184 / 611
【第七章】魔王城へ旅立ち編
7-13【ゴリラゴリ】
しおりを挟む
俺はギルガメッシュと別れて冒険者ギルドをあとにした。
建物の外に出れば、もう夕日が沈みかけている。
本当はダラダラと酒場でハンスさんを相手に、くだらない話をしながら夕飯でも食ってから帰ろうかとも考えてたが、万が一にもアマデウスたちに絡まれたら面倒臭いので、それはまたの機会にした。
それにスカル姉さん立ちも俺が買ってくる晩飯を期待しているはずだ。
帰り道の屋台で何か適当な物を買って帰らないとならないだろう。
そして俺は、スカル姉さんたちが待つ空き地に帰る途中で雑貨屋に立ち寄る。
魔王城までの道のりが、詳しく載っている地図を探すためにだ。
魔王城を占拠しに行くのに、道中が分からなければ話にならないからな。
だから簡単な地図ぐらいは要るだろう。
そして手頃な地図を見つけて買うと、買ったばかりの地図を振り回しながら雑貨屋を出た。
辺りはもう暗い。
夜になっていた。
俺は人目も憚らず、地図を異次元宝物庫に入れた。
その際に酔っぱらいのオヤジに異次元宝物庫を見られてしまうが俺はウィンクで誤魔化した。
最近は面倒臭くて異次元宝物庫を隠そうともしていないな。
困った俺ですわ~。
あははははは~。
まっ、いいか~。
「おや~~」
雑貨屋を出た俺が、路地の反対側を見れば知った顔の男が、壁の隅に膝を抱えながら座っていた。
体育座りで大柄の男はゴリラのような堀の深い顔を膝の間に埋めている。
「あれ、ゴリラじゃあね?」
ゴリラとは、アマデウスの子分だ。
クラウドと一緒にアマデウスのパーティーで前衛の斧戦士を勤めている男である。
俺のことが気に食わないのか、ちょくちょく絡んできて迷惑しているのだ。
しかし今日は何やら様子が可笑しいぞ。
体育座りなんかして、センチを気取ってやがる。
俺が人混みを横切りゴリラに近づくと、ヤツは薄汚れた上着と短パンだけで座っていた。
足は何も穿かずに裸足である。
戦士用の武器も防具も、服意外は何も身に付けていない。
そして、なんだか疲れきっており、かなり薄汚れている。
ゴリラは俺が近付いたのにも気付かず、ただボーっと一点を見つめていた。
その視線の先を追って見れば、旨そうな料理を作っている屋台が在った。
なんだ、こいつ?
目が死んでるな?
なんだか俺が、ゴモラタウンに行っている間に、この町ではいろいろあったっぽいな。
本当に変革が多い町である。
「よう、ゴリラ。どうしたん?」
俺が話しかけると膝を抱えながら座って居たゴリラがゆっくりと俺を見上げた。
「なんだ、アスランか……。俺はゴリラじゃあねえぞ。本名はゴリだ……」
俺は元気のないゴリの隣にウンコ座りをした。
「おいおい、いつものツンデレっぽく、食いついてこないのか。つまんねーじゃあねーか」
「そんな元気ねえよ……。昨日の昼から何も食ってねえんだからよ……」
「へぇー、そうなんだ」
俺は立ち上がるとゴリが見詰めていた屋台から串焼きを数本買ってきた。
俺がゴリの元に串焼きを噛りながら戻ると、ゴリは涎を垂らしながら俺を見上げている。
いかにも欲しがっていやがるな。
俺は串焼きを三本だけ片手に持って、ゴリのほうに差し出しながら言った。
「食うか?」
「いいのか……」
「今日は特別なんだからな。勘違いするなよな!」
「あ、ありがとう!」
俺がわざわざツンデレっぽくボケたのに突っ込まれなかったぞ……。
悲しいじゃあねえかよ……。
放置とかは酷いわ~。
まあ、いいか。
そしてゴリは俺から串焼きを奪い取る勢いで受け取ると、ムシャムシャと一心不乱に食べ始めた。
相当腹が減ってたんだな。
ウホウホと言いそうである。
俺もそんな様子のゴリの横に座って、手にある串焼きの残りを食べた。
「それで、どうしたん、ゴリ?」
俺の言葉に串焼きを貪り食っていたゴリの動きが止まった。
「アマデウスのところで何かあったんか?」
ゴリは串焼きを食べながら話す。
「パーティーをクビになった……」
「なんで?」
「クラウドと比べて成長が悪いからだ。全然成長が見られないんだってよ……」
「でも、パーティーをクビになったからって、こんなところで腹を空かしているお前さんじゃあないだろ?」
ゴリは俯きながら言う。
「元々俺は、借金が多くてな。アマデウスさんに肩代わりしてもらってたんだ。それもパーティーをクビになって終わりだ。防具一式は、借金のかたに全部取られちまった……。でも、借金は全部払い終わったが、今は一文無しなんだ……」
「じゃあ、また借金して、装備を整えて冒険に出ればいいじゃんか?」
「それも駄目だった……。アマデウスさんが金貸しに口を聞いてて、俺に借金すらさせないんだ」
「なんでそこまでするんだ?」
「俺が目障りなんだろう。町から追い出したいらしい……」
「酷い話だな~」
「おまけに冒険も出来やしない。アマデウス派のヤツらも俺とはパーティーを組んでくれないし、ギルガメッシュ派も同様だ……」
普通の冒険者だと、ソロって選択肢はないのね。
「じゃあ普通の仕事につけよ?」
「俺みたいな体力しかない馬鹿に出来る仕事は、力仕事だけだが、人足とかの仕事は人手が余ってて毎日は仕事が回ってこないんだ……。たぶんそれもアマデウスさんが……」
「それで、ここでホームレスみたいなことをやってたんか?」
「ああ、情けない話だが、そうだ……」
「アマデウスも厳しいが、世間も厳しいな~」
「あの人は、俺みたいなろくでなしが嫌いなんだとさ……。まあ、そもそもろくでなしだから冒険者になったんだがな……」
「じゃあよ、居場所がないなら、俺んところに来るかい?」
「はあ……?」
「どうする?」
「だってお前は、ギルガメッシュ派だろ。何より俺なんか嫌いだろ……?」
「好きか嫌いかって言ったら男は全員嫌いだ。できたら世界が巨乳の美女だけになればいいと考えぇぇええがあがえがえがあがかあが!!!」
「ど、どうした急に!?」
「ちょっと、待ってろぉおおお!!」
「待つ! 待つけど大丈夫か!!」
「ただの発作だ。気にすんな……!」
ぜぇはー、ぜぇはー、ぜぇはー。
落ち着けー、落ち着けー。
「よし、もう大丈夫だ。話を戻そうか」
「あ、ああ……」
「でえ、どうする。俺んところに来るか、来ないか?」
「お前のパーティーに加われと?」
「ちげーよ。俺はソロだからな」
「じゃあ、俺はお前のところで、何をしろってんだぁ?」
「村人だ」
「村人……?」
「そう、村人二号にしてやるぞ」
俺が悪ガキっぽく笑うと、ゴリは怪訝そうに俺を見ていた。
そして、俺は立ち上がると言う。
「とりあえず、その気があるならついてこいや。飯や寝床ぐらいにはありつけるぞ」
そう言い終わり俺が歩き出すと、裸足のゴリも慌てて立ち上がり俺のあとを追って来た。
まあ、少なくとも、自分で前進だけはしてもらわないと困るからな。
他力本願過ぎる村人なんて無用だぜ。
俺がゴリをつれて空き地に帰ると、焚き火を囲みながらスカル姉さんと縛られたままのバイマンが待っていた。
狼三匹も、まだ居やがる。
こいつら狼の魔法は、時間で切れないのかな?
召還したら時間は無制限かよ?
まあ、いいや。
「スカル姉さん、それにカイマン。ちょっと話があるんだが、いいかな?」
「私はカイマンじゃあなくて、バイマンです……」
続いてスカル姉さんが、物欲しそうに言う。
「アスラ~ン。話はいいが、夕飯は買ってきてくれたのか?」
「ああ、忘れた……」
「忘れていただと!」
「すまん……」
「アスラン、お前は私が飢えてもいいと言うのか!?」
「それは、いいと思うぞ」
「ひ、酷い。これ以上痩せたらスタイル抜群で売れっ子のファッションモデルみたいなプロポーションになってしまうだろ!」
それは困る……。
「分かったよ。ウゼエな~。ちょっと買って来るわ」
ここにも飢えた亡者が巣くってるのを忘れていたぜ。
そういえば、こいつらも文無しなんだよな。
俺が空き地から出て行こうとすると、ゴリがあたふたと狼狽える。
「あー、ゴリ。お前はここで待っててくれないか」
「わ、分かった……」
そう答えると、ゴリもオズオズと焚き火の輪に加わる。
俺は踵を返すと、急いで食料を調達しに走った。
建物の外に出れば、もう夕日が沈みかけている。
本当はダラダラと酒場でハンスさんを相手に、くだらない話をしながら夕飯でも食ってから帰ろうかとも考えてたが、万が一にもアマデウスたちに絡まれたら面倒臭いので、それはまたの機会にした。
それにスカル姉さん立ちも俺が買ってくる晩飯を期待しているはずだ。
帰り道の屋台で何か適当な物を買って帰らないとならないだろう。
そして俺は、スカル姉さんたちが待つ空き地に帰る途中で雑貨屋に立ち寄る。
魔王城までの道のりが、詳しく載っている地図を探すためにだ。
魔王城を占拠しに行くのに、道中が分からなければ話にならないからな。
だから簡単な地図ぐらいは要るだろう。
そして手頃な地図を見つけて買うと、買ったばかりの地図を振り回しながら雑貨屋を出た。
辺りはもう暗い。
夜になっていた。
俺は人目も憚らず、地図を異次元宝物庫に入れた。
その際に酔っぱらいのオヤジに異次元宝物庫を見られてしまうが俺はウィンクで誤魔化した。
最近は面倒臭くて異次元宝物庫を隠そうともしていないな。
困った俺ですわ~。
あははははは~。
まっ、いいか~。
「おや~~」
雑貨屋を出た俺が、路地の反対側を見れば知った顔の男が、壁の隅に膝を抱えながら座っていた。
体育座りで大柄の男はゴリラのような堀の深い顔を膝の間に埋めている。
「あれ、ゴリラじゃあね?」
ゴリラとは、アマデウスの子分だ。
クラウドと一緒にアマデウスのパーティーで前衛の斧戦士を勤めている男である。
俺のことが気に食わないのか、ちょくちょく絡んできて迷惑しているのだ。
しかし今日は何やら様子が可笑しいぞ。
体育座りなんかして、センチを気取ってやがる。
俺が人混みを横切りゴリラに近づくと、ヤツは薄汚れた上着と短パンだけで座っていた。
足は何も穿かずに裸足である。
戦士用の武器も防具も、服意外は何も身に付けていない。
そして、なんだか疲れきっており、かなり薄汚れている。
ゴリラは俺が近付いたのにも気付かず、ただボーっと一点を見つめていた。
その視線の先を追って見れば、旨そうな料理を作っている屋台が在った。
なんだ、こいつ?
目が死んでるな?
なんだか俺が、ゴモラタウンに行っている間に、この町ではいろいろあったっぽいな。
本当に変革が多い町である。
「よう、ゴリラ。どうしたん?」
俺が話しかけると膝を抱えながら座って居たゴリラがゆっくりと俺を見上げた。
「なんだ、アスランか……。俺はゴリラじゃあねえぞ。本名はゴリだ……」
俺は元気のないゴリの隣にウンコ座りをした。
「おいおい、いつものツンデレっぽく、食いついてこないのか。つまんねーじゃあねーか」
「そんな元気ねえよ……。昨日の昼から何も食ってねえんだからよ……」
「へぇー、そうなんだ」
俺は立ち上がるとゴリが見詰めていた屋台から串焼きを数本買ってきた。
俺がゴリの元に串焼きを噛りながら戻ると、ゴリは涎を垂らしながら俺を見上げている。
いかにも欲しがっていやがるな。
俺は串焼きを三本だけ片手に持って、ゴリのほうに差し出しながら言った。
「食うか?」
「いいのか……」
「今日は特別なんだからな。勘違いするなよな!」
「あ、ありがとう!」
俺がわざわざツンデレっぽくボケたのに突っ込まれなかったぞ……。
悲しいじゃあねえかよ……。
放置とかは酷いわ~。
まあ、いいか。
そしてゴリは俺から串焼きを奪い取る勢いで受け取ると、ムシャムシャと一心不乱に食べ始めた。
相当腹が減ってたんだな。
ウホウホと言いそうである。
俺もそんな様子のゴリの横に座って、手にある串焼きの残りを食べた。
「それで、どうしたん、ゴリ?」
俺の言葉に串焼きを貪り食っていたゴリの動きが止まった。
「アマデウスのところで何かあったんか?」
ゴリは串焼きを食べながら話す。
「パーティーをクビになった……」
「なんで?」
「クラウドと比べて成長が悪いからだ。全然成長が見られないんだってよ……」
「でも、パーティーをクビになったからって、こんなところで腹を空かしているお前さんじゃあないだろ?」
ゴリは俯きながら言う。
「元々俺は、借金が多くてな。アマデウスさんに肩代わりしてもらってたんだ。それもパーティーをクビになって終わりだ。防具一式は、借金のかたに全部取られちまった……。でも、借金は全部払い終わったが、今は一文無しなんだ……」
「じゃあ、また借金して、装備を整えて冒険に出ればいいじゃんか?」
「それも駄目だった……。アマデウスさんが金貸しに口を聞いてて、俺に借金すらさせないんだ」
「なんでそこまでするんだ?」
「俺が目障りなんだろう。町から追い出したいらしい……」
「酷い話だな~」
「おまけに冒険も出来やしない。アマデウス派のヤツらも俺とはパーティーを組んでくれないし、ギルガメッシュ派も同様だ……」
普通の冒険者だと、ソロって選択肢はないのね。
「じゃあ普通の仕事につけよ?」
「俺みたいな体力しかない馬鹿に出来る仕事は、力仕事だけだが、人足とかの仕事は人手が余ってて毎日は仕事が回ってこないんだ……。たぶんそれもアマデウスさんが……」
「それで、ここでホームレスみたいなことをやってたんか?」
「ああ、情けない話だが、そうだ……」
「アマデウスも厳しいが、世間も厳しいな~」
「あの人は、俺みたいなろくでなしが嫌いなんだとさ……。まあ、そもそもろくでなしだから冒険者になったんだがな……」
「じゃあよ、居場所がないなら、俺んところに来るかい?」
「はあ……?」
「どうする?」
「だってお前は、ギルガメッシュ派だろ。何より俺なんか嫌いだろ……?」
「好きか嫌いかって言ったら男は全員嫌いだ。できたら世界が巨乳の美女だけになればいいと考えぇぇええがあがえがえがあがかあが!!!」
「ど、どうした急に!?」
「ちょっと、待ってろぉおおお!!」
「待つ! 待つけど大丈夫か!!」
「ただの発作だ。気にすんな……!」
ぜぇはー、ぜぇはー、ぜぇはー。
落ち着けー、落ち着けー。
「よし、もう大丈夫だ。話を戻そうか」
「あ、ああ……」
「でえ、どうする。俺んところに来るか、来ないか?」
「お前のパーティーに加われと?」
「ちげーよ。俺はソロだからな」
「じゃあ、俺はお前のところで、何をしろってんだぁ?」
「村人だ」
「村人……?」
「そう、村人二号にしてやるぞ」
俺が悪ガキっぽく笑うと、ゴリは怪訝そうに俺を見ていた。
そして、俺は立ち上がると言う。
「とりあえず、その気があるならついてこいや。飯や寝床ぐらいにはありつけるぞ」
そう言い終わり俺が歩き出すと、裸足のゴリも慌てて立ち上がり俺のあとを追って来た。
まあ、少なくとも、自分で前進だけはしてもらわないと困るからな。
他力本願過ぎる村人なんて無用だぜ。
俺がゴリをつれて空き地に帰ると、焚き火を囲みながらスカル姉さんと縛られたままのバイマンが待っていた。
狼三匹も、まだ居やがる。
こいつら狼の魔法は、時間で切れないのかな?
召還したら時間は無制限かよ?
まあ、いいや。
「スカル姉さん、それにカイマン。ちょっと話があるんだが、いいかな?」
「私はカイマンじゃあなくて、バイマンです……」
続いてスカル姉さんが、物欲しそうに言う。
「アスラ~ン。話はいいが、夕飯は買ってきてくれたのか?」
「ああ、忘れた……」
「忘れていただと!」
「すまん……」
「アスラン、お前は私が飢えてもいいと言うのか!?」
「それは、いいと思うぞ」
「ひ、酷い。これ以上痩せたらスタイル抜群で売れっ子のファッションモデルみたいなプロポーションになってしまうだろ!」
それは困る……。
「分かったよ。ウゼエな~。ちょっと買って来るわ」
ここにも飢えた亡者が巣くってるのを忘れていたぜ。
そういえば、こいつらも文無しなんだよな。
俺が空き地から出て行こうとすると、ゴリがあたふたと狼狽える。
「あー、ゴリ。お前はここで待っててくれないか」
「わ、分かった……」
そう答えると、ゴリもオズオズと焚き火の輪に加わる。
俺は踵を返すと、急いで食料を調達しに走った。
10
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。
変態が、変態のために、変態が送る、変態的な少年のハチャメチャ変態冒険記。
ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。
タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる