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【第十四章】太陽のモンスター編。
14-5【自作ダンジョン】
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自作ダンジョンの探索──。
魔法使いギルドが経営している魔法使い学校の校長先生であるヒュパティア婆さんが俺に依頼して来たのは、彼女が十五年ほど前に自分で作ったダンジョンの探索だった。
ソドムタウンから少し旅した距離に、グレートプレーンと呼ばれる何もない平原が広がっているそうな。
そこにテレポーターで時空を繋げて、五年の月日を費やし製作した自作ダンジョンがあるらしい。
そこはダンジョンの完成以来十五年ほど放置されており、そろそろ熟したころだとヒュパティア婆さんは言っていた。
スバルちゃんがヒュパティア婆さんに疑問を投げ掛ける。
「熟したころって、なんですか?」
その表現の意味を、俺も訊きたかった。
ナイスだぜ、メガネツインテール娘さん。
するとヒュパティア婆さんが目を三日月のように細めて笑いながら答える。
「ダンジョン製作に必要なのは、資金と魔力と年月なのよ」
資金、魔力、年月?
資金は分かる。
ダンジョンの建物を作るのにお金が掛かるからだろう。
でも、魔力と年月ってなんだよ?
俺とスバルちゃんが不思議そうな顔をしていると、若者の疑問を察した老婆が語り出す。
「まずダンジョンを作るのに、建築作業をしなきゃならないわよね。それでお金が掛かるのよ。金額が多ければ多いほどダンジョンは広く大きくなり、更に攻略が困難になるのは分かるわよね?」
「ああ、それは分かる」
スバルちゃんも俺の横で頷いていた。
「ダンジョンは魔法でチョチョイのチョイで作れる物じゃあないの。人件費が掛かるわ。人足、設計者、力仕事のゴーレムマスター。トラップを備えたければ盗賊のクリエイターもね。しかもダンジョンの秘密を守るならば極秘依頼になるから金額も羽上がるの」
「へぇ~~。それで作業のための年月ってわけか」
「年月は作業の時間じゃあないわよ」
「あれ、違うのか?」
ハズレた……。
「そりゃあダンジョンは地下に掘るなら穴を掘らなきゃならないから時間も掛かるわよ。でも、多くのダンジョンは、廃鉱や洞窟をリホームする場合が多いから、内装を綺麗にすれば良いだけなの。だからそんなに年月は掛からないわ」
スバルちゃんがポンっと手を叩きながら言う。
「それでダンジョンの多くが、住みやすさを無視したランダムな迷路みたいになっているのですね」
自然の洞窟や廃鉱が元ならそうなるか。
「そうなのよ。だから工事には、さほど時間は掛からないの」
「じゃあ、魔力と年月ってなんだ?」
「餌に獲物が誘き寄せられる時間のことよ」
餌?
獲物?
「なんだそりゃあ?」
ヒュパティア婆さんは楽しそうに語る。
「魔力は餌ね。魔力の高いマジックアイテムをダンジョンの奥に置けば、それに釣られて人も魔物も集まってくるのよ」
「魔物は分かるが、人ってなんだよ?」
「冒険者よ」
「何故に冒険者がここで出て来るんだ?」
「魔力の高いマジックアイテムをダンジョンに置けば、その魔力に釣られて強いモンスターが住み着くって原理は分かるわよね?」
「ああ、分かる。今までの俺の経験からして、強いマジックアイテムや、数多くのマジックアイテムが眠るダンジョンほど強敵なモンスターが潜んでいたからな」
「そうなのよ。だから強いモンスターが居れば、冒険者を撃退してくれる。冒険者が死ねば、その死体がアンデッドになることも少なくないし、その冒険者が持っていたマジックアイテムが、更に強い魔物を呼び寄せる魔力の合計点に加算される可能性が高くなるのよ」
「あー、なるほど……」
その状況を俺は知っている。
ゴモラタウンの閉鎖ダンジョンだ。
あそこも欲に駈られた冒険者が挑んで返り討ちにされるうちに、手のつけられないほどにモンスターが強くなっていた。
エクスフロイダー・プロミス。
黄金剣のセルバンテス。
あいつらも、それだろう。
更にヒュパティア婆さんが言う。
「それらの節理は短時間で完成しないわ。長い年月を積み上げて完成に近付くの。まるでワインを寝かせるように成長するの」
「なるほど、それが魔力と年月ってことなんですね、先生」
スバルちゃんは感心していたが、俺は真顔でヒュパティア婆さんのローブに手を伸ばした。
乱暴に襟首を掴んで引き寄せる。
「ゴラァ、ババァ!」
「んんっ!?」
「いけませんアスランさん、また老人虐待ですか!?」
スバルちゃんが俺の腕にしがみついたが俺はヒュパティア婆さんの襟首を放さない。
「てめー、冒険者をなんだと思ってやがるんだ。俺たちはダンジョン製作の部品じゃあねえんだぞ!!」
「アスランさん……」
スバルちゃんが心配そうに俺を見ていた。
怒る俺にヒュパティア婆さんは覚めた眼差しで言う。
「何が冒険者だい。ただの墓荒しじゃあないか──」
侮辱だ。
「なんだと!!」
「私がダンジョンって言ってるのは、あんたら冒険者が人の話を聞かないからよ」
「話を聞かない?」
「そう、ダンジョンと言っても、そこはお墓なの」
「お墓……?」
「私たち魔法使いが生前の研究を、次の転生に繋げたくて墓に持ち込むことを貴方もご存じよね?」
「えっ……」
そんな話は知りません……。
でも、知らないって言える空気じゃあないわん……。
「でも、冒険者はいつも我々のお墓を漁る。幾らここがお墓だと記しても、例えお墓を町の中に作っても冒険者は我々のお墓を漁るのよ」
憎らしい表情でヒュパティア婆さんは述べていた。
だが、正論である。
確かにダンジョンならばどこにあろうと必ず漁るだろう。
「えっと……」
俺は掴んでいたヒュパティア婆さんの襟首を放した。
ヒュパティア婆さんは腰を席に戻すと更に語る。
「冒険者なんて綺麗に名乗ってるけど、私に言わせれば全員ただの墓荒しよ」
「墓荒し……」
「ゴモラタウンの閉鎖ダンジョンだって元は城内に作られた墓地なのよ。それを冒険者が漁り出して墓地から凶悪なダンジョンに変貌させたのだから」
「そうだったのか……」
俺は力無く浮かせた腰を椅子に落とした。
「だからね、私たちは自分のお墓を守るために全力を尽くすの。そして、次の転生に魔法の研究成果を引き継ぐのよ」
「なるほどな……」
ダンジョンが産まれる理由。
俺が世間知らずだったってことか……。
ちょっと反省……。
「それでね、十五年前に完成した私のダンジョンを試しに探索してもらいたいの」
ヒュパティア婆さんが話を戻してくれた。
なんか助かった気がする……。
「際奥にはそれなりのマジックアイテムを祀って置いたから、今ごろはそれなりのモンスターが巣くっていると思うのよね。何せ放置してから十五年ですもの」
まさに熟したころか。
「それで、俺に試してくれと?」
「そう。異次元を操る冒険者なら丁度良い実験対象だからね。実力的に合格よ」
「でえ、俺がダンジョンを攻略しちまったらどうするんだ?」
「そこはいずれ私のお墓になるのよ。軽い清掃だと考えるわ」
「そうじゃあねえよ」
「んん?」
「際奥のマジックアイテムは、俺が頂いていいのかって訊いてるんだ」
「それは、ご褒美ね。差し上げるわよ。ただし、それが成功報酬になるわ。だから死んでも知らないからね」
「了解した!」
俺は立ち上がると右手をヒュパティア婆さんに差し出した。
交渉成立の握手を求める。
しかしヒュパティア婆さんは、そんな俺の手を干からびた手でペシンっと叩いて払った。
「墓荒しなんかと、馴れ合わないわ」
「上等だ。ならばこれは依頼じゃあねえぞ!」
「依頼じゃあない?」
「これは、俺が、あんたの墓を荒らす冒険だ!」
そう、挑戦である。
「あら、勇ましいわね。私は嫌いじゃあないわよ。墓荒しさん」
またヒュパティア婆さんが、目を三日月型に細めて笑っていた。
正直、キモイ……。
キモイが、これはこれで面白そうなクエストである。
魔法使いギルドが経営している魔法使い学校の校長先生であるヒュパティア婆さんが俺に依頼して来たのは、彼女が十五年ほど前に自分で作ったダンジョンの探索だった。
ソドムタウンから少し旅した距離に、グレートプレーンと呼ばれる何もない平原が広がっているそうな。
そこにテレポーターで時空を繋げて、五年の月日を費やし製作した自作ダンジョンがあるらしい。
そこはダンジョンの完成以来十五年ほど放置されており、そろそろ熟したころだとヒュパティア婆さんは言っていた。
スバルちゃんがヒュパティア婆さんに疑問を投げ掛ける。
「熟したころって、なんですか?」
その表現の意味を、俺も訊きたかった。
ナイスだぜ、メガネツインテール娘さん。
するとヒュパティア婆さんが目を三日月のように細めて笑いながら答える。
「ダンジョン製作に必要なのは、資金と魔力と年月なのよ」
資金、魔力、年月?
資金は分かる。
ダンジョンの建物を作るのにお金が掛かるからだろう。
でも、魔力と年月ってなんだよ?
俺とスバルちゃんが不思議そうな顔をしていると、若者の疑問を察した老婆が語り出す。
「まずダンジョンを作るのに、建築作業をしなきゃならないわよね。それでお金が掛かるのよ。金額が多ければ多いほどダンジョンは広く大きくなり、更に攻略が困難になるのは分かるわよね?」
「ああ、それは分かる」
スバルちゃんも俺の横で頷いていた。
「ダンジョンは魔法でチョチョイのチョイで作れる物じゃあないの。人件費が掛かるわ。人足、設計者、力仕事のゴーレムマスター。トラップを備えたければ盗賊のクリエイターもね。しかもダンジョンの秘密を守るならば極秘依頼になるから金額も羽上がるの」
「へぇ~~。それで作業のための年月ってわけか」
「年月は作業の時間じゃあないわよ」
「あれ、違うのか?」
ハズレた……。
「そりゃあダンジョンは地下に掘るなら穴を掘らなきゃならないから時間も掛かるわよ。でも、多くのダンジョンは、廃鉱や洞窟をリホームする場合が多いから、内装を綺麗にすれば良いだけなの。だからそんなに年月は掛からないわ」
スバルちゃんがポンっと手を叩きながら言う。
「それでダンジョンの多くが、住みやすさを無視したランダムな迷路みたいになっているのですね」
自然の洞窟や廃鉱が元ならそうなるか。
「そうなのよ。だから工事には、さほど時間は掛からないの」
「じゃあ、魔力と年月ってなんだ?」
「餌に獲物が誘き寄せられる時間のことよ」
餌?
獲物?
「なんだそりゃあ?」
ヒュパティア婆さんは楽しそうに語る。
「魔力は餌ね。魔力の高いマジックアイテムをダンジョンの奥に置けば、それに釣られて人も魔物も集まってくるのよ」
「魔物は分かるが、人ってなんだよ?」
「冒険者よ」
「何故に冒険者がここで出て来るんだ?」
「魔力の高いマジックアイテムをダンジョンに置けば、その魔力に釣られて強いモンスターが住み着くって原理は分かるわよね?」
「ああ、分かる。今までの俺の経験からして、強いマジックアイテムや、数多くのマジックアイテムが眠るダンジョンほど強敵なモンスターが潜んでいたからな」
「そうなのよ。だから強いモンスターが居れば、冒険者を撃退してくれる。冒険者が死ねば、その死体がアンデッドになることも少なくないし、その冒険者が持っていたマジックアイテムが、更に強い魔物を呼び寄せる魔力の合計点に加算される可能性が高くなるのよ」
「あー、なるほど……」
その状況を俺は知っている。
ゴモラタウンの閉鎖ダンジョンだ。
あそこも欲に駈られた冒険者が挑んで返り討ちにされるうちに、手のつけられないほどにモンスターが強くなっていた。
エクスフロイダー・プロミス。
黄金剣のセルバンテス。
あいつらも、それだろう。
更にヒュパティア婆さんが言う。
「それらの節理は短時間で完成しないわ。長い年月を積み上げて完成に近付くの。まるでワインを寝かせるように成長するの」
「なるほど、それが魔力と年月ってことなんですね、先生」
スバルちゃんは感心していたが、俺は真顔でヒュパティア婆さんのローブに手を伸ばした。
乱暴に襟首を掴んで引き寄せる。
「ゴラァ、ババァ!」
「んんっ!?」
「いけませんアスランさん、また老人虐待ですか!?」
スバルちゃんが俺の腕にしがみついたが俺はヒュパティア婆さんの襟首を放さない。
「てめー、冒険者をなんだと思ってやがるんだ。俺たちはダンジョン製作の部品じゃあねえんだぞ!!」
「アスランさん……」
スバルちゃんが心配そうに俺を見ていた。
怒る俺にヒュパティア婆さんは覚めた眼差しで言う。
「何が冒険者だい。ただの墓荒しじゃあないか──」
侮辱だ。
「なんだと!!」
「私がダンジョンって言ってるのは、あんたら冒険者が人の話を聞かないからよ」
「話を聞かない?」
「そう、ダンジョンと言っても、そこはお墓なの」
「お墓……?」
「私たち魔法使いが生前の研究を、次の転生に繋げたくて墓に持ち込むことを貴方もご存じよね?」
「えっ……」
そんな話は知りません……。
でも、知らないって言える空気じゃあないわん……。
「でも、冒険者はいつも我々のお墓を漁る。幾らここがお墓だと記しても、例えお墓を町の中に作っても冒険者は我々のお墓を漁るのよ」
憎らしい表情でヒュパティア婆さんは述べていた。
だが、正論である。
確かにダンジョンならばどこにあろうと必ず漁るだろう。
「えっと……」
俺は掴んでいたヒュパティア婆さんの襟首を放した。
ヒュパティア婆さんは腰を席に戻すと更に語る。
「冒険者なんて綺麗に名乗ってるけど、私に言わせれば全員ただの墓荒しよ」
「墓荒し……」
「ゴモラタウンの閉鎖ダンジョンだって元は城内に作られた墓地なのよ。それを冒険者が漁り出して墓地から凶悪なダンジョンに変貌させたのだから」
「そうだったのか……」
俺は力無く浮かせた腰を椅子に落とした。
「だからね、私たちは自分のお墓を守るために全力を尽くすの。そして、次の転生に魔法の研究成果を引き継ぐのよ」
「なるほどな……」
ダンジョンが産まれる理由。
俺が世間知らずだったってことか……。
ちょっと反省……。
「それでね、十五年前に完成した私のダンジョンを試しに探索してもらいたいの」
ヒュパティア婆さんが話を戻してくれた。
なんか助かった気がする……。
「際奥にはそれなりのマジックアイテムを祀って置いたから、今ごろはそれなりのモンスターが巣くっていると思うのよね。何せ放置してから十五年ですもの」
まさに熟したころか。
「それで、俺に試してくれと?」
「そう。異次元を操る冒険者なら丁度良い実験対象だからね。実力的に合格よ」
「でえ、俺がダンジョンを攻略しちまったらどうするんだ?」
「そこはいずれ私のお墓になるのよ。軽い清掃だと考えるわ」
「そうじゃあねえよ」
「んん?」
「際奥のマジックアイテムは、俺が頂いていいのかって訊いてるんだ」
「それは、ご褒美ね。差し上げるわよ。ただし、それが成功報酬になるわ。だから死んでも知らないからね」
「了解した!」
俺は立ち上がると右手をヒュパティア婆さんに差し出した。
交渉成立の握手を求める。
しかしヒュパティア婆さんは、そんな俺の手を干からびた手でペシンっと叩いて払った。
「墓荒しなんかと、馴れ合わないわ」
「上等だ。ならばこれは依頼じゃあねえぞ!」
「依頼じゃあない?」
「これは、俺が、あんたの墓を荒らす冒険だ!」
そう、挑戦である。
「あら、勇ましいわね。私は嫌いじゃあないわよ。墓荒しさん」
またヒュパティア婆さんが、目を三日月型に細めて笑っていた。
正直、キモイ……。
キモイが、これはこれで面白そうなクエストである。
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