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第234話【駄女神】
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困ったことに成ったな。
ここでとんでもない展開に進んでしまったぞ。
まさかこんな鉱山町で、たまたま発掘された遺跡の墳墓内でさ、こんな幼女が棺の中で串刺しにされながら生きているなんてよ、どんな馬鹿げた設定ですか?
あり得ないにもほどが無いのだが、そんな馬鹿げた展開に遭遇してしまったのだから仕方ないか……。
「え~と、ガイアって言ったっけな?」
「はい、ガイアちゃんです」
「でぇ~だ、まずは最大の疑問から訊きたいのだが、何故にお前はここでそんな感じで串刺しにされているのだ?」
「それを話すと長くなるけど、いい?」
「ちなみに、どのぐらいの長さだ?」
「三時間ぐらい」
「かなりの超大作だな!!」
「短縮すれば、三分弱」
「じゃあ、その短縮バージョンで頼む」
「私がいつまでも死なないから、怖がられて串刺しにされて、ここに閉じ込められたの」
「…………」
「…………」
「まだ三十秒も経ってないぞ、もっと説明してもいいぞ」
「じゃあ、説明よりも、このお腹に刺さっている短剣を抜いてくれない?」
「それを抜くとどうなる?」
「その昔にさ、ここに閉じ込めた恨みを人間たちに晴らしに行くわ」
「なんかそれは聞き捨てられないほどに、物騒だな……」
「大丈夫、アスランは助けてあげるから」
「そもそも、お前は強いのか?」
「昔は私の一言で、召し使いたちが御飯を作ってくれたわ」
「それだけ?」
「洗濯もしてくれてたよ」
「それだけ?」
「ガイアがお皿を割っても、許してくれたよ」
「それだけ?」
「でも、おやつを食べすぎたときは、凄く怒られた。あのときだけは、凄く反省したわ……」
あー、こいつはビックマウスだな。
ただのデカイねずみだわ。
たぶん、強くないぞ。
「私は昔、不老長寿の女神って言われて崇められていたの」
「なるほど」
やっと真相を語りだしたかな。
「私は怪我をしても死なないし、病気にもならない。歳だって取らないからね」
「それは凄いな」
「私のお小水を飲めば寿命だって伸びるって言われていたわ」
お小水って、おしっこだよね……。
有る意味で、幼女のおしっこって、ご褒美なのかな?
「私の地肉を食らえば、不老不死にも成れるなんて言われて、随分と酷いこともされたわ……」
「酷いことって?」
「体を食べられたの……」
「カンニバリズムかよ……」
「でも、不老不死どころか、不老長寿すら無かったの。だから信仰されなくなって、ただの大飯ぐらいの私はここに封印されたのよ」
「駄女神も大変だな」
「説明したから、この短剣を抜いてくれる?」
「自分で抜けないのか?」
「この短剣は神の血を弱める力があるの。だから私では触れることすらできないの。事実私は今、指一本動かせないから、お鼻が痒くても掛けないのよね」
「それは大変だな」
「だから私に代わって短剣を抜いてくれない?」
「抜いたあと、どうする。本当に人間たちに恨みを晴らしに行くのか?」
「強がってみたけど、それは無理よね。ガイアちゃんは紛い物の女神だもの。同じ子供にすら喧嘩で勝てないものね……」
「じゃあ、人間に恨みを晴らすのは諦めるのか?」
「うん、それとも手伝ってくれるの?」
「それは無い」
「だよね」
「それと俺が訊きたいのは、自由になったらどうするんだ。どうやって過ごして行くんだ?」
「アスランに食べさせてもらう」
「舐めんなよ」
「じゃあまた信仰宗教団体を立ち上げて、お布施を集めてウハウハ生活を築き上げるわ」
「逞しいな、おまえ……」
「まあ、どうにでもなるわ。だって幼女のまま2000年も生きてきたんですもの」
「おまえ、そんなに生きてるのか……」
「ここに閉じ込められている間は、どのぐらい過ぎたか分からないけれどね」
さて、どうしたものか。
こいつが言っていることは本当だろう。
嘘を付いているように感じられない。
こいつは本当に頭の中まで幼女のまま不老不死に成っているのだろう。
もしかしたら、本当の女神の血を引いているのかも知れないな。
だからこいつを自由にしてやっても、人間界には害が少ないかも知れない。
ここはこいつのほのぼの系なキャラに免じて短剣を抜いて自由にしてやってもいいだろう。
それにもう番人だったデスナイトが居なくなったのだ。
俺が地上に帰ってしまえば次の誰かがここにやって来るのは間違い無いだろう。
そうなれば、そいつがこいつを自由にしてしまうはずだ。
もしかしたら、こいつを利用して、良からぬことを企むかも知れない。
昔のように、またこいつは悪いことに利用されかねない。
ならば、ここで俺がこいつを自由にしてやるべきなのか?
どうせ誰かに悪用される存在ならば、最初にこいつを見付けた俺がこいつを連れて行って、俺がこいつを悪用するのが正しいのではないのだろうか?
いやいやいや、何も悪用するのを前提に連れて行く必要は無いだろう。
ただ悪用が最大値の利益に繋がるだけだ。
間違っても俺は、そんなことはしないぞ!!
危ない危ない、本音が出てしまうところだったぜ。
まあ、なんにしろこいつが自由になるのは時間の問題だ。
ならばこいつを最初に見付けた俺の責任で連れ出すのが道理だろう。
それと、こいつの腹に刺さっている短剣が欲しい。
これが本当に女神としての、こいつの力を封じているのならば、是非とも欲しいな。
要するに、別の女神にも効果が有り得るってことだ。
これがあれば、あの糞女神にも勝てるかも知れない!!
だからこの短剣が是非に欲しいのだ!!
ガイアがどうのこうのは二の次だ!!
「よし、分かった。お前を自由にしてやろう」
「ほわぁ~~、本当に!」
「ただし、条件が三つ有る」
「三つ?」
「一つ目は、人間への復讐は諦めろ。それだけは無しだ」
「分かったわ、それは無しね」
「二つ目は、俺の言うことは絶対に守れ」
「エロイ命令とかしない?」
「そう言うのはしないから……。お願いはしても、命令はしないからさ」
「なら分かったわ」
「三つ目は、俺をアスランお兄さまって呼びな!」
「お兄さま?」
「うむ、たまにだが、可愛い妹が欲しくなるときがあるんだよ」
「私が可愛いなら、それはOKよ」
「この三つが守れるなら、腹の短剣を抜いて、お前を自由にしてやるぞ」
「分かったわ、アスラン」
「ああ~、ア・ス・ラ・ンっだってぇ~? 違うだろ。俺はさっきなんて言ったかな、妹よ!」
「分かったは、アスランお兄様」
「よし、それでいい」
二人の間で合意が成されたので、俺はガイアの腹に刺さっている短剣の柄を握り締めた。
ああ、この短剣は、間違いなく凄いマジックアイテムだな。
魔力をビンビン感じられるぞ。
「よし、抜くぞ!」
「オッケー」
「おおっらああああ!!!」
けっこう固いな。
俺は全力を込めて短剣を引き抜こうと力んだ。
すると短剣が少し動いた。
「いたたたた、お兄さま痛いよ!」
「我慢せや!!」
「早く抜いて!」
「おうらあああ!!!」
わぁぉおお!!
引っこ抜けた!!
「ふう、やっと抜けたぞ。ガイア、大丈夫か?」
ガイアの腹を見たら、短剣が刺さっていた傷痕がドンドンとふさがり消えていく。
凄い回復力だ。
するとガイアが棺の中で、高々と笑いだす。
「あははははははははーー」
「なに!?」
「馬鹿め、人間が!!」
おいおい、まさか!!
「これで私も復活だ、見ていろ人間、ガイアちゃんがおやつを食べまくってやるぞ!!」
何が言いたいんだ、こいつ?
「よいっしょっと、復活からの一言は、こんな感じでいいかな。あたたた、ずっと寝ていたから足腰が固まっちゃってるよ。もう、封印するのはいいけど、たまには運動ぐらいさせてくれてもいいのにさ」
ガイアが棺から出て来る。
「さあ、アスランお兄様、行きましょうか。まずは私におやつを食べさせてくれませんか?」
「ああ、分かったよ。久しぶりなんだから、好きなだけ食べさせてやるよ」
【つづく】
ここでとんでもない展開に進んでしまったぞ。
まさかこんな鉱山町で、たまたま発掘された遺跡の墳墓内でさ、こんな幼女が棺の中で串刺しにされながら生きているなんてよ、どんな馬鹿げた設定ですか?
あり得ないにもほどが無いのだが、そんな馬鹿げた展開に遭遇してしまったのだから仕方ないか……。
「え~と、ガイアって言ったっけな?」
「はい、ガイアちゃんです」
「でぇ~だ、まずは最大の疑問から訊きたいのだが、何故にお前はここでそんな感じで串刺しにされているのだ?」
「それを話すと長くなるけど、いい?」
「ちなみに、どのぐらいの長さだ?」
「三時間ぐらい」
「かなりの超大作だな!!」
「短縮すれば、三分弱」
「じゃあ、その短縮バージョンで頼む」
「私がいつまでも死なないから、怖がられて串刺しにされて、ここに閉じ込められたの」
「…………」
「…………」
「まだ三十秒も経ってないぞ、もっと説明してもいいぞ」
「じゃあ、説明よりも、このお腹に刺さっている短剣を抜いてくれない?」
「それを抜くとどうなる?」
「その昔にさ、ここに閉じ込めた恨みを人間たちに晴らしに行くわ」
「なんかそれは聞き捨てられないほどに、物騒だな……」
「大丈夫、アスランは助けてあげるから」
「そもそも、お前は強いのか?」
「昔は私の一言で、召し使いたちが御飯を作ってくれたわ」
「それだけ?」
「洗濯もしてくれてたよ」
「それだけ?」
「ガイアがお皿を割っても、許してくれたよ」
「それだけ?」
「でも、おやつを食べすぎたときは、凄く怒られた。あのときだけは、凄く反省したわ……」
あー、こいつはビックマウスだな。
ただのデカイねずみだわ。
たぶん、強くないぞ。
「私は昔、不老長寿の女神って言われて崇められていたの」
「なるほど」
やっと真相を語りだしたかな。
「私は怪我をしても死なないし、病気にもならない。歳だって取らないからね」
「それは凄いな」
「私のお小水を飲めば寿命だって伸びるって言われていたわ」
お小水って、おしっこだよね……。
有る意味で、幼女のおしっこって、ご褒美なのかな?
「私の地肉を食らえば、不老不死にも成れるなんて言われて、随分と酷いこともされたわ……」
「酷いことって?」
「体を食べられたの……」
「カンニバリズムかよ……」
「でも、不老不死どころか、不老長寿すら無かったの。だから信仰されなくなって、ただの大飯ぐらいの私はここに封印されたのよ」
「駄女神も大変だな」
「説明したから、この短剣を抜いてくれる?」
「自分で抜けないのか?」
「この短剣は神の血を弱める力があるの。だから私では触れることすらできないの。事実私は今、指一本動かせないから、お鼻が痒くても掛けないのよね」
「それは大変だな」
「だから私に代わって短剣を抜いてくれない?」
「抜いたあと、どうする。本当に人間たちに恨みを晴らしに行くのか?」
「強がってみたけど、それは無理よね。ガイアちゃんは紛い物の女神だもの。同じ子供にすら喧嘩で勝てないものね……」
「じゃあ、人間に恨みを晴らすのは諦めるのか?」
「うん、それとも手伝ってくれるの?」
「それは無い」
「だよね」
「それと俺が訊きたいのは、自由になったらどうするんだ。どうやって過ごして行くんだ?」
「アスランに食べさせてもらう」
「舐めんなよ」
「じゃあまた信仰宗教団体を立ち上げて、お布施を集めてウハウハ生活を築き上げるわ」
「逞しいな、おまえ……」
「まあ、どうにでもなるわ。だって幼女のまま2000年も生きてきたんですもの」
「おまえ、そんなに生きてるのか……」
「ここに閉じ込められている間は、どのぐらい過ぎたか分からないけれどね」
さて、どうしたものか。
こいつが言っていることは本当だろう。
嘘を付いているように感じられない。
こいつは本当に頭の中まで幼女のまま不老不死に成っているのだろう。
もしかしたら、本当の女神の血を引いているのかも知れないな。
だからこいつを自由にしてやっても、人間界には害が少ないかも知れない。
ここはこいつのほのぼの系なキャラに免じて短剣を抜いて自由にしてやってもいいだろう。
それにもう番人だったデスナイトが居なくなったのだ。
俺が地上に帰ってしまえば次の誰かがここにやって来るのは間違い無いだろう。
そうなれば、そいつがこいつを自由にしてしまうはずだ。
もしかしたら、こいつを利用して、良からぬことを企むかも知れない。
昔のように、またこいつは悪いことに利用されかねない。
ならば、ここで俺がこいつを自由にしてやるべきなのか?
どうせ誰かに悪用される存在ならば、最初にこいつを見付けた俺がこいつを連れて行って、俺がこいつを悪用するのが正しいのではないのだろうか?
いやいやいや、何も悪用するのを前提に連れて行く必要は無いだろう。
ただ悪用が最大値の利益に繋がるだけだ。
間違っても俺は、そんなことはしないぞ!!
危ない危ない、本音が出てしまうところだったぜ。
まあ、なんにしろこいつが自由になるのは時間の問題だ。
ならばこいつを最初に見付けた俺の責任で連れ出すのが道理だろう。
それと、こいつの腹に刺さっている短剣が欲しい。
これが本当に女神としての、こいつの力を封じているのならば、是非とも欲しいな。
要するに、別の女神にも効果が有り得るってことだ。
これがあれば、あの糞女神にも勝てるかも知れない!!
だからこの短剣が是非に欲しいのだ!!
ガイアがどうのこうのは二の次だ!!
「よし、分かった。お前を自由にしてやろう」
「ほわぁ~~、本当に!」
「ただし、条件が三つ有る」
「三つ?」
「一つ目は、人間への復讐は諦めろ。それだけは無しだ」
「分かったわ、それは無しね」
「二つ目は、俺の言うことは絶対に守れ」
「エロイ命令とかしない?」
「そう言うのはしないから……。お願いはしても、命令はしないからさ」
「なら分かったわ」
「三つ目は、俺をアスランお兄さまって呼びな!」
「お兄さま?」
「うむ、たまにだが、可愛い妹が欲しくなるときがあるんだよ」
「私が可愛いなら、それはOKよ」
「この三つが守れるなら、腹の短剣を抜いて、お前を自由にしてやるぞ」
「分かったわ、アスラン」
「ああ~、ア・ス・ラ・ンっだってぇ~? 違うだろ。俺はさっきなんて言ったかな、妹よ!」
「分かったは、アスランお兄様」
「よし、それでいい」
二人の間で合意が成されたので、俺はガイアの腹に刺さっている短剣の柄を握り締めた。
ああ、この短剣は、間違いなく凄いマジックアイテムだな。
魔力をビンビン感じられるぞ。
「よし、抜くぞ!」
「オッケー」
「おおっらああああ!!!」
けっこう固いな。
俺は全力を込めて短剣を引き抜こうと力んだ。
すると短剣が少し動いた。
「いたたたた、お兄さま痛いよ!」
「我慢せや!!」
「早く抜いて!」
「おうらあああ!!!」
わぁぉおお!!
引っこ抜けた!!
「ふう、やっと抜けたぞ。ガイア、大丈夫か?」
ガイアの腹を見たら、短剣が刺さっていた傷痕がドンドンとふさがり消えていく。
凄い回復力だ。
するとガイアが棺の中で、高々と笑いだす。
「あははははははははーー」
「なに!?」
「馬鹿め、人間が!!」
おいおい、まさか!!
「これで私も復活だ、見ていろ人間、ガイアちゃんがおやつを食べまくってやるぞ!!」
何が言いたいんだ、こいつ?
「よいっしょっと、復活からの一言は、こんな感じでいいかな。あたたた、ずっと寝ていたから足腰が固まっちゃってるよ。もう、封印するのはいいけど、たまには運動ぐらいさせてくれてもいいのにさ」
ガイアが棺から出て来る。
「さあ、アスランお兄様、行きましょうか。まずは私におやつを食べさせてくれませんか?」
「ああ、分かったよ。久しぶりなんだから、好きなだけ食べさせてやるよ」
【つづく】
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