421 / 604
第420話【怪物幼女】
しおりを挟む
俺がゴモラタウンのお城に出向いたころには夜になっていた。
城のあちらこちらの窓から明かりが漏れている。
俺の乗った馬車は、様々なゲートをノーチェックで通過して行った。
「へぇ~、俺って信用されてるんだぁ~」
そして間も無くして俺は城内に入った。
馬車を降りた俺は、若い執事の兄さんに案内されて謁見室に向かう。
俺は前を進む執事の兄さんに訊いた。
「なあ、ベオウルフのオッサンは、俺になんの用なんだ?」
執事の兄さんは振り返ることすら無く答えた。
「申し訳ありません。わたくしめは存じ上げません……」
素っ気無いな。
冷たいわ~。
まあ、城の人間なんて、こんなもんだよな。
パーカーさんやピーターさんのフレンドリーさが例外なんだよ、たぶん。
やがて俺は謁見室に通される。
謁見室の玉座に座るのは、髭オヤジのベオウルフだった。
ポラリスの父親である。
その横に立つ少年はベルセルクJr.だ。
老人から子供に戻ったベルセルク坊やはショタキャラだった。
なかなかの美形である。
たぶん、その手のキャラが好きな腐女子には、人気が出そうなビジュアルである。
更にワイズマンと新妻のマヌカハニーさんも居た。
ワイズマンはモッチリしているせいか、今は俺にも見えている。
僅か一日で太れるとは豪気なデブなり。
超リバウンドだな。
俺は護衛兵の視線を浴びながらレッドカーペットの上を進む。
すると俺を凝視していたベオウルフにベルセルク、それにワイズマンとマヌカハニーさんが「ぷっ」と笑った。
顔を反らして笑いを堪えている。
畜生……。
予想はしていたが、やっぱり笑われたぜ。
このハゲ頭のお笑いポイントは、相当ながら高得点のようだ。
知人ならば笑わずにはいられないのだろう。
何せハゲの上に眉毛まで無いからな。
所見でびっくりお笑いサプライズだろうさ。
「ちっ……」
俺は舌打ちの後に、君主の前に立つと、反発するように仁王立ちで言った。
「よう、ベオウルフのオッサン。元気だったか」
その言葉に護衛兵たちが甲冑を鳴らして一歩前に出る。
しかし、直ぐ様ベオウルフが声を荒立て護衛兵たちを静止した。
「構わん!!」
護衛兵たちは動きを止めると一歩下がった。
するとワイズマンが慌てて俺の側に駆け寄って来る。
「アスラン君、何を威張ってるんだ。君主殿の御前だぞ。片膝を付いて頭を下げなさい!」
「なんで?」
「なんでじゃあないよ!!」
珍しくワイズマンが狼狽しているな。
いや、狼狽ぐらい珍しくもないか。
あー、そうか~。
ワイズマンは俺とこの家族の関係性を知らないのか。
「構わんっと言っておるだろ、ワイズマン殿……」
ベオウルフが眉間を摘まみながらワイズマンを静止する。
まあ、諦めているのかな。
そして、次にはベオウルフが俺を睨み付けて来た。
そのためか緊張感が謁見室内にドヨドヨと流れる。
しかし──。
「ぷぷっ!」
また笑いやがった!!
この髭オヤジが!!
ハゲを笑いやがったな!!
「ア、アスラン君。まずは一つ訊いてもいいかな?」
ワイズマンが質問してきた。
俺は眉無しの視線でワイズマンを睨む。
「なんだよ」
「な、なんで髪の毛が無いんだい。……ぷぷぷっ」
畜生、このデブ豚野郎まで笑いやがる。
超ムカつくぞ。
「ジャイアントサンライズって言うモンスターに燃やされたんだよ……」
「ほほう、ジャイアントサンライズか。珍しいモンスターと戦ったようだな。……ぷっ」
そう述べたのは少年のベルセルク坊やだった。
しかし、この糞餓鬼まで笑ってやがる。
「お陰でこの有り様だ……」
俺は不貞腐れて横を向く。
「まあ、良いではありませんか、父上。早く仕事の話を進めましょうぞ」
ベルセルク坊やが息子のベオウルフに言った。
なんだか複雑な関係だな。
自分の息子の養子に入る父親だもんな。
訳ワカメだわ。
もう昆布のようにデロンデロンだぜ。
すると畏まったモッチリワイズマンが語り出す。
「アスラン君には悪いんだが、連続で依頼したい仕事が有るんだよ──」
「構わんよ。金になるならなんでも引き受ける。悪いことじゃあなければな」
「流石はソドムタウンのソロ冒険者、アスラン君だね」
このモッチリオヤジが。
おだてたってダメなんだからね、フンッだもん。
──兎に角だ。
「それで依頼の内容はなんだ。まずはそれを聞かせろよ」
するとワイズマンがベオウルフたちに視線を移す。
何やらアイコンタクトを送っていやがるぞ。
その視線を察したベオウルフが護衛兵たちに指示を出した。
「人払いだ。兵士たちは全員出ていけ」
その言葉に護衛兵がぞろぞろと謁見室を出て行った。
最後の一人が扉を閉める。
残ったのは四人と俺だけである。
「なんだ、一般には聞かれたくない仕事か?」
答えたのはベルセルク坊やだった。
「その通りだ」
なんだろう……。
ベルセルク坊やの表情が固いな。
「アスラン。お前に極秘で探してもらいたいマジックアイテムが有るのだ」
「マジックアイテム?」
「テイアーがな……」
テイアーとはドラゴンのテイアーだろう。
そのテイアーに何かあったのだろうか?
「マヌカハニー殿、テイアーをこちらに……」
ベルセルク坊やに言われてマヌカハニーさんが奥の部屋に移動した。
そして、しばらくすると女の子と手を繋いで戻って来る。
白い髪に整った顔立ちの少女は三歳ぐらいに窺えた。
普通でない不思議な気配の幼女だった。
「もしかして、このちっちゃいのがテイアーか?」
マヌカハニーさんの手を振りほどいた少女は俺の足元にテクテクと駆け寄ると、俺の下半身に可愛らしく抱きついた。
完全に子供だな?
完全無垢な子供だぞ。
なかなか可愛いぜ。
するとベルセルク坊やが言う。
「アスラン。その子は男性には危険だぞ」
「はっ?」
言ってる意味が分からなかった。
だがしかし、次の瞬間には言葉の意味を理解できた。
「おい、ちょっと待て!!」
『きゃはははは~』
三歳の少女が俺を持ち上げる。
軽々とだ。
怪力ってもんじゃあないだろ。
『きゃはははは~』
そして笑いながら俺を放り投げた。
まるでオモチャをポイするようにだ。
「ぐぽっ!!」
俺は10メートルほど離れた壁に激突して止まる。
そして逆さまに頭から床に落ちた。
「い、いてぇぇ………」
「ダメよ、テイアーちゃん、人間を投げ飛ばしたら!」
マヌカハニーさんがテイアーを止める。
もう遅いけれど……。
『きゃはぁはぁはぁ~~』
幼女テイアーは無邪気に笑ってはしゃいでいた。
まるでネジが緩んだ感じの子供である。
俺は壁際で逆さまにひっくり返りながら問う。
「もしかして、このテイアーって、自我が無いのか……?」
困った表情でベルセルク坊やが答えた。
「子供に戻ったようだ……。肉体だけでなく、精神までも……」
「なんで!?」
「また若返りのポーションだ……」
「またかよ!!」
若返りのポーションって、ベルセルクも坊やになった劇薬じゃあないか。
それをテイアーが飲んだのか?
『きゃは!』
「えっ……?」
そんな話をしていると、幼少テイアーが大きく胸を膨らまして息を吸い込んだ。
『すぅ~~~』
「「やーばーいー……」」
それを見てベルセルクとベオウルフは玉座の後ろに慌てて隠れる。
ワイズマンとマヌカハニーさんも部屋の隅に逃げ出した。
「も、もしかして……」
『がぉぉおおお!!!』
「ひぃ!!」
幼女テイアーが火を吹いた。
ファイアーブレスだ。
「ギィァァアアア!!!」
俺が炎に包まれる。
熱い!!
やはり幼女でもドラゴンである。
まさに怪物幼女だ。
そして、またファイアーブレスだよ。
人生何回目のファイアーブレスだろうか?
しかも今回のはドラゴンファイアーブレスだぞ。
堪らんわ!!
俺は丸焦げである。
最近なんだか火が運気を下げているような感じがするな……。
マジでさ……。
【つづく】
城のあちらこちらの窓から明かりが漏れている。
俺の乗った馬車は、様々なゲートをノーチェックで通過して行った。
「へぇ~、俺って信用されてるんだぁ~」
そして間も無くして俺は城内に入った。
馬車を降りた俺は、若い執事の兄さんに案内されて謁見室に向かう。
俺は前を進む執事の兄さんに訊いた。
「なあ、ベオウルフのオッサンは、俺になんの用なんだ?」
執事の兄さんは振り返ることすら無く答えた。
「申し訳ありません。わたくしめは存じ上げません……」
素っ気無いな。
冷たいわ~。
まあ、城の人間なんて、こんなもんだよな。
パーカーさんやピーターさんのフレンドリーさが例外なんだよ、たぶん。
やがて俺は謁見室に通される。
謁見室の玉座に座るのは、髭オヤジのベオウルフだった。
ポラリスの父親である。
その横に立つ少年はベルセルクJr.だ。
老人から子供に戻ったベルセルク坊やはショタキャラだった。
なかなかの美形である。
たぶん、その手のキャラが好きな腐女子には、人気が出そうなビジュアルである。
更にワイズマンと新妻のマヌカハニーさんも居た。
ワイズマンはモッチリしているせいか、今は俺にも見えている。
僅か一日で太れるとは豪気なデブなり。
超リバウンドだな。
俺は護衛兵の視線を浴びながらレッドカーペットの上を進む。
すると俺を凝視していたベオウルフにベルセルク、それにワイズマンとマヌカハニーさんが「ぷっ」と笑った。
顔を反らして笑いを堪えている。
畜生……。
予想はしていたが、やっぱり笑われたぜ。
このハゲ頭のお笑いポイントは、相当ながら高得点のようだ。
知人ならば笑わずにはいられないのだろう。
何せハゲの上に眉毛まで無いからな。
所見でびっくりお笑いサプライズだろうさ。
「ちっ……」
俺は舌打ちの後に、君主の前に立つと、反発するように仁王立ちで言った。
「よう、ベオウルフのオッサン。元気だったか」
その言葉に護衛兵たちが甲冑を鳴らして一歩前に出る。
しかし、直ぐ様ベオウルフが声を荒立て護衛兵たちを静止した。
「構わん!!」
護衛兵たちは動きを止めると一歩下がった。
するとワイズマンが慌てて俺の側に駆け寄って来る。
「アスラン君、何を威張ってるんだ。君主殿の御前だぞ。片膝を付いて頭を下げなさい!」
「なんで?」
「なんでじゃあないよ!!」
珍しくワイズマンが狼狽しているな。
いや、狼狽ぐらい珍しくもないか。
あー、そうか~。
ワイズマンは俺とこの家族の関係性を知らないのか。
「構わんっと言っておるだろ、ワイズマン殿……」
ベオウルフが眉間を摘まみながらワイズマンを静止する。
まあ、諦めているのかな。
そして、次にはベオウルフが俺を睨み付けて来た。
そのためか緊張感が謁見室内にドヨドヨと流れる。
しかし──。
「ぷぷっ!」
また笑いやがった!!
この髭オヤジが!!
ハゲを笑いやがったな!!
「ア、アスラン君。まずは一つ訊いてもいいかな?」
ワイズマンが質問してきた。
俺は眉無しの視線でワイズマンを睨む。
「なんだよ」
「な、なんで髪の毛が無いんだい。……ぷぷぷっ」
畜生、このデブ豚野郎まで笑いやがる。
超ムカつくぞ。
「ジャイアントサンライズって言うモンスターに燃やされたんだよ……」
「ほほう、ジャイアントサンライズか。珍しいモンスターと戦ったようだな。……ぷっ」
そう述べたのは少年のベルセルク坊やだった。
しかし、この糞餓鬼まで笑ってやがる。
「お陰でこの有り様だ……」
俺は不貞腐れて横を向く。
「まあ、良いではありませんか、父上。早く仕事の話を進めましょうぞ」
ベルセルク坊やが息子のベオウルフに言った。
なんだか複雑な関係だな。
自分の息子の養子に入る父親だもんな。
訳ワカメだわ。
もう昆布のようにデロンデロンだぜ。
すると畏まったモッチリワイズマンが語り出す。
「アスラン君には悪いんだが、連続で依頼したい仕事が有るんだよ──」
「構わんよ。金になるならなんでも引き受ける。悪いことじゃあなければな」
「流石はソドムタウンのソロ冒険者、アスラン君だね」
このモッチリオヤジが。
おだてたってダメなんだからね、フンッだもん。
──兎に角だ。
「それで依頼の内容はなんだ。まずはそれを聞かせろよ」
するとワイズマンがベオウルフたちに視線を移す。
何やらアイコンタクトを送っていやがるぞ。
その視線を察したベオウルフが護衛兵たちに指示を出した。
「人払いだ。兵士たちは全員出ていけ」
その言葉に護衛兵がぞろぞろと謁見室を出て行った。
最後の一人が扉を閉める。
残ったのは四人と俺だけである。
「なんだ、一般には聞かれたくない仕事か?」
答えたのはベルセルク坊やだった。
「その通りだ」
なんだろう……。
ベルセルク坊やの表情が固いな。
「アスラン。お前に極秘で探してもらいたいマジックアイテムが有るのだ」
「マジックアイテム?」
「テイアーがな……」
テイアーとはドラゴンのテイアーだろう。
そのテイアーに何かあったのだろうか?
「マヌカハニー殿、テイアーをこちらに……」
ベルセルク坊やに言われてマヌカハニーさんが奥の部屋に移動した。
そして、しばらくすると女の子と手を繋いで戻って来る。
白い髪に整った顔立ちの少女は三歳ぐらいに窺えた。
普通でない不思議な気配の幼女だった。
「もしかして、このちっちゃいのがテイアーか?」
マヌカハニーさんの手を振りほどいた少女は俺の足元にテクテクと駆け寄ると、俺の下半身に可愛らしく抱きついた。
完全に子供だな?
完全無垢な子供だぞ。
なかなか可愛いぜ。
するとベルセルク坊やが言う。
「アスラン。その子は男性には危険だぞ」
「はっ?」
言ってる意味が分からなかった。
だがしかし、次の瞬間には言葉の意味を理解できた。
「おい、ちょっと待て!!」
『きゃはははは~』
三歳の少女が俺を持ち上げる。
軽々とだ。
怪力ってもんじゃあないだろ。
『きゃはははは~』
そして笑いながら俺を放り投げた。
まるでオモチャをポイするようにだ。
「ぐぽっ!!」
俺は10メートルほど離れた壁に激突して止まる。
そして逆さまに頭から床に落ちた。
「い、いてぇぇ………」
「ダメよ、テイアーちゃん、人間を投げ飛ばしたら!」
マヌカハニーさんがテイアーを止める。
もう遅いけれど……。
『きゃはぁはぁはぁ~~』
幼女テイアーは無邪気に笑ってはしゃいでいた。
まるでネジが緩んだ感じの子供である。
俺は壁際で逆さまにひっくり返りながら問う。
「もしかして、このテイアーって、自我が無いのか……?」
困った表情でベルセルク坊やが答えた。
「子供に戻ったようだ……。肉体だけでなく、精神までも……」
「なんで!?」
「また若返りのポーションだ……」
「またかよ!!」
若返りのポーションって、ベルセルクも坊やになった劇薬じゃあないか。
それをテイアーが飲んだのか?
『きゃは!』
「えっ……?」
そんな話をしていると、幼少テイアーが大きく胸を膨らまして息を吸い込んだ。
『すぅ~~~』
「「やーばーいー……」」
それを見てベルセルクとベオウルフは玉座の後ろに慌てて隠れる。
ワイズマンとマヌカハニーさんも部屋の隅に逃げ出した。
「も、もしかして……」
『がぉぉおおお!!!』
「ひぃ!!」
幼女テイアーが火を吹いた。
ファイアーブレスだ。
「ギィァァアアア!!!」
俺が炎に包まれる。
熱い!!
やはり幼女でもドラゴンである。
まさに怪物幼女だ。
そして、またファイアーブレスだよ。
人生何回目のファイアーブレスだろうか?
しかも今回のはドラゴンファイアーブレスだぞ。
堪らんわ!!
俺は丸焦げである。
最近なんだか火が運気を下げているような感じがするな……。
マジでさ……。
【つづく】
0
お気に入りに追加
386
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる