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【第六章】閉鎖ダンジョン後編
6-15【ドラゴンスレイヤー】
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俺はアルビレオを見送ってから裏庭の詰所に向かって歩きだした。
そう言えばパーカーさんのホモ疑惑は前からあったな。
以前の話である。
俺がポラリスが脱ぎ捨てたドレスを悪戯に着こんだ時に、何故かパーカーさんはロン毛のカツラをすぐさま差し出しやがった。
あの時は疑問にすら思わなかったが、よくよく考えれば、普通の男性がロン毛のカツラなんて持っていないだろう。
あのカツラは女装ようのカツラだったのかも知れない。
だとするならば、パーカーさんとアルビレオの関係は、パーカーさんが女役で、アルビレオが男役なのだろうか?
なんだかアンバランスだが、可能性はあるのかも知れない。
だが、しかし、キモイ!
何よりホモイ!
まあ、彼らの関係を否定したいわけではないので、どうでも良いのかも知れないな。
そもそもがジェンダー問題満載である二人の青々しい髭面の恋話に、呪われている俺が口を挟む問題でもなかろうて。
誰が誰を愛しても俺の呪いが解けるわけでもないのだ。
まあ、ほっておこうか──。
そんなことを考えながら俺は木刀と丸太を素振りしている三人の前に立った。
三人は真剣な顔で素振りに励んでいた。
顔も体も汗だくである。
汗だくのボラリスが少しエロっぽくて胸が痛みだしてしまった。
アカンアカン……。
そして、俺に気が付いたパーカーさんが素振りをしながら俺に話しかけて来る。
「お帰り、アスランくん。これから閉鎖ダンジョンに入るのかい。扉を開けようか?」
「いいや、今日は探索をやめておくよ。休みだ」
「そうかい」
俺に話かけながら素振りを続けるパーカーさんに習ってポラリスとスパイダーさんも素振りを止めない。
しかし、ポラリスとスパイダーさんには、俺と話す余裕はないようだ。
息が上がって荒くなっている。
「三人は食後の稽古かい?」
俺の質問にパーカーさんが答える。
「ああ、そろそろ一時間になるから、終わりかな」
「えっ?」
この人たちは、一時間も素振りをやってたのか?
熱心だね~。
そして、パーカーさんが素振りを中断すると、ポラリスとスパイダーさんも素振りを止めた。
スパイダーさんは熱い溜め息を吐いて拾うを表現していたが、パーカーさんは息を上げてもいない。
ポラリスに関しては、素振りを止めた途端に膝から崩れるほどに疲れた様子だった。
なるほどね。
怪力を有していても、体力はスパイダーさん以下なのか。
まあ、こいつだけ丸太を振るってたもんな。
そして、俺は膝を付くポラリスの前に立って話し掛ける。
「ポラリス、だらしないな~」
俺が彼女を揶揄すると、ポラリスはギロリと怖い眼差しで睨んで来た。
「お主は一時間も素振りができるのか!」
「たぶんできる。何せ何時間も走り続ける体力は有しているからな」
嘘ではない。
素振りぐらいなら、その気になれば何時間でも続けられるだろう。
知らんけどね。
「走るのと素振りでは、体力の使い方が違うではないか!?」
「だな~。よし、試してみるか」
そう述べたあとに俺はポラリスが振るっていた丸太を持ち上げる。
直径15センチぐらい、長さは170センチぐらいかな。
そこそこ重いが俺の筋力はマジックアイテムで強化されている。
ズルイかも知れんが、だから振るえない重さでもないのだ。
「それ」
俺は素振りを始めた。
うんうん、これならば一時間ぐらい余裕だろう。
俺は丸太を振るいながらポラリスに話し掛けた。
「なあ、ポラリス。お前はまだ俺と結婚したいのか?」
「あたりまえじゃ。だから毎日トレーニングに励んでいるのだぞ」
「でも、俺は呪いのせいでお前のほどほどサイズの乳すら揉めないんだぞ。それを理解しているのか?」
「それはいずれどうにかしてみせる」
「どうにかって?」
「私に解決出来なければ金を使って誰かを雇えば良い。もしくはお主が勝手にどうにかするだろう」
「んー、まー、そうだな。俺は個人でどうにかしたいけど、それでもお前と結婚するのは別の話だ」
「呪いが解けてもわたくしと結婚したくないと申すのか?」
「分からん。だって俺はお前を愛してないからな。恋愛感情が生まれるほどのビッグイベントもなかっただろ。フラグが立ってないんだよ」
「それはそうだな。よし、デートでもするかえ?」
「しねーよ、面倒臭いな」
「もう、そう言うところが本当にたまらないのだぞ、お前は!?」
「こんなところが嫌いか?」
「逆じゃ。塩対応がたまらなく惚れ惚れするのじゃ!」
あー、こいつは頭のネジが何本も揺るんでいるんだな。
こいつの恋愛感情は壊れてやがるぞ。
「はぁー、なんでこんなヤツらばかりに惚れられるかな、俺は……」
俺は素振りをしながら深い溜め息を吐いた。
その俺を見てポラリスが訊いて来る。
「こんなヤツらとは、どういう意味だ?」
「前にも婚姻を迫られて保留しているヤツがいてね……」
「なんだと! そんなヤツは、わたくしが殺してやるぞ! 4刑だ!」
過激なことを言う娘だな……。
だが、無理だろうな、ポラリスじゃあ。
何せ相手はドラゴン様だもの。
5000歳以上のドラゴンですよ、無理無理。
ただのプリンセス風情が殺せる相手ではない。
「アスラン、その者は誰じゃ。身元を教えてくれ!!」
「相手はドラゴンだ。俺との子供を産みたくて、今は山に帰っている」
「ド、ドラゴン……。お主は変わった者ばかりに惚れられるな……」
「お前もその一人だろ……」
「そうなるとだ。わたくしはドラゴンスレイヤーに成長しなければならんのだな!!」
「ええっ!?」
こいつマジでドラゴンと殺り合うつもりですか!?
なに、途方もない馬鹿ですか!?
「わ、分かった。じゃあ、そのドラゴンに勝てたら結婚してやるよ……」
「本当か、アスラン!?」
ポラリスは目映い笑顔で訊いて来たので俺は「う、うん……」と頷いた。
「ドラゴンの名前は分かっているのか!?」
「グラブルって言うブルードラゴンだ……」
「居場所は!?」
「知らん……」
「よし、分かった。退治は任せておけ、アスラン!!」
そう元気に述べるとポラリスは、新たな目標に向かって走り出した。
そのまま城の中に走って行く。
俺は素振りをやめてパーカーさんやスパイダーさんと顔を見合わせた。
俺が二人に問う。
「あれは、大丈夫かな……?」
スパイダーさんが呑気に答えた。
「大丈夫っスよ。おそらくドラゴンになんて相手にもされないっスから。ひゃひゃひゃ」
「だよね~~……」
本当にそうだと良いのだが……。
少し心配である。
そう言えばパーカーさんのホモ疑惑は前からあったな。
以前の話である。
俺がポラリスが脱ぎ捨てたドレスを悪戯に着こんだ時に、何故かパーカーさんはロン毛のカツラをすぐさま差し出しやがった。
あの時は疑問にすら思わなかったが、よくよく考えれば、普通の男性がロン毛のカツラなんて持っていないだろう。
あのカツラは女装ようのカツラだったのかも知れない。
だとするならば、パーカーさんとアルビレオの関係は、パーカーさんが女役で、アルビレオが男役なのだろうか?
なんだかアンバランスだが、可能性はあるのかも知れない。
だが、しかし、キモイ!
何よりホモイ!
まあ、彼らの関係を否定したいわけではないので、どうでも良いのかも知れないな。
そもそもがジェンダー問題満載である二人の青々しい髭面の恋話に、呪われている俺が口を挟む問題でもなかろうて。
誰が誰を愛しても俺の呪いが解けるわけでもないのだ。
まあ、ほっておこうか──。
そんなことを考えながら俺は木刀と丸太を素振りしている三人の前に立った。
三人は真剣な顔で素振りに励んでいた。
顔も体も汗だくである。
汗だくのボラリスが少しエロっぽくて胸が痛みだしてしまった。
アカンアカン……。
そして、俺に気が付いたパーカーさんが素振りをしながら俺に話しかけて来る。
「お帰り、アスランくん。これから閉鎖ダンジョンに入るのかい。扉を開けようか?」
「いいや、今日は探索をやめておくよ。休みだ」
「そうかい」
俺に話かけながら素振りを続けるパーカーさんに習ってポラリスとスパイダーさんも素振りを止めない。
しかし、ポラリスとスパイダーさんには、俺と話す余裕はないようだ。
息が上がって荒くなっている。
「三人は食後の稽古かい?」
俺の質問にパーカーさんが答える。
「ああ、そろそろ一時間になるから、終わりかな」
「えっ?」
この人たちは、一時間も素振りをやってたのか?
熱心だね~。
そして、パーカーさんが素振りを中断すると、ポラリスとスパイダーさんも素振りを止めた。
スパイダーさんは熱い溜め息を吐いて拾うを表現していたが、パーカーさんは息を上げてもいない。
ポラリスに関しては、素振りを止めた途端に膝から崩れるほどに疲れた様子だった。
なるほどね。
怪力を有していても、体力はスパイダーさん以下なのか。
まあ、こいつだけ丸太を振るってたもんな。
そして、俺は膝を付くポラリスの前に立って話し掛ける。
「ポラリス、だらしないな~」
俺が彼女を揶揄すると、ポラリスはギロリと怖い眼差しで睨んで来た。
「お主は一時間も素振りができるのか!」
「たぶんできる。何せ何時間も走り続ける体力は有しているからな」
嘘ではない。
素振りぐらいなら、その気になれば何時間でも続けられるだろう。
知らんけどね。
「走るのと素振りでは、体力の使い方が違うではないか!?」
「だな~。よし、試してみるか」
そう述べたあとに俺はポラリスが振るっていた丸太を持ち上げる。
直径15センチぐらい、長さは170センチぐらいかな。
そこそこ重いが俺の筋力はマジックアイテムで強化されている。
ズルイかも知れんが、だから振るえない重さでもないのだ。
「それ」
俺は素振りを始めた。
うんうん、これならば一時間ぐらい余裕だろう。
俺は丸太を振るいながらポラリスに話し掛けた。
「なあ、ポラリス。お前はまだ俺と結婚したいのか?」
「あたりまえじゃ。だから毎日トレーニングに励んでいるのだぞ」
「でも、俺は呪いのせいでお前のほどほどサイズの乳すら揉めないんだぞ。それを理解しているのか?」
「それはいずれどうにかしてみせる」
「どうにかって?」
「私に解決出来なければ金を使って誰かを雇えば良い。もしくはお主が勝手にどうにかするだろう」
「んー、まー、そうだな。俺は個人でどうにかしたいけど、それでもお前と結婚するのは別の話だ」
「呪いが解けてもわたくしと結婚したくないと申すのか?」
「分からん。だって俺はお前を愛してないからな。恋愛感情が生まれるほどのビッグイベントもなかっただろ。フラグが立ってないんだよ」
「それはそうだな。よし、デートでもするかえ?」
「しねーよ、面倒臭いな」
「もう、そう言うところが本当にたまらないのだぞ、お前は!?」
「こんなところが嫌いか?」
「逆じゃ。塩対応がたまらなく惚れ惚れするのじゃ!」
あー、こいつは頭のネジが何本も揺るんでいるんだな。
こいつの恋愛感情は壊れてやがるぞ。
「はぁー、なんでこんなヤツらばかりに惚れられるかな、俺は……」
俺は素振りをしながら深い溜め息を吐いた。
その俺を見てポラリスが訊いて来る。
「こんなヤツらとは、どういう意味だ?」
「前にも婚姻を迫られて保留しているヤツがいてね……」
「なんだと! そんなヤツは、わたくしが殺してやるぞ! 4刑だ!」
過激なことを言う娘だな……。
だが、無理だろうな、ポラリスじゃあ。
何せ相手はドラゴン様だもの。
5000歳以上のドラゴンですよ、無理無理。
ただのプリンセス風情が殺せる相手ではない。
「アスラン、その者は誰じゃ。身元を教えてくれ!!」
「相手はドラゴンだ。俺との子供を産みたくて、今は山に帰っている」
「ド、ドラゴン……。お主は変わった者ばかりに惚れられるな……」
「お前もその一人だろ……」
「そうなるとだ。わたくしはドラゴンスレイヤーに成長しなければならんのだな!!」
「ええっ!?」
こいつマジでドラゴンと殺り合うつもりですか!?
なに、途方もない馬鹿ですか!?
「わ、分かった。じゃあ、そのドラゴンに勝てたら結婚してやるよ……」
「本当か、アスラン!?」
ポラリスは目映い笑顔で訊いて来たので俺は「う、うん……」と頷いた。
「ドラゴンの名前は分かっているのか!?」
「グラブルって言うブルードラゴンだ……」
「居場所は!?」
「知らん……」
「よし、分かった。退治は任せておけ、アスラン!!」
そう元気に述べるとポラリスは、新たな目標に向かって走り出した。
そのまま城の中に走って行く。
俺は素振りをやめてパーカーさんやスパイダーさんと顔を見合わせた。
俺が二人に問う。
「あれは、大丈夫かな……?」
スパイダーさんが呑気に答えた。
「大丈夫っスよ。おそらくドラゴンになんて相手にもされないっスから。ひゃひゃひゃ」
「だよね~~……」
本当にそうだと良いのだが……。
少し心配である。
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