164 / 611
【第六章】閉鎖ダンジョン後編
6-18【ファイナルマッチ】
しおりを挟む
ダンジョン内の通路を猛ダッシュ中の俺は、走りながら作戦を考えていた。
とりあえずこの広い通路から出てセルバンテスミイラを待ち受けようか。
不意打ちを企むのが適当な作戦だろう。
問題は、どこに潜むかだな。
そもそも追って来ているのかな?
俺は走りながらチラリと後方を見た。
「ぶっ!!」
追って来てますわ!!
しかもすげースプリンターみたいな可憐なホームで疾走してますよ!!
ちょっと気を緩めたら追い付かれるんじゃあないですか!?
すげー速いぞ!!
あのミニスカチャイナだと走りやすいよね!!
畜生が!!
追い付かれるもんか!!
俺の足の速さは世界で二番だからな!!
言い訳じゃあないけれど、まだ一度しか負けたことがないんだもんね!!
『は▧♯ぁ+ぁ─…あ◈~』
キャーー!!
声が近くなってる!?
振り返ったら直ぐそこに居そうですよ!!
もう追い付かれたのかよ!!
マジでやばいぞ!!
うわ、殺気っ!!
俺は咄嗟にしゃがんで避けた。
「うわっ!!」
すると空振った黄金剣の刀身が瞬速で頭上を過ぎて行く。
そして、横一線の剣と同時に俺の横をセルバンテスミイラが、勢い良く追い抜いて行った。
更にセルバンテスミイラが振り返りざまに黄金剣を振るって来る。
『¡っ↔あ!!』
「ひぃ、また来た!!」
一振二振りと繰り返される攻撃が俺の眼前を何度も往復した。
「あぶね! 鼻の頭にカスったぞ!!」
この野郎はマジで俺を殺すきだな!!
洒落にならんぞ、マジでよ!!
てか、走っても良しかよ、ミイラの癖にさ!!
だとすると、こりゃあ逃げきれんな。
こいつも逃がしてくれる気がないようだしさ。
とりあえず時間稼ぎだ。
「ファイアーシャード!」
俺が突然放った炎の飛礫魔法だったがセルバンテスミイラの眼前でかき消える。
やっぱりレジストされた。
「でも……」
あれ?
これ、行けるかも。
俺は再びファイアーシャードをセルバンテスミイラの顔面目掛けて放つ。
やはり魔法はかき消える。
しかし、その一瞬だけセルバンテスミイラの視界が奪われていた。
そして、僅かな瞬間だけセルバンテスミイラが立ち止まるのだ。
俺は魔法の直後にロングソードで顔面を突きに出る。
「どらっ!!」
『▨っ▷►!?』
セルバンテスミイラが咄嗟に剣先を避ける。
しかし、刀身がセルバンテスミイラの耳を斬り落とした。
乾燥した左耳が飛ぶ。
「油断大敵だぜ!」
間合いは超が付くほど接近していた。
俺はロングソードを引きながら左拳でフックを放つ。
「おらっ!!」
『♯◈っ!!』
俺の拳がミイラの下顎にめり込んだ。
そのまま力任せに拳を振りきる。
セルバンテスミイラの身体が俺の拳打で大きく揺れた。
しかし倒れない。
それどころか丸盾を装着した左腕で俺を強打して来た。
「反撃かっ!」
俺は丸盾で胸を殴られよろめく。
だが、こっちだって負けられない。
引けない。
退けられない。
俺はロングソードで頭を狙って横振りの一撃を繰り出した。
しかし、丸盾で弾かれた。
そしてセルバンテスミイラは俺のロングソードを弾くと同時に黄金剣で左足を狙って来る。
俺は太股を切られながら異次元宝物庫から【パワーメイス+2】腕力が小向上する。命中率が向上する。を取り出した。
それを左手に持ってセルバンテスミイラをぶん殴る。
パワーメイスがセルバンテスミイラの左肩を粉砕した。
ボキボキと骨が砕ける音が鳴る。
セルバンテスミイラの丸盾を持った左腕がダラリと下がった。
「筋を断った!」
いや、乾燥した筋肉を破壊して潰したが正解だろうか。
なんにしろこれで盾は使えまい。
しかし、すぐさまセルバンテスミイラの蹴り足が飛んで来た。
上段の前蹴りが俺の顎を蹴り上げる。
俺の視界が衝撃に上下すると、黒と白にチカチカと濁った。
一瞬だが視界を見失ってしまう。
そこに何らかの攻撃が加えられた。
俺は見えてなかったから分からないが、おそらく腹を切られた感じだった。
不味い!!
でも、確認できない。
確認して内臓でも出ていたら心が折れちまう。
確認よりも反撃だ。
追撃を絶やしたらいけない。
俺は気力を振り絞ってロングソードを振るった。
「ううらっ!!」
ズシリとロングソードがセルバンテスミイラの左胸を切り裂いた。
肋骨を何本か切り裂いた感触があったがセルバンテスミイラは倒れない。
だろうよ……。
だってアンデッドだもの。
痛くないんだろ。
重傷ぐらいじゃあ倒れないし、止まらないだろう。
動けなくなるぐらいの致命傷をぶちこまなくてはならないんだろうね。
『だ▷っ◀◐!!』
「ぐはぁ!!」
ち、く、しょ、う!!
セルバンテスミイラの突きが俺の腹にヒットする。
黄金剣が俺の腹に突き刺さっていた。
完全に背中まで貫通しているぐらい刺さってますわ。
しかも、さっき切られた傷から内蔵がはみ出てますしよ。
やーーべ、見ちゃったわ……。
心がポッキリと折れちゃいますよ……。
足が震えだした。
腰に力が入らない。
「うっ………」
何だろう……。
喉の奥から生暖かい物が上がって来たぞ。
気持ち悪い……。
吐きたいわ……。
そして、それが口から流れ出して来る。
あー、血だな……。
俺の腹から黄金剣が引き抜かれると、体勢が崩れて両膝から床に付く。
突かれた剣で体が支えられていたのね。
ああ、完全に力が入らない。
俺はうつ伏せに倒れ込んだ。
意識が遠くなる。
俺の視界にはセルバンテスミイラのプレートブーツしか見えない。
俺はあいつの足元にひれ伏しているのかな。
負けだわ……。
俺、死にます……。
勝ちを確信したセルバンテスミイラが踵を返して歩き出す。
去って行きやがる。
畜生……。
も、う、だめ、かな……。
その時である。
頭の中でパキンと何かが割れるような音が響いた。
すると全身に力が沸き上がる。
遠退いて行ってた意識が冴え始めた。
えっ!?
なに!?
俺、死にませんか!?
死にませんよね!?
復活!?
あー、わかったー。
身代わりの置物+1の効果だわ。
おそらく今ごろ異次元宝物庫内で身代わりの置物が砕けているんだろうな。
うつ伏せに倒れている俺が腹を見れば、はみ出た内臓も仕舞われて、刺し傷も消えていた。
完全に全回復した様子ではないが、動けるぐらいには回復していた。
前を見上げれば、背を向けたセルバンテスミイラがヨタヨタと歩いている。
距離はまだ数歩だ。
今なら隙をつけるかも。
悩んでいる暇はないな。
これ以上離れたら、もう隙はないだろう。
今しかない。
即実行!
俺は立ち上がると左手のパワーメイスを投擲した。
すると振り返ったセルバンテスミイラが、パワーメイスを黄金剣で逆水平に払う。
そこに大きな隙が生まれていた。
正面がガラ空きだ。
俺は素早くロングソードで胸を突く。
セルバンテスミイラの胸にズブリとロングソードが突き刺さり貫通した。
「やったか!?」
しかし、セルバンテスミイラは大きく口を開いて波動砲ビームの魔方陣を輝かせ始める。
やーべーー!!
波動砲を撃ってきますよ!!
咄嗟に俺は、セルバンテスミイラの顎を蹴り上げる。
ガゴンっと音が鳴った。
しかし斜め上を向いたセルバンテスミイラは、口を閉じているのに波動砲ビームを発射した。
前歯と唇を吹き飛ばしながら発射された波動砲ビームが天井に大穴を開ける。
「野郎っ!!」
俺は胸に突き刺したロングソードを引き抜くと、横振りの一撃でセルバンテスミイラの首を跳ねた。
まだ波動砲ビームを吐いている最中だったセルバンテスミイラの頭が宙を舞うと、四方八方にビームをバラ撒いた。
「ひぃ~~、あぶね!!」
セルバンテスミイラの頭が床に落ちて跳ねると、やっと波動砲ビームが収まる。
するとミニスカチャイナを着込んだ身体がグッタリと倒れ込んだ。
それで動かなくなる。
「かっ、勝ったのか……」
俺は波動砲ビームでボロボロになった壁や天井を見上げながら呟いた。
「うん、勝ったようだ……」
黄金剣のセルバンテス、撃破だわ。
とりあえずこの広い通路から出てセルバンテスミイラを待ち受けようか。
不意打ちを企むのが適当な作戦だろう。
問題は、どこに潜むかだな。
そもそも追って来ているのかな?
俺は走りながらチラリと後方を見た。
「ぶっ!!」
追って来てますわ!!
しかもすげースプリンターみたいな可憐なホームで疾走してますよ!!
ちょっと気を緩めたら追い付かれるんじゃあないですか!?
すげー速いぞ!!
あのミニスカチャイナだと走りやすいよね!!
畜生が!!
追い付かれるもんか!!
俺の足の速さは世界で二番だからな!!
言い訳じゃあないけれど、まだ一度しか負けたことがないんだもんね!!
『は▧♯ぁ+ぁ─…あ◈~』
キャーー!!
声が近くなってる!?
振り返ったら直ぐそこに居そうですよ!!
もう追い付かれたのかよ!!
マジでやばいぞ!!
うわ、殺気っ!!
俺は咄嗟にしゃがんで避けた。
「うわっ!!」
すると空振った黄金剣の刀身が瞬速で頭上を過ぎて行く。
そして、横一線の剣と同時に俺の横をセルバンテスミイラが、勢い良く追い抜いて行った。
更にセルバンテスミイラが振り返りざまに黄金剣を振るって来る。
『¡っ↔あ!!』
「ひぃ、また来た!!」
一振二振りと繰り返される攻撃が俺の眼前を何度も往復した。
「あぶね! 鼻の頭にカスったぞ!!」
この野郎はマジで俺を殺すきだな!!
洒落にならんぞ、マジでよ!!
てか、走っても良しかよ、ミイラの癖にさ!!
だとすると、こりゃあ逃げきれんな。
こいつも逃がしてくれる気がないようだしさ。
とりあえず時間稼ぎだ。
「ファイアーシャード!」
俺が突然放った炎の飛礫魔法だったがセルバンテスミイラの眼前でかき消える。
やっぱりレジストされた。
「でも……」
あれ?
これ、行けるかも。
俺は再びファイアーシャードをセルバンテスミイラの顔面目掛けて放つ。
やはり魔法はかき消える。
しかし、その一瞬だけセルバンテスミイラの視界が奪われていた。
そして、僅かな瞬間だけセルバンテスミイラが立ち止まるのだ。
俺は魔法の直後にロングソードで顔面を突きに出る。
「どらっ!!」
『▨っ▷►!?』
セルバンテスミイラが咄嗟に剣先を避ける。
しかし、刀身がセルバンテスミイラの耳を斬り落とした。
乾燥した左耳が飛ぶ。
「油断大敵だぜ!」
間合いは超が付くほど接近していた。
俺はロングソードを引きながら左拳でフックを放つ。
「おらっ!!」
『♯◈っ!!』
俺の拳がミイラの下顎にめり込んだ。
そのまま力任せに拳を振りきる。
セルバンテスミイラの身体が俺の拳打で大きく揺れた。
しかし倒れない。
それどころか丸盾を装着した左腕で俺を強打して来た。
「反撃かっ!」
俺は丸盾で胸を殴られよろめく。
だが、こっちだって負けられない。
引けない。
退けられない。
俺はロングソードで頭を狙って横振りの一撃を繰り出した。
しかし、丸盾で弾かれた。
そしてセルバンテスミイラは俺のロングソードを弾くと同時に黄金剣で左足を狙って来る。
俺は太股を切られながら異次元宝物庫から【パワーメイス+2】腕力が小向上する。命中率が向上する。を取り出した。
それを左手に持ってセルバンテスミイラをぶん殴る。
パワーメイスがセルバンテスミイラの左肩を粉砕した。
ボキボキと骨が砕ける音が鳴る。
セルバンテスミイラの丸盾を持った左腕がダラリと下がった。
「筋を断った!」
いや、乾燥した筋肉を破壊して潰したが正解だろうか。
なんにしろこれで盾は使えまい。
しかし、すぐさまセルバンテスミイラの蹴り足が飛んで来た。
上段の前蹴りが俺の顎を蹴り上げる。
俺の視界が衝撃に上下すると、黒と白にチカチカと濁った。
一瞬だが視界を見失ってしまう。
そこに何らかの攻撃が加えられた。
俺は見えてなかったから分からないが、おそらく腹を切られた感じだった。
不味い!!
でも、確認できない。
確認して内臓でも出ていたら心が折れちまう。
確認よりも反撃だ。
追撃を絶やしたらいけない。
俺は気力を振り絞ってロングソードを振るった。
「ううらっ!!」
ズシリとロングソードがセルバンテスミイラの左胸を切り裂いた。
肋骨を何本か切り裂いた感触があったがセルバンテスミイラは倒れない。
だろうよ……。
だってアンデッドだもの。
痛くないんだろ。
重傷ぐらいじゃあ倒れないし、止まらないだろう。
動けなくなるぐらいの致命傷をぶちこまなくてはならないんだろうね。
『だ▷っ◀◐!!』
「ぐはぁ!!」
ち、く、しょ、う!!
セルバンテスミイラの突きが俺の腹にヒットする。
黄金剣が俺の腹に突き刺さっていた。
完全に背中まで貫通しているぐらい刺さってますわ。
しかも、さっき切られた傷から内蔵がはみ出てますしよ。
やーーべ、見ちゃったわ……。
心がポッキリと折れちゃいますよ……。
足が震えだした。
腰に力が入らない。
「うっ………」
何だろう……。
喉の奥から生暖かい物が上がって来たぞ。
気持ち悪い……。
吐きたいわ……。
そして、それが口から流れ出して来る。
あー、血だな……。
俺の腹から黄金剣が引き抜かれると、体勢が崩れて両膝から床に付く。
突かれた剣で体が支えられていたのね。
ああ、完全に力が入らない。
俺はうつ伏せに倒れ込んだ。
意識が遠くなる。
俺の視界にはセルバンテスミイラのプレートブーツしか見えない。
俺はあいつの足元にひれ伏しているのかな。
負けだわ……。
俺、死にます……。
勝ちを確信したセルバンテスミイラが踵を返して歩き出す。
去って行きやがる。
畜生……。
も、う、だめ、かな……。
その時である。
頭の中でパキンと何かが割れるような音が響いた。
すると全身に力が沸き上がる。
遠退いて行ってた意識が冴え始めた。
えっ!?
なに!?
俺、死にませんか!?
死にませんよね!?
復活!?
あー、わかったー。
身代わりの置物+1の効果だわ。
おそらく今ごろ異次元宝物庫内で身代わりの置物が砕けているんだろうな。
うつ伏せに倒れている俺が腹を見れば、はみ出た内臓も仕舞われて、刺し傷も消えていた。
完全に全回復した様子ではないが、動けるぐらいには回復していた。
前を見上げれば、背を向けたセルバンテスミイラがヨタヨタと歩いている。
距離はまだ数歩だ。
今なら隙をつけるかも。
悩んでいる暇はないな。
これ以上離れたら、もう隙はないだろう。
今しかない。
即実行!
俺は立ち上がると左手のパワーメイスを投擲した。
すると振り返ったセルバンテスミイラが、パワーメイスを黄金剣で逆水平に払う。
そこに大きな隙が生まれていた。
正面がガラ空きだ。
俺は素早くロングソードで胸を突く。
セルバンテスミイラの胸にズブリとロングソードが突き刺さり貫通した。
「やったか!?」
しかし、セルバンテスミイラは大きく口を開いて波動砲ビームの魔方陣を輝かせ始める。
やーべーー!!
波動砲を撃ってきますよ!!
咄嗟に俺は、セルバンテスミイラの顎を蹴り上げる。
ガゴンっと音が鳴った。
しかし斜め上を向いたセルバンテスミイラは、口を閉じているのに波動砲ビームを発射した。
前歯と唇を吹き飛ばしながら発射された波動砲ビームが天井に大穴を開ける。
「野郎っ!!」
俺は胸に突き刺したロングソードを引き抜くと、横振りの一撃でセルバンテスミイラの首を跳ねた。
まだ波動砲ビームを吐いている最中だったセルバンテスミイラの頭が宙を舞うと、四方八方にビームをバラ撒いた。
「ひぃ~~、あぶね!!」
セルバンテスミイラの頭が床に落ちて跳ねると、やっと波動砲ビームが収まる。
するとミニスカチャイナを着込んだ身体がグッタリと倒れ込んだ。
それで動かなくなる。
「かっ、勝ったのか……」
俺は波動砲ビームでボロボロになった壁や天井を見上げながら呟いた。
「うん、勝ったようだ……」
黄金剣のセルバンテス、撃破だわ。
10
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。
変態が、変態のために、変態が送る、変態的な少年のハチャメチャ変態冒険記。
ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。
タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる