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【第十二章】大地母神ガイア編
12-39【ガイアとパンダ】
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ソドムタウン郊外、アスランが借りているログハウス前。
「バウ」
「あ~……」
「全裸爺さん、何してるの?」
ログハウス前でシルバーウルフのアーノルドに頭を咥えられて釣り上げられているカンパネルラ爺さんが力薄く答えた。
「み、見てわからんかね……」
釣り上げられ空中でブランブランとしているカンパネルラの前で小首を傾げるガイアが言う。
「う~ん、ぜんぜん分からない」
「こ、これは調教だよ……」
「ガイアには噛まれているようにしか見えないけど?」
「そ、そうなんだ。これは飼い主を噛まないようにする調教なんだよ……」
「でも、噛まれてる?」
「そ、そうなんだ。飼い主にこの子を引き渡す前に、思う存分ワシを噛ませて、飼い主を噛まなくする訓練なんだよ……」
「そうなんだ」
「そ、そこでガイアちゃんにお願いがあるんだけど、いいかな?」
「なに?」
「ワ、ワシを助けてもらえないかな。アーノルドに噛むのやめてって言ってもらえないかな……」
ガイアは顎先に指を当てて考え込んだ。
そして、しばらくすると考えがまとまったらしく回答する。
「調教、頑張ってね。ガイアはパンダと遊んでくるから。バイバイ」
「ええ!!」
シルバーウルフに頭を咥えられたままのカンパネルラに背を向けたガイアは一人でログハウスに入っていった。
一人残されたカンパネルラがボソリと呟く。
「や、やばい。頭が食い千切られるかも知れないぞ……」
「がるるるる~♡」
一方、ログハウスに戻ったガイアは自室に置かれたパンダゴーレムの前に立っていた。
パンダゴーレムとはパンダの皮をかぶったウッドゴーレムで、コアには知能が高い魔法の水晶が使われている。
故に、簡単な家事手伝い程度ならこなせる高級品のゴーレムなのだ。
しかし、ガイアがアスランから貰ったパンダゴーレムはコア水晶に罅が入っているのだ。
要するに、壊れている。
それのせいか、このパンダゴーレムは家事手伝い機能がほとんど働いていないのである。
故に現在このパンダゴーレムが出来る事といえばガイアと相撲を取るぐらいなのだ。
だが、ガイアも相撲に飽きてしまった。
何せパンダのほうが腕力ではガイアよりも強いのだ。
相撲でガイアに一勝もさせてくれないのである。
なので、ガイアはパンダと相撲を取るのをやめてしまった。
飽きたのである。
しかし、ガイアには暇な時間が無限に存在していた。
ログハウスで一緒に暮らしている皆は昼間は仕事で出ている。
働いていないのはガイアだけなのだ。
だからやっぱり遊び相手はパンダしか居ないのである。
そこでガイアは考えた。
ポンっと掌に拳骨を落としたガイアが閃いたことを口走る。
「パンダを修理しよう」
そう言ったガイアがパンダの胸に手を伸ばす。
その手はパンダの毛皮をすり抜けて体内に入っていった。
そして、引き抜かれた手にはコア水晶が握られている。
「むむ~」
罅の走ったコア水晶をマジマジと見つめるガイア。
「この水晶が悪いのかな」
ガイアは手にあるコア水晶を無造作に床に落とすと部屋を出て、更にはログハウスの外に出た。
ログハウスの前で未だにカンパネルラ爺さんがアーノルドに噛み噛みされている。
「んん~。どこかに代わりになるものは」
呟きながら周囲を見回すガイア。
やがて何かを見つけたのか右のほうを凝視する。
「あれで、いいかな」
そう呟いたガイアの矮躯が浮き上がる。
両足が地から離れると、今度は猛スピードで西の空へ飛び去ったのだ。
そのままガイアは高速飛行で大陸の果まで飛んで来ていた。
一瞬で何万キロも飛んできたのだ。
そして、空から荒れた山脈を見下ろしている。
「確か、この辺に居たはず」
上空から山脈を見下ろし何かを探すガイア。
そして、しばらくすると目的の物を見つけたのか地上に降下していった。
「着陸っと」
周りはゴツゴツとした岩肌ばかりの山脈の中腹。
その岩山の絶壁にポカリと大きな洞窟が口を開いていた。
洞窟の全長は大型のドラゴンですら出入りが可能なぐらい大きい。
その洞窟の入り口からは生臭い臭いが漂ってきていた。
悪臭は腐敗臭に近い激臭だ。
人間ならば一息吸っただけで嘔吐に見舞われるだろう臭いである。
その洞窟にガイアは迷いもなく足を進める。
足場の悪い暗闇の中を難無く歩くガイアはもくもくと洞窟の奥を目指して進んでいった。
悪臭漂う洞窟内には生物の気配は感じられない。
これだけ広い洞窟ならば、コウモリが巣くっていても可笑しくないのにだ。
やがてガイアは洞窟の最奥と思われるエリアに到達する。
洞窟の最奥には巨大なスペースが広がっていた。
高い天井部に一つだけ穴が開いており、そこから太陽光が木漏れ日のように一本だけ射し込んでいる。
悪臭が無ければ幻想的な景色だろう。
その木漏れ日の無効に何やら巨大な塊が丸まっていた。
それはドラゴンサイズの獣。
顔はライオンのように獰猛で額に長くて立派な角が二本生えている。
全身には釘のような太い体毛が生え揃い、体型は牛に近いスタイルをしていた。
魔獣ベヒーモスだ。
ここは魔獣ベヒーモスの巣なのであろう。
しかし、ベヒーモスは突然の来訪者には気付いていない。
すやすやと寝たままである。
するといつものように何を考えているか分からない表情のままガイアがベヒーモスに近づいていった。
ガイアはベヒーモスを微塵も恐れていない。
それどころか寝ているベヒーモスの頭に手を伸ばして優しく撫でてやる。
「よしよし、この子でいいや」
不用意にガイアが言葉を発した瞬間である。
ベヒーモスが目を覚ます。
赤く輝く瞳を見開き、伏せていた巨漢を起こして立ち上がったのだ。
そしてベヒーモスも巣の中を見回した。
侵入者に気が付いた模様だが、足元に居るガイアには気付いていない様子だった。
「ガルルルルルル!!??」
「はぁ~い、ここだよ」
ガイアの声に引かれて足元を見るベヒーモスは気を荒立てるように体毛を逆立てている。
そのベヒーモスに冷めた口調でガイアが言った。
「ねえ、キミ。ガイアと友達二なろうよ」
提案である。
いや、ガイアは友達になろうと誘っただけなのかも知れない。
だが、次の瞬間にベヒーモスは鋭い爪を振り上げガイアの矮軀を狙っていた。
ガイアの提案を拒絶したのである。
「もう、駄々っ子さんだね。駄々っ子はスカル姉さんに怒られるんだよ」
「ガルルっ!?」
ベヒーモスは振り上げた前足をガイアに向かって振り下ろそうとしていたが、それは出来なかった。
全身が麻痺したかのように動かないのだ。
力んでも痙攣するばかりである。
「とにかく、連れて行ってあげるね」
「きゃいん!!!」
ガイアが言うとベヒーモスが子犬のように悲鳴を上げる。
次にはベヒーモスの巨漢が宙に浮かび丸まっていた。
獣の巨漢が大きな球体と化す。
「ガ、ガル、ル………」
「ちょっと大きいね。小さくしないと家にすら入らないかな」
「ガァァアアア!!!」
ベヒーモスが悲鳴を上げた。
すると大きな体が小さく縮まる。
それは体積が魔力で縮められていると言うよりも、巨大な両手でおにぎりを作るように圧縮されているかのような残酷性が鑑みれた。
そしてベヒーモスの巨漢は圧縮されて鮮血を拭き散らかす。
やがてベヒーモスは悲鳴すら上げなくなると、更に肉球は圧縮されて小さく絞られていく。
肉球からはダラダラと鮮血が流れ落ちて洞窟内には大きな水溜りを作っていた。
「このぐらいなら持ち運びに便利かな」
ガイアが浮いている肉球に手を伸ばした。
そのサイズはピンポン玉サイズ。
ベヒーモスの巨漢が、このサイズまで絞られたのである。
「これを、水晶に加工して――」
ガイアが言うなり掌内の肉球が艶めき始める。
やがてその艶めきは煌めきと変わり、肉球は水晶球と変わった。
ガイアが水晶球を摘み上げながら水晶内を覗き込んだ。
水晶球の中には紫色の炎が揺らいでいる。
ベヒーモスが宿す生命の光だ。
「か~ん~せ~い~」
その晩である。
ソドムタウン近郊のログハウス。
ガイアはゴリたちといつものようにトランプでババ抜きをしていた。
「あ~、喉が乾いたな~」
そう言いながらゴリが席を立つ。
「なあ、お前たちもお茶を飲むか?」
ゴリが訊くとバイマンとオアイドスが「飲む飲む」と言った。
しかしそこでガイアが言う。
「お茶ならパンダが入れてくれるよ」
「えっ、でもそいつはお手伝い機能が壊れているだろ」
「ガイアが昼間のうちに修理した」
「本当かいガイアちゃん。それは凄いね」
「ならば早速パンダにお茶を入れてもらおうか」
皆がそう言うと一礼したパンダが台所に入っていった。
「本当に修理できたんだ。礼儀正しくなってるよ」
「ガイアちゃん、なかなかやるね~」
「えっへん」
ガイアが胸を張った瞬間である。
ドゴーーーーーン!!
バギバギバギバギ!!!!
突然ながら大地を揺るがす振動が轟いたかと思うとログハウスの台所だけが綺麗に吹き飛んでいた。
その瓦礫の中央にお盆で湯呑みを持ったパンダがたっている。
ゴリが鼻水を垂らしながら言う。
「な、なんでお茶を入れただけで家が壊れるんだ……」
「これはスカル姉さんに怒られるぞ……」
「あうう……。ガイア、やりすぎた……」
【第十二章】大地母神ガイア編・完。
第十三章に続く。
■名前■
【アスラン】
【レベル35】
■スキル■
【ハクスラスキル】
鍛えれば無限にレベルアップする能力と、わんさかとマジックアイテムを掘れる能力
【アイテム鑑定】
通常アイテムの鑑定が出来るようになり、アイテムの名前や使い方が分かるようになる。マジックアイテムの鑑定も出来るが、本人とのレベル差が開いていると鑑定出来ない。
【魔力感知スキル】
スキルを発動してから数秒間、自分から半径3メートル以内にある魔力を黙視で確認できる。
【モンスターネーム判定スキル】
モンスターのネームが分かるようになる。
【ロングソードスキルLv9】
長剣の戦闘力が上がる。
【ショートソードスキルLv8】
短剣の戦闘力が上がる。
【ツーハンドウェポンスキルLv8】
二刀流の武器戦闘技術が向上する。
【アイアンメイススキルLv3】
金槌器系武器の戦闘技術が向上する。
【クラブスキルLv2】
棍棒での戦闘力が上がる。
【バトルアックススキルLv3】
戦斧の戦闘力が向上する。
【ハンドアックススキルLv2】
手斧の戦闘力が上がる。
【ハンドアックス投擲スキルLv2】
手斧を投擲した際の命中率と威力が上がる。
【ショートスピアスキルLv2】
手槍系武器の戦闘技術が向上する。
【ポールウェポンスキルLv2】
薙刀系武器の戦闘技術が向上する。
【ダガー投擲スキルLv3】
短刀を投擲した際の命中率と威力が上がる。
【ソード投擲スキルLv2】
剣を投擲した際の命中率と威力が上がる。
【ショートボウスキルLv3】
小型弓の戦闘力が上がる。
【ロングボウスキルLv 5】
大型弓系武器の戦闘技術が向上する。
【シールドスキルLv1】
盾系防具の戦闘技術が向上する。
【マーシャルアーツスキルLv3】
素手系格闘術全般の戦闘技術が向上する。
【ボクシングスキルLv2】
拳系格闘術の戦闘技術が向上する。
【キッカースキルLv2】
蹴り系格闘術の戦闘技術が向上する。
【ラリアットスキルLv1】
ラリアットでの威力と命中率が上がる。
【ドロップキックスキルLv2】
ドロップキックでの威力と命中率が上がる。
【前蹴りスキルLv3】
前蹴りの威力と命中率が上がる。
【廻し蹴りLv3】
廻し蹴りの威力と命中率が向上する。
【後ろ廻し蹴りLv2】
後ろ廻し蹴りの威力と命中率が向上する。
【マウントポジションLv1】
倒れた相手の上に乗っかり有利な攻撃ポジションを築く。
【スリーパーホールドスキルLv2】
このスキルで相手を絞め落とすことが容易くなる。
【ジャーマンスープレックススキルLv1】
後ろ反り投げの戦闘技術が向上する。
【飛翔体回避スキルLv1】
矢や投擲物の回避が向上する。
【夜目スキルLv1】
暗がりでの視力が向上する。
【ジャンピングスキルLv1】
跳躍力が向上する。
【受け身スキルLv3】
投げられた時に受け身が取れて、ダメージを軽減できるようになる。
【落下ダメージ軽減スキルLv3】
落下から来る肉体的ダメージを軽減する。
【バックスタブスキルLv5】
背後から不意打ちの成功率が上がる。
【忍び足Lv4】
足音がスキルレベル×10秒間消える。クールタイム五分。
【気配消しLv6】
気配を消しながら行動が出来る。
【潜伏スキルLv7】
物陰に潜伏して身を隠せる確率が上がる。
【尾行スキルLv3】
対象者に気が付かれずに尾行か出来る確率が上がる。
【足跡探索スキルLv3】
地面や床に残された足跡を見付けて追跡できる。
【トラップサーチスキルLv2】
トラップを感知して見付けやすくなる。解除できるわけではない。
【クライムウォールLv2】
岩場などをよじ登る技術が向上する。
【スライディングスキルLv2】
スライディングの距離が1.25倍される。
【スライディングキックLv1】
スライディングからのキック攻撃で相手を転倒させる確率が向上する。
【アクロバティックスキルLv1】
空中での体勢コントロールの向上や着地の技術が向上する。
【パワーマスタリースキルLv3】
筋力が向上する。
【スピーディースキルLv3】
敏捷度が向上する。
【スタミナスキルLv3】
体力が向上する。
【タフネススキルLv1】
耐久力が向上する。
【フットワークスキルLv4】
巧みなフットワークで回避率が向上する。
【マラソンコストダウンLv3】
長距離を走っている間の体力消費が軽減される。
【ノットランLv2】
走る速力が向上する。
【御者スキルLv1】
荷馬車の操作ができるようになる。
【乗馬スキルLv2】
乗馬の技術が向上する。
【荒縄拘束スキルLv1】
荒縄で相手を手際良く拘束できるようになる。
【薬物鑑定スキルLv1】
薬草やポーションの鑑定ができるようになり、効能まで分かる。
【キノコ鑑定スキルLv1】
食用キノコか毒キノコかの判定が可能になる。
【痛覚耐性スキルLv3】
痛みによる我慢態勢が向上する。
【毒耐性スキルLv2】
毒系攻撃に対して抵抗力が向上する。
【炎耐性スキルLv2】
炎系の攻撃や魔法に体勢を持つ。
【爆炎魔法耐性スキルLv2】
爆炎系魔法攻撃に対して抵抗力が向上する。
【激辛耐性スキルLv1】
激辛による我慢態勢が向上する。
【霊体感知スキルLv4】
パッシブで霊体を感知する確率が向上する。
【殺気感知スキルLv2】
敵意を超えた殺気を感知する。
【バーサーカースイッチLv2】
ON/OFFが出来るスキル。効果中は冷静な判断が失われるが、戦闘技術やステータス値全般が1.25倍に向上する。
【インプルーブピンチスキルLv3】
生命力が残り一割を切ると発動する。発動中はすべての運動能力が約三倍まで向上する。
【ウェポンスマッシュスキルLv7】
すべての武器で強打力と攻撃速度が1.25倍された一撃を放てるようになる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ヘルムクラッシャーLv8】
すべての武器で、兜割り限定の縦振り強打を放つ。それは攻撃力が1.5倍された一撃である。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ダッシュクラッシャーLv4】
すべての武器で、3メートルダッシュ後に強打を放つ。それは攻撃力が2倍された一撃になる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ダブルクラッシャーLv2】
二刀流武器で、強打を放つ。それは攻撃力が2倍された二撃になる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ワイルドクラッシャーLv1】
すべての武器で、強打力が2.5倍された一撃を放てるようになる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ソニックウェーブLv1】
長刃の武器で、射程距離15メートルほどの斬激破を放てるようになる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ランスチャージストライクLv1】
乗馬中のランス系の武器で、10メートル以上の疾走の後に放てる。それは攻撃力が5倍された一撃となる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【スマッシュアローLv4】
すべての弓矢系武器で強打力が1.25倍された一撃を放てるようになる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
■魔法■
【魔法マジックトーチLv8】
何かの先端を対象に光のオーブを召喚する魔法。それは無生物であり棒状の先でなければならない。一日に魔法のレベル分だけ召還出来て、5時間継続する。
【魔法キャッチファイアーLv1】
指先に小さな炎をつける。一日にレベル分だけの回数使える。
【魔法スターライトLv1】
術者のみ夜目が効くようになるが、夜空に星が瞬いている時の野外のみでの効果である。効果時間6時間。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法インセクトニュースLv1】
些細な一日の予言を、分かり難いが知らせてくれる。一日に一回のみ使える。
【魔法マジックアローLv5】
攻撃力は小。光属性。射程距離15メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、魔法レベル分だけ撃てる。
【魔法ファイアーアローLv3】
攻撃力は小。炎属性。射程距離15メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法フロストアローLv3】
攻撃力は小。氷属性。射程距離15メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法ファイヤーシャードLv4】
攻撃力は小。火属性。射程距離10メートルの飛翔体魔法。回数は魔法レベル分だけ撃てる。
【魔法ロングショットアローLv1】
攻撃力は小。無属性。射程距離50メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法マジックプレスLv2】
攻撃力は中。重力属性。射程距離5メートルの魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法ファイアーボールLv5】
攻撃力は中。爆炎属性。射程距離10メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法ライトニングボルトLv4】
攻撃力は中。雷属性。射程距離10メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法リストレイントクロスLv2】
攻撃力は無し。束縛属性。X 字の弾丸が敵の動きを封じる。射程距離5メートルの魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法スピリットスネアLv1】
攻撃力は中。束縛属性。魔法の蔓が敵の足に絡み付き移動を封じる。射程距離15メートルの魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法インセクトパラライズLv1】
攻撃力は小。麻痺属性。インセクト系を麻痺させる。射程距離10メートルの魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法インセクトスリープクラウドLv1】
攻撃力は大。睡眠属性。インセクト系を寝かせる。射程距離5メートル、直径5メートルの範囲魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法セルフヒールLv6】
術者本人のみの傷を小回復させる。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法セルフミディアムヒールLv3】
術者本人の傷を中回復させる。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法ピュアヒールLv4】
傷に接触しながら仕様すると小回復させる。他人にも仕様出来る。一日に仕様出来る回数は、魔法レベル分だけ使用可能。
【魔法セルフキュアポイズンLv1】
術者本人の毒を回復させる。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法キュアポイズンLv1】
毒を小回復させる。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法イリュージョンデコイLv2】
術者の姿を幻影で写し出す。デコイは簡単な動作ならば移動も出来る。攻撃などを受けると消えてしまう。一日に魔法のレベル分回数だけ召還出来て、消えるまで5時間継続する。
【魔法ファイアーエンチャントウェポンLv4】
武器に火属性の効果を与える。効果時間は5分。一日に使用できる回数は、魔法レベル分だけ使用可能。
【魔法アイスエンチャントウェポンLv3】
武器に氷属性の効果を与える。効果時間は5分。一日に使える回数は、スキルレベル分だけ使える。
【魔法ジャイアントストレングスLv3】
筋力率向上。効果時間は30分間。一日に使える回数は、スキルレベル分だけ使える。
【魔法フォーカスアイLv4】
物理攻撃命中率が向上する。効果時間30分。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法ディフェンスアーマーLv4】
防具の強度を向上させる。効果時間30分。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法ディフェンスシールドLv2】
盾の強度の向上する。効果時間30分。一日に使える回数は、スキルレベル分だけ使える。
【魔法プロテクションアンデッドLv1】
死者系からのダメージ軽減。効果時間は30分間。一日に使える回数は、スキルレベル分だけ使える。
【魔法プロテクションエレメンタルLv1】
精霊系からのダメージ軽減。効果時間は30分間。一日に使える回数は、スキルレベル分だけ使える。
【魔法プロテクションインセクトLv1】
インセクト系からのダメージ軽減。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法プロテクションポイズンLv1】
毒の抵抗率が向上する。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法オーバーランLv2】
一分間、レベル回数分だけ、走るスピードがアップする。
【魔法サモンインプLv1】
小悪魔インプを召喚して、簡単な指示を与えることができる。召還時間3時間。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法サモンキャットLv1】
可愛い猫を一日にレベル数だけの回数分使い魔として召喚できる。召還時間12時間。好きなだけ愛でれば良い。
【魔法サモンパペットオークLv1】
薪からオーク人形を召喚して、簡単な指示を与えることができる。召還時間5時間。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法スピリットトークLv1】
術者が普段は見えない霊体を呼び出して会話が可能になる。ただし夜や暗い場所のみでの効果。
■マジックアイテム■
【ドラゴンルビーの指輪+3】
異次元宝物庫が使える。
【ショートソード+1】
攻撃力が向上する。
【ショートソード+1】
この武器に魔法サンダーエンチャントウェポンが使える。武器に雷属性の効果を与える。効果時間は5分。回数は一日一回。
【ゴールドショートソード+3】
攻撃力が向上する。命中率が向上する。魔法サンダーエンチャントウェポンが掛けられる。
【ブロック・ザ・ムーブメントゴッド・ショートブレード+1】
刺さると神族の動きを封じる。
【バトルアックス+1】
装備者のみ、この斧の重量軽減効果。
【ゴールドロングソード+3】
ロングソードスキルが向上する。攻撃力が向上する。魔法の耐久が向上する。
【ロングソード+2】
攻撃速度が向上する。アンデッドにダメージ特効。
【ロングソード+2】
攻撃力が小向上する。攻撃速度が向上する。
【ポイズンシミター+2】
攻撃力が向上する。魔法の毒ダメージが追加される。
【マジックメイス+1】
クラッシュウェーブが一回使える。
【ショートスピア+2】攻撃力が向上する。インセクトに攻撃力が向上する。
【ラージクロスボウ+2】
ボルトが発光して攻撃力が向上する。撃った矢が直角に曲がりホーミングする。
【ロングボウ+1】
攻撃力が向上する。
【パワーメイス+2】
所有者の腕力が小向上する。命中率が向上する。
【シャドーキラーダガー+1】
影を攻撃することで生命体を傷付ける。
【ダガー+2】×三本
攻撃力が向上する。魔法の毒ダメージが追加される。
【ダガー+1】
命中率が向上する。
【ダガー+1】
投擲時の命中率が向上する。
【ダガー+1】
一日一回、ライトの魔法で三時間ほど輝く。
【ハチェット+1】
攻撃力が向上する。
【インセクトクローナックル+1】
インセクトに物理ダメージが向上する。
【インセクトスタッフ+1】
インセクトに魔法ダメージが向上する。
【ブラックランス+2】
乗馬スキルが向上する。ランススキルが向上する。
【エクスフロージョンスタッフ+2】
爆発系魔法の範囲が広がる。爆発系魔法の破壊力が向上する。
【ミラーシールド+2】
防御率が向上する。発射魔法系を一日に三回反射出来る。
【ブラックカイトシールド+2】
矢の直撃を二回だけ避ける。
【シルバーウルフシールド+2】
シルバーウルフ三体を一日一回召喚できる。防御率が向上する。
【バックラー+1】
魔法耐久が向上する。
【アイアンヘルム+1】
強度が向上する。
【アイアンプレートメイル+1】
装備者のみ、この甲冑の重量軽減効果。
【レザーアーマー+2】
強度が向上する。耐冷気が向上する。
【プレートメイルの左腕+3】
耐火が向上する。魔法耐久が向上する。体術が向上する。
【ディフェンスガントレット+2】
防御率が向上する。腕力が向上する。
【ベアークローガントレット+2】
攻撃速度か向上する。強度が向上する。
【レザーブーツ+2】
防御率が向上する。強度が小向上する。
【プレートブーツ+2】
走る速さが向上する。防御率が向上する。
【ウィザードローブ+3】
耐火が向上する。耐冷気が向上する。魔法耐久が向上する。
【ディフェンスリング+1】
防御率が向上する。
【パワーブレスレット+1】
腕力が向上する。
【パワーブレスレット+1】
腕力が向上する。
【レジストリング+1】
魔法の抵抗率が向上する。
【スピードリング+1】
体術が向上する。
【ファイヤーボールリング+2】
ファイヤーボールをニ発撃てる。
【インセクトプロテクションリング+1】
インセクトからのダメージを軽減する。
【シルバーブレスレット+1】
弓矢の命中率が向上する。
【スタミナブレスレット+1】
体力が向上する。
【シルバークラウン+2】
マジックイレイザーが一日に二発撃てる。
【ヒーリングティアラ+1】
装備者が七割以上のダメージを受けると一日一回、自動でヒールが掛かる。
【コールドネックレス+1】
精神魔法の耐性。
【シルバーネックレス+2】
矢の直撃を二回だけ避ける。
【メイジネックレス+2】
魔法耐久が小向上する。魔法の抵抗率が向上する。
【インビシブルマント+1】
ステルス効果。
【クリスタルの破片+1】
病気抵抗力が向上する。
【金馬のトロフィー+1】
疲れ知らずの鍛えられた黒馬を召喚できる。一日に何度でも召喚できるが、同時に一頭だけの召還になる。
【木馬の置物+1】
一日に一回、五時間の間、木馬が輝く。
【魔法の水筒+1】
水を入れて暫くたつとワインに変わる。
【虫除けランタン+1】
明かりの中に昆虫が入ってこれない。
【魅惑の髪飾り+1】
魅力が小向上する。
【陽気なタンバリン+1】
場の気分を陽気にさせる。
【日除けの麦わら帽子+1】
猛暑耐久が向上する。
【ホット毛布+1】
温かさが向上する。
【小さなオルゴールボックス+1】
心が安らぐ。
【鉄の火鍋+1】
火を使わずに調理が出来る。
【ダイナマイトルビー+1】
衝撃を与えると爆発して砕け散る。
「バウ」
「あ~……」
「全裸爺さん、何してるの?」
ログハウス前でシルバーウルフのアーノルドに頭を咥えられて釣り上げられているカンパネルラ爺さんが力薄く答えた。
「み、見てわからんかね……」
釣り上げられ空中でブランブランとしているカンパネルラの前で小首を傾げるガイアが言う。
「う~ん、ぜんぜん分からない」
「こ、これは調教だよ……」
「ガイアには噛まれているようにしか見えないけど?」
「そ、そうなんだ。これは飼い主を噛まないようにする調教なんだよ……」
「でも、噛まれてる?」
「そ、そうなんだ。飼い主にこの子を引き渡す前に、思う存分ワシを噛ませて、飼い主を噛まなくする訓練なんだよ……」
「そうなんだ」
「そ、そこでガイアちゃんにお願いがあるんだけど、いいかな?」
「なに?」
「ワ、ワシを助けてもらえないかな。アーノルドに噛むのやめてって言ってもらえないかな……」
ガイアは顎先に指を当てて考え込んだ。
そして、しばらくすると考えがまとまったらしく回答する。
「調教、頑張ってね。ガイアはパンダと遊んでくるから。バイバイ」
「ええ!!」
シルバーウルフに頭を咥えられたままのカンパネルラに背を向けたガイアは一人でログハウスに入っていった。
一人残されたカンパネルラがボソリと呟く。
「や、やばい。頭が食い千切られるかも知れないぞ……」
「がるるるる~♡」
一方、ログハウスに戻ったガイアは自室に置かれたパンダゴーレムの前に立っていた。
パンダゴーレムとはパンダの皮をかぶったウッドゴーレムで、コアには知能が高い魔法の水晶が使われている。
故に、簡単な家事手伝い程度ならこなせる高級品のゴーレムなのだ。
しかし、ガイアがアスランから貰ったパンダゴーレムはコア水晶に罅が入っているのだ。
要するに、壊れている。
それのせいか、このパンダゴーレムは家事手伝い機能がほとんど働いていないのである。
故に現在このパンダゴーレムが出来る事といえばガイアと相撲を取るぐらいなのだ。
だが、ガイアも相撲に飽きてしまった。
何せパンダのほうが腕力ではガイアよりも強いのだ。
相撲でガイアに一勝もさせてくれないのである。
なので、ガイアはパンダと相撲を取るのをやめてしまった。
飽きたのである。
しかし、ガイアには暇な時間が無限に存在していた。
ログハウスで一緒に暮らしている皆は昼間は仕事で出ている。
働いていないのはガイアだけなのだ。
だからやっぱり遊び相手はパンダしか居ないのである。
そこでガイアは考えた。
ポンっと掌に拳骨を落としたガイアが閃いたことを口走る。
「パンダを修理しよう」
そう言ったガイアがパンダの胸に手を伸ばす。
その手はパンダの毛皮をすり抜けて体内に入っていった。
そして、引き抜かれた手にはコア水晶が握られている。
「むむ~」
罅の走ったコア水晶をマジマジと見つめるガイア。
「この水晶が悪いのかな」
ガイアは手にあるコア水晶を無造作に床に落とすと部屋を出て、更にはログハウスの外に出た。
ログハウスの前で未だにカンパネルラ爺さんがアーノルドに噛み噛みされている。
「んん~。どこかに代わりになるものは」
呟きながら周囲を見回すガイア。
やがて何かを見つけたのか右のほうを凝視する。
「あれで、いいかな」
そう呟いたガイアの矮躯が浮き上がる。
両足が地から離れると、今度は猛スピードで西の空へ飛び去ったのだ。
そのままガイアは高速飛行で大陸の果まで飛んで来ていた。
一瞬で何万キロも飛んできたのだ。
そして、空から荒れた山脈を見下ろしている。
「確か、この辺に居たはず」
上空から山脈を見下ろし何かを探すガイア。
そして、しばらくすると目的の物を見つけたのか地上に降下していった。
「着陸っと」
周りはゴツゴツとした岩肌ばかりの山脈の中腹。
その岩山の絶壁にポカリと大きな洞窟が口を開いていた。
洞窟の全長は大型のドラゴンですら出入りが可能なぐらい大きい。
その洞窟の入り口からは生臭い臭いが漂ってきていた。
悪臭は腐敗臭に近い激臭だ。
人間ならば一息吸っただけで嘔吐に見舞われるだろう臭いである。
その洞窟にガイアは迷いもなく足を進める。
足場の悪い暗闇の中を難無く歩くガイアはもくもくと洞窟の奥を目指して進んでいった。
悪臭漂う洞窟内には生物の気配は感じられない。
これだけ広い洞窟ならば、コウモリが巣くっていても可笑しくないのにだ。
やがてガイアは洞窟の最奥と思われるエリアに到達する。
洞窟の最奥には巨大なスペースが広がっていた。
高い天井部に一つだけ穴が開いており、そこから太陽光が木漏れ日のように一本だけ射し込んでいる。
悪臭が無ければ幻想的な景色だろう。
その木漏れ日の無効に何やら巨大な塊が丸まっていた。
それはドラゴンサイズの獣。
顔はライオンのように獰猛で額に長くて立派な角が二本生えている。
全身には釘のような太い体毛が生え揃い、体型は牛に近いスタイルをしていた。
魔獣ベヒーモスだ。
ここは魔獣ベヒーモスの巣なのであろう。
しかし、ベヒーモスは突然の来訪者には気付いていない。
すやすやと寝たままである。
するといつものように何を考えているか分からない表情のままガイアがベヒーモスに近づいていった。
ガイアはベヒーモスを微塵も恐れていない。
それどころか寝ているベヒーモスの頭に手を伸ばして優しく撫でてやる。
「よしよし、この子でいいや」
不用意にガイアが言葉を発した瞬間である。
ベヒーモスが目を覚ます。
赤く輝く瞳を見開き、伏せていた巨漢を起こして立ち上がったのだ。
そしてベヒーモスも巣の中を見回した。
侵入者に気が付いた模様だが、足元に居るガイアには気付いていない様子だった。
「ガルルルルルル!!??」
「はぁ~い、ここだよ」
ガイアの声に引かれて足元を見るベヒーモスは気を荒立てるように体毛を逆立てている。
そのベヒーモスに冷めた口調でガイアが言った。
「ねえ、キミ。ガイアと友達二なろうよ」
提案である。
いや、ガイアは友達になろうと誘っただけなのかも知れない。
だが、次の瞬間にベヒーモスは鋭い爪を振り上げガイアの矮軀を狙っていた。
ガイアの提案を拒絶したのである。
「もう、駄々っ子さんだね。駄々っ子はスカル姉さんに怒られるんだよ」
「ガルルっ!?」
ベヒーモスは振り上げた前足をガイアに向かって振り下ろそうとしていたが、それは出来なかった。
全身が麻痺したかのように動かないのだ。
力んでも痙攣するばかりである。
「とにかく、連れて行ってあげるね」
「きゃいん!!!」
ガイアが言うとベヒーモスが子犬のように悲鳴を上げる。
次にはベヒーモスの巨漢が宙に浮かび丸まっていた。
獣の巨漢が大きな球体と化す。
「ガ、ガル、ル………」
「ちょっと大きいね。小さくしないと家にすら入らないかな」
「ガァァアアア!!!」
ベヒーモスが悲鳴を上げた。
すると大きな体が小さく縮まる。
それは体積が魔力で縮められていると言うよりも、巨大な両手でおにぎりを作るように圧縮されているかのような残酷性が鑑みれた。
そしてベヒーモスの巨漢は圧縮されて鮮血を拭き散らかす。
やがてベヒーモスは悲鳴すら上げなくなると、更に肉球は圧縮されて小さく絞られていく。
肉球からはダラダラと鮮血が流れ落ちて洞窟内には大きな水溜りを作っていた。
「このぐらいなら持ち運びに便利かな」
ガイアが浮いている肉球に手を伸ばした。
そのサイズはピンポン玉サイズ。
ベヒーモスの巨漢が、このサイズまで絞られたのである。
「これを、水晶に加工して――」
ガイアが言うなり掌内の肉球が艶めき始める。
やがてその艶めきは煌めきと変わり、肉球は水晶球と変わった。
ガイアが水晶球を摘み上げながら水晶内を覗き込んだ。
水晶球の中には紫色の炎が揺らいでいる。
ベヒーモスが宿す生命の光だ。
「か~ん~せ~い~」
その晩である。
ソドムタウン近郊のログハウス。
ガイアはゴリたちといつものようにトランプでババ抜きをしていた。
「あ~、喉が乾いたな~」
そう言いながらゴリが席を立つ。
「なあ、お前たちもお茶を飲むか?」
ゴリが訊くとバイマンとオアイドスが「飲む飲む」と言った。
しかしそこでガイアが言う。
「お茶ならパンダが入れてくれるよ」
「えっ、でもそいつはお手伝い機能が壊れているだろ」
「ガイアが昼間のうちに修理した」
「本当かいガイアちゃん。それは凄いね」
「ならば早速パンダにお茶を入れてもらおうか」
皆がそう言うと一礼したパンダが台所に入っていった。
「本当に修理できたんだ。礼儀正しくなってるよ」
「ガイアちゃん、なかなかやるね~」
「えっへん」
ガイアが胸を張った瞬間である。
ドゴーーーーーン!!
バギバギバギバギ!!!!
突然ながら大地を揺るがす振動が轟いたかと思うとログハウスの台所だけが綺麗に吹き飛んでいた。
その瓦礫の中央にお盆で湯呑みを持ったパンダがたっている。
ゴリが鼻水を垂らしながら言う。
「な、なんでお茶を入れただけで家が壊れるんだ……」
「これはスカル姉さんに怒られるぞ……」
「あうう……。ガイア、やりすぎた……」
【第十二章】大地母神ガイア編・完。
第十三章に続く。
■名前■
【アスラン】
【レベル35】
■スキル■
【ハクスラスキル】
鍛えれば無限にレベルアップする能力と、わんさかとマジックアイテムを掘れる能力
【アイテム鑑定】
通常アイテムの鑑定が出来るようになり、アイテムの名前や使い方が分かるようになる。マジックアイテムの鑑定も出来るが、本人とのレベル差が開いていると鑑定出来ない。
【魔力感知スキル】
スキルを発動してから数秒間、自分から半径3メートル以内にある魔力を黙視で確認できる。
【モンスターネーム判定スキル】
モンスターのネームが分かるようになる。
【ロングソードスキルLv9】
長剣の戦闘力が上がる。
【ショートソードスキルLv8】
短剣の戦闘力が上がる。
【ツーハンドウェポンスキルLv8】
二刀流の武器戦闘技術が向上する。
【アイアンメイススキルLv3】
金槌器系武器の戦闘技術が向上する。
【クラブスキルLv2】
棍棒での戦闘力が上がる。
【バトルアックススキルLv3】
戦斧の戦闘力が向上する。
【ハンドアックススキルLv2】
手斧の戦闘力が上がる。
【ハンドアックス投擲スキルLv2】
手斧を投擲した際の命中率と威力が上がる。
【ショートスピアスキルLv2】
手槍系武器の戦闘技術が向上する。
【ポールウェポンスキルLv2】
薙刀系武器の戦闘技術が向上する。
【ダガー投擲スキルLv3】
短刀を投擲した際の命中率と威力が上がる。
【ソード投擲スキルLv2】
剣を投擲した際の命中率と威力が上がる。
【ショートボウスキルLv3】
小型弓の戦闘力が上がる。
【ロングボウスキルLv 5】
大型弓系武器の戦闘技術が向上する。
【シールドスキルLv1】
盾系防具の戦闘技術が向上する。
【マーシャルアーツスキルLv3】
素手系格闘術全般の戦闘技術が向上する。
【ボクシングスキルLv2】
拳系格闘術の戦闘技術が向上する。
【キッカースキルLv2】
蹴り系格闘術の戦闘技術が向上する。
【ラリアットスキルLv1】
ラリアットでの威力と命中率が上がる。
【ドロップキックスキルLv2】
ドロップキックでの威力と命中率が上がる。
【前蹴りスキルLv3】
前蹴りの威力と命中率が上がる。
【廻し蹴りLv3】
廻し蹴りの威力と命中率が向上する。
【後ろ廻し蹴りLv2】
後ろ廻し蹴りの威力と命中率が向上する。
【マウントポジションLv1】
倒れた相手の上に乗っかり有利な攻撃ポジションを築く。
【スリーパーホールドスキルLv2】
このスキルで相手を絞め落とすことが容易くなる。
【ジャーマンスープレックススキルLv1】
後ろ反り投げの戦闘技術が向上する。
【飛翔体回避スキルLv1】
矢や投擲物の回避が向上する。
【夜目スキルLv1】
暗がりでの視力が向上する。
【ジャンピングスキルLv1】
跳躍力が向上する。
【受け身スキルLv3】
投げられた時に受け身が取れて、ダメージを軽減できるようになる。
【落下ダメージ軽減スキルLv3】
落下から来る肉体的ダメージを軽減する。
【バックスタブスキルLv5】
背後から不意打ちの成功率が上がる。
【忍び足Lv4】
足音がスキルレベル×10秒間消える。クールタイム五分。
【気配消しLv6】
気配を消しながら行動が出来る。
【潜伏スキルLv7】
物陰に潜伏して身を隠せる確率が上がる。
【尾行スキルLv3】
対象者に気が付かれずに尾行か出来る確率が上がる。
【足跡探索スキルLv3】
地面や床に残された足跡を見付けて追跡できる。
【トラップサーチスキルLv2】
トラップを感知して見付けやすくなる。解除できるわけではない。
【クライムウォールLv2】
岩場などをよじ登る技術が向上する。
【スライディングスキルLv2】
スライディングの距離が1.25倍される。
【スライディングキックLv1】
スライディングからのキック攻撃で相手を転倒させる確率が向上する。
【アクロバティックスキルLv1】
空中での体勢コントロールの向上や着地の技術が向上する。
【パワーマスタリースキルLv3】
筋力が向上する。
【スピーディースキルLv3】
敏捷度が向上する。
【スタミナスキルLv3】
体力が向上する。
【タフネススキルLv1】
耐久力が向上する。
【フットワークスキルLv4】
巧みなフットワークで回避率が向上する。
【マラソンコストダウンLv3】
長距離を走っている間の体力消費が軽減される。
【ノットランLv2】
走る速力が向上する。
【御者スキルLv1】
荷馬車の操作ができるようになる。
【乗馬スキルLv2】
乗馬の技術が向上する。
【荒縄拘束スキルLv1】
荒縄で相手を手際良く拘束できるようになる。
【薬物鑑定スキルLv1】
薬草やポーションの鑑定ができるようになり、効能まで分かる。
【キノコ鑑定スキルLv1】
食用キノコか毒キノコかの判定が可能になる。
【痛覚耐性スキルLv3】
痛みによる我慢態勢が向上する。
【毒耐性スキルLv2】
毒系攻撃に対して抵抗力が向上する。
【炎耐性スキルLv2】
炎系の攻撃や魔法に体勢を持つ。
【爆炎魔法耐性スキルLv2】
爆炎系魔法攻撃に対して抵抗力が向上する。
【激辛耐性スキルLv1】
激辛による我慢態勢が向上する。
【霊体感知スキルLv4】
パッシブで霊体を感知する確率が向上する。
【殺気感知スキルLv2】
敵意を超えた殺気を感知する。
【バーサーカースイッチLv2】
ON/OFFが出来るスキル。効果中は冷静な判断が失われるが、戦闘技術やステータス値全般が1.25倍に向上する。
【インプルーブピンチスキルLv3】
生命力が残り一割を切ると発動する。発動中はすべての運動能力が約三倍まで向上する。
【ウェポンスマッシュスキルLv7】
すべての武器で強打力と攻撃速度が1.25倍された一撃を放てるようになる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ヘルムクラッシャーLv8】
すべての武器で、兜割り限定の縦振り強打を放つ。それは攻撃力が1.5倍された一撃である。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ダッシュクラッシャーLv4】
すべての武器で、3メートルダッシュ後に強打を放つ。それは攻撃力が2倍された一撃になる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ダブルクラッシャーLv2】
二刀流武器で、強打を放つ。それは攻撃力が2倍された二撃になる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ワイルドクラッシャーLv1】
すべての武器で、強打力が2.5倍された一撃を放てるようになる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ソニックウェーブLv1】
長刃の武器で、射程距離15メートルほどの斬激破を放てるようになる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【ランスチャージストライクLv1】
乗馬中のランス系の武器で、10メートル以上の疾走の後に放てる。それは攻撃力が5倍された一撃となる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【スマッシュアローLv4】
すべての弓矢系武器で強打力が1.25倍された一撃を放てるようになる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
■魔法■
【魔法マジックトーチLv8】
何かの先端を対象に光のオーブを召喚する魔法。それは無生物であり棒状の先でなければならない。一日に魔法のレベル分だけ召還出来て、5時間継続する。
【魔法キャッチファイアーLv1】
指先に小さな炎をつける。一日にレベル分だけの回数使える。
【魔法スターライトLv1】
術者のみ夜目が効くようになるが、夜空に星が瞬いている時の野外のみでの効果である。効果時間6時間。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法インセクトニュースLv1】
些細な一日の予言を、分かり難いが知らせてくれる。一日に一回のみ使える。
【魔法マジックアローLv5】
攻撃力は小。光属性。射程距離15メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、魔法レベル分だけ撃てる。
【魔法ファイアーアローLv3】
攻撃力は小。炎属性。射程距離15メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法フロストアローLv3】
攻撃力は小。氷属性。射程距離15メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法ファイヤーシャードLv4】
攻撃力は小。火属性。射程距離10メートルの飛翔体魔法。回数は魔法レベル分だけ撃てる。
【魔法ロングショットアローLv1】
攻撃力は小。無属性。射程距離50メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法マジックプレスLv2】
攻撃力は中。重力属性。射程距離5メートルの魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法ファイアーボールLv5】
攻撃力は中。爆炎属性。射程距離10メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法ライトニングボルトLv4】
攻撃力は中。雷属性。射程距離10メートルの飛翔体魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法リストレイントクロスLv2】
攻撃力は無し。束縛属性。X 字の弾丸が敵の動きを封じる。射程距離5メートルの魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法スピリットスネアLv1】
攻撃力は中。束縛属性。魔法の蔓が敵の足に絡み付き移動を封じる。射程距離15メートルの魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法インセクトパラライズLv1】
攻撃力は小。麻痺属性。インセクト系を麻痺させる。射程距離10メートルの魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法インセクトスリープクラウドLv1】
攻撃力は大。睡眠属性。インセクト系を寝かせる。射程距離5メートル、直径5メートルの範囲魔法。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
【魔法セルフヒールLv6】
術者本人のみの傷を小回復させる。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法セルフミディアムヒールLv3】
術者本人の傷を中回復させる。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法ピュアヒールLv4】
傷に接触しながら仕様すると小回復させる。他人にも仕様出来る。一日に仕様出来る回数は、魔法レベル分だけ使用可能。
【魔法セルフキュアポイズンLv1】
術者本人の毒を回復させる。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法キュアポイズンLv1】
毒を小回復させる。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法イリュージョンデコイLv2】
術者の姿を幻影で写し出す。デコイは簡単な動作ならば移動も出来る。攻撃などを受けると消えてしまう。一日に魔法のレベル分回数だけ召還出来て、消えるまで5時間継続する。
【魔法ファイアーエンチャントウェポンLv4】
武器に火属性の効果を与える。効果時間は5分。一日に使用できる回数は、魔法レベル分だけ使用可能。
【魔法アイスエンチャントウェポンLv3】
武器に氷属性の効果を与える。効果時間は5分。一日に使える回数は、スキルレベル分だけ使える。
【魔法ジャイアントストレングスLv3】
筋力率向上。効果時間は30分間。一日に使える回数は、スキルレベル分だけ使える。
【魔法フォーカスアイLv4】
物理攻撃命中率が向上する。効果時間30分。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法ディフェンスアーマーLv4】
防具の強度を向上させる。効果時間30分。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法ディフェンスシールドLv2】
盾の強度の向上する。効果時間30分。一日に使える回数は、スキルレベル分だけ使える。
【魔法プロテクションアンデッドLv1】
死者系からのダメージ軽減。効果時間は30分間。一日に使える回数は、スキルレベル分だけ使える。
【魔法プロテクションエレメンタルLv1】
精霊系からのダメージ軽減。効果時間は30分間。一日に使える回数は、スキルレベル分だけ使える。
【魔法プロテクションインセクトLv1】
インセクト系からのダメージ軽減。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法プロテクションポイズンLv1】
毒の抵抗率が向上する。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法オーバーランLv2】
一分間、レベル回数分だけ、走るスピードがアップする。
【魔法サモンインプLv1】
小悪魔インプを召喚して、簡単な指示を与えることができる。召還時間3時間。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法サモンキャットLv1】
可愛い猫を一日にレベル数だけの回数分使い魔として召喚できる。召還時間12時間。好きなだけ愛でれば良い。
【魔法サモンパペットオークLv1】
薪からオーク人形を召喚して、簡単な指示を与えることができる。召還時間5時間。一日に魔法レベル分だけの回数使える。
【魔法スピリットトークLv1】
術者が普段は見えない霊体を呼び出して会話が可能になる。ただし夜や暗い場所のみでの効果。
■マジックアイテム■
【ドラゴンルビーの指輪+3】
異次元宝物庫が使える。
【ショートソード+1】
攻撃力が向上する。
【ショートソード+1】
この武器に魔法サンダーエンチャントウェポンが使える。武器に雷属性の効果を与える。効果時間は5分。回数は一日一回。
【ゴールドショートソード+3】
攻撃力が向上する。命中率が向上する。魔法サンダーエンチャントウェポンが掛けられる。
【ブロック・ザ・ムーブメントゴッド・ショートブレード+1】
刺さると神族の動きを封じる。
【バトルアックス+1】
装備者のみ、この斧の重量軽減効果。
【ゴールドロングソード+3】
ロングソードスキルが向上する。攻撃力が向上する。魔法の耐久が向上する。
【ロングソード+2】
攻撃速度が向上する。アンデッドにダメージ特効。
【ロングソード+2】
攻撃力が小向上する。攻撃速度が向上する。
【ポイズンシミター+2】
攻撃力が向上する。魔法の毒ダメージが追加される。
【マジックメイス+1】
クラッシュウェーブが一回使える。
【ショートスピア+2】攻撃力が向上する。インセクトに攻撃力が向上する。
【ラージクロスボウ+2】
ボルトが発光して攻撃力が向上する。撃った矢が直角に曲がりホーミングする。
【ロングボウ+1】
攻撃力が向上する。
【パワーメイス+2】
所有者の腕力が小向上する。命中率が向上する。
【シャドーキラーダガー+1】
影を攻撃することで生命体を傷付ける。
【ダガー+2】×三本
攻撃力が向上する。魔法の毒ダメージが追加される。
【ダガー+1】
命中率が向上する。
【ダガー+1】
投擲時の命中率が向上する。
【ダガー+1】
一日一回、ライトの魔法で三時間ほど輝く。
【ハチェット+1】
攻撃力が向上する。
【インセクトクローナックル+1】
インセクトに物理ダメージが向上する。
【インセクトスタッフ+1】
インセクトに魔法ダメージが向上する。
【ブラックランス+2】
乗馬スキルが向上する。ランススキルが向上する。
【エクスフロージョンスタッフ+2】
爆発系魔法の範囲が広がる。爆発系魔法の破壊力が向上する。
【ミラーシールド+2】
防御率が向上する。発射魔法系を一日に三回反射出来る。
【ブラックカイトシールド+2】
矢の直撃を二回だけ避ける。
【シルバーウルフシールド+2】
シルバーウルフ三体を一日一回召喚できる。防御率が向上する。
【バックラー+1】
魔法耐久が向上する。
【アイアンヘルム+1】
強度が向上する。
【アイアンプレートメイル+1】
装備者のみ、この甲冑の重量軽減効果。
【レザーアーマー+2】
強度が向上する。耐冷気が向上する。
【プレートメイルの左腕+3】
耐火が向上する。魔法耐久が向上する。体術が向上する。
【ディフェンスガントレット+2】
防御率が向上する。腕力が向上する。
【ベアークローガントレット+2】
攻撃速度か向上する。強度が向上する。
【レザーブーツ+2】
防御率が向上する。強度が小向上する。
【プレートブーツ+2】
走る速さが向上する。防御率が向上する。
【ウィザードローブ+3】
耐火が向上する。耐冷気が向上する。魔法耐久が向上する。
【ディフェンスリング+1】
防御率が向上する。
【パワーブレスレット+1】
腕力が向上する。
【パワーブレスレット+1】
腕力が向上する。
【レジストリング+1】
魔法の抵抗率が向上する。
【スピードリング+1】
体術が向上する。
【ファイヤーボールリング+2】
ファイヤーボールをニ発撃てる。
【インセクトプロテクションリング+1】
インセクトからのダメージを軽減する。
【シルバーブレスレット+1】
弓矢の命中率が向上する。
【スタミナブレスレット+1】
体力が向上する。
【シルバークラウン+2】
マジックイレイザーが一日に二発撃てる。
【ヒーリングティアラ+1】
装備者が七割以上のダメージを受けると一日一回、自動でヒールが掛かる。
【コールドネックレス+1】
精神魔法の耐性。
【シルバーネックレス+2】
矢の直撃を二回だけ避ける。
【メイジネックレス+2】
魔法耐久が小向上する。魔法の抵抗率が向上する。
【インビシブルマント+1】
ステルス効果。
【クリスタルの破片+1】
病気抵抗力が向上する。
【金馬のトロフィー+1】
疲れ知らずの鍛えられた黒馬を召喚できる。一日に何度でも召喚できるが、同時に一頭だけの召還になる。
【木馬の置物+1】
一日に一回、五時間の間、木馬が輝く。
【魔法の水筒+1】
水を入れて暫くたつとワインに変わる。
【虫除けランタン+1】
明かりの中に昆虫が入ってこれない。
【魅惑の髪飾り+1】
魅力が小向上する。
【陽気なタンバリン+1】
場の気分を陽気にさせる。
【日除けの麦わら帽子+1】
猛暑耐久が向上する。
【ホット毛布+1】
温かさが向上する。
【小さなオルゴールボックス+1】
心が安らぐ。
【鉄の火鍋+1】
火を使わずに調理が出来る。
【ダイナマイトルビー+1】
衝撃を与えると爆発して砕け散る。
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なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。
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ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。
タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
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義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
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45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
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2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
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スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
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小説家になろうで執筆中の作品です。
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【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
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12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
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転生したら奴隷の赤ん坊だった
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全力でお母さんと幸せを手に入れます
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カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
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