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【第九章】アンデッドなメイドたち編
9-15【ホールドアップ】
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頭にはカチューシャ。
黒いロングスカートに白いフリルで飾られたエプロン。
女性のメイドだ。
メイドだが、その表情は干からびてカラカラのミイラである。
洋館のロビーで出会ったのはミイラのメイドさんだった。
クロスボウを持ち、左目には俺が放った矢が刺さっている。
あれでは確実に失明しているだろう。
わざとじゃあないが、自分でもやり過ぎたかと思う。
スキルのモンスターネーム判定だと、彼女は【マミー】と判定されていた。
やっぱり間違いなくミイラだ。
「あの~~、矢が目に刺さってますが、大丈夫ですかぁ……?」
ミイラのメイドさんは、乾いた口をハフハフさせながら言う。
『大丈夫です。もともと肉眼で物は見ていませんから』
目で物を見てないってことか?
アンデッドだから感じるだけで周囲を把握できてるってことなのかな?
それに、口は動いているが声は出ていない。
たぶんテレパシーっぽいもんな。
このメイドさんは、完全に生きた人間の理から外れていやがるぜ。
ザ・マミーだわ。
『ところで御客様は、この御屋敷に何しにこられましたか?』
マミーなメイドさんは冷静な口調で訊いてきた。
拍子抜けしたのは俺のほうだった。
「お化け退治に来ましたが……」
間の抜けた俺の回答を聞いたメイドさんは、壁際に歩いて行き、そこにあった小さな丸テーブルの上にクロスボウを置いた。
それから振り返る。
『御客様、先ほど玄関前でお食事を取られてましたよね?』
なんだろう。
話が変わったぞ。
「ああ、お昼だったからな」
『鶏肉の骨を捨ててましたよね?』
「ああ、捨てたかも……」
『ゴミを屋敷の敷地内に捨てられますと、私が掃除をしなければならないのですよ』
「ごめんなさい……」
『構いません』
「許してくれるの?」
『掃除は私の仕事ですからね』
どうやら許してくれたようだ。
『どうせ不法侵入者も掃除しなければならないのですから、ついでに掃除しときますわ』
言いながらミイラのメイドさんは、背中から細身のブレイドを引き抜いた。
唾の付いてない鋭利な日本刀。
うわ、そんなところに刀を隠してましたよ、このメイドさんはよ!!
てか、鳥の骨を捨てたの怒ってるじゃんか!!
『すみません。本来ならばメイドはメイドらしく箒でゴミを掃き出すのが筋なのですが、今回ばかりはブレイドを使わせてもらいます』
「俺はゴミですか!」
『ゴミです』
言いきられましたわ!!
俺はゴミかよ!!
人間のゴミかよ!!
そんなこんなしている間にメイドさんが、ブレイドを振りかぶりながら迫って来た。
両手でしっかりと握られた日本刀が背後に隠れるほど振りかぶっている。
そこから大きな一歩で踏み込んでくる上段の打ち込みだ。
完全に俺とやり合うつもりだわ!
『はっ!』
メイドさんは間合いに入るやいなやブレイドを振るう。
上段から振り下ろされた切っ先が下段に流れる。
足を狙ってやがるぞ
その剣筋は速くて可憐。
明らかに武を心得た太刀筋だ。
そして俺がショートソードで防ごうと剣を下げた瞬間に、ブレイドの先が跳ね上がった。
「速い!?」
Vの字を描いた閃光が上段に変わり、俺の顔面に迫った。
「燕返し、フェイントか!!」
下段の防御に下げたショートソードでは、上段に戻すのが間に合わない。
ショートソードより軽いブレイドのほうが速いのだ。
「ならば回避か!!」
俺は背を限界まで反らしてブレイドを躱す。
しかしブレイドの先が頬を掠めて鮮血を散らした。
僅かに顔を切られたぞ!!
俺が背を戻し体勢を取り戻すころには次の攻撃が素早く飛んで来た。
今度は俺の眼前でメイドさんのブレイドがZ字を描いた。
素早く複雑な太刀筋に困惑させられる。
「なろっ!」
その攻撃は何とか躱しきれた。
だが、直ぐにブレイドの突きが飛んで来た。
再び俺の眼前をブレイドの刀身が過ぎて行った。
回避に成功したが、次の攻撃が迫る。
今度は俺の爪先を狙ったブレイドが、狙いを外して床に刺さって止まったかと思いきや、瞬間に跳ね上がって俺の顎を狙って来る。
その剣筋は、続いて腹を狙い、肩を狙い、膝を狙ってから顔面を狙って飛んで来る。
連続からの閃光が闇に舞っていた。
速い!
速い!
なんだ、この速さは!!
なんて連続攻撃だ!!
攻撃バリエーションは、多彩で自在かよ!!
また来た!!
今度は手首を狙われた!!
次は脛かよ!!
今度は首かよ!!
うわ、太股かよ!!
また、首か!!
ちょっと、股間はやめて!!
いやん、お尻もやめて!!
俺は連続で飛んで来る攻撃をひたすらに回避したり防御したりした。
とにかく速い。
防ぐのがやっとだ。
反撃どころじゃあなかった。
「糞ッ、このミイラメイド、強いぞ!!」
『なかなかやりますね。ここまで攻撃を躱されるのは久々ですわ』
「あ、あんたこそやるじゃんか!!」
うわー、なんか俺の台詞は負け惜しみっぽいよ~。
すげー、悔しいな……。
悔しいが防戦だわ。
攻められ放題だわ。
ならばと俺が距離を取って魔法で応戦しようとするが、メイドさんは距離を離さず間合いを保ちやがる。
ぴったりと2メートル弱の間合いを保ち続けるのである。
なんとも嫌らしい。
そして、メイドさんの攻撃は止まらない。
完璧に間合いを制御されていた。
魔法で反撃する暇すら与えてくれない。
完全にメイドさんのペースだわ。
でも、引いて駄目なら押してみなってか!!
「いつまでも調子に乗るなよ!」
俺は前に出た。
その直後にメイドさんのブレイドが左肩に突き刺さる。
だが俺はブレイドを抜かせない。
そのまま体を押し込んだ。
「いてぇぇえええ!!」
ブレイドが俺の肩を貫通するが俺は止まらない。
『ぬぬっ!?』
メイドさんは体を引いて後方に下がろうとする。
しかし逃がさない。
ブレイドを抜かせない。
このブレイドが抜けたら更なる攻撃が始まる。
それを封じたい。
でも、痛いわーー!!
超痛いわーー!!
そして───。
「キャッチ!!」
肩にブレイドが刺さったままの左手が、メイドさんの襟首を掴んだ。
『ぬっ!!』
声を唸らせたメイドさんは、空いている左手で俺の腕を叩くが、襟首をガッチリと掴んだ手は外れない。
パワーなら手負いの俺ですら勝っているようだ。
このミイラメイドはスピードばかりのタイプらしい。
「もう逃がさないぜ!!」
俺はメイドさんの左足を下段前けりで豪快に蹴り飛ばした。
俺の踵を喰らったメイドさんの膝が、曲がらない方向に曲がる。
まるで枯れ枝を蹴り折ったかのような感触。
「このメイドさんは、耐久力も低いな!」
『がぁッ!』
するとメイドさんの姿勢が大きく前に崩れた。
しかし倒れない。
残った右足と、俺の肩に刺さっているブレイドを支えに持ちこたえていた。
だが、無防備だ。
俺はショートソードを突くように振りかぶる。
狙いを定めるためにショートソードの刀身が俺の顔の脇で攻撃を待つ。
「肉を切らして骨を絶つってやつだぜ!!」
『うぐぐぅ……』
もう、完全に勝負有りだった。
この突きで決まる。
メイドさんは、俺に左足を潰された段階で敗北が確定していたのだ。
『無念……』
なんだろう……。
このマミーなメイドさんに、とどめを刺したくないな。
何故だろう?
そう、俺が躊躇った刹那である。
一斉に声が聞こえた。
『『『『ホールドアップ!!』』』』
えっ、手を上げろですか!?
俺は複数の声に引かれて辺りを見回した。
そこでやっと俺は気付く。
俺は屋敷の広いロビーのド真ん中に、ブレイドを装備したメイドさんと一緒に立っていた。
その俺を、複数のミイラメイドさんたちが輪を築いて陣取るように取り囲んでいる。
しかも全員がクロスボウを俺に向けていた。
その人数は、二十人ぐらい居るのだ。
完全に取り囲まれてますわ。
ああ、流石にこれはヤバイかな……。
俺はメイドさんの襟首を離して、ショートソードを捨てた。
言われるがままに両手を上げる。
「ホールドアップだ……」
やっぱり俺にとっての多勢に無勢は鬼門だぜ。
黒いロングスカートに白いフリルで飾られたエプロン。
女性のメイドだ。
メイドだが、その表情は干からびてカラカラのミイラである。
洋館のロビーで出会ったのはミイラのメイドさんだった。
クロスボウを持ち、左目には俺が放った矢が刺さっている。
あれでは確実に失明しているだろう。
わざとじゃあないが、自分でもやり過ぎたかと思う。
スキルのモンスターネーム判定だと、彼女は【マミー】と判定されていた。
やっぱり間違いなくミイラだ。
「あの~~、矢が目に刺さってますが、大丈夫ですかぁ……?」
ミイラのメイドさんは、乾いた口をハフハフさせながら言う。
『大丈夫です。もともと肉眼で物は見ていませんから』
目で物を見てないってことか?
アンデッドだから感じるだけで周囲を把握できてるってことなのかな?
それに、口は動いているが声は出ていない。
たぶんテレパシーっぽいもんな。
このメイドさんは、完全に生きた人間の理から外れていやがるぜ。
ザ・マミーだわ。
『ところで御客様は、この御屋敷に何しにこられましたか?』
マミーなメイドさんは冷静な口調で訊いてきた。
拍子抜けしたのは俺のほうだった。
「お化け退治に来ましたが……」
間の抜けた俺の回答を聞いたメイドさんは、壁際に歩いて行き、そこにあった小さな丸テーブルの上にクロスボウを置いた。
それから振り返る。
『御客様、先ほど玄関前でお食事を取られてましたよね?』
なんだろう。
話が変わったぞ。
「ああ、お昼だったからな」
『鶏肉の骨を捨ててましたよね?』
「ああ、捨てたかも……」
『ゴミを屋敷の敷地内に捨てられますと、私が掃除をしなければならないのですよ』
「ごめんなさい……」
『構いません』
「許してくれるの?」
『掃除は私の仕事ですからね』
どうやら許してくれたようだ。
『どうせ不法侵入者も掃除しなければならないのですから、ついでに掃除しときますわ』
言いながらミイラのメイドさんは、背中から細身のブレイドを引き抜いた。
唾の付いてない鋭利な日本刀。
うわ、そんなところに刀を隠してましたよ、このメイドさんはよ!!
てか、鳥の骨を捨てたの怒ってるじゃんか!!
『すみません。本来ならばメイドはメイドらしく箒でゴミを掃き出すのが筋なのですが、今回ばかりはブレイドを使わせてもらいます』
「俺はゴミですか!」
『ゴミです』
言いきられましたわ!!
俺はゴミかよ!!
人間のゴミかよ!!
そんなこんなしている間にメイドさんが、ブレイドを振りかぶりながら迫って来た。
両手でしっかりと握られた日本刀が背後に隠れるほど振りかぶっている。
そこから大きな一歩で踏み込んでくる上段の打ち込みだ。
完全に俺とやり合うつもりだわ!
『はっ!』
メイドさんは間合いに入るやいなやブレイドを振るう。
上段から振り下ろされた切っ先が下段に流れる。
足を狙ってやがるぞ
その剣筋は速くて可憐。
明らかに武を心得た太刀筋だ。
そして俺がショートソードで防ごうと剣を下げた瞬間に、ブレイドの先が跳ね上がった。
「速い!?」
Vの字を描いた閃光が上段に変わり、俺の顔面に迫った。
「燕返し、フェイントか!!」
下段の防御に下げたショートソードでは、上段に戻すのが間に合わない。
ショートソードより軽いブレイドのほうが速いのだ。
「ならば回避か!!」
俺は背を限界まで反らしてブレイドを躱す。
しかしブレイドの先が頬を掠めて鮮血を散らした。
僅かに顔を切られたぞ!!
俺が背を戻し体勢を取り戻すころには次の攻撃が素早く飛んで来た。
今度は俺の眼前でメイドさんのブレイドがZ字を描いた。
素早く複雑な太刀筋に困惑させられる。
「なろっ!」
その攻撃は何とか躱しきれた。
だが、直ぐにブレイドの突きが飛んで来た。
再び俺の眼前をブレイドの刀身が過ぎて行った。
回避に成功したが、次の攻撃が迫る。
今度は俺の爪先を狙ったブレイドが、狙いを外して床に刺さって止まったかと思いきや、瞬間に跳ね上がって俺の顎を狙って来る。
その剣筋は、続いて腹を狙い、肩を狙い、膝を狙ってから顔面を狙って飛んで来る。
連続からの閃光が闇に舞っていた。
速い!
速い!
なんだ、この速さは!!
なんて連続攻撃だ!!
攻撃バリエーションは、多彩で自在かよ!!
また来た!!
今度は手首を狙われた!!
次は脛かよ!!
今度は首かよ!!
うわ、太股かよ!!
また、首か!!
ちょっと、股間はやめて!!
いやん、お尻もやめて!!
俺は連続で飛んで来る攻撃をひたすらに回避したり防御したりした。
とにかく速い。
防ぐのがやっとだ。
反撃どころじゃあなかった。
「糞ッ、このミイラメイド、強いぞ!!」
『なかなかやりますね。ここまで攻撃を躱されるのは久々ですわ』
「あ、あんたこそやるじゃんか!!」
うわー、なんか俺の台詞は負け惜しみっぽいよ~。
すげー、悔しいな……。
悔しいが防戦だわ。
攻められ放題だわ。
ならばと俺が距離を取って魔法で応戦しようとするが、メイドさんは距離を離さず間合いを保ちやがる。
ぴったりと2メートル弱の間合いを保ち続けるのである。
なんとも嫌らしい。
そして、メイドさんの攻撃は止まらない。
完璧に間合いを制御されていた。
魔法で反撃する暇すら与えてくれない。
完全にメイドさんのペースだわ。
でも、引いて駄目なら押してみなってか!!
「いつまでも調子に乗るなよ!」
俺は前に出た。
その直後にメイドさんのブレイドが左肩に突き刺さる。
だが俺はブレイドを抜かせない。
そのまま体を押し込んだ。
「いてぇぇえええ!!」
ブレイドが俺の肩を貫通するが俺は止まらない。
『ぬぬっ!?』
メイドさんは体を引いて後方に下がろうとする。
しかし逃がさない。
ブレイドを抜かせない。
このブレイドが抜けたら更なる攻撃が始まる。
それを封じたい。
でも、痛いわーー!!
超痛いわーー!!
そして───。
「キャッチ!!」
肩にブレイドが刺さったままの左手が、メイドさんの襟首を掴んだ。
『ぬっ!!』
声を唸らせたメイドさんは、空いている左手で俺の腕を叩くが、襟首をガッチリと掴んだ手は外れない。
パワーなら手負いの俺ですら勝っているようだ。
このミイラメイドはスピードばかりのタイプらしい。
「もう逃がさないぜ!!」
俺はメイドさんの左足を下段前けりで豪快に蹴り飛ばした。
俺の踵を喰らったメイドさんの膝が、曲がらない方向に曲がる。
まるで枯れ枝を蹴り折ったかのような感触。
「このメイドさんは、耐久力も低いな!」
『がぁッ!』
するとメイドさんの姿勢が大きく前に崩れた。
しかし倒れない。
残った右足と、俺の肩に刺さっているブレイドを支えに持ちこたえていた。
だが、無防備だ。
俺はショートソードを突くように振りかぶる。
狙いを定めるためにショートソードの刀身が俺の顔の脇で攻撃を待つ。
「肉を切らして骨を絶つってやつだぜ!!」
『うぐぐぅ……』
もう、完全に勝負有りだった。
この突きで決まる。
メイドさんは、俺に左足を潰された段階で敗北が確定していたのだ。
『無念……』
なんだろう……。
このマミーなメイドさんに、とどめを刺したくないな。
何故だろう?
そう、俺が躊躇った刹那である。
一斉に声が聞こえた。
『『『『ホールドアップ!!』』』』
えっ、手を上げろですか!?
俺は複数の声に引かれて辺りを見回した。
そこでやっと俺は気付く。
俺は屋敷の広いロビーのド真ん中に、ブレイドを装備したメイドさんと一緒に立っていた。
その俺を、複数のミイラメイドさんたちが輪を築いて陣取るように取り囲んでいる。
しかも全員がクロスボウを俺に向けていた。
その人数は、二十人ぐらい居るのだ。
完全に取り囲まれてますわ。
ああ、流石にこれはヤバイかな……。
俺はメイドさんの襟首を離して、ショートソードを捨てた。
言われるがままに両手を上げる。
「ホールドアップだ……」
やっぱり俺にとっての多勢に無勢は鬼門だぜ。
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