、そんなに直ぐに書けるわけがないだろう!!」
「じゃあ早く書けよ~」
「昨日新作を更新したばかりだろ!!」
「もう皆で回し読みしちまったよ~。それに、アスエボが早く更新させろって五月蝿くってさ~」
「あの野郎、自分は小説を書いたことも無いくせに、勝手ばかりいいやがって!!」
んん、小説?
もしかしてクローンが小説を書いていやがるのか?
それよりも部屋の中には二体居るかな。
いや、三体かな。
小説を書いているクローンの他に、あと二匹のクローンが居るようだ。
間違いない、気配感知スキルで感じられるのは三体だ。
三体か──。
一人で行けるだろ。
幾ら俺のクローンとはいえ、ヒルダとプロ子が一撃で屠れる程度の実力だ。
俺との戦力差は歴然だろう。
よし、とっとと害虫駆除でも行おうかな。
俺はそっと扉を開けた。
隙間から室内を覗き込めば部屋の中央で、テーブルに肘を突いて小説を書いてる自分の姿があった。
額に角が生えているが、まだ堀まで深く変化していない。
俺に良く似た顔付きのクローンが全裸で小説を書いている。
まだ、完全に成長していないクローンなのだろう。
そのテーブルの横に一体のクローンが、こちらに翼の生えた背を向けて立っている。
あと一体のクローンは部屋の奥の椅子に腰を下ろしながら天井を眺めていた。
その脇に手槍が立て掛けてある。
武装もするんだな。
その二体は完全に悪魔化した姿である。
まだ誰も俺には気付いていないぞ。
ここは一気に部屋に飛び込んで、一瞬でテーブル側の二体を切り伏せるか──。
よし、この作戦で行こう。
そう企んだ俺は腰から黄金剣をゆっくりと静かに抜いた。
それから一気に部屋に飛び込んだ。
「うらっ!!」
扉を勢い良く開くと部屋に飛び込む。
いざ、テーブル前に駆け寄ろうとした刹那だった。
俺が通過した扉の陰に立っていた悪魔化クローンの二体が戦斧と戦鎚を振り下ろして来たのだ。
「えっ!?」
隠れてやがった!?
しかも気配を消してか!?
「りゃ!!」
「とりゃ!!」
「なんのっ!!」
俺は咄嗟に跳ね飛んで床の上を転がった。
俺の足元を戦斧と戦鎚が激しく叩く。
何とか回避に成功したぞ。
ちょっと危なかったわい。
俺は転がったあとに膝立ちで姿勢を正すと背後の二体を睨み付けた。
「気配消しスキルかっ!!」
俺が愚痴るとハンマーを背負った悪魔化クローンが述べる。
「気配消しだけじゃあないぜ。気配感知スキルでお前の存在は知っていた」
えっ、マジ?
こいつらスキルホルダーかよ。
「よっ、よっ、よっと」
小説を書いていたクローンともう一体がテーブルの端々を持って部屋の隅にテーブルを移動させて行く。
戦える広場を作っているようだ。
もう一体のクローンが手槍を構えながら言った。
「お前も新しいクローンだな。だが、まだ若い」
あー、俺の顔を見てクローンだと思ったのか。
あんな悪魔見たいな顔になる前は、こいつらも俺と同じ顔だったんだろう。
俺は部屋の中央で五体のクローンに囲まれていた。
部屋の広さは10メートル四方ってぐらいだろうかな。
天井は4メートルほどの高さだ。
それにしても最悪なポジショニングである。
囲まれちゃってるよ……。
バトルアックスを背負ったクローンが驚きながら言う。
「このクローンは凄いぞ。まだ変化が起きていないのに、全身マジックアイテムだらけだぞ!」
えっ、なに、こいつ!?
もしかして魔力感知スキルを持ってやがるのか!?
テーブルをずらし終わった悪魔化クローンが両手にメリケンサックを嵌めながら言う。
「このクローン。まだ成人前なのにスキルを何個か目覚めているんだ。しかもハクスラスキルが相当なレベルだぞ」
なんだって!?
マジかよ。
こいつらハクスラスキルまで知っていやがるのか!?
手槍を構えたクローンが俺に訊いてきた。
「なあ、さっきバイオ室に様子を窺いに行った二人のクローンはどうした?」
俺は正直に答えた。
「死んだよ」
「テメーが殺したのか!?」
殺気感知スキルにビビっと来た。
怒ってるのかな。
うん、怒ってるね。
戦斧のクローンが言う。
「って、ことは。こいつはもう既に二つ分の命を吸ってやがるのか……」
吸う?
どういうことだ?
ちょっと状況が分からなくなってきたぞ。
少し整理して考えるか──。
まず、こいつらは幾つかのスキルを有しているっぽい。
それは間違いないだろう。
それに持っている武器だ。
魔力感知スキルで見てみれば、青く輝いて見える。
あれは間違いなくマジックアイテムだ。
戦斧も戦鎚も手槍もメリケンサックもだ。
マジックアイテムの武器を持っていないのは、まだ若い作家のクローンだけである。
そして、何よりこいつらは、俺オリジナルのハクスラスキルの存在を知ってやがる。
これらから推測するからに、こいつらクローンは俺の使えるスキルを有してやがるぞ。
問題は、それが全部かだ。
俺が使えるスキルを全部有しているのかな?
いや、こいつらはクローンだ。
紛い物だ
粗悪品だ。
全部のスキルを有してないだろう。
おそらく一部一部を各自がバラバラで有している感じだろうさ。
こいつらは、オリジナルの俺より優れていない。
それは間違いないだろう。
たぶんだけれどね……。
ならば、五匹ぐらいなんとでもなるだろうさ。
余裕だ!
きっと余裕だよね!!
五体同時に戦っても勝てるはずだ!!
【つづく】
周りは石造りの壁だ。
床も天井も石造りである。
ここは湿っぽかった死海エリアと違って乾燥した空気が流れている。
それにしても──。
畜生、なんて日だ……。
まさか自分のクローンとご対面するとは思っても居なかったぜ。
しかも成長すると悪魔の姿に変貌しやがる。
前の部屋で遭遇した二体のクローンからして、他にもクローンは居そうだぞ。
おそらくダンジョンの奥に進めばクローンの巣に到着するだろう。
俺が歩いている石造りの床を見てみれば、溜まった埃の上を歩行した足跡が幾つも残されていた。
足跡の数は複数種類有る。
子供サイズから大人サイズと様々だ。
これは多分だが、繁殖しているな。
いや、クローンは男だけだろう。
だから繁殖での交配はないだろうさ。
先程出会ったクローンの反応からして女が居ないと思われる。
だからヒルダやプロ子を見ただけで、押し倒そうと飛び掛かったのだろうさ。
マジで飢えてたもんな。
ならば、繁殖では無く、クローンを製造して仲間を増やしているのかな?
まあ、少なくともこのエリアには俺のクローンが複数体巣くっているのは間違いないだろうさ。
あー、もー、ウザイな~。
なんでここまで来て自分のクローンを退治せにゃあならんのだ。
でも、あいつらは、ほっておけないよな。
もしもクローンどもが地上にでも出たら大変なことになりそうだ。
間違いなく町の女性に飛び掛かって、人前だろうと何だろうと問答無用で無理矢理にカクカクと腰を振りまくるのは間違いないだろうさ。
たぶん女性を見ただけで羞恥心なんて木っ端微塵に吹き飛んでしまうのだろう。
絶対に強姦罪で捕まるような恥さらしを繰り広げることだろうさ。
しかも万が一にそうなってから、あいつらがお縄について俺のクローンだとゲロったら大変だ。
それだけは避けなければならない最悪なストーリーだぞ。
そんな下品な方向に話が進む前にすべてのクローンを処分しなければなるまい。
地上に謝った誤解をばら撒くわけには行かないのだ。
今まで地道に積み上げてきた俺の名誉と誇りが傷付いてしまう。
テイアーが産み出した産物だが、俺自らがどうにかせにゃあならんだろうさ。
「殺すっ!」
俺は心に強い決意を抱きながら廊下を進んだ。
自分のクローンだろうが容赦はしないぞ。
慈悲も掛けてやらん。
詰まらない恥を晒すぐらいなら皆殺しにしてやるんだから!
「んん?」
扉だ。
木製の古い扉だ。
その扉の隙間から明かりが漏れ出ている。
扉の向こう側にクローンたちが居るのだろうか?
俺はランタンの明かりを絞ると、忍び足と気配消しを駆使して扉に近付いた。
そして聞き耳を立てる。
耳を当てた扉の向こうから声が聞こえてきた。
「なぁ~、アスノベ。新作は書けたか?」
「あー、もー、そんなに直ぐに書けるわけがないだろう!!」
「じゃあ早く書けよ~」
「昨日新作を更新したばかりだろ!!」
「もう皆で回し読みしちまったよ~。それに、アスエボが早く更新させろって五月蝿くってさ~」
「あの野郎、自分は小説を書いたことも無いくせに、勝手ばかりいいやがって!!」
んん、小説?
もしかしてクローンが小説を書いていやがるのか?
それよりも部屋の中には二体居るかな。
いや、三体かな。
小説を書いているクローンの他に、あと二匹のクローンが居るようだ。
間違いない、気配感知スキルで感じられるのは三体だ。
三体か──。
一人で行けるだろ。
幾ら俺のクローンとはいえ、ヒルダとプロ子が一撃で屠れる程度の実力だ。
俺との戦力差は歴然だろう。
よし、とっとと害虫駆除でも行おうかな。
俺はそっと扉を開けた。
隙間から室内を覗き込めば部屋の中央で、テーブルに肘を突いて小説を書いてる自分の姿があった。
額に角が生えているが、まだ堀まで深く変化していない。
俺に良く似た顔付きのクローンが全裸で小説を書いている。
まだ、完全に成長していないクローンなのだろう。
そのテーブルの横に一体のクローンが、こちらに翼の生えた背を向けて立っている。
あと一体のクローンは部屋の奥の椅子に腰を下ろしながら天井を眺めていた。
その脇に手槍が立て掛けてある。
武装もするんだな。
その二体は完全に悪魔化した姿である。
まだ誰も俺には気付いていないぞ。
ここは一気に部屋に飛び込んで、一瞬でテーブル側の二体を切り伏せるか──。
よし、この作戦で行こう。
そう企んだ俺は腰から黄金剣をゆっくりと静かに抜いた。
それから一気に部屋に飛び込んだ。
「うらっ!!」
扉を勢い良く開くと部屋に飛び込む。
いざ、テーブル前に駆け寄ろうとした刹那だった。
俺が通過した扉の陰に立っていた悪魔化クローンの二体が戦斧と戦鎚を振り下ろして来たのだ。
「えっ!?」
隠れてやがった!?
しかも気配を消してか!?
「りゃ!!」
「とりゃ!!」
「なんのっ!!」
俺は咄嗟に跳ね飛んで床の上を転がった。
俺の足元を戦斧と戦鎚が激しく叩く。
何とか回避に成功したぞ。
ちょっと危なかったわい。
俺は転がったあとに膝立ちで姿勢を正すと背後の二体を睨み付けた。
「気配消しスキルかっ!!」
俺が愚痴るとハンマーを背負った悪魔化クローンが述べる。
「気配消しだけじゃあないぜ。気配感知スキルでお前の存在は知っていた」
えっ、マジ?
こいつらスキルホルダーかよ。
「よっ、よっ、よっと」
小説を書いていたクローンともう一体がテーブルの端々を持って部屋の隅にテーブルを移動させて行く。
戦える広場を作っているようだ。
もう一体のクローンが手槍を構えながら言った。
「お前も新しいクローンだな。だが、まだ若い」
あー、俺の顔を見てクローンだと思ったのか。
あんな悪魔見たいな顔になる前は、こいつらも俺と同じ顔だったんだろう。
俺は部屋の中央で五体のクローンに囲まれていた。
部屋の広さは10メートル四方ってぐらいだろうかな。
天井は4メートルほどの高さだ。
それにしても最悪なポジショニングである。
囲まれちゃってるよ……。
バトルアックスを背負ったクローンが驚きながら言う。
「このクローンは凄いぞ。まだ変化が起きていないのに、全身マジックアイテムだらけだぞ!」
えっ、なに、こいつ!?
もしかして魔力感知スキルを持ってやがるのか!?
テーブルをずらし終わった悪魔化クローンが両手にメリケンサックを嵌めながら言う。
「このクローン。まだ成人前なのにスキルを何個か目覚めているんだ。しかもハクスラスキルが相当なレベルだぞ」
なんだって!?
マジかよ。
こいつらハクスラスキルまで知っていやがるのか!?
手槍を構えたクローンが俺に訊いてきた。
「なあ、さっきバイオ室に様子を窺いに行った二人のクローンはどうした?」
俺は正直に答えた。
「死んだよ」
「テメーが殺したのか!?」
殺気感知スキルにビビっと来た。
怒ってるのかな。
うん、怒ってるね。
戦斧のクローンが言う。
「って、ことは。こいつはもう既に二つ分の命を吸ってやがるのか……」
吸う?
どういうことだ?
ちょっと状況が分からなくなってきたぞ。
少し整理して考えるか──。
まず、こいつらは幾つかのスキルを有しているっぽい。
それは間違いないだろう。
それに持っている武器だ。
魔力感知スキルで見てみれば、青く輝いて見える。
あれは間違いなくマジックアイテムだ。
戦斧も戦鎚も手槍もメリケンサックもだ。
マジックアイテムの武器を持っていないのは、まだ若い作家のクローンだけである。
そして、何よりこいつらは、俺オリジナルのハクスラスキルの存在を知ってやがる。
これらから推測するからに、こいつらクローンは俺の使えるスキルを有してやがるぞ。
問題は、それが全部かだ。
俺が使えるスキルを全部有しているのかな?
いや、こいつらはクローンだ。
紛い物だ
粗悪品だ。
全部のスキルを有してないだろう。
おそらく一部一部を各自がバラバラで有している感じだろうさ。
こいつらは、オリジナルの俺より優れていない。
それは間違いないだろう。
たぶんだけれどね……。
ならば、五匹ぐらいなんとでもなるだろうさ。
余裕だ!
きっと余裕だよね!!
五体同時に戦っても勝てるはずだ!!
【つづく】
0
お気に入りに追加
383
あなたにおすすめの小説
異世界転移したら女神の化身にされてしまったので、世界を回って伝説を残します
高崎三吉
ファンタジー
その乙女の名はアルタシャ。
『癒し女神の化身』と称えられる彼女は絶世の美貌の持ち主であると共に、その称号にふさわしい人間を超越した絶大な癒しの力と、大いなる慈愛の心を有していた。
いかなる時も彼女は困っている者を見逃すことはなく、自らの危険も顧みずその偉大な力を振るって躊躇なく人助けを行い、訪れた地に伝説を残していく。
彼女はある時は強大なアンデッドを退けて王国の危機を救い
ある国では反逆者から皇帝を助け
他のところでは人々から追われる罪なき者を守り
別の土地では滅亡に瀕する少数民族に安住の地を与えた
相手の出自や地位には一切こだわらず、報酬も望まず、ただひたすら困っている人々を助けて回る彼女は、大陸中にその名を轟かせ、上は王や皇帝どころか神々までが敬意を払い、下は貧しき庶民の崇敬の的となる偉大な女英雄となっていく。
だが人々は知らなかった。
その偉大な女英雄は元はと言えば、別の世界からやってきた男子高校生だったのだ。
そして元の世界のゲームで回復・支援魔法使いばかりをやってきた事から、なぜか魔法が使えた少年は、その身を女に変えられてしまい、その結果として世界を逃亡して回っているお人好しに過ぎないのだった。
これは魔法や神々の満ち溢れた世界の中で、超絶魔力を有する美少女となって駆け巡り、ある時には命がけで人々を助け、またある時は神や皇帝からプロポーズされて逃げ回る元少年の物語である。
なお主人公は男にモテモテですが応じる気は全くありません。
俺のハクスラ異世界冒険記は、ドタバタなのにスローライフ過ぎてストーリーに脈略が乏しいです。
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界×ソロ冒険×ハーレム禁止×変態パラダイス×脱線大暴走ストーリー=前代未聞の地味な中毒性。
⬛前書き⬛
この作品は、以前エブリスタのファンタジーカテゴリーで一年間ベスト10以内をうろちょろしていた完結作品を再投稿した作品です。
当時は一日一話以上を投稿するのが目標だったがために、ストーリーや設定に矛盾点が多かったので、それらを改変や改編して書き直した作品です。
完結した後に読者の方々から編集し直して新しく書き直してくれって声や、続編を希望される声が多かったので、もう一度新たに取り組もうと考えたわけです。
また、修整だけでは一度お読みになられた方々には詰まらないだろうからと思いまして、改変的な追加シナリオも入れています。
前作では完結するまで合計約166万文字で601話ありましたが、今回は切りが良いところで区切り直して、単行本サイズの約10万文字前後で第1章分と区切って編成しております。
そうなりますと、すべてを書き直しまして第17章分の改変改編となりますね。
まあ、それらの関係でだいぶ追筆が増えると考えられます。
おそらく改変改編が終わるころには166万文字を遥かに越える更に長い作品になることでしょう。
あと、前作の完結部も改編を考えておりますし、もしかしたら更にアスランの冒険を続行させるかも知れません。
前回だとアスランのレベルが50で物語が終わりましたが、当初の目標であるレベル100まで私も目指して見たいと思っております。
とりあえず何故急に完結したかと言いますと、ご存知の方々も居ると思いますが、私が目を病んでしまったのが原因だったのです。
とりあえずは両目の手術も終わって、一年ぐらいの治療の末にだいぶ落ち着いたので、今回の企画に取り掛かろうと思った次第です。
まあ、治療している間も、【ゴレてん】とか【箱庭の魔王様】などの作品をスローペースで書いては居たのですがねw
なので、まだハクスラ異世界を読まれていない読者から、既に一度お読みになられた読者にも楽しんで頂けるように書き直して行きたいと思っております。
ですので是非にほど、再びハクスラ異世界をよろしくお願いいたします。
by、ヒィッツカラルド。
異世界とチートな農園主
浅野明
ファンタジー
ありがち異世界転移もの。
元引きこもりが異世界に行って、農業する。
チートありだけど、勇者にはなりません。世界の危機もないかも?
よくあるテンプレ異世界もの、ご都合主義お好きでないかたはお止めください。
注釈:農業とはいえ畜産や養蜂、養殖なども後々入ってきます。
女主人公です。
7月27 、アルファポリス様より書籍化進行中のため、8月3日、3章までをダイジェスト化させていただきます。
1月25日、アルファポリス様より2巻刊行決定のため、2月3日、「果樹園を作ろう」までをダイジェスト化させていただきます。
7月2日、アルファポリス様より3巻刊行決定のため、7月11日「花畑を作ろう」をダイジェスト化させていただきます。
異世界転生令嬢、出奔する
猫野美羽
ファンタジー
※書籍化しました(2巻発売中です)
アリア・エランダル辺境伯令嬢(十才)は家族に疎まれ、使用人以下の暮らしに追いやられていた。
高熱を出して粗末な部屋で寝込んでいた時、唐突に思い出す。
自分が異世界に転生した、元日本人OLであったことを。
魂の管理人から授かったスキルを使い、思い入れも全くない、むしろ憎しみしか覚えない実家を出奔することを固く心に誓った。
この最強の『無限収納EX』スキルを使って、元々は私のものだった財産を根こそぎ奪ってやる!
外見だけは可憐な少女は逞しく異世界をサバイバルする。
愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました
海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
【完結】辺境の魔法使い この世界に翻弄される
秋.水
ファンタジー
記憶を無くした主人公は魔法使い。しかし目立つ事や面倒な事が嫌い。それでも次々増える家族を守るため、必死にトラブルを回避して、目立たないようにあの手この手を使っているうちに、自分がかなりヤバい立場に立たされている事を知ってしまう。しかも異種族ハーレムの主人公なのにDTでEDだったりして大変な生活が続いていく。最後には世界が・・・・。まったり系異種族ハーレムもの?です。
クラス転移したら追い出されたので神の声でモンスターと仲良くします
ねこねこ大好き
ファンタジー
モンスターと仲良くお話! 戦うなんてできません!
向井零(ムカイゼロ)は修学旅行中に事故にあい、気づくとクラスメイトとともに異世界へ飛ばされた。
勇者なので魔軍と戦ってほしいとのこと。
困惑するゼロは不安ながらもクラスメイトとともに迷宮へ潜り、戦いの特訓をする。
しかしモンスターと戦うのが嫌なゼロは足を引っ張るばかり。
「死ね!」
ついに追い出されてしまう。
「お腹が空いたの?」
追い出されてすぐにゼロは一匹のモンスターを助ける。
「言葉が分かる?」
ゼロはモンスターの言葉が分かる神の声の持ち主だった!
『小説家になろう様に転載します』
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる