200 / 611
【第七章】魔王城へ旅立ち編
7-29【変態の勝負】
しおりを挟む
突然ながらメガロ・ガイストの幽霊が現れた。
それは見るからにレイスですね。
朧気に揺らめくローブ姿の魔法使いは半透明で顔色は真っ青。
黒く窪んだ眼下の奥で青白い瞳が輝いていやがる。
そして、長い髭を揺らしながら亡者のように呻いていた。
『ぁあぁァあァあアああぁアアア』
俺は一人で前に出る。
「ジャンヌちゃんはさがってて!!」
「は、はい!!」
さて、と──。
それにしてもキモイな~……。
意気込んでみたけれど、なんだかメガロの亡霊はエグいな。
とにかくビジュアルがエグい。
身長2メートルはあるよね。
巨大化してねえか?
変形してるって言ったらいいのかな。
悪霊化して、人間の枠から外れた体型をしてやがる。
灰色のローブから伸び出た両腕は、細くて異様に長いしさ。
長い足なんかローブから出てさ、膝の当たりから見えてますよ。
手も足も、爪なんて猛禽類のように伸びてますしさ。
何ですか、こいつは?
もう魔法使いの霊には見えませんがな。
『ぁあぁァあァあアああぁアアア!!』
しかも、すげー錯乱してないか!?
それとも発狂なのかな!?
俺がメガロ・ガイストを観察していると、メガロ・ガイストのほうから動いた。
フワリと浮き上がると天井に、背中を合わせて貼り付く。
「ちっ、上を取られたか!」
高い位置から攻めて来そうだぞ。
そう言うのって厄介だわ~。
俺が愚痴るとメガロはカサカサと素早く動いて天井を前進した。
そして俺たちの頭上を越えて行く。
なんかマジでキモイぞ!!
本当にキモイぞ、こいつ!!
巨大なゴ◯ブリみたいだわ!!
そして素早い移動で俺の背後に回ると床に下りて来る。
『しゃしャシャ!!』
着地したメガロはジャンヌの背後を取っていた。
「しまった、ジャンヌちゃん逃げて!!」
俺が叫ぶとメガロは長い身体を曲げてしゃがみ込んでいた。
「えっ……?」
どうやら足元に居る黒猫のジルドレの顎を撫でていようだ。
『しゃしャシャ~~♡』
「なぁ~~ご♡」
ジルドレはされるがままだった。
顎を撫でられて気持ち良さそうにしている。
それを見て俺は気付く。
「なるほど、そうだったのか!」
「ど、どうしたんですか、アスラン殿!?」
「ダグラスの猫たちがメガロに殺された理由が分かったぞ!」
「な、なんですか!?」
「メガロは猫好きだったんだ。そして猫たちを可愛がった!」
「ええ、そんなバカな!?」
「だから、可愛がり過ぎて、レイスのエナジードレインで猫たちの精気を吸い取ってしまったんだ!!」
「はぁ~?」
「その証拠に、ジルドレが弱りだしたぞ……」
「ニァ…………」
黒猫がフラフラしていた。
まるでお酒をたらふく飲んだ酔っぱらいのように千鳥足である。
「ジルドレちゃん!!!」
使い魔を心配したジャンヌちゃんが剣を抜いてメガロ・ガイストに斬りかかった。
しかし、ジャンヌちゃんの剣はメガロ・ガイストの頭部をすり抜けて床に当たる。
「なぜ!?」
剣を振り抜いたジャンヌちゃんが驚いていた。
あー、この子の剣はマジックアイテムじゃあ無いのね。
ノーマルウェポンじゃあレイス級の霊体モンスターを傷付けられないぞ。
よし、やっぱり俺がカッコいいところを披露しなければなるまい!!
「退いてくれ、ジャンヌちゃん!!」
俺はジャンヌちゃんを押し退けると黄金剣でメガロ・ガイストに斬りかかる。
「そら!!」
『しぁァあ!!』
メガロは身体を滑らせるように後退すると俺の剣を躱した。
「やるな、こいつ!?」
しかし今の動きは魔法使いの体術じゃあなかったぞ!?
そして間合いを築いたメガロ・ガイストが魔法を撃ってくる。
『しゃシャあアアア!!』
マジックアローだな!
レジストできない!!
魔法の矢が俺の頬をかすって過ぎて行くと、後方でジャンヌちゃんが「きゃ!」と叫んだ。
「ジャンヌちゃん!?」
どうやら俺が回避したマジックアローがジャンヌちゃんに当たってしまったらしい。
「大丈夫か!?」
「大丈夫です。このぐらいならヒールで治りますから!」
ちっ、やっぱりソロとは感じが違うな。
俺には仲間は無用だぜ。
邪魔に等しいわ。
とりあえず、ここはすんなりとメガロ・ガイストを討伐しなければなるまい。
「うらぁぁああ!!」
俺が黄金剣を振りかぶりながら前に出ると、メガロも前に出て来た。
何故に魔法使いが接近戦の間合いに入って来るんだ!?
いや、今は考えてる場合じゃあないぞ。
斬る!
「どらっ!!」
『しュ!!』
えっ!?
パンチ!?
目眩!?
俺は殴られたのか??
眼前がチカチカとしてやがる。
顎先を殴られた。
メガロの長い手が、剣の間合いの外から飛んで来て俺の顎を殴りやがったぞ。
「こ、こいつは──!?」
更に鞭で叩かれたような派手な音が鳴る。
メガロの長い左ジャブが俺の胸を叩いていた。
俺の息が一瞬だけ詰まる。
こいつは、魔法使いじゃないぞ!!
「ぐっぐぅ……!!」
俺の体がジャブの痛みに硬直して止まっていた。
「くそ……」
メガロが体勢を斜めに構えてステップを刻み出す。
左肩を前に向けた構えで、その左腕を肘からL字に曲げている。
そのL字に曲げた左腕を振り子のように振っていた。
「フリッカー、かよ……」
そこからメガロの追撃が放たれた。
左のフリッカージャブ!
長い腕が鞭のように振られてジャブを打ってくる。
「速ッ!」
更に長いッ!
──と、思った直後にはフリッカージャブが俺の顔面を捉えていた。
パチンっと音が弾ける。
「くっ!」
俺の視界が痛みに白く染まる。
更にそこからのチョッピングライト。
「げふっ!」
打ち下ろしのストレートが連続して俺の顔面をぶん殴っていた。
視界が派手に揺れる。
そして、フリッカージャブとチョッピングライトの勢いに俺の身体が後方に飛ばされた。
「なぁろ!!」
だが、俺は踏み止まった。
倒れない。
でも、鼻の穴から鮮血が鼻水のように垂れていく。
『しゃあアアしャアあアシャ!!』
メガロが威嚇の声を上げていた。
L字の左腕が左右に揺れている。
高い背を丸めながら顔を付き出すと、大きく口を開けて掠れ声を叫んでいた。
「忌々しい!!」
俺はペッと床に唾を吐いた。
その唾に赤い物が混ざっている。
けっこうな強打だったから、口の中がザックリと切れてやがるぞ。
こりゃー、しばらくは熱いコーヒーが飲めないだろう。
いや、ヒールで治るかな。
「なろう、容赦しねえからな!」
俺は強く黄金剣を握り締めた。
もう隙は見せられないぞ。
ジャンヌちゃんにこれ以上は恥ずかしいところは見せられない。
次で決めてやる。
そう俺が心中で決意すると、真横の扉が開いた。
そこはダグラス・ウィンチェスターが寝ているはずの部屋だ。
あの糞爺が出てきやがった!!
俺とメガロ・ガイストが同時に横を向く。
不味い!!
「なんじゃ、さわがしいな?」
都合の悪いことに、メガロ・ガイストのターゲットが直ぐ真横に出て来てしまったのだ。
しかし───。
あれーーーー!?
「なんじゃ、お前ら。戦ってたのか?」
そのダグラスの格好は、ピンク色のスケスケネグリジェで、頭には金髪のカツラを被っていた。
下着はブラもパンティーも、黒い女性用だ。
それだけじゃあなく、顔にはキモイぐらいの厚化粧が施されている。
それを見た俺とメガロ・ガイストは背を向けてゲロを吐いた。
「げろげろげろ~~……」
『ゲロゲロケロ~~……』
そしてゲロを吐き終わった俺は、メガロ・ガイストより早く振り返っていたのだ。
「あ、隙あり」
俺は背後からメガロ・ガイストの身体を黄金剣で貫いた。
『ギィァァァあァあアアア!!!』
悲鳴を上げたメガロ・ガイストの霊は霧となって消えて行く。
【おめでとうございます。レベル22になりました!】
わーい、やったー……。
レベルアップだぁ~……。
おそらく勝利の鍵は、どちらがより多く変態に慣れていたかだろう。
そう、俺のほうがより多く変態に触れ合っていたから、嘔吐から早く回復できたのだ。
これは、変態の勝利である。
それは見るからにレイスですね。
朧気に揺らめくローブ姿の魔法使いは半透明で顔色は真っ青。
黒く窪んだ眼下の奥で青白い瞳が輝いていやがる。
そして、長い髭を揺らしながら亡者のように呻いていた。
『ぁあぁァあァあアああぁアアア』
俺は一人で前に出る。
「ジャンヌちゃんはさがってて!!」
「は、はい!!」
さて、と──。
それにしてもキモイな~……。
意気込んでみたけれど、なんだかメガロの亡霊はエグいな。
とにかくビジュアルがエグい。
身長2メートルはあるよね。
巨大化してねえか?
変形してるって言ったらいいのかな。
悪霊化して、人間の枠から外れた体型をしてやがる。
灰色のローブから伸び出た両腕は、細くて異様に長いしさ。
長い足なんかローブから出てさ、膝の当たりから見えてますよ。
手も足も、爪なんて猛禽類のように伸びてますしさ。
何ですか、こいつは?
もう魔法使いの霊には見えませんがな。
『ぁあぁァあァあアああぁアアア!!』
しかも、すげー錯乱してないか!?
それとも発狂なのかな!?
俺がメガロ・ガイストを観察していると、メガロ・ガイストのほうから動いた。
フワリと浮き上がると天井に、背中を合わせて貼り付く。
「ちっ、上を取られたか!」
高い位置から攻めて来そうだぞ。
そう言うのって厄介だわ~。
俺が愚痴るとメガロはカサカサと素早く動いて天井を前進した。
そして俺たちの頭上を越えて行く。
なんかマジでキモイぞ!!
本当にキモイぞ、こいつ!!
巨大なゴ◯ブリみたいだわ!!
そして素早い移動で俺の背後に回ると床に下りて来る。
『しゃしャシャ!!』
着地したメガロはジャンヌの背後を取っていた。
「しまった、ジャンヌちゃん逃げて!!」
俺が叫ぶとメガロは長い身体を曲げてしゃがみ込んでいた。
「えっ……?」
どうやら足元に居る黒猫のジルドレの顎を撫でていようだ。
『しゃしャシャ~~♡』
「なぁ~~ご♡」
ジルドレはされるがままだった。
顎を撫でられて気持ち良さそうにしている。
それを見て俺は気付く。
「なるほど、そうだったのか!」
「ど、どうしたんですか、アスラン殿!?」
「ダグラスの猫たちがメガロに殺された理由が分かったぞ!」
「な、なんですか!?」
「メガロは猫好きだったんだ。そして猫たちを可愛がった!」
「ええ、そんなバカな!?」
「だから、可愛がり過ぎて、レイスのエナジードレインで猫たちの精気を吸い取ってしまったんだ!!」
「はぁ~?」
「その証拠に、ジルドレが弱りだしたぞ……」
「ニァ…………」
黒猫がフラフラしていた。
まるでお酒をたらふく飲んだ酔っぱらいのように千鳥足である。
「ジルドレちゃん!!!」
使い魔を心配したジャンヌちゃんが剣を抜いてメガロ・ガイストに斬りかかった。
しかし、ジャンヌちゃんの剣はメガロ・ガイストの頭部をすり抜けて床に当たる。
「なぜ!?」
剣を振り抜いたジャンヌちゃんが驚いていた。
あー、この子の剣はマジックアイテムじゃあ無いのね。
ノーマルウェポンじゃあレイス級の霊体モンスターを傷付けられないぞ。
よし、やっぱり俺がカッコいいところを披露しなければなるまい!!
「退いてくれ、ジャンヌちゃん!!」
俺はジャンヌちゃんを押し退けると黄金剣でメガロ・ガイストに斬りかかる。
「そら!!」
『しぁァあ!!』
メガロは身体を滑らせるように後退すると俺の剣を躱した。
「やるな、こいつ!?」
しかし今の動きは魔法使いの体術じゃあなかったぞ!?
そして間合いを築いたメガロ・ガイストが魔法を撃ってくる。
『しゃシャあアアア!!』
マジックアローだな!
レジストできない!!
魔法の矢が俺の頬をかすって過ぎて行くと、後方でジャンヌちゃんが「きゃ!」と叫んだ。
「ジャンヌちゃん!?」
どうやら俺が回避したマジックアローがジャンヌちゃんに当たってしまったらしい。
「大丈夫か!?」
「大丈夫です。このぐらいならヒールで治りますから!」
ちっ、やっぱりソロとは感じが違うな。
俺には仲間は無用だぜ。
邪魔に等しいわ。
とりあえず、ここはすんなりとメガロ・ガイストを討伐しなければなるまい。
「うらぁぁああ!!」
俺が黄金剣を振りかぶりながら前に出ると、メガロも前に出て来た。
何故に魔法使いが接近戦の間合いに入って来るんだ!?
いや、今は考えてる場合じゃあないぞ。
斬る!
「どらっ!!」
『しュ!!』
えっ!?
パンチ!?
目眩!?
俺は殴られたのか??
眼前がチカチカとしてやがる。
顎先を殴られた。
メガロの長い手が、剣の間合いの外から飛んで来て俺の顎を殴りやがったぞ。
「こ、こいつは──!?」
更に鞭で叩かれたような派手な音が鳴る。
メガロの長い左ジャブが俺の胸を叩いていた。
俺の息が一瞬だけ詰まる。
こいつは、魔法使いじゃないぞ!!
「ぐっぐぅ……!!」
俺の体がジャブの痛みに硬直して止まっていた。
「くそ……」
メガロが体勢を斜めに構えてステップを刻み出す。
左肩を前に向けた構えで、その左腕を肘からL字に曲げている。
そのL字に曲げた左腕を振り子のように振っていた。
「フリッカー、かよ……」
そこからメガロの追撃が放たれた。
左のフリッカージャブ!
長い腕が鞭のように振られてジャブを打ってくる。
「速ッ!」
更に長いッ!
──と、思った直後にはフリッカージャブが俺の顔面を捉えていた。
パチンっと音が弾ける。
「くっ!」
俺の視界が痛みに白く染まる。
更にそこからのチョッピングライト。
「げふっ!」
打ち下ろしのストレートが連続して俺の顔面をぶん殴っていた。
視界が派手に揺れる。
そして、フリッカージャブとチョッピングライトの勢いに俺の身体が後方に飛ばされた。
「なぁろ!!」
だが、俺は踏み止まった。
倒れない。
でも、鼻の穴から鮮血が鼻水のように垂れていく。
『しゃあアアしャアあアシャ!!』
メガロが威嚇の声を上げていた。
L字の左腕が左右に揺れている。
高い背を丸めながら顔を付き出すと、大きく口を開けて掠れ声を叫んでいた。
「忌々しい!!」
俺はペッと床に唾を吐いた。
その唾に赤い物が混ざっている。
けっこうな強打だったから、口の中がザックリと切れてやがるぞ。
こりゃー、しばらくは熱いコーヒーが飲めないだろう。
いや、ヒールで治るかな。
「なろう、容赦しねえからな!」
俺は強く黄金剣を握り締めた。
もう隙は見せられないぞ。
ジャンヌちゃんにこれ以上は恥ずかしいところは見せられない。
次で決めてやる。
そう俺が心中で決意すると、真横の扉が開いた。
そこはダグラス・ウィンチェスターが寝ているはずの部屋だ。
あの糞爺が出てきやがった!!
俺とメガロ・ガイストが同時に横を向く。
不味い!!
「なんじゃ、さわがしいな?」
都合の悪いことに、メガロ・ガイストのターゲットが直ぐ真横に出て来てしまったのだ。
しかし───。
あれーーーー!?
「なんじゃ、お前ら。戦ってたのか?」
そのダグラスの格好は、ピンク色のスケスケネグリジェで、頭には金髪のカツラを被っていた。
下着はブラもパンティーも、黒い女性用だ。
それだけじゃあなく、顔にはキモイぐらいの厚化粧が施されている。
それを見た俺とメガロ・ガイストは背を向けてゲロを吐いた。
「げろげろげろ~~……」
『ゲロゲロケロ~~……』
そしてゲロを吐き終わった俺は、メガロ・ガイストより早く振り返っていたのだ。
「あ、隙あり」
俺は背後からメガロ・ガイストの身体を黄金剣で貫いた。
『ギィァァァあァあアアア!!!』
悲鳴を上げたメガロ・ガイストの霊は霧となって消えて行く。
【おめでとうございます。レベル22になりました!】
わーい、やったー……。
レベルアップだぁ~……。
おそらく勝利の鍵は、どちらがより多く変態に慣れていたかだろう。
そう、俺のほうがより多く変態に触れ合っていたから、嘔吐から早く回復できたのだ。
これは、変態の勝利である。
10
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。
変態が、変態のために、変態が送る、変態的な少年のハチャメチャ変態冒険記。
ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。
タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
わがまま姉のせいで8歳で大聖女になってしまいました
ぺきぺき
ファンタジー
ルロワ公爵家の三女として生まれたクリスローズは聖女の素質を持ち、6歳で教会で聖女の修行を始めた。幼いながらも修行に励み、周りに応援されながら頑張っていたある日突然、大聖女をしていた10歳上の姉が『妊娠したから大聖女をやめて結婚するわ』と宣言した。
大聖女資格があったのは、その時まだ8歳だったクリスローズだけで…。
ー---
全5章、最終話まで執筆済み。
第1章 6歳の聖女
第2章 8歳の大聖女
第3章 12歳の公爵令嬢
第4章 15歳の辺境聖女
第5章 17歳の愛し子
権力のあるわがまま女に振り回されながらも健気にがんばる女の子の話を書いた…はず。
おまけの後日談投稿します(6/26)。
番外編投稿します(12/30-1/1)。
作者の別作品『人たらしヒロインは無自覚で魔法学園を改革しています』の隣の国の昔のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる