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第456話【ネモ船長とノーチラス号】

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俺が死海を天井に見ながらタラップに掴まっていると、突然眼前に船が現れたのだ。

鋼鉄の船である。

海天から下りてきて船底が海面に現れると、幾つか在るハッチの一つが開いてバンダナを被ったスケルトンが顔を出した。

ハッチから逆さまに顔を出したスケルトンは眼球すら無かった。

まさにTHEスケルトンである。

黒いバンダナの正面には白い髑髏マークが飾られている。

そのスケルトンが俺に話し掛けてきた。

「あんた~、冒険者かい?」

少しなまってるな。

「ああ、そうだけれど……」

「まさかこの死海エリアで船にすら乗っていない冒険者に出合うなんて久々だずら」

ここは船が標準装備なのかな?

「おまえ、誰よ?」

「あっしか?」

「そう、スケルトンなのは分かるが、何者だ?」

「この船のクルーでやんす」

「船?」

船と呼ぶより潜水艦にも見えた。

あ、潜水艦も船って呼ぶんだっけ?

まあ、よく分からんが──。

「この船の名前はノーチラス号でやんす。この死海を駆け巡ること500年の歴史を刻む戦艦でやんすがな」

「ノーチラスって、もしかして船長はネモ船長とかなのか?」

「あれ、ネモ船長をご存じでやんすか?」

「ああ、まあ、知ってる」

知ってると言っても面識が有るわけではない。

物語の登場人物として知っている程度だ。

俺の返答を聞いたスケルトンクルーが船内に向かって声をかけた。

「ネモ船長、どうやら船長の知り合いのようでやんすよ~。どうしやす~?」

いや、知り合いではない。

ただノーチラス号のネモ船長って言ったら、海底2000マイルで有名だから知っているのだ。

あれ、20000マイルだっけな?

「へい、分かりました~」

スケルトンクルーが何か船内と話を纏めあげると、こちらに向かってフックを投げた。

フックにはロープが括られており、そのフックがタラップに引っ掛かる。

「ネモ船長が乗船をお許しになりやした。どうぞお上がりください」

「えっ、いいの?」

「どうぞどうぞ、遠慮せずに」

「それじゃあ……」

俺はなんだかわけが分からないままにロープを渡ってノーチラス号のハッチを潜った。

船内に乗船する。

「こりゃあ、すげーなー……」

狭い通路だった。

船内は配管やらバルブやらが複数走っている。

よく分からんがメーターやらランプやらも光っていた。

これはこの異世界の化学力では有り得ない水準の技術に思えた。

俺が生きていた世界の超ハイテク潜水艦レベルではないが、少なくとも第二次世界大戦レベルの潜水艦だろう。

そのぐらいの性能は有りそうだ。

「この船は、いったい……」

「まあまあ、そんなことよりこちらにどうぞでやんす」

俺はスケルトンクルーに連れられて船内を進んだ。

スケルトンクルーが着ている服は軍服のようだった。

黒い手袋をはめて、黒いロングブーツを履いている。

そのスケルトンクルーがタラップを登って上の階に顔を出す。

上の階と会話を始めた。

「ネモ船長、お客人をお招きしやしたぜ」

「よし、通せ──」

「どうぞ、お客人。ここからコックピットでやんすよ」

上の階のハッチから下を覗き見るスケルトンクルーが下の階に居る俺に言った。

俺もタラップを登ってコックピットに入る。

俺はコックピットに上がると辺りを見回した。

コックピットも狭い。

前を見れば幅3メートル半、長さ7メートルほどしか無いスペースだ。

そこに座席が五席在る。

正面に三席が並び、その正面に三画面の45インチモニターが並んでいた。

残りの二つの座席は左右の壁に向いている。

窓ガラスらしい物は無い。

こいつらの装備は案外とハイテクなのか、それともローテクなのかが分からない。

俺がキョロキョロと辺りを見回していると、真ん中の席がグルリと回ってこちらを見た。

座席には帽子を被り軍服を纏ったスケルトンが座っているが、他の連中より勲章やらが豪華である。

「よう、冒険者とは久しぶりだな~」

「えっ?」

ネモ船長と思われるスケルトンが座席を立つと俺に近づいてきた。

そのまま俺に抱きついてハグする。

「俺、お前のことなんて知らんぞ……」

「あれ、やっぱりそうだよな。私もなんか見覚え無いよな~って思ってたんだ」

「じゃあなんでハグまでしたんだ?」

「ほら、もしかしたら私の勘違いとか、顔を忘れているだけとかあるじゃんか。それだと失礼だから知ってるふりをしたのだが……。やっぱりなんど見ても記憶に無い顔だよな」

「だよな。俺も成り行きに任せてついてきちゃったけれどさ」

「がっはっはっはっ、まあいいさ。キミをクルーとして迎えてやるから頑張りたまえ!」

「えっ、マジ……」

「だが最初は炊事当番と便所掃除からだがな~。各号しろよ!」

「便所掃除した手を洗わずに炊事当番をやってもいいならOKだぞ」

「がっはっはっはっ、キミは海男のジョークを理解しているな。気に入ったぞ!!」

ええ~……。

今のが海の上だとジョークで通るのかよ……。

俺は率直に話した。

「まあ、クルーになる話は無しとしてだ」

「えっ、なに、無しなの?」

「俺は死海エリアを通過してテイアーが仕切るエリアに行きたいんだが、そこまで乗せて行ってくれないか?」

「がっはっはっはっ、そりゃあ無理だ~」

「なんで?」

「この死海エリアを通過して、下のエリアに進むには、クラーケンが住む洞窟を通過しないとならんからな。それは、不可能だ」

おー、やっぱりそうなるよね……。

「こっそり寝ているクラーケンの横を通り抜けるとかじゃあ駄目なのか?」

「それも無理だな」

「何故だ?」

「私がクラーケンを見つけたら、魚雷を発射せずにいられないからだ!!」

「うわ、血気盛んだな……」

「それが海の男だからな!!」

「そこをこっそり俺を運んでくれないか?」

「無茶言うな。魚雷は沢山予備が在るからな!」

「弾数の問題かよ……」

「そもそもあんなにセクシーな魔物を見て、なんでもかんでも撃ち込みたくなるのが男ってもんだろ。それは海も陸も関係ないぞ!」

「えっ、クラーケンってセクシーなの?」

「そりゃあ~、もぉ~、セクシーだぜ。超エロエロだぞ!!」

「どのぐらいエロイんだ。詳しく濃厚に説明してくれ!?」

ネモ船長が遠くを見ながら語り出す。

どこ見てるんだろ?

「あれは500年前の話だ。私が大戦に敗北して、この船と一緒にこの世界に逃げてきたばかりの話である……」

えっ、こいつも異世界転生者なのか?

「私はアトランティス軍が作り出した高性能潜水艦ノーチラス号の艦長に選ばれていきり立っていた。だが、戦争は敗退。行き場を失った我々は船と一緒に転生することを女神に誓ったのだよ」

「その女神って、女神アテナか?」

「ああ、そうだよ。よく知ってるね?」

「まあ、俺にも色々とあってね……」

ネモ船長が話を戻す。

「そして我々が出たのは、この死海エリアの逆さ海だったのだよ」

「いきなりヘンテコな海に出てしまったな……」

「そして、その時から我々とクラーケンとの戦いが始まったのだ!」

「どんな戦いを500年間も続けていたんだ?」

ネモ船長は両拳を強く握り締めながら語る。

「時には激しく魚雷を撃ち合い、時にはタコ墨を吐かれ、時には長い触手で巻き取られ、吸盤でスッポンスッポンされたり、恥ずかしい体勢で縛られたりともしたさ!」

「なんだか余裕な対決を繰り広げて居るように聞こえるんだが……」

「だが、ある日の朝に、私は悟ったのだ……」

「何を悟った?」

「これは、この戦いは、もしかしたら、恋なんではないのかと!!」

うん、馬鹿だ。

久々に出てきた剛腕ストレートな純粋天然馬鹿だな、こいつは……。

「その日以来私はクラーケンと出会っても本気で攻撃が出来なくなっていた……」

「今までも本気で戦ってるようには聞こえなかったぞ」

「魚雷を撃ち込んでも急所を外し、タコ墨を吐かれてもわざと全身で浴びて、触手で巻き付かれてもされるがまま、吸盤でわざと乳首をスッポンスッポンされて、恥ずかしい体勢でチ◯コとアナルをほじられる……。もうされるがままだ!!」

「ヨダレが垂れてるぞ、ヨダレが……」

「だからクラーケンを見たら、ほってはおけないんだ……。もう私はクラーケンの魅力に狂ってしまったのだよ」

「分かってるじゃあねえか。頭が可笑しくなってる自覚だけはあるんだな」

これは厄介な展開になってしまったぞ。

テイアーのエリアまで進むのに、この死海エリアが最難関だと思っていたが、こんなにハードルが高い変態キャラが出てくるとは予想もしなかったぜ。

クラーケンより、この船長がヤバイだろ。

この変態船長を、どうあしらうかだな。

それが問題だ……。

大問題だ……。


【つづく】
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