111 / 604
第111話【ゴモラタウンの閉鎖ダンジョン】
しおりを挟む
城の謁見室内で俺は話し出す。
「でぇ~、君主の爺さん。あんたの恥ってなんなんだよ?」
「恥じゃあない。過去じゃわい!」
俺はレッドカーペットの上で胡座をかきながらゴモラタウンの君主であるベルセルクに訊いた。
「じゃあなに、その過去ってさ。恥ずかしい内容じゃあないの?」
「少し恥ずかしいが、恥では無いわい!」
「じゃあ話してよ」
呆れたような溜め息を吐き捨ててからベルセルクが答えた。
「まず、この城の地下にダンジョンが在るのは知っているな」
「知らん」
「そう、誰もが知っているゴモラタウンの閉鎖ダンジョンだ」
「人の言葉を聞いていますか。知らないってばさ」
俺が無視されても、ベルセルクの話は勝手に進む。
「そのダンジョンへの入り口は、町の中の警備が固い場所にあるのも知っているだろう」
「それも知らないわ~」
「だが、もう一つこの城に入り口が在るのだよ」
「へぇ~、そうなんだ~」
なんかもうどうでもいいや。
勝手に話を進めてくださいな。
「ワシはまだ幼かったころに、警備の薄い日にそこからダンジョンに入ってしまってのぉ」
「なんで?」
「幼心の好奇心だ。しかしそれでワシは一日だけだが行方不明になってしまったんだ」
「そりゃあ、大変だったな~」
「その時にダンジョン内で助けられたのだ。ある人物になぁ。いや、人物じゃあないかのぉ……」
「それがドラゴンか?」
だからドラゴン語で書かれた羊皮紙を渡したのだろう。
この仕事には、何かしらドラゴンが絡んで来るはずだ。
「正確にはちょっと違うんじゃ」
「なにがさ?」
「ワシを助けてくれたのは、ドラゴンの幽霊だったんじゃ……」
「ドラゴンの幽霊……?」
うわぁ~、また思いきった変化球を投げて来ましたね。
「そのドラゴンの幽霊に、もう一度会いたいのだよ。ワシは……」
「会えばいいじゃんか。兵士をズラズラッと並べてさ、ダンジョンを力任せに攻略したら良いじゃあないか?」
「それが叶わないから、お前さんを雇ったってわけなんじゃあ」
「まあ、分かった。じゃあ君主の爺さんを連れてダンジョンを俺が進めばいいのか?」
「それはワシの体力的に無理じゃわい」
「んんじゃあ、どうすれば?」
「まあ、ダンジョンの入り口までだな。そこならワシも行けるし、ドラゴンの幽霊もこれるからのぉ」
「城から出入り出きる入り口まで、ドラゴンの幽霊を連れて来いばいいんだな」
「ああ、そうじゃ」
「うし、分かったぜ。任せな」
「怖くはないのか?」
「何故に怖がる?」
「ゴモラタウンの閉鎖ダンジョンだぞ。それにドラゴンの幽霊だぞ。どちらも恐怖の対象じゃあないか?」
「そうなのか。俺は遠くの異邦から来た田舎者だから、ゴモラタウンのダンジョンが、どんな場所かも知らんし、ドラゴンの神龍となら二匹に会ったことがあるからな。だからドラゴンは怖くない」
「お前さんは、その若さで結構な冒険者なのだな……」
「まあ、いろいろあったからな。この仕事に推薦されるぐらいの実力は持っているってわけよ」
「なるほどの。舐めていたのは、ワシなのかも知れんのぉ」
「まあ、今回の依頼は、そのドラゴンの幽霊を見つけて城への出入り口まで連れて来いばいいんだな」
「そうだ」
「制限時間とか有るのか?」
「別に無いが、ダンジョンに挑んでいるのは、一般人には秘密だぞ。理由は言わんでも分かるだろう」
「いやいや、だから知らないってばさ」
「ならば簡単に説明するとだ。あのダンジョン内で死ぬと、呪縛されてダンジョンのモンスターと変わるのだよ。100%のぉ」
「なるほどね。じゃあ死ななければ問題無いじゃんか」
「それが問題ありなんだわい」
「なぜ?」
「あのダンジョンには勇者級の冒険者たちが何人も命を落としていて、彼らに次々と冒険者たちが狩られるのだよ」
「あらま……」
なるほどね。
勇者級の冒険者がモンスターとして蠢いているなら、次から次に挑む冒険者がモンスター化するのも無理がないか。
確かに高難度のダンジョンだわな。
「だから、あのダンジョンに入れるのは年に一度と決められている」
「その決まりを破ってまで、何故に俺を捜索に向かわせるんだ?」
「ダンジョンが解放されるのは、僅か年に三日だ。それではドラゴンゴーストを探し出せんだろ。それに見つけても、ここまで連れて来れるかもわからん。やはり時間は必要だろうさ」
「なるほどね。じゃあさ、最後に二つ訊くけど、そのドラゴンの幽霊って、善人?」
「そうだの~。まだ子供だったワシには優しかったわい。ワシをダンジョンの出口まで連れて来てくれたのだからのぉ」
「じゃあ、最後にだ──」
俺はバックパックから羊皮紙を出した。
「ここに書かれているのはなんだ?」
それは、俺がソドムタウンの冒険者ギルドで見た羊皮紙の手紙だ。
『愛しき人間。私は地下で待つ。長きに渡って、地下で待つ。心が決まったら、会いに来い』
「これ、なんだよ?」
「私がドラゴンに言われた言葉だよ。もしもこれからも一人なら戻って来なさいって意味だ。彼女はそう述べてからワシと別れたんじゃ」
ドラゴンの幽霊は牝かよ。
なんかさ、やな予感がするわい……。
「もしかして、そのドラゴンはドラゴン語しかしゃべれないとか?」
「いや、ちゃんと人間語もしゃべっていたぞ」
良かった。これでドラゴンが人間語をしゃべれなかったら、俺がドラゴン語を習得してからダンジョンに入らなければならなくなるところだったぜ。
そうなると、すげー時間が掛かるぞ。
あぶね~、あぶね~。
「時間は無制限。目標はドラゴンの幽霊を出入り口側まで連れて来る。ダンジョン内で見付けた物は、全部俺の物ってことでいいんだな?」
「ああ、それがワシからの依頼内容と条件だ」
「で、ドラゴンの幽霊に君主の爺さんは、何を伝えたいの?」
「感謝の言葉だ。もう妻も亡くして孫も居る。後はワシが朽ちて息子にこの町の権利を譲るばかりだからのぉ」
なんだろう……。
この爺さんの第一印象はガメツそうだったけど、話していたら普通の爺さんに見えてきたぜ。
「最後の最後で、あの時に助けられた感謝を、もう一度ちゃんと伝えたいのじゃ。何せ当時はわがままなワッパだったからのぉ。ちゃんと感謝の言葉を返したかも覚えていないんじゃ」
へぇ~、死に際の想いですか。
しゃあね~な~。
そんな臭い話なら、尚更断れないだろう。
「分かったよ、爺さん。でぇ、俺はどうしたらいい。何せダンジョンに入るのすら秘密なんだろ?」
「城に有る出入り口に見張りの詰所を作ってある。そこに寝泊まりしてくれ。この話を知っているのは、僅かな大臣と出入り口を警備している数人の兵士だけだからな。お前さんは客人だから、城の中の自由は制限される。勝手に出歩くなよ」
「爺さんとの連絡はどうしたらいいんだ?」
「ほれ、これを持ってけ」
爺さんが玉座に腰掛けながら腕輪を一つ差し出した。
俺は立ち上がると、それを受け取る。
「なんだい、これ?」
俺はアイテム鑑定を呟いた。
【通信リング+7。対象の人物と離れていても一分間だけ会話が出来る。会話回数はプラスの回数分だけである。一回使うごとにプラスが消去されて、0になると腕輪は破壊される】
「へぇー、便利なアイテムだな。これの対象を爺さんに設定しておけばいいんだな~」
「凄いなお主。マジックアイテムの鑑定も出来るのか」
「ああ、こんな仕事をソロで受けるだけの実力は、ちゃんと備えているぜ」
「ソドムタウンの冒険者は、下品だが侮れぬのぉ」
「下品は、余計だわ。もしも~し、聞こえますか~?」
俺の手にあるリングが+6に変化した。
ベルセルクが小声で述べる。
「あー、下品なだけじゃあ無いわ。更に馬鹿だわ……」
「おっ、聞こえた聞こえた!」
【つづく】
「でぇ~、君主の爺さん。あんたの恥ってなんなんだよ?」
「恥じゃあない。過去じゃわい!」
俺はレッドカーペットの上で胡座をかきながらゴモラタウンの君主であるベルセルクに訊いた。
「じゃあなに、その過去ってさ。恥ずかしい内容じゃあないの?」
「少し恥ずかしいが、恥では無いわい!」
「じゃあ話してよ」
呆れたような溜め息を吐き捨ててからベルセルクが答えた。
「まず、この城の地下にダンジョンが在るのは知っているな」
「知らん」
「そう、誰もが知っているゴモラタウンの閉鎖ダンジョンだ」
「人の言葉を聞いていますか。知らないってばさ」
俺が無視されても、ベルセルクの話は勝手に進む。
「そのダンジョンへの入り口は、町の中の警備が固い場所にあるのも知っているだろう」
「それも知らないわ~」
「だが、もう一つこの城に入り口が在るのだよ」
「へぇ~、そうなんだ~」
なんかもうどうでもいいや。
勝手に話を進めてくださいな。
「ワシはまだ幼かったころに、警備の薄い日にそこからダンジョンに入ってしまってのぉ」
「なんで?」
「幼心の好奇心だ。しかしそれでワシは一日だけだが行方不明になってしまったんだ」
「そりゃあ、大変だったな~」
「その時にダンジョン内で助けられたのだ。ある人物になぁ。いや、人物じゃあないかのぉ……」
「それがドラゴンか?」
だからドラゴン語で書かれた羊皮紙を渡したのだろう。
この仕事には、何かしらドラゴンが絡んで来るはずだ。
「正確にはちょっと違うんじゃ」
「なにがさ?」
「ワシを助けてくれたのは、ドラゴンの幽霊だったんじゃ……」
「ドラゴンの幽霊……?」
うわぁ~、また思いきった変化球を投げて来ましたね。
「そのドラゴンの幽霊に、もう一度会いたいのだよ。ワシは……」
「会えばいいじゃんか。兵士をズラズラッと並べてさ、ダンジョンを力任せに攻略したら良いじゃあないか?」
「それが叶わないから、お前さんを雇ったってわけなんじゃあ」
「まあ、分かった。じゃあ君主の爺さんを連れてダンジョンを俺が進めばいいのか?」
「それはワシの体力的に無理じゃわい」
「んんじゃあ、どうすれば?」
「まあ、ダンジョンの入り口までだな。そこならワシも行けるし、ドラゴンの幽霊もこれるからのぉ」
「城から出入り出きる入り口まで、ドラゴンの幽霊を連れて来いばいいんだな」
「ああ、そうじゃ」
「うし、分かったぜ。任せな」
「怖くはないのか?」
「何故に怖がる?」
「ゴモラタウンの閉鎖ダンジョンだぞ。それにドラゴンの幽霊だぞ。どちらも恐怖の対象じゃあないか?」
「そうなのか。俺は遠くの異邦から来た田舎者だから、ゴモラタウンのダンジョンが、どんな場所かも知らんし、ドラゴンの神龍となら二匹に会ったことがあるからな。だからドラゴンは怖くない」
「お前さんは、その若さで結構な冒険者なのだな……」
「まあ、いろいろあったからな。この仕事に推薦されるぐらいの実力は持っているってわけよ」
「なるほどの。舐めていたのは、ワシなのかも知れんのぉ」
「まあ、今回の依頼は、そのドラゴンの幽霊を見つけて城への出入り口まで連れて来いばいいんだな」
「そうだ」
「制限時間とか有るのか?」
「別に無いが、ダンジョンに挑んでいるのは、一般人には秘密だぞ。理由は言わんでも分かるだろう」
「いやいや、だから知らないってばさ」
「ならば簡単に説明するとだ。あのダンジョン内で死ぬと、呪縛されてダンジョンのモンスターと変わるのだよ。100%のぉ」
「なるほどね。じゃあ死ななければ問題無いじゃんか」
「それが問題ありなんだわい」
「なぜ?」
「あのダンジョンには勇者級の冒険者たちが何人も命を落としていて、彼らに次々と冒険者たちが狩られるのだよ」
「あらま……」
なるほどね。
勇者級の冒険者がモンスターとして蠢いているなら、次から次に挑む冒険者がモンスター化するのも無理がないか。
確かに高難度のダンジョンだわな。
「だから、あのダンジョンに入れるのは年に一度と決められている」
「その決まりを破ってまで、何故に俺を捜索に向かわせるんだ?」
「ダンジョンが解放されるのは、僅か年に三日だ。それではドラゴンゴーストを探し出せんだろ。それに見つけても、ここまで連れて来れるかもわからん。やはり時間は必要だろうさ」
「なるほどね。じゃあさ、最後に二つ訊くけど、そのドラゴンの幽霊って、善人?」
「そうだの~。まだ子供だったワシには優しかったわい。ワシをダンジョンの出口まで連れて来てくれたのだからのぉ」
「じゃあ、最後にだ──」
俺はバックパックから羊皮紙を出した。
「ここに書かれているのはなんだ?」
それは、俺がソドムタウンの冒険者ギルドで見た羊皮紙の手紙だ。
『愛しき人間。私は地下で待つ。長きに渡って、地下で待つ。心が決まったら、会いに来い』
「これ、なんだよ?」
「私がドラゴンに言われた言葉だよ。もしもこれからも一人なら戻って来なさいって意味だ。彼女はそう述べてからワシと別れたんじゃ」
ドラゴンの幽霊は牝かよ。
なんかさ、やな予感がするわい……。
「もしかして、そのドラゴンはドラゴン語しかしゃべれないとか?」
「いや、ちゃんと人間語もしゃべっていたぞ」
良かった。これでドラゴンが人間語をしゃべれなかったら、俺がドラゴン語を習得してからダンジョンに入らなければならなくなるところだったぜ。
そうなると、すげー時間が掛かるぞ。
あぶね~、あぶね~。
「時間は無制限。目標はドラゴンの幽霊を出入り口側まで連れて来る。ダンジョン内で見付けた物は、全部俺の物ってことでいいんだな?」
「ああ、それがワシからの依頼内容と条件だ」
「で、ドラゴンの幽霊に君主の爺さんは、何を伝えたいの?」
「感謝の言葉だ。もう妻も亡くして孫も居る。後はワシが朽ちて息子にこの町の権利を譲るばかりだからのぉ」
なんだろう……。
この爺さんの第一印象はガメツそうだったけど、話していたら普通の爺さんに見えてきたぜ。
「最後の最後で、あの時に助けられた感謝を、もう一度ちゃんと伝えたいのじゃ。何せ当時はわがままなワッパだったからのぉ。ちゃんと感謝の言葉を返したかも覚えていないんじゃ」
へぇ~、死に際の想いですか。
しゃあね~な~。
そんな臭い話なら、尚更断れないだろう。
「分かったよ、爺さん。でぇ、俺はどうしたらいい。何せダンジョンに入るのすら秘密なんだろ?」
「城に有る出入り口に見張りの詰所を作ってある。そこに寝泊まりしてくれ。この話を知っているのは、僅かな大臣と出入り口を警備している数人の兵士だけだからな。お前さんは客人だから、城の中の自由は制限される。勝手に出歩くなよ」
「爺さんとの連絡はどうしたらいいんだ?」
「ほれ、これを持ってけ」
爺さんが玉座に腰掛けながら腕輪を一つ差し出した。
俺は立ち上がると、それを受け取る。
「なんだい、これ?」
俺はアイテム鑑定を呟いた。
【通信リング+7。対象の人物と離れていても一分間だけ会話が出来る。会話回数はプラスの回数分だけである。一回使うごとにプラスが消去されて、0になると腕輪は破壊される】
「へぇー、便利なアイテムだな。これの対象を爺さんに設定しておけばいいんだな~」
「凄いなお主。マジックアイテムの鑑定も出来るのか」
「ああ、こんな仕事をソロで受けるだけの実力は、ちゃんと備えているぜ」
「ソドムタウンの冒険者は、下品だが侮れぬのぉ」
「下品は、余計だわ。もしも~し、聞こえますか~?」
俺の手にあるリングが+6に変化した。
ベルセルクが小声で述べる。
「あー、下品なだけじゃあ無いわ。更に馬鹿だわ……」
「おっ、聞こえた聞こえた!」
【つづく】
0
お気に入りに追加
383
あなたにおすすめの小説
異世界転移したら女神の化身にされてしまったので、世界を回って伝説を残します
高崎三吉
ファンタジー
その乙女の名はアルタシャ。
『癒し女神の化身』と称えられる彼女は絶世の美貌の持ち主であると共に、その称号にふさわしい人間を超越した絶大な癒しの力と、大いなる慈愛の心を有していた。
いかなる時も彼女は困っている者を見逃すことはなく、自らの危険も顧みずその偉大な力を振るって躊躇なく人助けを行い、訪れた地に伝説を残していく。
彼女はある時は強大なアンデッドを退けて王国の危機を救い
ある国では反逆者から皇帝を助け
他のところでは人々から追われる罪なき者を守り
別の土地では滅亡に瀕する少数民族に安住の地を与えた
相手の出自や地位には一切こだわらず、報酬も望まず、ただひたすら困っている人々を助けて回る彼女は、大陸中にその名を轟かせ、上は王や皇帝どころか神々までが敬意を払い、下は貧しき庶民の崇敬の的となる偉大な女英雄となっていく。
だが人々は知らなかった。
その偉大な女英雄は元はと言えば、別の世界からやってきた男子高校生だったのだ。
そして元の世界のゲームで回復・支援魔法使いばかりをやってきた事から、なぜか魔法が使えた少年は、その身を女に変えられてしまい、その結果として世界を逃亡して回っているお人好しに過ぎないのだった。
これは魔法や神々の満ち溢れた世界の中で、超絶魔力を有する美少女となって駆け巡り、ある時には命がけで人々を助け、またある時は神や皇帝からプロポーズされて逃げ回る元少年の物語である。
なお主人公は男にモテモテですが応じる気は全くありません。
俺のハクスラ異世界冒険記は、ドタバタなのにスローライフ過ぎてストーリーに脈略が乏しいです。
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界×ソロ冒険×ハーレム禁止×変態パラダイス×脱線大暴走ストーリー=前代未聞の地味な中毒性。
⬛前書き⬛
この作品は、以前エブリスタのファンタジーカテゴリーで一年間ベスト10以内をうろちょろしていた完結作品を再投稿した作品です。
当時は一日一話以上を投稿するのが目標だったがために、ストーリーや設定に矛盾点が多かったので、それらを改変や改編して書き直した作品です。
完結した後に読者の方々から編集し直して新しく書き直してくれって声や、続編を希望される声が多かったので、もう一度新たに取り組もうと考えたわけです。
また、修整だけでは一度お読みになられた方々には詰まらないだろうからと思いまして、改変的な追加シナリオも入れています。
前作では完結するまで合計約166万文字で601話ありましたが、今回は切りが良いところで区切り直して、単行本サイズの約10万文字前後で第1章分と区切って編成しております。
そうなりますと、すべてを書き直しまして第17章分の改変改編となりますね。
まあ、それらの関係でだいぶ追筆が増えると考えられます。
おそらく改変改編が終わるころには166万文字を遥かに越える更に長い作品になることでしょう。
あと、前作の完結部も改編を考えておりますし、もしかしたら更にアスランの冒険を続行させるかも知れません。
前回だとアスランのレベルが50で物語が終わりましたが、当初の目標であるレベル100まで私も目指して見たいと思っております。
とりあえず何故急に完結したかと言いますと、ご存知の方々も居ると思いますが、私が目を病んでしまったのが原因だったのです。
とりあえずは両目の手術も終わって、一年ぐらいの治療の末にだいぶ落ち着いたので、今回の企画に取り掛かろうと思った次第です。
まあ、治療している間も、【ゴレてん】とか【箱庭の魔王様】などの作品をスローペースで書いては居たのですがねw
なので、まだハクスラ異世界を読まれていない読者から、既に一度お読みになられた読者にも楽しんで頂けるように書き直して行きたいと思っております。
ですので是非にほど、再びハクスラ異世界をよろしくお願いいたします。
by、ヒィッツカラルド。
異世界とチートな農園主
浅野明
ファンタジー
ありがち異世界転移もの。
元引きこもりが異世界に行って、農業する。
チートありだけど、勇者にはなりません。世界の危機もないかも?
よくあるテンプレ異世界もの、ご都合主義お好きでないかたはお止めください。
注釈:農業とはいえ畜産や養蜂、養殖なども後々入ってきます。
女主人公です。
7月27 、アルファポリス様より書籍化進行中のため、8月3日、3章までをダイジェスト化させていただきます。
1月25日、アルファポリス様より2巻刊行決定のため、2月3日、「果樹園を作ろう」までをダイジェスト化させていただきます。
7月2日、アルファポリス様より3巻刊行決定のため、7月11日「花畑を作ろう」をダイジェスト化させていただきます。
異世界転生令嬢、出奔する
猫野美羽
ファンタジー
※書籍化しました(2巻発売中です)
アリア・エランダル辺境伯令嬢(十才)は家族に疎まれ、使用人以下の暮らしに追いやられていた。
高熱を出して粗末な部屋で寝込んでいた時、唐突に思い出す。
自分が異世界に転生した、元日本人OLであったことを。
魂の管理人から授かったスキルを使い、思い入れも全くない、むしろ憎しみしか覚えない実家を出奔することを固く心に誓った。
この最強の『無限収納EX』スキルを使って、元々は私のものだった財産を根こそぎ奪ってやる!
外見だけは可憐な少女は逞しく異世界をサバイバルする。
愛されていないはずの婚約者に「貴方に愛されることなど望んでいませんわ」と申し上げたら溺愛されました
海咲雪
恋愛
「セレア、もう一度言う。私はセレアを愛している」
「どうやら、私の愛は伝わっていなかったらしい。これからは思う存分セレアを愛でることにしよう」
「他の男を愛することは婚約者の私が一切認めない。君が愛を注いでいいのも愛を注がれていいのも私だけだ」
貴方が愛しているのはあの男爵令嬢でしょう・・・?
何故、私を愛するふりをするのですか?
[登場人物]
セレア・シャルロット・・・伯爵令嬢。ノア・ヴィアーズの婚約者。ノアのことを建前ではなく本当に愛している。
×
ノア・ヴィアーズ・・・王族。セレア・シャルロットの婚約者。
リア・セルナード・・・男爵令嬢。ノア・ヴィアーズと恋仲であると噂が立っている。
アレン・シールベルト・・・伯爵家の一人息子。セレアとは幼い頃から仲が良い友達。実はセレアのことを・・・?
【完結】辺境の魔法使い この世界に翻弄される
秋.水
ファンタジー
記憶を無くした主人公は魔法使い。しかし目立つ事や面倒な事が嫌い。それでも次々増える家族を守るため、必死にトラブルを回避して、目立たないようにあの手この手を使っているうちに、自分がかなりヤバい立場に立たされている事を知ってしまう。しかも異種族ハーレムの主人公なのにDTでEDだったりして大変な生活が続いていく。最後には世界が・・・・。まったり系異種族ハーレムもの?です。
クラス転移したら追い出されたので神の声でモンスターと仲良くします
ねこねこ大好き
ファンタジー
モンスターと仲良くお話! 戦うなんてできません!
向井零(ムカイゼロ)は修学旅行中に事故にあい、気づくとクラスメイトとともに異世界へ飛ばされた。
勇者なので魔軍と戦ってほしいとのこと。
困惑するゼロは不安ながらもクラスメイトとともに迷宮へ潜り、戦いの特訓をする。
しかしモンスターと戦うのが嫌なゼロは足を引っ張るばかり。
「死ね!」
ついに追い出されてしまう。
「お腹が空いたの?」
追い出されてすぐにゼロは一匹のモンスターを助ける。
「言葉が分かる?」
ゼロはモンスターの言葉が分かる神の声の持ち主だった!
『小説家になろう様に転載します』
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる