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【最終章】魔王城の決戦編
最終章-20【幻のプロット】
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魔王城街、魔王城石橋前。
アマデウスが操る黒柱ゴーレムの第九の前に、ソドムタウン冒険者ギルドのマスター、ギルガメッシュが立ちはだかった。
歳のころは五十歳そこそこ。モヒカンヘアーに上半身裸の成りで、乳首だけはサスペンダーで隠している。手足は筋肉で太く、ボディービルダーのような脂肪分の低い体型だ。
そして、顔は強面で、眉は太く堀が深い。更に凄味を感じさせる眼光は、アマデウスに劣らないほどに鋭く尖っていた。変態でなければ強豪に伺える男である。
「こんな町中で、第九を出して来るとは、やり過ぎじゃあねえか?」
渋い声色でギルガメッシュが言った。その言葉にアマデウスが答える。
「出てきたな……」
二人は30メートルの高低差を無視して睨み合っていた。どちらも凛々しく、引く様子は窺えない。ギルガメッシュが全身の筋肉をヒク付かせながら両手の間接をポキポキと鳴らす。
「どこでどう踏み間違えたかね、こいつは……。昔は真面目な魔法使いになると思っていたのによ」
アマデウスの反論。
「すべては愛が私を変えたのだ。そして、愛のためなら、何処までも突き進む」
ギルガメッシュが太い首を左右に振りながら言う。その太首からコキコキと鈍い音が奏でられていた。
「それが、人道から外れてもか?」
アマデウスは冷めた眼光で言葉を繋ぐ。
「私は妻を愛していた。妻が病気で死に、リザレクションも届かぬ冥界に落ちたと知った時から、すべてを捨てたのだ!」
「人間であることも捨てたか?」
アマデウスは無慈悲に答えた。
「ああ、捨てた」
「ならば、親をも捨てるか?」
アマデウスは、もっと無慈悲に答える。
「親なんぞ、一番最初に捨てたわい」
返答を聞いたギルガメッシュの顔が憤怒に染まる。
「それが、実の父に言う言葉か!!」
「黙れ、ろくでなしの親父が!!」
「なんだと、バカ息子!!」
「貴様は親らしいことなんぞ、一つもしてこなかったじゃあないか!!」
「ちゃんと生活費は入れてただろ!!」
「金さえ出せば、勝手に子供が育つと思うなよ!!」
「それが成人するまで俺の金で飯を食ってた人間の言う台詞か!?」
「黙れ、生活費はノシを付けて全額返しただろうが!!」
「返せばいいってもんじゃあねえぞ!!」
「なら、全額ちゃっかりと受け取るな!!」
「金を返したところまではいいが、その後はなんだ。父が作った冒険者ギルドを乗っ取ろうとしやがって!!」
「もう要らねえよ、そんなギルド!!」
「そんなとはなんだ。父が人生を掛けて築いたギルドだぞ!!」
「俺の目的は妻を黄泉から連れ戻すことだ。そのために利用していただけだ!!」
「まだ、そんなことを言ってるのか、バカ息子。一度黄泉にまで落ちた人間は甦らないぞ!!」
「甘いな、バカ親父!!」
「何が甘い、バカ息子!?」
「ケルベロスの頭部、冥界のピアノ、ハーデスの錫杖が揃えば冥界の門が開く。門が開けば妻を呼び戻せるのだよ!!」
「そんなもの迷信だ!!」
「迷信では無い!!」
「嘘なんだよ!!」
「嘘でも迷信でも無い。そして、私は二つまで揃えた。残るはハーデスの錫杖のみだ。それも、この魔王城の宝物庫に存在している!!」
「違う、そもそも冥界の門が迷信なのだ!!」
アマデウスはローブの中から古びたスクロールを取り出した。
「迷信では無いぞ、親父。この古文書に記載されている!!」
「違うんだ、息子……。その古文書は、遥か昔に転生して来た男が書いた小説のプロットなんだ……」
「はあ……。小説の、しかもプロット……」
「しかも本編は18禁要素が濃すぎて発売寸前で発売禁止が決定した、幻のファンタジーハーレム系官能小説なんだ……」
「幻のファンタジーハーレム系官能小説のプロットだと……」
「しかも駄作だ……」
「駄作……」
「そうだ……」
「嘘だっ!!」
「本当だ。書いたのは三代前の魔王で、彼は出版を阻止されたことに怒って王国に戦争を仕掛けたんだ。そして、敗戦……。それで、残ったのが、そのプロットだけなのだ……」
アマデウスだけじゃない。周りで聞いていた者たち全員が同じことを思っていた。
「「「マジか……」」」
アマデウスは第九に向かってスクロールを叩きつけると述べた。
「俺は信じないぞ!!」
「親を信じろよ、バカ息子!」
「信じられるか、バカ親父。信じられたとしても、もう止められない。俺はこのまま魔王城を落とす。そして、宝物庫からハーデスの錫杖を奪い取るのだ!!」
ギルガメッシュが俯きながら述べる。
「ならば、仕方あるまい……」
そして、上を睨んだ。
「やはりバカ息子は、親が責任をもって止めなければならないか!!」
「やるか、バカ親父!!」
「ずっと避けて来た、親子喧嘩……。今日ここで解禁するぞ!!」
言うなりギルガメッシュが第九に向かって跳ねた。もうスピードで飛んで行く。
流石は伝説のギルドマスターだ。人間の脚力を越えたジャンプ力である。
「バカな親父だ。人間風情が魔王の一部である第九に敵うわけがなかろう。食らえ!!」
第九の黒柱から赤いレーザービームが発射された。そのレーザービームがギルガメッシュに命中すると、出力でマッチョを押し戻す。
「ぐあっ!!」
そして、逸れたレーザービームが外壁をなぞると、その部分が真っ赤に焼けて溶け落ちた。灼熱の凄い火力である。
「くそっ、魔法のレーザーか!」
赤い閃光に弾かれたギルガメッシュが煙を上げて地面に転がった。だが、直ぐに立ち上がる。
ギルガメッシュの肩が少し焦げていた。
「この第九は、そこらのゴーレムとは違うのだよ!!」
「己れ、バカ息子が!!」
伝説の親子喧嘩、開幕である。
アマデウスが操る黒柱ゴーレムの第九の前に、ソドムタウン冒険者ギルドのマスター、ギルガメッシュが立ちはだかった。
歳のころは五十歳そこそこ。モヒカンヘアーに上半身裸の成りで、乳首だけはサスペンダーで隠している。手足は筋肉で太く、ボディービルダーのような脂肪分の低い体型だ。
そして、顔は強面で、眉は太く堀が深い。更に凄味を感じさせる眼光は、アマデウスに劣らないほどに鋭く尖っていた。変態でなければ強豪に伺える男である。
「こんな町中で、第九を出して来るとは、やり過ぎじゃあねえか?」
渋い声色でギルガメッシュが言った。その言葉にアマデウスが答える。
「出てきたな……」
二人は30メートルの高低差を無視して睨み合っていた。どちらも凛々しく、引く様子は窺えない。ギルガメッシュが全身の筋肉をヒク付かせながら両手の間接をポキポキと鳴らす。
「どこでどう踏み間違えたかね、こいつは……。昔は真面目な魔法使いになると思っていたのによ」
アマデウスの反論。
「すべては愛が私を変えたのだ。そして、愛のためなら、何処までも突き進む」
ギルガメッシュが太い首を左右に振りながら言う。その太首からコキコキと鈍い音が奏でられていた。
「それが、人道から外れてもか?」
アマデウスは冷めた眼光で言葉を繋ぐ。
「私は妻を愛していた。妻が病気で死に、リザレクションも届かぬ冥界に落ちたと知った時から、すべてを捨てたのだ!」
「人間であることも捨てたか?」
アマデウスは無慈悲に答えた。
「ああ、捨てた」
「ならば、親をも捨てるか?」
アマデウスは、もっと無慈悲に答える。
「親なんぞ、一番最初に捨てたわい」
返答を聞いたギルガメッシュの顔が憤怒に染まる。
「それが、実の父に言う言葉か!!」
「黙れ、ろくでなしの親父が!!」
「なんだと、バカ息子!!」
「貴様は親らしいことなんぞ、一つもしてこなかったじゃあないか!!」
「ちゃんと生活費は入れてただろ!!」
「金さえ出せば、勝手に子供が育つと思うなよ!!」
「それが成人するまで俺の金で飯を食ってた人間の言う台詞か!?」
「黙れ、生活費はノシを付けて全額返しただろうが!!」
「返せばいいってもんじゃあねえぞ!!」
「なら、全額ちゃっかりと受け取るな!!」
「金を返したところまではいいが、その後はなんだ。父が作った冒険者ギルドを乗っ取ろうとしやがって!!」
「もう要らねえよ、そんなギルド!!」
「そんなとはなんだ。父が人生を掛けて築いたギルドだぞ!!」
「俺の目的は妻を黄泉から連れ戻すことだ。そのために利用していただけだ!!」
「まだ、そんなことを言ってるのか、バカ息子。一度黄泉にまで落ちた人間は甦らないぞ!!」
「甘いな、バカ親父!!」
「何が甘い、バカ息子!?」
「ケルベロスの頭部、冥界のピアノ、ハーデスの錫杖が揃えば冥界の門が開く。門が開けば妻を呼び戻せるのだよ!!」
「そんなもの迷信だ!!」
「迷信では無い!!」
「嘘なんだよ!!」
「嘘でも迷信でも無い。そして、私は二つまで揃えた。残るはハーデスの錫杖のみだ。それも、この魔王城の宝物庫に存在している!!」
「違う、そもそも冥界の門が迷信なのだ!!」
アマデウスはローブの中から古びたスクロールを取り出した。
「迷信では無いぞ、親父。この古文書に記載されている!!」
「違うんだ、息子……。その古文書は、遥か昔に転生して来た男が書いた小説のプロットなんだ……」
「はあ……。小説の、しかもプロット……」
「しかも本編は18禁要素が濃すぎて発売寸前で発売禁止が決定した、幻のファンタジーハーレム系官能小説なんだ……」
「幻のファンタジーハーレム系官能小説のプロットだと……」
「しかも駄作だ……」
「駄作……」
「そうだ……」
「嘘だっ!!」
「本当だ。書いたのは三代前の魔王で、彼は出版を阻止されたことに怒って王国に戦争を仕掛けたんだ。そして、敗戦……。それで、残ったのが、そのプロットだけなのだ……」
アマデウスだけじゃない。周りで聞いていた者たち全員が同じことを思っていた。
「「「マジか……」」」
アマデウスは第九に向かってスクロールを叩きつけると述べた。
「俺は信じないぞ!!」
「親を信じろよ、バカ息子!」
「信じられるか、バカ親父。信じられたとしても、もう止められない。俺はこのまま魔王城を落とす。そして、宝物庫からハーデスの錫杖を奪い取るのだ!!」
ギルガメッシュが俯きながら述べる。
「ならば、仕方あるまい……」
そして、上を睨んだ。
「やはりバカ息子は、親が責任をもって止めなければならないか!!」
「やるか、バカ親父!!」
「ずっと避けて来た、親子喧嘩……。今日ここで解禁するぞ!!」
言うなりギルガメッシュが第九に向かって跳ねた。もうスピードで飛んで行く。
流石は伝説のギルドマスターだ。人間の脚力を越えたジャンプ力である。
「バカな親父だ。人間風情が魔王の一部である第九に敵うわけがなかろう。食らえ!!」
第九の黒柱から赤いレーザービームが発射された。そのレーザービームがギルガメッシュに命中すると、出力でマッチョを押し戻す。
「ぐあっ!!」
そして、逸れたレーザービームが外壁をなぞると、その部分が真っ赤に焼けて溶け落ちた。灼熱の凄い火力である。
「くそっ、魔法のレーザーか!」
赤い閃光に弾かれたギルガメッシュが煙を上げて地面に転がった。だが、直ぐに立ち上がる。
ギルガメッシュの肩が少し焦げていた。
「この第九は、そこらのゴーレムとは違うのだよ!!」
「己れ、バカ息子が!!」
伝説の親子喧嘩、開幕である。
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