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【第十章】蠱毒のヒロイン編
10-2【飢え】
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俺はターナーの村に向かう旅商人たちと別れて街道側の森へと入って行った。
森の中には沼地があって、そこにはリザードマンの集落があるらしいのだ。
あの商人の荷馬車を襲ったリザードマンの群れは、そこから来たと思われる。
俺は探索スキルを使ってリザードマンたちの足跡を追った。
隠す気のない足跡は、森の奥へと続いている。
しかし、なんとも寂しげな感じの森であった。
ほとんどが枯れ木ばかりで、その周りに生えている草木も枯れて茶色い色ばかりだ。
それに沼地があるはずなのに、その大地はなんだか乾燥しているように思えた。
まあ、周りの環境は置いといて、今は去ったリザードマンたちを追うのに専念しようかな。
そんな感じで俺が、リザードマンたちの足跡を追っていると、枯れた木々の隙間にボロい三角テントが幾つか見えて来る。
村か?
いや、違うな。
そこまでの生活感がないな。
おそらく出来合いのキャンプだろう。
そこにリザードマンの足跡は続いている。
俺は忍び足スキルと気配消しスキルを駆使してキャンプに近づいた。
枯れ木の隙間から見るからに、三角テントの数は多い。
十から十五ぐらいはテントが建っている。
「なんだ、結構な群れだぞ」
三角テントは中央の広場を囲むように円形に設置されていた。
俺は枯れ木の森から出てテントの陰に隠れながら、その奥にある広場を覗き見た。
すると沢山のリザードマンたちが広場に集まり、輪になって座っている。
それは荷馬車を襲った数より多かった。
雌や老人、数匹の子供の姿も輪には窺えた。
全員が輪になり座っている。
完全に集落の全員が、このキャンプに集まって居るようだった。
だが、ここが村には見えない。
やっぱり粗末なキャンプだ。
ここに子供や老人が居るのは違和感がある。
そして輪の中央には、あの白いローブのリザードマンが居た。
おそらくこいつが蔓の魔法で動きを封じた蜥蜴だろう。
なんだか分からない言葉でしゃべっている。
おそらくリザードマン語なのだろう。
そして荷馬車から奪った僅かな食料を、少しずつ皆に配っていた。
見ていて分かったことは、一匹一匹に配る食料の量は、明らかに少ない。
一口で食べ終わる量より少ない量だ。
それを貰ったリザードマンたちは、手の平に有る僅かな食料を、ジッと見詰めるだけであった。
そしてすべての食料を配り終わった白いローブのリザードマンが何かを述べると、僅かな食料を貰ったリザードマンたちが、一斉に食料を口に運んだ。
一瞬で食べ終わる。
それからリザードマン全員が、食べてから直ぐに俯いた。
まるで祈るように静かにだ。
その表情や背中からは、なんだか寂しさしか感じられない。
「もしかして、すげー飢えてるんじゃあないのか、こいつらは……?」
俺は悲しくなって、フラリとテントの陰から出て行った。
すると直ぐにリザードマンたちが俺に気が付いて騒ぎ出す。
雄たちが槍や弓矢を構えると、雌や老人たちが子供たちを隠すように自分の背後に回した。
リザードマンたちが俺に警戒を強める中で、あの白いローブのリザードマンが前に出て来る。
「お前はさっきのヤツだな。食料を取り返しに来たのか?」
白いローブのリザードマンは、他のリザードマンに比べて冷静だった。
俺も静かに答える。
「俺はそんなに野暮な人間じゃあないぜ」
「ならば、何しに来た。我々を討伐しに来たか?」
「違うってばよ」
そう言いながら俺は手をブラブラと振った。
それから異次元宝物庫の出入り口を、大きく開くと中のヒルダに言う。
「ヒルダ。中にあるコカトリスの焼き肉を、幾つか出してくれないか」
すると異次元宝物庫の中から「はい」っと言葉が返って来た。
やがて二十一人のメイドたちが手に手にコカトリスの焼かれた肉を持って出て来る。
その光景を見ていたリザードマンたちが、目を見開いて驚いて居た。
中には口をアングリと間抜けに開けているリザードマンも居た。
流石のリザードマンたちも、次々と異次元宝物庫内から現れるメイドたちに驚いている。
そして、二十一人のメイドが出きったところで俺は言った。
「コカトリスの焼き鳥だ。食うか?」
俺が微笑みながら言うと、白いローブのリザードマンが返答する。
「いいのか……?」
「駄目なら出さんよ」
俺はヒルダにコカトリスの肉を渡せと目でサインを送る。
ヒルダが俺の言いたいことを察してコカトリスの肉を持ったまま前に出た。
そして白いローブのリザードマンにコカトリスの肉を手渡すと、別のメイドたちも前に出てリザードマンたちにコカトリスの肉を手渡す。
コカトリスの肉を受け取ったリザードマンたちが呆然としている間に、手ぶらになったメイドたちは異次元宝物庫の中に帰って行った。
その間、俺は、ずっと微笑みながら見ていた。
やがて再び俺は一人になる。
そして俺は満面の笑みでリザードマンたちに言った。
「腹が減ってるんだろ。食っちゃいなよ」
その言葉がリザードマンには通じてなかったのだろう。
リザードマンたちは、ずっと呆然としていた。
しばらく静かだった白いローブのリザードマンが、一言だけ何かを言った。
その言葉がリザードマン語だったので、俺には分からなかったが、次の瞬間には、リザードマンたちがコカトリスの肉を分け合って食べ始める。
子供のリザードマンは、はしゃぎながらコカトリスの肉を頬張っていた。
やがてコカトリスの肉はすべて食べ終わる。
食べ終わったリザードマンたちが、再び俺を見詰めていた。
その表情からは、まだ飢えの色が窺える。
あれじゃあ足りなかったかな?
食べてないヤツも居たもんな。
俺は異次元宝物庫を開くと中のヒルダに訊く。
「ヒルダ、まだコカトリスの肉は残っているか?」
「あと二兎分ほど残っております」
「悪いが全部出してくれないか」
「畏まりました」
そして再びメイドたちがコカトリスの肉を運んで来てリザードマンに手渡してから帰って行く。
それをリザードマンたちが貪った。
しばらくして──。
「どうだい、腹は落ち着いたか?」
俺が白いローブのリザードマンに問うと、彼は俺の前に正座をして、深々と頭を下げた。
爬虫類独特の骨格のせいか、土下座をすると、口先が地面に付いていた。
地面に口付けしているのだ。
正座かよ?
なんだか、やたらと和風だな。
そんなことに俺が驚いていると、他のリザードマンたちも正座をして俺に頭を下げた。
うわ、なんか怖いよ!!
そして頭を下げたままの白いローブのリザードマンが声を張る。
「ありがたき幸せ。ご慈悲に感謝いたします!!」
「いや、土下座までしなくても……」
「これは、我々リザードマン族が、最大限の礼儀を模したスタイルです。気持ちだけですが、お受け取りくださいませ!!」
うわー……。
一族総出で感謝しちゃってますわ……。
俺的には、食い飽きて余っていたコカトリスの肉を処分しただけなんだけどな~。
まあ、結果オーライってことでいいかな。
これで和解できただろうさ。
森の中には沼地があって、そこにはリザードマンの集落があるらしいのだ。
あの商人の荷馬車を襲ったリザードマンの群れは、そこから来たと思われる。
俺は探索スキルを使ってリザードマンたちの足跡を追った。
隠す気のない足跡は、森の奥へと続いている。
しかし、なんとも寂しげな感じの森であった。
ほとんどが枯れ木ばかりで、その周りに生えている草木も枯れて茶色い色ばかりだ。
それに沼地があるはずなのに、その大地はなんだか乾燥しているように思えた。
まあ、周りの環境は置いといて、今は去ったリザードマンたちを追うのに専念しようかな。
そんな感じで俺が、リザードマンたちの足跡を追っていると、枯れた木々の隙間にボロい三角テントが幾つか見えて来る。
村か?
いや、違うな。
そこまでの生活感がないな。
おそらく出来合いのキャンプだろう。
そこにリザードマンの足跡は続いている。
俺は忍び足スキルと気配消しスキルを駆使してキャンプに近づいた。
枯れ木の隙間から見るからに、三角テントの数は多い。
十から十五ぐらいはテントが建っている。
「なんだ、結構な群れだぞ」
三角テントは中央の広場を囲むように円形に設置されていた。
俺は枯れ木の森から出てテントの陰に隠れながら、その奥にある広場を覗き見た。
すると沢山のリザードマンたちが広場に集まり、輪になって座っている。
それは荷馬車を襲った数より多かった。
雌や老人、数匹の子供の姿も輪には窺えた。
全員が輪になり座っている。
完全に集落の全員が、このキャンプに集まって居るようだった。
だが、ここが村には見えない。
やっぱり粗末なキャンプだ。
ここに子供や老人が居るのは違和感がある。
そして輪の中央には、あの白いローブのリザードマンが居た。
おそらくこいつが蔓の魔法で動きを封じた蜥蜴だろう。
なんだか分からない言葉でしゃべっている。
おそらくリザードマン語なのだろう。
そして荷馬車から奪った僅かな食料を、少しずつ皆に配っていた。
見ていて分かったことは、一匹一匹に配る食料の量は、明らかに少ない。
一口で食べ終わる量より少ない量だ。
それを貰ったリザードマンたちは、手の平に有る僅かな食料を、ジッと見詰めるだけであった。
そしてすべての食料を配り終わった白いローブのリザードマンが何かを述べると、僅かな食料を貰ったリザードマンたちが、一斉に食料を口に運んだ。
一瞬で食べ終わる。
それからリザードマン全員が、食べてから直ぐに俯いた。
まるで祈るように静かにだ。
その表情や背中からは、なんだか寂しさしか感じられない。
「もしかして、すげー飢えてるんじゃあないのか、こいつらは……?」
俺は悲しくなって、フラリとテントの陰から出て行った。
すると直ぐにリザードマンたちが俺に気が付いて騒ぎ出す。
雄たちが槍や弓矢を構えると、雌や老人たちが子供たちを隠すように自分の背後に回した。
リザードマンたちが俺に警戒を強める中で、あの白いローブのリザードマンが前に出て来る。
「お前はさっきのヤツだな。食料を取り返しに来たのか?」
白いローブのリザードマンは、他のリザードマンに比べて冷静だった。
俺も静かに答える。
「俺はそんなに野暮な人間じゃあないぜ」
「ならば、何しに来た。我々を討伐しに来たか?」
「違うってばよ」
そう言いながら俺は手をブラブラと振った。
それから異次元宝物庫の出入り口を、大きく開くと中のヒルダに言う。
「ヒルダ。中にあるコカトリスの焼き肉を、幾つか出してくれないか」
すると異次元宝物庫の中から「はい」っと言葉が返って来た。
やがて二十一人のメイドたちが手に手にコカトリスの焼かれた肉を持って出て来る。
その光景を見ていたリザードマンたちが、目を見開いて驚いて居た。
中には口をアングリと間抜けに開けているリザードマンも居た。
流石のリザードマンたちも、次々と異次元宝物庫内から現れるメイドたちに驚いている。
そして、二十一人のメイドが出きったところで俺は言った。
「コカトリスの焼き鳥だ。食うか?」
俺が微笑みながら言うと、白いローブのリザードマンが返答する。
「いいのか……?」
「駄目なら出さんよ」
俺はヒルダにコカトリスの肉を渡せと目でサインを送る。
ヒルダが俺の言いたいことを察してコカトリスの肉を持ったまま前に出た。
そして白いローブのリザードマンにコカトリスの肉を手渡すと、別のメイドたちも前に出てリザードマンたちにコカトリスの肉を手渡す。
コカトリスの肉を受け取ったリザードマンたちが呆然としている間に、手ぶらになったメイドたちは異次元宝物庫の中に帰って行った。
その間、俺は、ずっと微笑みながら見ていた。
やがて再び俺は一人になる。
そして俺は満面の笑みでリザードマンたちに言った。
「腹が減ってるんだろ。食っちゃいなよ」
その言葉がリザードマンには通じてなかったのだろう。
リザードマンたちは、ずっと呆然としていた。
しばらく静かだった白いローブのリザードマンが、一言だけ何かを言った。
その言葉がリザードマン語だったので、俺には分からなかったが、次の瞬間には、リザードマンたちがコカトリスの肉を分け合って食べ始める。
子供のリザードマンは、はしゃぎながらコカトリスの肉を頬張っていた。
やがてコカトリスの肉はすべて食べ終わる。
食べ終わったリザードマンたちが、再び俺を見詰めていた。
その表情からは、まだ飢えの色が窺える。
あれじゃあ足りなかったかな?
食べてないヤツも居たもんな。
俺は異次元宝物庫を開くと中のヒルダに訊く。
「ヒルダ、まだコカトリスの肉は残っているか?」
「あと二兎分ほど残っております」
「悪いが全部出してくれないか」
「畏まりました」
そして再びメイドたちがコカトリスの肉を運んで来てリザードマンに手渡してから帰って行く。
それをリザードマンたちが貪った。
しばらくして──。
「どうだい、腹は落ち着いたか?」
俺が白いローブのリザードマンに問うと、彼は俺の前に正座をして、深々と頭を下げた。
爬虫類独特の骨格のせいか、土下座をすると、口先が地面に付いていた。
地面に口付けしているのだ。
正座かよ?
なんだか、やたらと和風だな。
そんなことに俺が驚いていると、他のリザードマンたちも正座をして俺に頭を下げた。
うわ、なんか怖いよ!!
そして頭を下げたままの白いローブのリザードマンが声を張る。
「ありがたき幸せ。ご慈悲に感謝いたします!!」
「いや、土下座までしなくても……」
「これは、我々リザードマン族が、最大限の礼儀を模したスタイルです。気持ちだけですが、お受け取りくださいませ!!」
うわー……。
一族総出で感謝しちゃってますわ……。
俺的には、食い飽きて余っていたコカトリスの肉を処分しただけなんだけどな~。
まあ、結果オーライってことでいいかな。
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