上 下
444 / 611
【第十五章】暗闇のハイランダーズ編

15-15【暗闇のハイランダーズ】

しおりを挟む
だだっ広い部屋で遭遇した突発性のイベント。

それはピンク色のふざけたフルプレートメイルを纏った乙女を捕まえようと追いかけている黒騎士たちの集団だった。

ピンクプレートの乙女は内股でか弱そうに走っているが、そのプレートメイルはかなりの重厚だった。

手足は普通の人間サイズの太さだが、胴体がやたらと肥満な体型に見える。

完全なウッチャリ系の体型だ。

なんともそそらない体型だな……。

ガッカリである。

後ろを追いかける黒騎士たちは普通の体格の男性たちなのに、何故に肝心な乙女がデブいのだろう。

マジでついてないぜ……。

やはりダンジョン内でまともな出会いなんて有り得ないのだろう。

そして、全員の武器がライトの魔法で輝いている。

肥満体なピンクプレートの乙女はロングソードだ。

他の黒騎士たちはショートソードである。

それらの武器が全員輝いていやがるのだ。

どうやら向さんも俺が持ってるランタンの明かりに気が付いたのか、こちらに向かって駆けて来る。

「ちっ、気付かれたか……」

どうせならやり過ごしたかったぜ。

だって可愛くないんだもの。

「お助けよ!!」

ピンクでデブい乙女が俺の側に駆け寄って来ると、俺の背後に隠れた。

こんだけ重厚なのにひ弱な振る舞いだな。

体格だけ見れば、三人の黒騎士たちを一人で蹴散らせそうなパワーが備わっている気がするのだが。

まあ、とりあえず状況を確認するために質問でもしてみるか。

「それで、娘さん。何故に追われているんですか?」

ピンクプレートの乙女は俺の背中に隠れながら答えた。

「あの人たちは野盗です。どうか助けて下さいませ!!」

野盗?

こんなダンジョン内で?

野外の荒野とかなら分かるが、こんなところで野盗なんかしていて食って行けるのかよ?

てか、超嘘っぽいぞ。

そして、俺の前に並んだ三人の黒騎士たちが言う。

「貴様、何者だ!?」

「まあ、何者でもいいから、その娘をこちらに渡しやがれ!」

「渡せば苦しまずに殺してやるぞ!」

なんだよ……。

結局殺すわけか……。

仕方無いので俺は腰から黄金剣を引き抜いた。

戦意を知らしめる。

それからモンスターネーム判定を行う。

俺の頭の中に女性の声で回答が帰って来る。

【暗闇のハイランダーズです。鉄属性】

えっ、こいつらがハイランダーズなのか?

てか、説明に鉄属性とか追加されてるな。

これが新スキルの効果か。

まあ、いいさ。

軽くいなして、さっさとピンクデブ乙女を助けてやろうかな。

もしかしたら甲冑だけが重厚で、中身はスレンダーで麗しい乙女かも知れない。

いや、その可能性は十分にあるぞ!!

可能性があるなら助けるべきだな。

よし、さっさと黒騎士たちを倒しちゃうぞ。

「掛かって来やがれ、野盗ども!!」

殺気!?

俺が黄金剣を両手で構えると、強い殺気を背後から感じ取った。

「ふんっ!!」

「おっと!?」

俺は瞬間的に頭を下げて不意打ちを回避した。

俺の頭上をロングソードの一振りが過ぎて行く。

攻撃を仕掛けて来たのはピンクプレートの乙女だった。

「やっぱりグルかよ!!」

俺は横に飛んで四人から間合いを作る。

ピンクプレートの乙女が言う。

「よくぞ今の一撃を躱しましたね!」

「テメー、不意打ちなんて卑怯だぞ。それでもナイトか!?」

「ナイト?」

「違うの?」

「我々は歩兵連隊であって貴族でも騎士でもないわ!」

「だからって不意打ちや騙し討ちがOKなのかよ!?」

「我々はこう見えても歴としたモンスターだからな。人間のルールには縛られないのです!!」

「あー、分かったよ。ならば全員ぶっ殺すぞ、いいな!!」

「こうなったからには剣を交えるのみだわ!!」

結局殺し合いで勝敗を付けることになった。

また、相手は暗闇エリアを支配しているハイランダーズだ。

戦うしか無い──。

「「「いざ、参る!!」」」

三人の黒騎士から斬り掛かって来た。

フルプレートなのに動きが軽やかだな。

そこそこ腕が立ちそうだぞ。

「ならば!」

俺は正面から迫る三人の黒騎士にファイアーボールを投げ付けた。

「ファイアーボール!!」

「ぬおっ!?」

三人がファイアーボールの爆風に巻き込まれた。

俺も爆風に飛び込んで行く。

横に一撃目の一振り。

縦に二撃目の一振り。

最後に袈裟斬りの一振り。

たったの三振りの攻撃で、三人の胸を切り裂いた。

「ぐあっ!」

「ぐはっ!」

「や~ら~れ~た~!!」

ファイアーボールの爆煙が晴れるころには三人の黒騎士たちは床に倒れていた。

チョロいぜ。

まあ、ざっとこんなもんだな。

ファイアーボールの爆炎を目眩ましに敵を斬る。

今や俺の上等作戦である。

「さて、もう一人になったぜ、お嬢さん。どうするよ?」

「それはどうかしらね!」

あれ、まだ強気だな。

可笑しいぞ?

ガシッ。

「あっ?」

右の足首を捕まれた。

斬り倒したはずの黒騎士の一人に足首を捕まれたのだ。

「まずっ!!」

この野郎、まだ生きてやがったのか!?

これは不味いぞ!!

って……。

残りの二人も立ち上がる。

斬り伏せたはずの黒騎士たちが全員生きてやがった。

これはますます不味いぞ。

「うりゃ!!」

「そりゃ!!」

二人の黒騎士が左右から斬り掛かって来た。

「スマッシュウェポン! スマッシュウェポン!!」

左右に連続で放たれるスキル技の二撃が斬り掛かって来た黒騎士の腕を順々に斬り飛ばす。

右から攻めて来た黒騎士は両腕を同時に切断。

左から攻めて来た黒騎士は右手を肘の辺りから切断。

ライトの魔法で光り輝くショートソードを掴んだままの腕が飛んで行く。

「おっ、おのれ!!」

俺の足首を掴んでいた黒騎士が、下からショートソードを突き立てて来る。

「甘いぜ!!」

俺はその手首を斬り飛ばした。

すると、立っていた黒騎士たちが音を鳴らして崩れ落ちる。

更に俺の足首を掴んでいた手も緩んだ。

三体の黒騎士たちが動かなくなったのだ。

「えっ……?」

「おのれ、おのれ、おのれ!!」

憤怒を表しながらピンクデブプレートの乙女が斬り掛かって来る。

「ふっ!!」

重く鋭い一振りだった。

俺は剣を受けるのを避けて回避に専念する。

「逃げるな、人間!!」

「や~だ~よ~~」

走って逃げる俺。

ピンクプレートの乙女は光るロングソードをメチャクチャに振り回しながら追いかけて来る。

あー、なるほどね。

やっぱりこいつら騎士じゃあねえんだ。

ただの歩兵だわ。

剣のいろはを分かっちゃいねい。

ただ力任せに武器を振り回しているだけだ。

しかも戦術のなんたるかも分かってないぞ。

弱い。

こいつら見た目よりも弱いぞ。

俺は振り返ると同時に追って来ていたピンクプレートのヘルムを剣の腹で素早くぶん殴った。

ヘルムの顔面に刀背打ちがヒットする。

ガンっと音が響いた。

「きゃ!?」

よろめくピンクプレートの乙女。

やっぱり弱いぞ。

斬るまでも無いかな。

まあ、相手はモンスターでもボイスは可愛らしい乙女だから見逃してやろうか。

「それっ!!」

今度は剣の腹でロングソードを持った右手首を狙って攻める。

刀背打ちが手首にヒット。

再びガンっと激しい音が響く。

するとピンクプレートの乙女はロングソードを地面に落とした。

「まあ、命だけは助けてやるから、俺の前から消えやがれ。お嬢さんよ」

俺がクールを気取って言うと、突然重厚なピンクプレートを纏った体が崩れ落ちる。

「えっ!?」

驚いた俺がしばらく呆然とピンクプレートを見詰めていたが、彼女が動き出す気配は無かった。

「あれれ、死んじゃったの……?」

俺、殺しちゃったのかな?

てか、手首を打っただけだよ?

せいぜい手首が折れた程度じゃんか?

それで死んじゃうかな、普通さ。

HPがすっごく低いのかな……?

「もしも~~し……」

俺は黄金剣の先でピンクプレートの体を突っついた。

しかし反応は無い。

「し、死んでるの……?」

俺はしゃがみ込んでピンクヘルムの覗き窓を開くと顔を確認してみた。

「な、無い……」

顔が無いのだ。

っと言うか中身が無い。空っぽだ。

俺はピンクヘルムを両手で持ち上げる。

すると首から胴体と頭が離れてしまう。

「やっぱり、空だ……」

ヘルムの中も、胴体の甲冑の中もからである。

「こいつら、リビングアーマーか?」

いや、モンスターネーム判定では暗闇のハイランダーズと出ていた。

だからリビングアーマーでは無いはずだ。

俺は改めて周囲を確認のために見渡した。

グッタリと横たわる三体の黒騎士たちの鎧。

その側に光り輝くショートソードがあった。

ピンクプレートの側にも光り輝くロングソードが落ちている。

「んん~」

俺は再びしゃがみ込むと落ちているロングソードを凝視した。

「んんん~~~?」

「…………」

なんかロングソードの柄の部分に顔が装飾されてるぞ。

俺はその装飾を人差し指で突っついた。

「つんつんっと」

「…………」

なんか、プニプニしているな。

俺は更に人差し指でグリグリした。

「ほれほれっと」

「ぬぬっ……」

なんか、呻きやがったぞ。

俺は人差し指で鼻の穴をほじくってやる。

「ぐりぐりぐりっと」

「ぬぬぬぬぬっ!!」

なかなか我慢強いな。

ならばと俺は鼻の穴をほじっくった人差し指を口にねじ込んでやった。

「やめーーーーい!!!」

「うわっ、叫んだ!?」

「あなた、わざとらしいぞ!!」

どうやらハイランダーズとは、剣が本体のモンスターのようだな。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~

Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。 他作品の詳細はこちら: 『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】 『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】 『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた

杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。 なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。 婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。 勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。 「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」 その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺! ◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。 婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。 ◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。 ◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。 ◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます! 10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!

ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語

ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。 変態が、変態のために、変態が送る、変態的な少年のハチャメチャ変態冒険記。 ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。 タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

伯爵家の次男に転生しましたが、10歳で当主になってしまいました

竹桜
ファンタジー
 自動運転の試験車両に轢かれて、死んでしまった主人公は異世界のランガン伯爵家の次男に転生した。  転生後の生活は順調そのものだった。  だが、プライドだけ高い兄が愚かな行為をしてしまった。  その結果、主人公の両親は当主の座を追われ、主人公が10歳で当主になってしまった。  これは10歳で当主になってしまった者の物語だ。

冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました

taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件 『穢らわしい娼婦の子供』 『ロクに魔法も使えない出来損ない』 『皇帝になれない無能皇子』 皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。 だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。 毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき…… 『なんだあの威力の魔法は…?』 『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』 『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』 『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』 そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

処理中です...