123 / 611
【第五章】閉鎖ダンジョン前編
5-7【寝る前の屁】
しおりを挟む
俺はワイズマンの屋敷を出て城の詰所に帰って来ていた。
ベッドの件をベルセルクにお願いしたら、寝るまでに用意すると言っていた。
そして、先程ベッドの搬入が終わる。
時刻はもう夜だ。
今俺は閉鎖ダンジョンの出入り口だと言われている鉄扉の前に立っていた。
「へぇ~、これが閉鎖ダンジョンへの出入り口かぁ~」
俺の斜め後ろに控えて居たパーカーが話し出す。
「番兵の俺らも扉すら開けたことがないんだわ。だからお前さんが本当にここから閉鎖ダンジョンに入るなら、たぶん俺たちも中を間近で見るのは初めてになるんだぜ。お前は本当に行くのか?」
石壁に寄り掛かるパーカーは少し皺が増え始めた額を撫でながら言った。
「ああ、明日になったら入るつもりだ。そのための準備は終わっている」
「凄いな、冒険者ってヤツはさ。俺なら命令されても入りたくないぜ……」
やはり一般の兵士ならこんなものかと思った。
「どれどれ~」
俺は鉄扉にある覗き窓から閉鎖ダンジョンの中を見てみる。
すると、真っ暗な道が、真っ直ぐに続いていた。
ダンジョンの奥から流れ出る空気は乾いている。
見るからに石造りの古風な通路であった。
暗闇にモンスターが蠢いている気配が感じられる。
「やっぱり、何も見えないな」
「閉鎖ダンジョンの中にはアンデッドやらモンスターやらが、ウジャウジャいるらしいぞ」
「そいつらは、この扉まで近付いて来ないのか?」
「出入り口周辺には、結界が張られているから、ここまでモンスターは近寄って来ないらしいぞ」
「へぇ~」
地上はセーフティーゾーンってわけか。
「何かあったら、ここまで逃げて来たら安全ってわけね」
「俺たち警備兵もそうだが、この鉄扉は、地上側から人が入らないようにしているだけだ。だから地上が安全地帯ってのは間違いでもないだろうさ」
「なるほどね~」
しばらくすると階段の上からピイターが声を掛けて来る。
「お~い、二人とも~、飯が出来たぞ~」
「「はぁ~い」」
俺とパーカーが上の階に戻った。
そのまま食堂で飯を食う。
白いパンとコーンスープ、それと鳥の焼き物だった。
ほとんど塩のみの味付けである。
「不味い……」
俺が貧しい味がするスプーンを咥えながら呟くとピイターがお兄さん面で嗜めた。
「わがまま言いなさんな~。この建屋は城の調理場から遠すぎるんだよ~。だから僕らは僕らの分だけ、ここで飯を作ってるんだからさ~」
「賄い飯ってわけかい」
俺がコーンスープをスプーンでかき回しながら問う。
「これ、ピイターさんが作ったのか?」
「ここの警備は楽だから、飯は自分たちで作るんだよね~。お前さんの飯も僕らが作れって言われているんだよ~」
「なにそれ、罰ゲーム?」
「罰じゃあないよ~。僕たち詰所の警備兵三人は、この城に仕える貴族の息子だが、次男や三男ばかりなんだよね~」
「次男や三男だと、なんでここなんだ?」
パーカーさんが説明してくれる。
「俺たちの家は長男様が継ぎやがる。俺たちはスペアだ。でも、もう兄貴は成人していつでも家を継げるんだ。もう俺たちスペアが出る幕もないってわけよ」
「意味が分からんな?」
「ガキのころは子供がいつ死ぬかわからないから、俺たちスペアも大切に育てられたが、大人になったら別ってわけよ。大人は戦争でもないと死なないからな」
「もう、スペアも用がないってことか……」
「まあ、万が一ってこともあるだろうから、ここで暇しながら待機ってことだ」
「貴族の次男も大変だな~」
「俺とピイターはまだ次男だからチャンスはあるが、スパイダーは三男だから、ほぼほぼチャンスはないんだ」
「それで、そのスパイダーってヤツはどこだ?」
「今日は休みだから、出掛けていやがるよ」
「なるほどね~」
なんだ、貴族も大変なんだな。
たかが次男に産まれただけで、こんな端っこ扱いかよ。
よっぽと冒険者のほうが気楽でいいわ。
俺は飯を食い終わったので自室に戻った。
食器の後片付けはピイターさんがやってくれるらしい。
それが彼らの仕事だからだ。
なんとも律儀だね。
貴族も次男になると何でもしないとならないらしいのだ。
彼らも丸くなったのだろう。
いや、次男だから丸く産まれて丸く育てられたのだろう。
まあ、どうでもいいけどさ~。
さて、俺は部屋に帰るとベッドに寝転んだ。
ベッドは魔法の腕輪を使ってベルセルクの爺さんに要求してやったぜ。
でも、ベルセルクの爺さん、すげー怒ってたな。
そんな詰まらない連絡で魔法の腕輪を使うなとか怒鳴ってたよ。
訳が分からんな?
まだ、五回も使えるじゃあないか。
まあ、いいや。
俺はベッドの上で胡座をかきながら、異次元宝物庫の中をチェックした。
保存食と水は、一ヶ月分ほどある。
武器はショートソード、ロングソード、バトルアックス、ショートスピア、ダガー三本、ハチェット三個、ロングボウと矢が1000本近く。
防具はレザーアーマーが二着、ローブも二着、着替えも二着で、靴も二足用意した。
その他にランタンが三つに油は小樽で二週間分はあるだろう。
これだけの備えがあるのだ。
万が一にも閉鎖ダンジョン内で遭難しても、しばらくは安泰だろう。
直ぐに飢えて死ぬってことも避けられるだろうさ。
そもそもがダンジョン内で遭難しなければ問題ないしね。
まあ、迷子にならないように糸を垂らすつもりだ。
ダンジョンの出入り口から糸を垂らして進む。
帰りはその糸を辿って帰れば、元の場所に戻ってこれるって言う戦法だ。
ミノタウロス伝説の赤い糸ってヤツだぜ。
詳しい話しは知らんけど、ラノベで同じことをやってた主人公が居たからな。
その戦術を真似たのだ。
それにマップも羊皮紙に作るつもりだ。
たぶん、これで大丈夫だろう。
俺ってば賢いな。
問題は、この閉鎖ダンジョン内に巣くうモンスターだ。
ワイズマンから聞いた話だと、ここで昔に死んだ伝説級の勇者がアンデッドに変化して新たな冒険者を殺して居るって話じゃあねえか。
この閉鎖ダンジョン内で死んだら、この閉鎖ダンジョンに呪われてアンデッドとして取り込まれる。
そのまま閉鎖ダンジョンのモンスターになるとか。
その仕掛けが一番ヤバイ仕掛けだわな。
マジで伝説級の勇者様が居たら、流石に俺でもやばかろうて……。
その伝説級の勇者様に出合うよりも先に、ドラゴンの幽霊と出会えばいいだけだ。
まあ、どちらが先かは運任せだよな。
どちらにしても俺は奥に進むしかないってわけだ。
ああ、そうだった。
かなり前にレベルが上がってたよな。
バタバタしていてスッカリ忘れていたぜ。
たしかレベル16になったはずだ。
あれは魔女キルケのババァ~をぶった押した時だから、日にち的にはかなり前の話しだな。
スキルチェックだけでもしておかないと。
俺はステータス画面を開いて確認する。
あれ、新スキルは一つだけかよ、しょぼいな~。
ええ~っと、どれどれ~。
【ダッシュクラッシャーLv1】
すべての武器で、3メートルダッシュ後に強打を放つ。それは攻撃力が2倍された一撃になる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
おやや、当たりっぽい攻撃スキルかな。
でも、この3メートルダッシュって、ダッシュしないと攻撃が出ないパターンなのだろうか?
だとすると、使い処が限定されるぞ。
まあ、攻撃スキルだからOKだよね。
しかも攻撃力が2倍じゃあないか。
何よりも火力アップは歓迎だ。
あと【ウェポンスマッシュ】と【ヘルムクラッシャー】、それに魔法は【マジックトーチ】と【オーバーラン】のレベルが上がってるぞ。
これから戦闘力メインのミッションだから心強いわな。
よし、これで今日は気分良く眠れそうだぜ。
俺はランプの明かりを絞ってからベッドに入った。
明日から閉鎖ダンジョンにチャレンジである。
とにかく、眠る。
とりあえずギャグが何もなかったから、屁をプリッとこいてから眠りにつこうと思う。
プリッ。
プリプリプリプリプリッ!
なに!?
屁が止まらねえ!?
プリプリプリプリプリッ!!
うそーーーん!?
プリプリプリプリプリッ!!
ベッドの件をベルセルクにお願いしたら、寝るまでに用意すると言っていた。
そして、先程ベッドの搬入が終わる。
時刻はもう夜だ。
今俺は閉鎖ダンジョンの出入り口だと言われている鉄扉の前に立っていた。
「へぇ~、これが閉鎖ダンジョンへの出入り口かぁ~」
俺の斜め後ろに控えて居たパーカーが話し出す。
「番兵の俺らも扉すら開けたことがないんだわ。だからお前さんが本当にここから閉鎖ダンジョンに入るなら、たぶん俺たちも中を間近で見るのは初めてになるんだぜ。お前は本当に行くのか?」
石壁に寄り掛かるパーカーは少し皺が増え始めた額を撫でながら言った。
「ああ、明日になったら入るつもりだ。そのための準備は終わっている」
「凄いな、冒険者ってヤツはさ。俺なら命令されても入りたくないぜ……」
やはり一般の兵士ならこんなものかと思った。
「どれどれ~」
俺は鉄扉にある覗き窓から閉鎖ダンジョンの中を見てみる。
すると、真っ暗な道が、真っ直ぐに続いていた。
ダンジョンの奥から流れ出る空気は乾いている。
見るからに石造りの古風な通路であった。
暗闇にモンスターが蠢いている気配が感じられる。
「やっぱり、何も見えないな」
「閉鎖ダンジョンの中にはアンデッドやらモンスターやらが、ウジャウジャいるらしいぞ」
「そいつらは、この扉まで近付いて来ないのか?」
「出入り口周辺には、結界が張られているから、ここまでモンスターは近寄って来ないらしいぞ」
「へぇ~」
地上はセーフティーゾーンってわけか。
「何かあったら、ここまで逃げて来たら安全ってわけね」
「俺たち警備兵もそうだが、この鉄扉は、地上側から人が入らないようにしているだけだ。だから地上が安全地帯ってのは間違いでもないだろうさ」
「なるほどね~」
しばらくすると階段の上からピイターが声を掛けて来る。
「お~い、二人とも~、飯が出来たぞ~」
「「はぁ~い」」
俺とパーカーが上の階に戻った。
そのまま食堂で飯を食う。
白いパンとコーンスープ、それと鳥の焼き物だった。
ほとんど塩のみの味付けである。
「不味い……」
俺が貧しい味がするスプーンを咥えながら呟くとピイターがお兄さん面で嗜めた。
「わがまま言いなさんな~。この建屋は城の調理場から遠すぎるんだよ~。だから僕らは僕らの分だけ、ここで飯を作ってるんだからさ~」
「賄い飯ってわけかい」
俺がコーンスープをスプーンでかき回しながら問う。
「これ、ピイターさんが作ったのか?」
「ここの警備は楽だから、飯は自分たちで作るんだよね~。お前さんの飯も僕らが作れって言われているんだよ~」
「なにそれ、罰ゲーム?」
「罰じゃあないよ~。僕たち詰所の警備兵三人は、この城に仕える貴族の息子だが、次男や三男ばかりなんだよね~」
「次男や三男だと、なんでここなんだ?」
パーカーさんが説明してくれる。
「俺たちの家は長男様が継ぎやがる。俺たちはスペアだ。でも、もう兄貴は成人していつでも家を継げるんだ。もう俺たちスペアが出る幕もないってわけよ」
「意味が分からんな?」
「ガキのころは子供がいつ死ぬかわからないから、俺たちスペアも大切に育てられたが、大人になったら別ってわけよ。大人は戦争でもないと死なないからな」
「もう、スペアも用がないってことか……」
「まあ、万が一ってこともあるだろうから、ここで暇しながら待機ってことだ」
「貴族の次男も大変だな~」
「俺とピイターはまだ次男だからチャンスはあるが、スパイダーは三男だから、ほぼほぼチャンスはないんだ」
「それで、そのスパイダーってヤツはどこだ?」
「今日は休みだから、出掛けていやがるよ」
「なるほどね~」
なんだ、貴族も大変なんだな。
たかが次男に産まれただけで、こんな端っこ扱いかよ。
よっぽと冒険者のほうが気楽でいいわ。
俺は飯を食い終わったので自室に戻った。
食器の後片付けはピイターさんがやってくれるらしい。
それが彼らの仕事だからだ。
なんとも律儀だね。
貴族も次男になると何でもしないとならないらしいのだ。
彼らも丸くなったのだろう。
いや、次男だから丸く産まれて丸く育てられたのだろう。
まあ、どうでもいいけどさ~。
さて、俺は部屋に帰るとベッドに寝転んだ。
ベッドは魔法の腕輪を使ってベルセルクの爺さんに要求してやったぜ。
でも、ベルセルクの爺さん、すげー怒ってたな。
そんな詰まらない連絡で魔法の腕輪を使うなとか怒鳴ってたよ。
訳が分からんな?
まだ、五回も使えるじゃあないか。
まあ、いいや。
俺はベッドの上で胡座をかきながら、異次元宝物庫の中をチェックした。
保存食と水は、一ヶ月分ほどある。
武器はショートソード、ロングソード、バトルアックス、ショートスピア、ダガー三本、ハチェット三個、ロングボウと矢が1000本近く。
防具はレザーアーマーが二着、ローブも二着、着替えも二着で、靴も二足用意した。
その他にランタンが三つに油は小樽で二週間分はあるだろう。
これだけの備えがあるのだ。
万が一にも閉鎖ダンジョン内で遭難しても、しばらくは安泰だろう。
直ぐに飢えて死ぬってことも避けられるだろうさ。
そもそもがダンジョン内で遭難しなければ問題ないしね。
まあ、迷子にならないように糸を垂らすつもりだ。
ダンジョンの出入り口から糸を垂らして進む。
帰りはその糸を辿って帰れば、元の場所に戻ってこれるって言う戦法だ。
ミノタウロス伝説の赤い糸ってヤツだぜ。
詳しい話しは知らんけど、ラノベで同じことをやってた主人公が居たからな。
その戦術を真似たのだ。
それにマップも羊皮紙に作るつもりだ。
たぶん、これで大丈夫だろう。
俺ってば賢いな。
問題は、この閉鎖ダンジョン内に巣くうモンスターだ。
ワイズマンから聞いた話だと、ここで昔に死んだ伝説級の勇者がアンデッドに変化して新たな冒険者を殺して居るって話じゃあねえか。
この閉鎖ダンジョン内で死んだら、この閉鎖ダンジョンに呪われてアンデッドとして取り込まれる。
そのまま閉鎖ダンジョンのモンスターになるとか。
その仕掛けが一番ヤバイ仕掛けだわな。
マジで伝説級の勇者様が居たら、流石に俺でもやばかろうて……。
その伝説級の勇者様に出合うよりも先に、ドラゴンの幽霊と出会えばいいだけだ。
まあ、どちらが先かは運任せだよな。
どちらにしても俺は奥に進むしかないってわけだ。
ああ、そうだった。
かなり前にレベルが上がってたよな。
バタバタしていてスッカリ忘れていたぜ。
たしかレベル16になったはずだ。
あれは魔女キルケのババァ~をぶった押した時だから、日にち的にはかなり前の話しだな。
スキルチェックだけでもしておかないと。
俺はステータス画面を開いて確認する。
あれ、新スキルは一つだけかよ、しょぼいな~。
ええ~っと、どれどれ~。
【ダッシュクラッシャーLv1】
すべての武器で、3メートルダッシュ後に強打を放つ。それは攻撃力が2倍された一撃になる。一日に撃てる回数は、スキルレベル分だけ撃てる。
おやや、当たりっぽい攻撃スキルかな。
でも、この3メートルダッシュって、ダッシュしないと攻撃が出ないパターンなのだろうか?
だとすると、使い処が限定されるぞ。
まあ、攻撃スキルだからOKだよね。
しかも攻撃力が2倍じゃあないか。
何よりも火力アップは歓迎だ。
あと【ウェポンスマッシュ】と【ヘルムクラッシャー】、それに魔法は【マジックトーチ】と【オーバーラン】のレベルが上がってるぞ。
これから戦闘力メインのミッションだから心強いわな。
よし、これで今日は気分良く眠れそうだぜ。
俺はランプの明かりを絞ってからベッドに入った。
明日から閉鎖ダンジョンにチャレンジである。
とにかく、眠る。
とりあえずギャグが何もなかったから、屁をプリッとこいてから眠りにつこうと思う。
プリッ。
プリプリプリプリプリッ!
なに!?
屁が止まらねえ!?
プリプリプリプリプリッ!!
うそーーーん!?
プリプリプリプリプリッ!!
10
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。
変態が、変態のために、変態が送る、変態的な少年のハチャメチャ変態冒険記。
ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。
タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる