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【第九章】アンデッドなメイドたち編
9-20【巨漢の定め】
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火の海になる部屋の中で俺は、まだ僅かに動いている人形たちにとどめを刺して回った。
燃えながら這いつくばる人形を、無惨にもロングソードで串刺しにして行く。
「成仏せいや……」
こいつらだって悪気が有ってここに集まったわけでもなかろう。
全部はガーディアンドールに引き寄せられて集まってしまった浮遊霊的な連中だ。
最後ぐらいアッサリと滅してやるさ。
本当に成仏してもらいたい。
さて、まだ部屋の中はあちらこちらで火が燃えているが、これで動いている人形は一体も居なくなったぞ。
俺は魔力感知で周囲を見回したが、これと言って反応は感じられない。
まあ、そうだろうさ。
ここでマジックアイテムが出て来るなんて高望みかな。
とにかく、先に進もうか。
魔法のストックを考えるならば、ここで引き返してもいいんだが、ここは前進を選ぼう。
試練のハードルは、高いほうがワクワクするしな。
ちょっと縛りプレーぽくね。
よーし、ファイトだ、俺!!
さて、まずは右の通路からだろう。
俺はショートソードの明かりを頼りに通路を進む。
そして10メートルも進まないで部屋に出た。
四方15メートルほどの大部屋だ。
天井も10メートルはありそうだな。
部屋の中にはテーブルが幾つもあり、その上には作りかけの人形のパーツが沢山ころがっていた。
壁にも衣類を着ていないリアルな人形が積まれている。
万力、ノコギリ、鉋、ノミに彫刻刀。
作業道具が散らばっているところからして、ここで人形を作っていたのかな?
あっ、よく見れば、髑髏などの人骨も目に入るぞ。
ここでアンデッドも拵えていたのだろう。
ここで上に居るミイラメイドさんたちも作られたのかな。
なんかさ~。
ここの元主の魔法使いって陰気だよな。
人形を作ったり、死体を弄くったりするネクロマンサーだもの、人には好かれなかったんだろうな……。
おや?
部屋の奥には大きな風呂敷が被せられた荷物があるぞ。
俺が部屋の中央ぐらいまで進むと、その風呂敷の中身がグラグラと動き出す。
その風呂敷が盛り上がった。
中の物が立ち上がったようだ。
その高さは2メートル半はありそうだった。
ヤバ、大きくね……。
そして中身が風呂敷を自分で剥ぐって姿を現す。
それは大きな人形だった。
「うわー、グロテスクなキラーマシーンだな……」
パーツの一つ一つはリアルなアンティークドールの物であった。
巨漢を支える人間型の足は四本。
ボールジョイントの腹。
胸は女性の身体が向かい合わせにくっついているデザインで背中が無い。
頭は一つだが、目が六つ有る。
腕は四本。
武器はシミターの三刀流に、腕に装着するタイプのクロスボウが一丁だ。
「わ~……、これがガーディアンドールさんですかぁ~……。大きいね……」
ガーディアンドールは俺を見ると六つの眼球を赤く光らせた。
攻撃の意思が満々な色ですぞ!!
そして四本の足をガチャガチャ言わせながら俺に迫る。
怒涛の勢いで、机を弾き飛ばしながら走って来た。
「敵意満々じゃんか、やーべぇ~!」
俺は瞬時に背を向けて走り出す。
部屋に入って来た通路にだ。
「ひゃっはー」
俺がスライディングで通路に滑り込むと、巨漢のガーディアンドールは通路の枠に引っ掛かって止まった。
緊急避難成功だぜ。
あの巨漢では、この通路にまで入って来れないだろうさ。
俺は通路内で胡座をかくと、ガシャガシャともがきながら出入り口に引っ掛かってるガーディアンドールを眺めた。
「馬鹿だね~。このドラゴンは、こんな狭い通路しかなかった洞窟に、どうやって入ってきたのかな?」
俺は声色を変えて自分の質問に答えた。
「この洞窟内で育ったんじゃあね?」
言ってから俺は笑いだした。
「あははは、なーーんてねーー!!」
馬鹿め!
こんなデカイヤツを作ってどうするんだ。
部屋からすら出れないじゃあないか。
大きいから強い、強いから万能ってわけじゃあないんだぜ。
もう、ばっかだな~。
「わおっ!!」
おっと危ないな!!
クロスボウを撃って来たわ。
まあ、でも、俺はマジックアイテムの効果で矢を四回だけ100%逸らせるんだけどね。
ざまー!!
じゃあ、今度はこっちから行くかな~。
俺は異次元宝物庫から火炎瓶を取り出した。
ニヤリと微笑む。
ゴモラタウンの如何わしい冒険者から教えてもらったカクテルに、砕けると発火する石を蓋に使った俺のオリジナルの火炎瓶だ。
たまに石が砕けなくて発火しないけど、ほぼほぼ爆発する火炎瓶ですわん。
「さて、これでも食らえやがれ!」
俺は通路内から部屋の中のガーディアンドールに向けて火炎瓶を投げつけた。
火炎瓶はガーディアンドールに命中して瓶が割れたが発火しない。
カクテルが飛び散っただけである。
失敗。
「ま、またか………」
俺は気を取り直して二つ目の火炎瓶を取り出すと投げ付けた。
今度はちゃんと燃焼液に引火した。
爆炎が広がるとガーディアンドールが炎に包まれる。
最初に不発した火炎瓶の燃料も合わさってか炎は二倍サイズとなっていた。
ガーディアンドールは炎にのたうち回りながら後退して行く。
俺はそれをロングボウで更に狙った。
「スマッシュアロー!!」
スキルを乗せた強打な矢がガーディアンドールの頭にヒットした。
顔の半分が砕け散る。
更にもう一撃だ。
「スマッシュアロー!!」
俺は二発目のスマッシュアローで再びガーディアンドールの顔面を狙う。
そして矢がヒットする。
その攻撃でガーディアンドールの顔が砕けて亡くなった。
後頭部だけが残って首と繋がっている。
すると燃え上がるガーディアンドールの体が脱力に沈んだ。
腰が落ちると動かなくなる。
よっしゃーー!!
完全勝利だぜ!!
楽勝楽勝!
燃えながら這いつくばる人形を、無惨にもロングソードで串刺しにして行く。
「成仏せいや……」
こいつらだって悪気が有ってここに集まったわけでもなかろう。
全部はガーディアンドールに引き寄せられて集まってしまった浮遊霊的な連中だ。
最後ぐらいアッサリと滅してやるさ。
本当に成仏してもらいたい。
さて、まだ部屋の中はあちらこちらで火が燃えているが、これで動いている人形は一体も居なくなったぞ。
俺は魔力感知で周囲を見回したが、これと言って反応は感じられない。
まあ、そうだろうさ。
ここでマジックアイテムが出て来るなんて高望みかな。
とにかく、先に進もうか。
魔法のストックを考えるならば、ここで引き返してもいいんだが、ここは前進を選ぼう。
試練のハードルは、高いほうがワクワクするしな。
ちょっと縛りプレーぽくね。
よーし、ファイトだ、俺!!
さて、まずは右の通路からだろう。
俺はショートソードの明かりを頼りに通路を進む。
そして10メートルも進まないで部屋に出た。
四方15メートルほどの大部屋だ。
天井も10メートルはありそうだな。
部屋の中にはテーブルが幾つもあり、その上には作りかけの人形のパーツが沢山ころがっていた。
壁にも衣類を着ていないリアルな人形が積まれている。
万力、ノコギリ、鉋、ノミに彫刻刀。
作業道具が散らばっているところからして、ここで人形を作っていたのかな?
あっ、よく見れば、髑髏などの人骨も目に入るぞ。
ここでアンデッドも拵えていたのだろう。
ここで上に居るミイラメイドさんたちも作られたのかな。
なんかさ~。
ここの元主の魔法使いって陰気だよな。
人形を作ったり、死体を弄くったりするネクロマンサーだもの、人には好かれなかったんだろうな……。
おや?
部屋の奥には大きな風呂敷が被せられた荷物があるぞ。
俺が部屋の中央ぐらいまで進むと、その風呂敷の中身がグラグラと動き出す。
その風呂敷が盛り上がった。
中の物が立ち上がったようだ。
その高さは2メートル半はありそうだった。
ヤバ、大きくね……。
そして中身が風呂敷を自分で剥ぐって姿を現す。
それは大きな人形だった。
「うわー、グロテスクなキラーマシーンだな……」
パーツの一つ一つはリアルなアンティークドールの物であった。
巨漢を支える人間型の足は四本。
ボールジョイントの腹。
胸は女性の身体が向かい合わせにくっついているデザインで背中が無い。
頭は一つだが、目が六つ有る。
腕は四本。
武器はシミターの三刀流に、腕に装着するタイプのクロスボウが一丁だ。
「わ~……、これがガーディアンドールさんですかぁ~……。大きいね……」
ガーディアンドールは俺を見ると六つの眼球を赤く光らせた。
攻撃の意思が満々な色ですぞ!!
そして四本の足をガチャガチャ言わせながら俺に迫る。
怒涛の勢いで、机を弾き飛ばしながら走って来た。
「敵意満々じゃんか、やーべぇ~!」
俺は瞬時に背を向けて走り出す。
部屋に入って来た通路にだ。
「ひゃっはー」
俺がスライディングで通路に滑り込むと、巨漢のガーディアンドールは通路の枠に引っ掛かって止まった。
緊急避難成功だぜ。
あの巨漢では、この通路にまで入って来れないだろうさ。
俺は通路内で胡座をかくと、ガシャガシャともがきながら出入り口に引っ掛かってるガーディアンドールを眺めた。
「馬鹿だね~。このドラゴンは、こんな狭い通路しかなかった洞窟に、どうやって入ってきたのかな?」
俺は声色を変えて自分の質問に答えた。
「この洞窟内で育ったんじゃあね?」
言ってから俺は笑いだした。
「あははは、なーーんてねーー!!」
馬鹿め!
こんなデカイヤツを作ってどうするんだ。
部屋からすら出れないじゃあないか。
大きいから強い、強いから万能ってわけじゃあないんだぜ。
もう、ばっかだな~。
「わおっ!!」
おっと危ないな!!
クロスボウを撃って来たわ。
まあ、でも、俺はマジックアイテムの効果で矢を四回だけ100%逸らせるんだけどね。
ざまー!!
じゃあ、今度はこっちから行くかな~。
俺は異次元宝物庫から火炎瓶を取り出した。
ニヤリと微笑む。
ゴモラタウンの如何わしい冒険者から教えてもらったカクテルに、砕けると発火する石を蓋に使った俺のオリジナルの火炎瓶だ。
たまに石が砕けなくて発火しないけど、ほぼほぼ爆発する火炎瓶ですわん。
「さて、これでも食らえやがれ!」
俺は通路内から部屋の中のガーディアンドールに向けて火炎瓶を投げつけた。
火炎瓶はガーディアンドールに命中して瓶が割れたが発火しない。
カクテルが飛び散っただけである。
失敗。
「ま、またか………」
俺は気を取り直して二つ目の火炎瓶を取り出すと投げ付けた。
今度はちゃんと燃焼液に引火した。
爆炎が広がるとガーディアンドールが炎に包まれる。
最初に不発した火炎瓶の燃料も合わさってか炎は二倍サイズとなっていた。
ガーディアンドールは炎にのたうち回りながら後退して行く。
俺はそれをロングボウで更に狙った。
「スマッシュアロー!!」
スキルを乗せた強打な矢がガーディアンドールの頭にヒットした。
顔の半分が砕け散る。
更にもう一撃だ。
「スマッシュアロー!!」
俺は二発目のスマッシュアローで再びガーディアンドールの顔面を狙う。
そして矢がヒットする。
その攻撃でガーディアンドールの顔が砕けて亡くなった。
後頭部だけが残って首と繋がっている。
すると燃え上がるガーディアンドールの体が脱力に沈んだ。
腰が落ちると動かなくなる。
よっしゃーー!!
完全勝利だぜ!!
楽勝楽勝!
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