182 / 604
第182話【ゴモラタウンに再び】
しおりを挟む
スダンの村を朝に出た俺は、その晩のうちにゴモラタウンへ到着した。
辺りは暗いが、まだまだ人々が寝る時間帯でもない。
まだ、ゴモラタウンのゲートを潜る旅人の姿も少なくなかった。
俺はゴモラタウンのゲートを潜らずワイズマンの屋敷を目指す。
今は金貨の一枚でも節約したいのだ。
今日は無理矢理にでもワイズマンの家に泊めてもらおうと思う。
そして俺はワイズマンの屋敷の前に到着すると、アキレスから下りて玄関を目指す。
俺が玄関の扉をノックすると執事の爺さんが顔を出した。
「これはこれはアスランさま。ワイズマンさまにご用事ですね」
「ああ、繋いでくれないか」
「はい、少々お待ちを──」
執事の爺さんは、そう言うと俺をロビーに入れてくれた。
あの爺さんはちょくちょく見る顔だから、俺の顔や名前を覚えたのだろう。
なんども遊びに来すぎたかな。
そして俺が待っていると二階から、渋いガウンを纏ったワイズマンがワイングラスを片手に姿を現す。
普通にしててもキモイな。
二階からワイズマンが話しかけて来た。
「こんばんは、アスラン。ソドムタウンに帰ったんじゃあなかったのかね?」
「よう、ワイズマン。ちょっと仕事でな、また立ち寄ったんだ。悪いが今晩さ、泊めてくんないか?」
「納屋で良ければいいぞ」
「なんで納屋なんじゃい。客として豪華な客間に泊めやがれよ」
「何故に?」
「友達じゃあないか」
「えっ、友達なの?」
「えっ、違うの?」
「いや、私は小さなころからキモイとか言われてて、友達の一人も居なかったんだ。だからアスランが友達だと考えたことがない……」
何こいつ……。
キモイのは知ってたけど、友達が一人も居ないのは知らんかったわ。
って、ことは──。
「じゃあ、俺がお前のファーストフレンドなのか!?」
「そ、そうなるな……」
やーーべぇーー……。
考えただけでキモイわぁ~……。
鳥肌が立ってきたぜ……。
「わ、悪いな、俺は町で宿を取るよ……」
「待ってくれ、ベストフレンド!!」
ええ、何それ!?
ファーストフレンドからベストフレンドに、瞬間的に昇格してませんか!!
キモイよ!!
超キモイよ!!
俺は踵を返して逃げるように屋敷を出ようとした。
「待ってくれ!!」
そう叫んだワイズマンがヒラリと手すりを飛び越えると、二階から一階のロビーにスチャリと着地する。
そして俺のほうに物凄い形相で駆け寄った。
「まーーーってくれーーー!!」
ワイズマンは両手を突きだして、指先をワシャワシャと気持ち悪く動かしながら駆けて来る。
殺気にも似た危機を感じ取った俺は、振り返ると同時に、突進して来たワイズマンの腹部に中段回し蹴りを打ち込んでやった。
「おらっ!」
「ごっぱぁ!!」
水月を蹴られたワイズマンが俺の脚力に吹き飛ばされて転がった。
「キモイな、おまえ!!」
するとワイズマンがムクリと立ち上がる。
そして、叫んだ。
「それは昔からだ!!」
こいつは俺のキックが効いてないのか?
「やっぱり俺は帰るぞ!」
「何でだよ!?」
「なんか怖いの、凄く怖いのよ!」
「大丈夫だよ、何もしないから泊まって行けよ。触ったりもしないからさ!」
「本当に何もしない……?」
「うん、何もしないからさ」
「触りもしないの……?」
「しないから、泊まっていきなよ」
「それなら、一晩ぐらい泊まって行こうかしら……」
「うんうん、泊まりな、泊まりな~」
「部屋はどこ?」
「二階の私の自室を使えばいいさ」
「自室……?」
「大丈夫だよ。私はソファーで寝るから、キミはベッドで寝ればいいさ」
「そんな、悪いわ。私がソファーで寝るわ」
「いいんだよ。キミはお客さんなんだ。ベッドを使ってくれよ」
「でも、それだと、あなたが風邪をひいちゃうわよ……」
「でも、ベッドは部屋に一つしかないからさ」
「分かったわ。一緒に寝ましょう……」
「一緒にって……」
「一つのベッドで寝ましょうって言ってるのよ……」
「いいのかい……?」
「し、仕方無いじゃない……。だってベッドは一つしかないんだもの……」
「わ、分かったよ。一緒に夜を過ごそうじゃあないか!」
「もう、ワイズマンったら……」
ここまで演じるとワイズマンが抱きつこうと飛び掛かって来た。
「アスラン、嬉しいぞぉぉおおお!!」
キモイ!!
俺が上段回し蹴りでワイズマンの頭部をパワフル&スピーディーに蹴り飛ばしてやった。
「ううらぁ!!」
「ごっぱあっ!!!」
蹴られたワイズマンは、風車のようにグルリと回ると、床に頭から激突させた。
床に頭を叩きつけられる瞬間に、ミシリと聞き心地の悪い音が僅かに俺の耳に届く。
「わお、ちょっと力が入りすぎたぜ……」
ワイズマンは首と体が変な方向に曲がった鯱のように逆立ちしていた。
ちょっと強く蹴りすぎたかな?
そこに執事の爺さんが現れる。
その光景を見ていたはずの執事の爺さんは、沈着冷静に言った。
「アスランさま。お部屋の準備が出来ましたので、こちらにどうぞ」
「ああ、すまないな……」
俺は執事の爺さんに案内されて客間を目指す。
ワイズマン一人がロビーに残された。
俺は廊下を進む爺さんの後ろで呟いた。
「ちょっと力を入れて、蹴りすぎたかな」
すると俺の呟きが聞こえたのか、前を歩く執事の爺さんが振り向かずに言う。
「大丈夫ですとも。ご主人さまなら、三分もすれば復活します。小さなころから丈夫な御方ですから」
「なるほど……」
分かってるな、この爺さん……。
昔っから仕えているのかな。
どうやらワイズマンの良き理解者らしい。
【つづく】
辺りは暗いが、まだまだ人々が寝る時間帯でもない。
まだ、ゴモラタウンのゲートを潜る旅人の姿も少なくなかった。
俺はゴモラタウンのゲートを潜らずワイズマンの屋敷を目指す。
今は金貨の一枚でも節約したいのだ。
今日は無理矢理にでもワイズマンの家に泊めてもらおうと思う。
そして俺はワイズマンの屋敷の前に到着すると、アキレスから下りて玄関を目指す。
俺が玄関の扉をノックすると執事の爺さんが顔を出した。
「これはこれはアスランさま。ワイズマンさまにご用事ですね」
「ああ、繋いでくれないか」
「はい、少々お待ちを──」
執事の爺さんは、そう言うと俺をロビーに入れてくれた。
あの爺さんはちょくちょく見る顔だから、俺の顔や名前を覚えたのだろう。
なんども遊びに来すぎたかな。
そして俺が待っていると二階から、渋いガウンを纏ったワイズマンがワイングラスを片手に姿を現す。
普通にしててもキモイな。
二階からワイズマンが話しかけて来た。
「こんばんは、アスラン。ソドムタウンに帰ったんじゃあなかったのかね?」
「よう、ワイズマン。ちょっと仕事でな、また立ち寄ったんだ。悪いが今晩さ、泊めてくんないか?」
「納屋で良ければいいぞ」
「なんで納屋なんじゃい。客として豪華な客間に泊めやがれよ」
「何故に?」
「友達じゃあないか」
「えっ、友達なの?」
「えっ、違うの?」
「いや、私は小さなころからキモイとか言われてて、友達の一人も居なかったんだ。だからアスランが友達だと考えたことがない……」
何こいつ……。
キモイのは知ってたけど、友達が一人も居ないのは知らんかったわ。
って、ことは──。
「じゃあ、俺がお前のファーストフレンドなのか!?」
「そ、そうなるな……」
やーーべぇーー……。
考えただけでキモイわぁ~……。
鳥肌が立ってきたぜ……。
「わ、悪いな、俺は町で宿を取るよ……」
「待ってくれ、ベストフレンド!!」
ええ、何それ!?
ファーストフレンドからベストフレンドに、瞬間的に昇格してませんか!!
キモイよ!!
超キモイよ!!
俺は踵を返して逃げるように屋敷を出ようとした。
「待ってくれ!!」
そう叫んだワイズマンがヒラリと手すりを飛び越えると、二階から一階のロビーにスチャリと着地する。
そして俺のほうに物凄い形相で駆け寄った。
「まーーーってくれーーー!!」
ワイズマンは両手を突きだして、指先をワシャワシャと気持ち悪く動かしながら駆けて来る。
殺気にも似た危機を感じ取った俺は、振り返ると同時に、突進して来たワイズマンの腹部に中段回し蹴りを打ち込んでやった。
「おらっ!」
「ごっぱぁ!!」
水月を蹴られたワイズマンが俺の脚力に吹き飛ばされて転がった。
「キモイな、おまえ!!」
するとワイズマンがムクリと立ち上がる。
そして、叫んだ。
「それは昔からだ!!」
こいつは俺のキックが効いてないのか?
「やっぱり俺は帰るぞ!」
「何でだよ!?」
「なんか怖いの、凄く怖いのよ!」
「大丈夫だよ、何もしないから泊まって行けよ。触ったりもしないからさ!」
「本当に何もしない……?」
「うん、何もしないからさ」
「触りもしないの……?」
「しないから、泊まっていきなよ」
「それなら、一晩ぐらい泊まって行こうかしら……」
「うんうん、泊まりな、泊まりな~」
「部屋はどこ?」
「二階の私の自室を使えばいいさ」
「自室……?」
「大丈夫だよ。私はソファーで寝るから、キミはベッドで寝ればいいさ」
「そんな、悪いわ。私がソファーで寝るわ」
「いいんだよ。キミはお客さんなんだ。ベッドを使ってくれよ」
「でも、それだと、あなたが風邪をひいちゃうわよ……」
「でも、ベッドは部屋に一つしかないからさ」
「分かったわ。一緒に寝ましょう……」
「一緒にって……」
「一つのベッドで寝ましょうって言ってるのよ……」
「いいのかい……?」
「し、仕方無いじゃない……。だってベッドは一つしかないんだもの……」
「わ、分かったよ。一緒に夜を過ごそうじゃあないか!」
「もう、ワイズマンったら……」
ここまで演じるとワイズマンが抱きつこうと飛び掛かって来た。
「アスラン、嬉しいぞぉぉおおお!!」
キモイ!!
俺が上段回し蹴りでワイズマンの頭部をパワフル&スピーディーに蹴り飛ばしてやった。
「ううらぁ!!」
「ごっぱあっ!!!」
蹴られたワイズマンは、風車のようにグルリと回ると、床に頭から激突させた。
床に頭を叩きつけられる瞬間に、ミシリと聞き心地の悪い音が僅かに俺の耳に届く。
「わお、ちょっと力が入りすぎたぜ……」
ワイズマンは首と体が変な方向に曲がった鯱のように逆立ちしていた。
ちょっと強く蹴りすぎたかな?
そこに執事の爺さんが現れる。
その光景を見ていたはずの執事の爺さんは、沈着冷静に言った。
「アスランさま。お部屋の準備が出来ましたので、こちらにどうぞ」
「ああ、すまないな……」
俺は執事の爺さんに案内されて客間を目指す。
ワイズマン一人がロビーに残された。
俺は廊下を進む爺さんの後ろで呟いた。
「ちょっと力を入れて、蹴りすぎたかな」
すると俺の呟きが聞こえたのか、前を歩く執事の爺さんが振り向かずに言う。
「大丈夫ですとも。ご主人さまなら、三分もすれば復活します。小さなころから丈夫な御方ですから」
「なるほど……」
分かってるな、この爺さん……。
昔っから仕えているのかな。
どうやらワイズマンの良き理解者らしい。
【つづく】
0
お気に入りに追加
383
あなたにおすすめの小説
異世界転移したら女神の化身にされてしまったので、世界を回って伝説を残します
高崎三吉
ファンタジー
その乙女の名はアルタシャ。
『癒し女神の化身』と称えられる彼女は絶世の美貌の持ち主であると共に、その称号にふさわしい人間を超越した絶大な癒しの力と、大いなる慈愛の心を有していた。
いかなる時も彼女は困っている者を見逃すことはなく、自らの危険も顧みずその偉大な力を振るって躊躇なく人助けを行い、訪れた地に伝説を残していく。
彼女はある時は強大なアンデッドを退けて王国の危機を救い
ある国では反逆者から皇帝を助け
他のところでは人々から追われる罪なき者を守り
別の土地では滅亡に瀕する少数民族に安住の地を与えた
相手の出自や地位には一切こだわらず、報酬も望まず、ただひたすら困っている人々を助けて回る彼女は、大陸中にその名を轟かせ、上は王や皇帝どころか神々までが敬意を払い、下は貧しき庶民の崇敬の的となる偉大な女英雄となっていく。
だが人々は知らなかった。
その偉大な女英雄は元はと言えば、別の世界からやってきた男子高校生だったのだ。
そして元の世界のゲームで回復・支援魔法使いばかりをやってきた事から、なぜか魔法が使えた少年は、その身を女に変えられてしまい、その結果として世界を逃亡して回っているお人好しに過ぎないのだった。
これは魔法や神々の満ち溢れた世界の中で、超絶魔力を有する美少女となって駆け巡り、ある時には命がけで人々を助け、またある時は神や皇帝からプロポーズされて逃げ回る元少年の物語である。
なお主人公は男にモテモテですが応じる気は全くありません。
俺のハクスラ異世界冒険記は、ドタバタなのにスローライフ過ぎてストーリーに脈略が乏しいです。
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界×ソロ冒険×ハーレム禁止×変態パラダイス×脱線大暴走ストーリー=前代未聞の地味な中毒性。
⬛前書き⬛
この作品は、以前エブリスタのファンタジーカテゴリーで一年間ベスト10以内をうろちょろしていた完結作品を再投稿した作品です。
当時は一日一話以上を投稿するのが目標だったがために、ストーリーや設定に矛盾点が多かったので、それらを改変や改編して書き直した作品です。
完結した後に読者の方々から編集し直して新しく書き直してくれって声や、続編を希望される声が多かったので、もう一度新たに取り組もうと考えたわけです。
また、修整だけでは一度お読みになられた方々には詰まらないだろうからと思いまして、改変的な追加シナリオも入れています。
前作では完結するまで合計約166万文字で601話ありましたが、今回は切りが良いところで区切り直して、単行本サイズの約10万文字前後で第1章分と区切って編成しております。
そうなりますと、すべてを書き直しまして第17章分の改変改編となりますね。
まあ、それらの関係でだいぶ追筆が増えると考えられます。
おそらく改変改編が終わるころには166万文字を遥かに越える更に長い作品になることでしょう。
あと、前作の完結部も改編を考えておりますし、もしかしたら更にアスランの冒険を続行させるかも知れません。
前回だとアスランのレベルが50で物語が終わりましたが、当初の目標であるレベル100まで私も目指して見たいと思っております。
とりあえず何故急に完結したかと言いますと、ご存知の方々も居ると思いますが、私が目を病んでしまったのが原因だったのです。
とりあえずは両目の手術も終わって、一年ぐらいの治療の末にだいぶ落ち着いたので、今回の企画に取り掛かろうと思った次第です。
まあ、治療している間も、【ゴレてん】とか【箱庭の魔王様】などの作品をスローペースで書いては居たのですがねw
なので、まだハクスラ異世界を読まれていない読者から、既に一度お読みになられた読者にも楽しんで頂けるように書き直して行きたいと思っております。
ですので是非にほど、再びハクスラ異世界をよろしくお願いいたします。
by、ヒィッツカラルド。
異世界とチートな農園主
浅野明
ファンタジー
ありがち異世界転移もの。
元引きこもりが異世界に行って、農業する。
チートありだけど、勇者にはなりません。世界の危機もないかも?
よくあるテンプレ異世界もの、ご都合主義お好きでないかたはお止めください。
注釈:農業とはいえ畜産や養蜂、養殖なども後々入ってきます。
女主人公です。
7月27 、アルファポリス様より書籍化進行中のため、8月3日、3章までをダイジェスト化させていただきます。
1月25日、アルファポリス様より2巻刊行決定のため、2月3日、「果樹園を作ろう」までをダイジェスト化させていただきます。
7月2日、アルファポリス様より3巻刊行決定のため、7月11日「花畑を作ろう」をダイジェスト化させていただきます。
異世界転生令嬢、出奔する
猫野美羽
ファンタジー
※書籍化しました(2巻発売中です)
アリア・エランダル辺境伯令嬢(十才)は家族に疎まれ、使用人以下の暮らしに追いやられていた。
高熱を出して粗末な部屋で寝込んでいた時、唐突に思い出す。
自分が異世界に転生した、元日本人OLであったことを。
魂の管理人から授かったスキルを使い、思い入れも全くない、むしろ憎しみしか覚えない実家を出奔することを固く心に誓った。
この最強の『無限収納EX』スキルを使って、元々は私のものだった財産を根こそぎ奪ってやる!
外見だけは可憐な少女は逞しく異世界をサバイバルする。
愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました
海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
【完結】辺境の魔法使い この世界に翻弄される
秋.水
ファンタジー
記憶を無くした主人公は魔法使い。しかし目立つ事や面倒な事が嫌い。それでも次々増える家族を守るため、必死にトラブルを回避して、目立たないようにあの手この手を使っているうちに、自分がかなりヤバい立場に立たされている事を知ってしまう。しかも異種族ハーレムの主人公なのにDTでEDだったりして大変な生活が続いていく。最後には世界が・・・・。まったり系異種族ハーレムもの?です。
クラス転移したら追い出されたので神の声でモンスターと仲良くします
ねこねこ大好き
ファンタジー
モンスターと仲良くお話! 戦うなんてできません!
向井零(ムカイゼロ)は修学旅行中に事故にあい、気づくとクラスメイトとともに異世界へ飛ばされた。
勇者なので魔軍と戦ってほしいとのこと。
困惑するゼロは不安ながらもクラスメイトとともに迷宮へ潜り、戦いの特訓をする。
しかしモンスターと戦うのが嫌なゼロは足を引っ張るばかり。
「死ね!」
ついに追い出されてしまう。
「お腹が空いたの?」
追い出されてすぐにゼロは一匹のモンスターを助ける。
「言葉が分かる?」
ゼロはモンスターの言葉が分かる神の声の持ち主だった!
『小説家になろう様に転載します』
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる